突発短編集:アリス・ギア・アイギス 作:Ente
いきなり奏にツーリング旅行に誘われた翌日。
昨日引っ張りだしたバイクを神奈川シャード行の電車に乗せ、固定された上でコンテナに収納されたのを見届けると、奏から先ほどメッセージで伝えられた座席に向かう。
「ごきげんよう、お待ちしておりましたよーっ」
流石に電車内だからか、いつもより控えめに挨拶してきた。
しっかし相変わらず独特というかなんというか、ごきげんようって挨拶に違和感が凄い。
てな訳で、俺はごきげんようと挨拶されてもごきげんようとは返したくない。
「おう。…ところで確認したいんだけどさ」
「はい、なんでしょうか?」
不思議そうに聞き返した奏に、見た時から疑問に思った点を聞くことにした。
「いや、なんで髪型変えてんの?」
今まで奏が髪を縛ってるのは見た事が無かったが、何故か奏が今日は髪型を変えている。
後頭部の辺りで髪を束ねて、まとめた髪を垂らす――所謂ポニーテールなのだ。
「あぁ、これですか?コロちゃんにおすすめされて試してみたんですけど…」
ポンポンと束ねた髪を弄びながら話す奏を見ながら、内心で州天頃マジグッジョブと思う。
まぁあんまり話したことないんだけどさ。
俺と奏は家族ぐるみで付き合いがあったけど幼馴染って呼ぶか怪しい関係。
で、奏と州天頃は幼馴染。
そんでもって、俺と州天頃の間には関係が特にないから幼馴染の友達というややこしい関係。
その程度の繋がりだから、奏がバイク持ってきた時にたまに着いてきてたりしてて、その時に軽く話したくらいでしかない。
ちなみに、生徒会のもう一人のメンバーである生徒会長とは会った事が無い。
紺藤地衛理という名前らしいのだが、奏や州天頃の話の中で名前が出てくる程度でしかないので多分最も繋がりが希薄だ。
…いや普通繋がりがある方がおかしいんだろうけどさ。
そんなくだらない事を考えていると、奏が何やらこちらを睨んでいるのに気が付いた。
「ど、どうした…?」
「いえ、何か感想の1つでも頂けると嬉しいんですけどねー?
何やら私そっちのけで考えごとしてるようですけど、」
やべぇ、なんか地雷踏んだのか知らんが不機嫌モード入ってしまった。
「いや、似合ってるぞ?こう、なんていうか普段と雰囲気違うし…」
「つまり普段の髪型が似合ってないって事ですか?そういう事ですよね?」
「そうは言ってないだろ…」
マジで地雷踏んだかもしれん。
結局この後、神奈川シャードに着いて電車を降りるまで殆ど口利いて貰えなかった。
昨日投稿間に合いませんでしたァァァ!!!
もう少し進めようと思いましたが、話のキリがよくなったので足踏みしました。
あ、明日はコロちゃんの誕生日という事で何か書きたいです。
…ネタがあればな!(無かったら多分門下生×コロちゃんになる。隊コロは個人的に好まないので書かない)