99ADVENTURE   作:リカル

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聖翔音楽学園99期生によるデジタルワールドでの冒険、これにて完結


終幕 エピローグは画面の向こう側で

 

「ほら、はよ受け取って」

「ふぇ?」

 

 

9つの神機の中でまず最初にパートナーへと突き出されたのは桜色。

 

「なぁにチンタラしてはるのー?

そんなんでデジタルワールド最速ー、なんて

よぉ言えますなぁー?」

「・・・・・・・・・カオルコ」

「はぁーあ!、これでもうあんたはんの御世話せんで済むかと思うとほんまに清々しま

 

 

いひゃいいひゃいひゃいいひゃいん!!?」

 

 

「話する気あるなら顔ぐらいちゃんと合わせるデス

というか、誰が誰のお世話したデスか?

ブイ、きみの世話した覚えはあっても

きみに世話された覚えはこれっぽちも無いデスけどー?」

「ぅむ"むむううううー~ー~ー~!!!」

「いやぁー、それにしても思ってた以上によぉく伸びるデ

 

 

いたいいたいいたいデスぅうううう!!?」

 

 

香子の頬っぺを引っ張っていたアルフォースブイドラモンを突如襲ったのは足の爪と爪の間を抉る水仙花がもたらす底意地の悪い痛み。

 

「ふん!!、ジゴージトク!!、どす!!

はぁーーー!!、あいたたたたたた!!

んもぉぅ!、乙女の顔をぞんざいに扱って!

その上!、これしきのことで一々一々ギャーギャーみっともなく大騒ぎして!

あんたはんみたいな情けない青瓢箪が聖騎士なんて!、ほんまないわぁー!」

「言ったなコンニャロー!!!

だったら!、ブイ!、なる!、デスよ!!

 

 

立派な聖騎士に!、きみがッ、居なくても!

 

 

だから!!!、・・・・・・・・・だ、からッ

 

 

か、カオルコも!、セーゼーがんばれ!、デス!

 

 

前よりも、もっと良い御褒美、期待!!

 

 

してる、から・・・!」

 

 

声と同じぐらいに震える手首に神機が引き寄せられ、Vブレスレットのすぐ側に収まれば

 

 

「・・・・・・・・・誰に向かって言うてはるのやら

 

 

はぁーーー!!、ほんまにいったいわぁ!!

 

 

いたくて・・・・・・なみだ・・・とまら 」

 

 

花吹雪を思わせる粒子がフワリと舞い上がり

 

 

花柳香子   退場。

 

 

「ったく、あいつらは・・・」

「フタバ!!」

「うお!?、い、いきなり何だよッ?」

 

その直後、竜の衣装を纏う舞台少女が焔翼に包まれた。

 

「こればかりは本当にすまない!!

だけど!、それでもオレは!、オレは!!

君の涙は見たくないんだ!!」

「・・・・・・・・・お前、これだと濡れるぞ?」

 

 

「構わない!!!」

 

 

「は、ははっ!

それ、最初に会った時も言ってくれたっけか

 

 

なぁ、相棒」「なんだ?、相棒」

 

 

「後悔、してないか?」

「・・・・・・・・・したさ、何度も

 

でも、それでもフタバと出会えて

 

そして、こうしてちゃんと別れを言えるのが

 

すごく、うれしい

 

 

なのに、いまオレは すごくさびしいんだ」

 

 

「ッ、・・・・・・・・・ごめんなフレイモン

それでもあたし 」

「謝るのは無し、だ

わかってるよフタバ、オレは知ってるから

君がカオルコを待たせる事が出来ないのは

わかって、るのに、どうしようもないんだ、オレ」

「・・・・・・・・・知ってるよ、あたしだって

お前のことはわかってるから」

 

全力で自分を抑え込むパートナーから双葉は抜け出し爪先へと手を伸ばす。

他ならぬ、エンシェントグレイモンから授けられた力を使って。

 

「だから、お前がこれからも頑張れるように

そんなお前に負けないぐらいあたしも頑張れるように!

 

 

これは!、その誓いの証だ!」

「!、・・・・・・・・・ああ!!!」

 

 

熱く真っ直ぐな想いと共に神機を返却すれば衣装から竜の要素が徐々に失われていって

 

 

「次があるかは、わかんねーけどさ・・・

 

 

その時はまたよろしくな、相棒 」

 

 

燃え尽きる寸前に紫炎の火の粉を散らしながら

 

 

石動双葉   退場。

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「いつもはお喋りなのに、こういう時は何も言ってくれない

ううん、言えないんだよねあなたは

私のパートナーは」

「!、・・・ッ・・・・・・・・ぇ・・・・・・・ん!」

 

『火』に続こうと伸ばした『光』の指に触れるのは優しい温もり。

 

「無理しなくていいんだよ、飾らなくていいんだよ

 

 

だから、聞かせて あなたの本当の気持ち」

 

 

「・・・・・・・・・!!、ゥゥ・・・・・・・・・ッ」

 

まひるは今

今、だけは自分だけを見ててくれている

それがわかっていてもエンシェントガルルモンの口からはか細い鳴き声しか出てこないし

 

 

この大きな体では、握り返す事は出来ない。

 

 

「大好きだよ、ストラビモン」

「マ、ヒル・・・ぅ・・・・・・」

 

 

そんなパートナーの気持ちを舞台少女は表現する

 

ストレートな言葉と光速で飛び込む抱擁で。

 

「オ、レも・・・・・・・・・・・・

 

 

でも、それでも、さ

 

 

キラめく舞台でキラめくみんなと一緒の

 

 

マヒルは!、もっと好き!、だから・・・ッ」

 

 

やっと振り絞れたホンネとやっと返せたホンキ

 

 

「ありがとう」

 

 

それをちゃんと受け止めた後、神機を爪先に巻き付ければ彼女の衣装から狼の要素が抜け落ちて

 

 

「いっ、て・・・・・・・・・ラッ!、シャーイ☆」

「ふふ!、いってきます☆ 」

 

 

緑光に照らされた朗らかな笑みを浮かべながら

 

 

露崎まひる   退場。

 

 

「うん、そうだ、そうだよね、うん・・・

ジュンナ、君もこんな時だからって無理に言葉を選ばなくていい 」

 

 

「それなら言わせて貰うわねアルファモン

 

あなた、ちゃんと自分の部屋は自分で整理整頓しなさいよ?

 

それと!、見知った相手だけじゃなくて他のデジモンとも普通に接すること!

 

 

無駄に威圧的な言動とか絶対に駄目!!」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・う"ん"っ!!?」

 

何か思ってたのと違ったので電脳世界の抑止力

 

フリーズ。

 

「それから、これからはアルフォースブイドラモンのこと青瓢箪なんて呼ばないの!

ブイモンの時ならまだしもあの姿にその言葉は相応しくないから!

というか、あなた意味わかって使ってたの?

大方、花柳さんに便乗して呼んでただけなんじゃないの?」

「う、うん・・・おっしゃるとおり・・・」

「後はそうね

 

 

もうボッチ、なんて呼ばれこと、かしら?」

 

 

「!」

 

 

「孤高であることと、孤独であることは違う

 

 

だから、あなたはアルファモンになっても

 

 

もう、独りぼっちなんかじゃないんだから」

 

 

「・・・・・・・・・結局、君はいつもそうやって

 

 

ボクが欲しい言葉をくれるんだよね、うん」

 

 

お説教の中に隠された純那の想いを感じ入りながら、アルファモンはマントの裏地と同じ色をした神機を掴み手首に装着する

 

 

手放す為に。

 

 

「掴んでみせてよジュンナ

 

 

自分星【ボクのスタァ】」

 

 

「ええ!、勿論!、掴んでみせます 」

 

 

願いを乗せる流れ星のように水色が瞬き

 

 

星見純那   退場。

 

 

「はい、バンチョーレオモン」

「アァ?、テメェなァにやってんだァ?」

「何って、あなたが脱ぎ捨てたGAKU-RAN拾ってきたの」

「だァかァらァ、ったく!」

「!?、ま、待って・・・まってたらぁ!!」

「うるせぇ!!、とっとと寄越しなァ!!」

 

百獣番長は強引に奪い取らんとする

 

舞台少女が涙目で守る黒の学生服と

 

その下に隠された黄色い神機を。

 

「だって!、まだ!、まだ私!、わたし!!

 

 

あなたになにも 」

 

 

「知るかァーーーーーーーーー!!!!!

 

 

簡単に楽になろうとしてんじゃねぇ!!

 

テメェで勝手に苦しんで後悔してなァ!!

 

人間界に戻っても!!、何度でもなァ!!」

 

「・・・・・・・・・それだと

 

 

わたし忘れないよ?

 

 

口だけは乱暴で本当は優しいあなたのこと」

 

 

「ケッ!、よく言うぜ

忘れる気なんざァこれっっっぽっちもねぇだろうがァ

ったく、ほんとにめんどくせぇなァー」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんね」

 

度重なる罵詈雑言により俯いていたななは漸くバンチョーレオモンの顔を見上げられた

 

 

そこに深々と刻まれた十字傷と向き合えた。

 

 

「あなたも、わすれないで、わたしのこと」

「そいつァどうだろうなァ・・・

顔でも見なくちゃすぐ忘れるかも、なァ!」

「ッ!」

 

その隙を見逃さず、乱暴モンの獅子は強引に彼女のモノも自分のモノも自分のモノにしてしまう。

 

 

「それ、なら!、思い出して貰えるよね!?

 

 

その顔を見る度に、何度でも!! 」

 

 

わがままな、子供っぽい泣き顔を見せながら

 

 

大場なな   退場。

 

 

 

 

ケッ、クソッタレがァ

 

 

見えねぇ癖して出てきてんじゃねえよ・・・」

 

 

甘い果実が連想させる粒子を見送る右目

 

そのすぐ隣で流れたのは、一筋の 。

 

 

 

「しゃあ!、どっからでもかかってこい!

 

クロ公!!」

 

一方、闘争の神は宿敵たる舞台少女の目の前で何故か無防備な姿を晒す。

 

「・・・・・・・・・一応聞かせてマルスモン

あなた、何がやりたいの?」

「決まってんジャン!!

 

これが最後の大一番なんだから!

 

まず、お前の本気をくらって!

 

 

ウチが本気でやり返してお前に勝つ!!!」

 

 

「あっ、そ

 

 

それなら、もう少し屈んでくれない?」

 

 

「お!、顔面か!?、顔面狙いだな!

ウチお前の攻撃はもう全部見たかんな!

どんなモンきたって耐えてやり返してやる

 

 

      し

 

 

           ゃ?      」

           ‎

 

「西條さんったら・・・」

「挨拶にしては贅沢が過ぎるのデシテ・・・」

 

クロディーヌが放った【必勝の一撃】。

ソレの前では、マルスモンの鍛え抜かれた肉体なんて全くの無意味でしかなかった。

 

 

「??、?!?っ?、???ッ??、?!?

 

 

!、あぁああああーーーーーー!!??」

 

 

アホ面丸出しで硬直している間に神機が取り付けられてしまい

 

 

「ふふふっ!

 

 

Au voir・・・・・・・・・Ma pote 」

 

 

「まままままてよクロこぉーーーーーー!」

 

 

そのまま、勝ち誇った笑みが崩されることはなく

 

 

次席・西條クロディーヌ   退場。

 

 

「クロ公のアホーーー!

ウチ勝ち逃げすんなっつったジャン!?

戻ってこいコラーーー!、ちくしょーーー!

絶対の絶対お前に絶対絶対勝つかんなぁ!

 

 

おぼえとけよぉーーー・・・・・・・・・!!!」

 

 

虚空に残る彼女の痕跡を滅多矢鱈に掴もうとしてもオレンジの粒子は零れて消えるだけ

 

 

だから、この負けず嫌いな脳筋な神様は

 

 

拳と共に変わらぬ挑戦を掲げるのであった。

 

 

「はぁー、前々から思っていたがあのアホには

クロディーヌのような良い女は心底勿体無いのデシテ」

「では、あの日あの時あの山に現れたのが

パートナーとなるのが西條さんの方が良かったのですか?」

「だ・と・し・た・らー?、なんデシテ?」

「・・・・・・・・・Méchante va」

「フン!

安心しろ、貴様には負けるのデシテ」

 

どういう訳か、月光の神とトップスタァの間に剣呑な雰囲気が流れ出す。

 

「心外ですね、私はあなたのことを連れ帰りたい程に想っているというのに・・・」

「何サラッと恐ろしいことをぬかしているのデシテ!!?

まったく!、最早幕は降りているというのに

いつまでその役にしがみついているつもりだ?」

「それは勿論

 

 

この世界で一番の、私のファンが居る限り」

 

 

「・・・・・・・・・本当にそういう所では

 

 

ワタクシは一生貴様には勝てないのだろうな

 

 

テンドー」「でしょうね、ディアナモン」

 

 

ディアナモンは再び光源を失う寂しさを感じさせない美麗な仕草で腕を差し出し

真矢はソレを察している事を悟られぬように気取った動作で白い手首に神機を授ける

 

 

さながら、ふたりだけの舞台を演じるように。

 

 

「ではな【共演者】、願わくば次の機会を」

 

「はい、楽しみに待っています 」

 

 

大きく羽を広げ、飛び立つ白鳥のように

 

 

主席・天堂真矢   退場。

 

 

「ヒー・・・」

「ラセンモン・・・・・・・・・ううん、エリスモン」

 

捻れた棘を背負う凛々しい風貌の獣人が滲んだ視界に映すのは

唯一無二【0と1のイチ】の存在理由。

 

「エーはヒーのスタァになれた?」

「ええ、あなたはデジタルワールドでの

 

 

私のスタァになれた、なってくれた

 

 

私のせいで消えてしまったのに

 

 

生まれ変わっても、また会いに来てくれた

 

 

だから、今度もきっと 私達は巡り会える」

 

 

「なら、エー   なか、なぁーーー!!!

 

 

ヴゥウウーーー!!、ヴァアーーー!!!」

 

 

「・・・・・・・・・ッ!・・・・・・!!」

 

 

いつか訪れるとわかっていた別れを目前にして、堪えきれなくなったラセンモンはひかりを力一杯に抱き締めてしまう。

 

「ご、めーーー!!

ヒー!!、ごめーーーーー!!!!!」

「謝るのは、私のほう!

ごめんね、エリスモン、ごめんね・・・!

いっしょに、いられなくてごめんね・・・!」

「やーーーーーーーーー!!!!!!!!!

ヒー!、あやまるの、メーーー!!

 

 

だって!、エーが一番大好きなヒーは!

 

 

キラキラでピカピカで! スタァライト!!

 

 

してるヒー、だから、だからーーー・・・!

 

 

ヴァア"ア"アァーーーーーー!!!!!!」

 

 

「えりす、も」

 

 

目に涙をいっぱい溜めながらブレードの備わる豪腕を振るい、舞台少女から摘み取るのは

 

 

青と金の神機。

 

 

「またねー   ヒー   約束、だよ?」

 

 

「違うよ   エリスモン   運命だよ」

 

 

生まれたての運命の確かな成長を見届けながら

 

 

神楽ひかり   退場

 

 

〔「   華恋、待ってるから   」〕

 

 

「      うん      」

 

 

する寸前

 

青い光の残滓が赤い華をすり抜けていった。

 

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

 

これで、電脳空間に存在する人間は

 

舞台少女は 愛城華恋ただ1人。

 

「あ、あれ?、あれれぇーー!?」

「ぬ?」

「どうしよー・・・言いたいこと

いっぱい、いーっぱい考えてたのに!

台詞、全部とんじゃったぁー・・・」

「ぬぅ、それはのんのんで御座るなー

そのような体たらくではデジタルワールドは救えても

スタァライトは出来ぬかもしれぬぞ?」

「で、できるよぉ!!、するよぉ!!」

「ならばこの物語、拙者の英雄譚

御主の手で締め括って貰わねばな」

「ッ、そう、なんだよね・・・!

リュー君、その為にずっと頑張ってたん、だからぁ・・・!」

「大言壮語なトカゲ野郎の夢物語で御座るよ

 

 

それを何一つ疑わずに信じ、体を張り

 

 

生命すらも賭して演じてくれた舞台少女

 

 

愛城華恋殿」

 

 

オウリュウモンは彼女によって与えられた

 

規格外の体躯で平服し

 

 

「拙者は御主のキラめきにより身も心も

 

 

すたぁらいと   されたので御座る

 

 

故に!!!」

 

 

「!?」

 

 

「すたぁらいとより煌めかんとする!!!

 

 

拙者の武勇伝!!、未だ道半ばにて候!!」

 

 

切っ先を突きつけるような勢いで

 

爪先を差し出した。

 

 

「御主によって得られたこの身体と!

 

御主によって得られた救世主の称号!

 

それらに見合った器となるべく!

 

拙者は御主から離れねばならない!

 

 

でなければ!、必ず別れる悲劇の結末・・・!

 

 

その先をも造り出した御主とひかり殿に

 

 

拙者の武勇伝が及ぶことはないのだからッ」

 

 

「あ・・・・・・・・・」

 

 

「御主とひかり殿のすたぁらいとより煌めく

 

 

世界を救うという大義以上の武勇伝!!!

 

 

それを拙者がこの先この手で造る為にも

 

 

御主と交わした約束を果たす為にも

 

 

手伝ってはくれぬか?、華恋」

 

 

 

         それって

 

 

すっ   ごく!!

 

 

ぐっどぐっど!!、だよ!!、リュー君!!

 

 

私!、それ観たい!、みたいッ、から・・・!

 

 

絶対!、観に!、いくから・・・ぁ・・・!!!

 

 

 

      舞台で 待ってて      」

 

 

 

 

          ッ

 

 

あ"い"ぃ!!   わ"がっだぁ"あ"!!!

 

 

 

ぅ"ぐぅううううううっっっ!!!!!!」

 

 

   

そこに栄光の象徴たる赤と金の神機が留めて

 

 

背筋を伸ばして、胸を張って、唇結んで

 

 

愛城華恋   退場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー!!? !!?!!!ーーーー!?

ーー?!!ーーーー?"ーーー!?!"

!!ーー?!!!ーー???!????!!

 

 

 

9人の舞台少女が惜しまれながらステージから去った直後

 

彼女達の舞台であったデジタルワールドが

 

世界樹が、悲鳴を上げ出した。

 

「アッハッハァ☆、さっすがはレイド帝国

侵略すること火の如しってカンジィ☆」

「いやいや!、この速さは火というよりも!

光の如しという他ないな!」

 

 

 

!!?" 

~~~~~ーーーー???!?"???"!!

 

 

 

「え?、嫌だって?、助けろって?

そう言って泣き叫んでたディアナモンに

お前何したジャン?、何もしなかったろ?」

「まったくデシテ

アレが相手ではグレイスノヴァモン等ただのデカい的でしかないというのに・・・

危うくワタクシは無駄に消える所だったな」

 

 

 

ー?!!ーー!!!!~~~~~~ッ

 

 

 

「なぁ、世界樹・・・

俺が何の為にお前の守護を司っていたのか

ブイには!、やっとわかった!、デスッ!」

「彼女達の舞台となる世界と

彼女達の観客となる生命達を護る

それが、ボクが掴んだ自分の役だったんだよ

うん」

 

 

 

!!?? ・・・・・・・・・ー!!!

 

 

 

「アァ?、テメェの手を離れたらァ

これからの世界がどうなるかァだと?

んなことはァ、オレサマにはァ

 

 

 

これっっっぽっちも関係ねぇなァ!!!」

 

 

 

!"  !!ーーーーーーーーー??

 

 

 

「ヒーともう一度会う約束をしたのは

エーの運命はヒーだけだ、お前じゃない」

 

 

 

!?   ・・・!・・・・・・・・・・・・ !

 

 

 

「世界樹よ、デジタルワールドよ

拙者達デジモン全ての故郷よ

自分が変わることをどうか恐れるな

舞台少女が日々進化中であるように

御主も、そこに生きる拙者達も

 

 

 

いつまでも同じでは居られないのだから」

 

 

 

〔「それがあなた方の『決別』ですか

 

 

わかります」〕

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

〔「何故、私が

 

 

二度も舞台少女をあなたの元へ届けたのか

 

 

わからない?   わかります

 

 

ですが、その理由は・・・

 

 

更なるキラめきを観たいと、感じたいと

 

 

運命の舞台となりたいという多くの意思を

 

 

自分では拒むことが出来ないあなたならば

 

 

自ずと      わかる筈では?〕」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

徐々に、世界からの声は薄れてゆく

 

 

だが、消える訳ではない

 

 

何故なら、このデジタルワールドもまた

 

 

彼女達の   大きな舞台だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

DIGITALWORLD

 

 

 

 

 

        RE LIVE!!

        ‎

 

 

 

 

SHOW MUST GO ON!!

 

 

 

 

 

 

 

「うわわぁああああああああ~~~~~~~

 

 

ぁあああああ~~~~~~!!!???」

 

 

 

電脳と現実を繋ぐ回廊

 

 

そこを落ちて、落ちて、落ちていった先で

 

 

華恋を待ち受けていたのは・・・

 

 

「華恋!!!」「ひかりちゃん!!!」

 

 

勿論、ひかり。

 

 

「おっ、とっとっととおお!!?、とッ!」

「着地の姿勢が悪い!

後!、変な声出さない!」

「でも、倒れないでちゃんと持ち直せたから

うーーーん、20点ぐらい?」

「ええーー!?、じゅんじゅんもばななもきびしいよぉ!!」

「何言ってんの、1つの舞台が終わったからって気を抜いてたら」

「主役の座、奪い返されても知りませんよ?

愛城さん」

「クロはんも天堂はんもそないなこと言って

ほんまは、パートナーと別れて寂しいんとちゃいますぅ~?」

「よく言うぜ、泣き出す寸前だったからいの一番に神機突っ返した癖に・・・」

「あ、それで香子ちゃん・・・

私が戻ってきた時、双葉ちゃんと抱き合 」

「双葉はんも!、まひるはんも!

言わんでもええこと言うの!、移ったんと!、ちゃいますぅうううううう!?」

「花柳さんもブイモンみたいになってる・・・

?、華恋

 

 

あ」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

自分達以外は誰も居ない放課後の教室

 

そこで8人に出迎えられた彼女の手には

 

赤い花弁の細工が取れかけた

 

黒い神機の残骸が乗せられていた。

 

「渡せるかな?、お婆ちゃんのパートナーに」

「きっと渡せる、きっと会える

彼女が舞台少女だったのなら必ず

でも、その前に」

「・・・・・・・・・うん!、私達みんなで!

 

 

 

スタァライト!!!、しちゃいます!!!」

 

 

 

高らかな宣言を届けるのは

 

 

自分の顔が映し出されたスマホのディスプレイ

 

 

その向こう側にある世界と

 

 

 

そこに生きる愛すべき生命達。

 

 

 

 

 

 

 

 






これは9人の舞台少女が魅せた夢幻のあとの




「ディアナモン様!、また旧外界から難民が押し寄せて来ました!」
「このままでは食料も資材も尽きてしまいます!」
「物資は酒豪のバッカスモンと鍛冶のウルカヌスモンからアホを使って強制徴収する!
それより!、前に報告があった不穏な一団についてはどうなったのデシテ!?」
「はっ!、ディアナモン様の指示通り
縛りをつけたメルクリモン様の足にて現場へと急行なされたウェヌスモン様によって全面降伏したとのことです!」
「ディアナモンさまぁあああ!!
あ、あの!、天堂教教祖を名乗るモンから等身大純金製慈母像の検分を求むとの嘆願が!!、どうしましょう!!?」
「ソレのチェックは一昼夜で終わるモンではない!、全て片付けてから行くと返信しろ!


だ・い・た・い!!
主神の奴めは何をしているのデシテー!?
お陰でワタクシてんてこ舞ーーーい!!!」


「そ、その・・・ユノモン様と共に・・・」
「救世主様の旅路を巡る聖地巡礼へと・・・」
「ア"ァァーーーーーーーーッッッ!!!」
「あ、ディアナモン今暇ジャン?
暇ならウチと組手 」
「《くれっせんとはーけーーん!!!》」
「うお!?、不意討ちか!?、負けねぇぞ!」
「いいからタコとウワバミから諸々奪ってこい!!
貴様ならば奴らが相手でも問題ないだろう!?」
「お、おう!、余裕ジャン!」




歯車が回り始めた物語




『アルフォースブイドラモン先生!!
今日もよろしくお願いします!!』
「ふ、いいデ・・・・・・・・・いい!、だろう!
ブイに、ん!、ん"ん"!!
このアルフォースブイドラモンにしっかりと最後までついてくムがいいッ!!」
「ねぇねぇー、アルファモーン
ぼくたち聖騎士になれるかなー?」
「うん、そうだね
決して諦めずに努力を続けていれば
きっと掴める筈さ、君達の自分星が」
「そっかー!、いっしょにがんばろー!
ガブモン!」「もちろんだ!、アグモン!」
「ギルモンもー!、ギルモンもがんばるぅー!」
「・・・・・・・・・うん」




今、夢見るコトで明日を貫いて




「百獣番長覚ゴフッ!?」
「ケッ!、ゴチャゴチャうるっせぇなァ!
能書きたれる垂れる前にかかってきなァ!
全部纏めてこのオレサマが相手してやらァ!



何度でもなァ!!!」




困難を飛び越えた先にある未来を生きて




「いやぁ☆困ったねぇん☆
世界が丸っと再生産されたせいでオジサンのマップてぇんで使えモンになんないやぁ☆」
「だったら!、他の器探し!
気合い入れて!、しらみ潰しでやるしかない!」
「だねぇん☆、隅々まで回って回って見つけてやんないと☆
・・・・・・・・・特に、あの日の怨嗟を押し付けた
闇のを、さ」
「ああ、オレ達ばかりが救われては
不公平だからな」




過去の傷を背負い、旅の続きを行く




「こうして、フローラはもう一度塔に登って
クレールを取り戻したのでした・・・」
『わーーー!!、よかったーーー!!』
「ラセンモンラセンモン!!
ラセンモンはめがみたちやフローラ
クレールにあったことがあるの?」
「あるよ、とってもキラキラでピカピカな女神やフローラよりももっと
もーーーーーーっと!、光輝くエーのクレールに」





どんなに離れていても





「ここが新しいはじまりの街かー!」
「何でも世界を救った英雄様がガキの面倒みてるって話だけどよぉー?」
「へっへっへっ!、討ち取って名を上げるにはうってつけだぁ!」
「究極体つってもガキの1匹でも盾にしちまえばこっちのモン 」


〔「あいや!!! 待たれよ!!!」〕


「な!?、足元から声が!!」
「地面が揺れてッ、こ、これってまさか 」
「本日のすたぁらいとは仕舞いにて候・・・
上映時以外の入場はのんのん、で御座る!」
『ひ!!、ひいいいいい!!?
お、おたすけぇええええぇええ!!!』




また めぐり逢える舞台を



約束【標】を信じて







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