幼馴染、お借りします   作:マシュマロ難民

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まだ一ノ瀬ちづるとのお話書けてない…
しかもまだ全然一話にすら入ってない…


第一話

主人公side

 

 

今俺は大学の講義を終わらせた後、和也達と別れて和也の元カノである【七海 麻実(ななみ まみ)】と話をする代わりにご飯代を払うという条件で近くのカフェにバイクで向かっている。

 

 

相棒のホーネットを麻実を後ろに乗せて走る。事前にバイクで行くと伝えた為、ショートパンツをはいて来たが滅茶苦茶短いのに加えて、狙ってやってるのか密着してくるから本当に困る。

 

 

俺は小悪魔からの攻撃を鋼の精神で耐えながら、カフェに向かうまでの数十分間格闘した。

 

 

「それで、私に聞きたいことって何?」

 

 

「ああ、和也とたった一カ月で別れた理由を聞きたくてな。あいつはぶっちゃけ優柔不断で嘘つきな所があるが、それ以上に優しい奴だ。不満は無いとは言い切れないだろうが、何かあったのか?つーか普通に話せ。」

 

 

「ごめん此処じゃ無理。誰が見てるか分からないし。それよりも…和君と別れた理由かぁ…」

 

 

そう言いながらアイスコーヒーの氷をかき混ぜている麻実、こいつは腹黒女である。

 

 

最初は疑いだけだったが、和也が麻実をお持ち帰りしようと躍起になっていた時に和也は気づいていないが嫌そうな雰囲気を出していた事。それにその事を感じ取った麻実本人が口封じのために自分から暴露した事で発覚した。

 

 

「和君ミニ穿いてった時に前屈みになってたし、ニンニク食べたのにキスしようとしてくるし、ご飯は大体お持ち帰る気満々の深夜までやってる居酒屋だし…」

 

「不満ばっかじゃねーか。つか素が出てんぞ」

 

まぁ、麻実のような彼女がミニだと無理もない。俺も見ないか怪しいだろう…腹黒いけど。

 

「出せって言ったの柊君じゃん。でも、やっぱり柊君と話すと素で話しちゃうんだよねー。私達、相性いいかもね?」

 

「あーありがとー。和也と一カ月間付き合ってたのがウソみたいに未練ねぇな…」

 

「すっごい棒読み。でも、ぶっちゃけ誰でもよかったんだー。和君が偶々告白してきたからOK出しただけ。」

 

和也に聞かせたら失神するんじゃないか…?この話。とりあえず復縁する可能性が皆無って事か。

 

「和也がすごい凹んでたからな。一度は彼女になったんだから、次に進めるように声かけてやってくれ。」

 

「えー。まぁそれくらいなら良いけど…」

 

これで和也が立ち直れば良いんだけどなぁ…

 

「でも………埋め合わせ、お願いね?」

 

それを和也に対して言えっての。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

麻実side

 

「すまん。待ったか?」

 

そう言ってバイクで待ち合わせ場所まで来たのは柊君。和くんの友人でデートの計画を和くんの為にわざわざしたお人好し。

 

柊君は無表情が基本だけど、私達の間では結構優良物件で挙げられてる。無表情を差し引いても良いとされてるルックスと性格。それに私の【裏】に気づいた初めての人。

 

でも無表情って言う所は違う。話している内に小さいながらも喜怒哀楽の表情があるようだった。

 

「全然。待ってないよ」

 

そう言ったらヘルメットを私の方に投げてくる。バイクに乗るって言ったからミニで来たけど、柊君は何時ものようにしている。

 

何かその余裕、むかつく。

 

 

「近い。もうちょい離れても大丈夫だから離れてくれ。」

 

「えー。でも私怖くて離れられないー。」

 

「その感じ、本性知ってたら効果ないぞ。」

 

「うっさい。」

 

そんなこと分かってる、あんたの無表情が崩れる所が見たいんだっての。

 

少しでも面白い反応が見たい。他の子が知らない柊君を私だけが。

 

そう考えながら色々と仕掛けてみたけど、無反応だった。悔しい。

 

 

 

 

 

カフェに入った後、柊君は私に和くんと別れた理由を聞いてきた。

 

相変わらずの自分の事後回しのお人よしだ。無表情だけど。

 

柊君は信用している人間に対してはとことん甘い。和君や友人、それに私の裏の顔を知ってても変わらずに接してくれる。

 

「和也がすごい凹んでたからな。一度は彼女になったんだから、次に進めるように声かけてやってくれ。」

 

そう言って少し申し訳なさそうに頼んでくる。最近だけどちょっとずつ柊君の表情を読み取れるようになってきた。

 

本当にしっかり読み取れるまでは時間がかかるけど、それまでは…

 

「でも………埋め合わせ、お願いね?」

 

あなたの無表情、絶対崩さないでね?

 

 




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