突発短編集:アリス・ギア・アイギス 作:Ente
他にもいくつかネタは掲示されましたがその中から比較的書きやすそうというか1000文字で納められそうなものをチョイス。
まだかな、と椎奈が思っていると、駆け寄ってくる足音が近づいてきた。
「お待たせー!ちょっと道が混んでて遅れちゃった!」
「も~、ナデちゃん遅いよ」
てい、と軽く奏の額に手刀を入れながら椎奈はぷんぷんという擬音が聞こえそうな様子で怒る。
椎奈は待ち合わせ時間より15分ほど早く来たのだが、奏が来たのは待ち合わせ時間の20分後。
つまり35分も待たされたわけで。
「ごめんって!後で何か美味しい物奢るから!」
「…じゃあそれで許してあげますっ」
奏の発言である程度機嫌を直した椎奈は、さてと呟いてから立ち上がる。
「じゃあ、行きましょうか!」
「行きましょう!」
そう言いながら、二人は目的のショッピングに向かうのであった。
「あーあ、それにしても地衛理も来れれば良かったのになー!」
「仕方ないよ。ちえりのお家のお話らしいし」
2人だけでショッピングに来ている理由はそういう事である。
地衛理が家の用事によって予定を開けられなかったのだ。
それを聞いた時、椎奈と奏(特に椎奈)はショッピングの日程をずらそうと思ったのだが、3人まとめて休みが取れるのは数か月以上先になる点、そして地衛理から、
『私のことは気にせず、どうか2人で行ってきてください』
と言われ、渋々折れる事になったのだった。
それはともかく数時間後。
あらかたの買い物を終えた2人は、休憩という事で近くにあった喫茶店に入っていた。
案内された席に座り、2人ともアイスティーを注文すると待ち時間の間で少し談笑する。
「ふ~、流石にこれだけ買うと重いね」
「私はそんなに買ってないけど…。ナデちゃん、随分買ったね」
「いや~、あんまりショッピング出来てなかったからね…」
そう照れながらいう奏の横には、どうみても5つ以上は紙袋が置かれている。
そんなに買ってないという椎奈の横にある紙袋は一つしかないので、奏がいかにたくさん買ったか分かるだろう。
と、2人が頼んだアイスティーが運ばれてきた。
それぞれ受け取ると、ストローを刺して静かに飲み始める。
と、3割ほど飲んだところで椎奈が口を開いた。
「ナデちゃん、何か甘い物頼まない?」
「お、いいねっ!そうしよっか!」
メニューを開き、奏がどれにするか考え始めると椎奈がポツリとこぼす。
「じゃあ、ここのお会計はナデちゃんに払ってもらうね?」
「あ、そういえばさっき奢るって言っちゃったぁ…」
メニューとにらめっこしながら財布の中身を確認する事になった奏であった。
以上です。
あぶねぇ、毎日不定時投稿途切れるかと思った。
字数縛りしてなければもう少し膨らませたかも?
いやまぁ決めた文字数ぴったりで書く練習だからなぁ。
明日分は特にリクエストされなければ整備士×ナデちゃんの③を書く。…かなぁ?