【完結】FGO VRMMO インスタント・ホムンクルス 作:292299
1020:名無しちゃん
幻影の城は消えていく
藤丸くんの宝具が解除されてしまった
1021:名無しちゃん
藤丸くんは、どうなった?
もう、どこにも、いない?
1022:名無しちゃん
藤丸くんはティアマトの心臓を、盾の内側に隔離していた
その心臓も黒泥へ変化したのならば、もう手遅れだ
内側へ入れてしまったものに、あの盾は弱い
1023:名無しちゃん
藤丸くんにネームはない
マップで生死を判別することもできないのか
1024:名無しちゃん
いや、藤丸くんなら俺らと一緒にいるぞ
なんか物理法則のネジ曲がった所にいる
具体的に言うと、地平線で空と海の交わる砂浜
1025:名無しちゃん
どこだよ
ここでは無いとすると異空間?
1026:名無しちゃん
黒泥に飲み込まれたのかも知れん
キングゥみたいに量産される?
1027:名無しちゃん
量産型の藤丸くんなんて悪夢だぞ
そこから脱出できないのか?
1028:名無しちゃん
建物も見えない
エネミーも見当たらない
ともかく周辺を探索するか
1029:名無しちゃん
ネームのない奴が、こっちに来るぞ
あれはケツァル・コアトル?
1030:名無しちゃん
ケツァル・コアトルは消滅したはずだ
死体を被っているのかも知れん
1031:名無しちゃん
外見はケツァル・コアトルっぽいな
と言っても、ティアマトが目覚めた後に会ったくらいだけど
最後は黒泥に汚染され、自身の宝具で自爆したのだったか
1032:名無しちゃん
ケツァル・コアトルっぽい人物によると、
藤丸くんをティアマトの下まで案内してくれるらしい
1033:名無しちゃん
ここはティアマトの中なのだそうだ
藤丸くんと俺らは黒泥に飲み込まれたか
1034:名無しちゃん
黒泥に飲み込まれて無事なのは
藤丸くんは盾のおかげで
俺らは黒泥耐性のおかげか
1035:◆キリシュタリア
リッカがティアマト神の下へ向かっているのならば、
本来の作戦は最終段階に進んでいると考えて良いね
ならば私達も準備を整えておこう
1036:名無しちゃん
ギルガメッシュと俺らも、白亜の城へ避難だ
こっちでは黒泥が意思を持って、襲いかかってくる
1037:名無しちゃん
白亜の城を水没させるように、黒泥が外側を覆っていく
まるで地上を一掃する洪水だ
1038:名無しちゃん
流体だから宝具ビームも効かない
ティアマトは、どこまで進化するんだ
1039:名無しちゃん
いいや、進化じゃない
これは退化しているんだ
ーーー
ーー
ー
1050:名無しちゃん
藤丸くんとケツァル・コアトルが、
夜の海岸を歩きながら話している
今の所、会話に矛盾もないようだ
1051:名無しちゃん
三女神同盟の1柱、ケツァル・コアトル
この女神はウルクを襲撃し、男達を連れ去った
ウルクへ連れ帰った男達の大半は、元々の住民ではない
1052:名無しちゃん
そうだったのか
てっきり男達を守護していたのかと思っていた
1053:名無しちゃん
あそこで男達を訓練していたらしい
ケツァル・コアトルは人の困難として存在したい
その困難を乗り越える人類の輝きを好んでいるようだ
1054:名無しちゃん
藤丸くんは悪い女神と思っていないようだ
一緒にティアマトへ、マルドゥークの斧を叩きつけた仲だからな
しかしケツァル・コアトルは、それを否定する
1055:名無しちゃん
ケツァル・コアトルに理解を示してはいけないそうだ
ケツァル・コアトルという困難に抗うのが人類であって、
そんな理不尽な神の在り方を受け入れて欲しくない
困難に抗って、ケツァル・コアトルを乗り越えて欲しいらしい
1056:名無しちゃん
天災を仕方ないと受け入れて諦めるのではなく
その不条理に抗って欲しいのか
1057:名無しちゃん
まあ、ウルクの男達を誘拐して
その不条理を起こしていたのはケツァル・コアトルだからな
人類にとっては迷惑な神様だ
1058:名無しちゃん
あれ?
ケツァル・コアトルは、ここまでらしい
このまま海岸沿いに行くと、次の案内人が待っているそうだ
1059:名無しちゃん
リレー式かよ!
ケツァル・コアトルも最後まで来てくれよ!
1060:名無しちゃん
ケツァル・コアトルによると、振り返ってはいけないそうだ
けして振り返らずに、前へ進んで欲しいらしい
1061:名無しちゃん
藤丸くんは、お別れを言う
さようなら、太陽の女神
1062:名無しちゃん
振り返るなと言われると、振り返ってみたくなる
ちらっ
1063:名無しちゃん
ケツァル・コアトルの隣にジャガーマンもいるぞ
ジャガーマンも藤丸くんを見送ってくれるようだ
1064:名無しちゃん
振り返った連中が、黒泥になって消えた
そういう仕組みか
1065:名無しちゃん
いわゆる現世と黄泉の境界だな
過去を振り返ると、死者に囚われてしまう
ーーー
ーー
ー
1070:名無しちゃん
下半身が蛇の、巨大な人影だ
あれは三女神同盟の1柱、ゴルゴーンだろう
1071:名無しちゃん
生きている時は赤ネームだったから不安だな
巨体の威圧感は大きい。大丈夫か?
1072:名無しちゃん
一応、案内してくれるようだ
「付いてこい」と言っている
1073:名無しちゃん
藤丸くんはゴルゴーンを初めて見るか
見たとしても肉片になった後だろう
1074:名無しちゃん
どうして魔獣を率いて人類を滅ぼそうとしたのか?
藤丸くんは、その理由を知りたいそうだ
1075:名無しちゃん
黙って案内を受けていれば良いのに
藤丸くんは恐いもの知らずだな
1076:名無しちゃん
人類を滅ぼすのは復讐のためらしい
女神アテネに嫉妬され怪物とされたゴルゴーン三姉妹は、
海で囲まれた島へ逃げ延びて、密かに暮らしていたらしい
しかし、そこに勇者を名乗る愚者がやってくる
生活も生命も、すべてを奪われ、ゴルゴーンは復讐者となった
1077:名無しちゃん
マジかよ
最低だなベルセウス
1078:名無しちゃん
藤丸くんはゴルゴーンを被害者と思う
しかしゴルゴーンは、同情など求めていないそうだ
ゴルゴーンにとって人類は敵で、滅ぼすべき悪だ
苦しんで、泣き叫んで、生きていた事を後悔して死んで欲しいらしい
1079:名無しちゃん
それなのに、どうして藤丸くんを案内してくれるのかと言うと
好きで案内している訳ではないらしい
半身に頼まれて仕方なく、なのだそうだ
1080:名無しちゃん
人類の不幸は、ゴルゴーンの幸福で
人類の幸福は、ゴルゴーンの不幸だ
分かり合えるはずもない
1071:名無しちゃん
ゴルゴーンは、ここまでらしい
また次の案内人か。だいたい予想できる
1072:名無しちゃん
藤丸くんは、お別れを言う
さようなら、魔獣の女神
1073:名無しちゃん
振り返ると、ゴルゴーンの隣にメドゥーサがいる
不死殺しのハルペーを持っていたランサーだ
遠くなる藤丸くんを見送っている
1074:名無しちゃん
藤丸くんは振り返らない
代わりに俺らで振り返って、確認しておいてやろう
ーーー
ーー
ー
1080:名無しちゃん
次は三女神同盟の1柱、エレシュキガルだ
俺らの殺した冥界の女主人だな
1081:名無しちゃん
エレシュキガルは黒泥の始まる前に死んでいる
黒泥に取り込まれた事が、案内人の条件という訳でもないか
1082:名無しちゃん
エレシュキガルは冥界の主だ。自身の死も否定しない
だから藤丸くんへ、自身を殺したことを気にしないように言っている
1083:名無しちゃん
すべての魂を冥界に納める、それがエレシュキガルの役割だ
そのためにクタ市の都市神でありながら、
シュメルの民を覚めない眠りに落としたらしい
1084:名無しちゃん
俺らの拠点となったクタ市が無人だったのは
魔獣ではなくエレシュキガルの行いだったのか
1085:名無しちゃん
しかしエレシュキガルは、それが悪なのか分からない
生まれて間もなくエレシュキガルは冥界へ捧げられた
それから何万年も独りで、冥界を管理していた
それなのに今さら「そんな事はしなくていい」と言うのか
ならば、気の遠くなるほど過ごした時間は無駄だったのか
その行いは罪だったのかと、エレシュキガルは人に問う
1086:名無しちゃん
冥界の神って大変なんだな。オーバーワークだ
おまけに死ぬまで退職できない。地獄か
そういや冥界は地獄みたいなものだった
1087:名無しちゃん
しかしエレシュキガルの罪を否定すれば
それは人の命が奪われることに繋がる
エレシュキガルは張り切って、もっと多くの命が奪われるだろう
なぜならばエレシュキガルは、冥界の女神なのだから
1088:名無しちゃん
エレシュキガルに罪はない
でも人類にとってエレシュキガルは悪だ
人の命を奪うのは、人類によって定められた悪の行いだ
1089:名無しちゃん
エレシュキガルの行いは神としての役割だ
だから人である藤丸くんは、それに共感を示せない
その行いの善悪を決めるのはエレシュキガル自身と、藤丸くんは言う
1090:名無しちゃん
エレシュキガルは独りぼっちのままだ
独りぼっちのまま生まれ、独りぼっちのまま死んでいく
それがエレシュキガルという神の在り方なのだろう
1091:名無しちゃん
エレシュキガルは、ここまでらしい
案内人は、次で最後なのだそうだ
1092:名無しちゃん
藤丸くんは、お別れを言う
さようなら、冥界の女神
1093:名無しちゃん
エレシュキガルの隣に現れたのはマシュか
藤丸くんの背中を見送っている
ーーー
ーー
ー
1100:◆キリシュタリア
ギルガメッシュ王の準備も良いようだ
タイミングはリッカに委ねよう
1101:名無しちゃん
最後はマーリンか
不死殺しのメドゥーサを連れてきたキャスターだ
出てきたと思ったら、すぐに死んだサーヴァント
1102:名無しちゃん
あれはティアマトを眠らせていたけれど
ゴルゴーンの死んだショックで、ティアマトが起きてしまったらしい
なるほど。分からん。いったい何の関係があるんだ
1103:名無しちゃん
マーリンが先導する
ティアマトは、もう近い
1104:名無しちゃん
声が聞こえるな
泣くように、悲しむように、唄っている
1105:名無しちゃん
いかないで
はなれないで
おいていかないで
かえってきて
わたしのもとに
1106:名無しちゃん
空と海の交わる海岸に、ティアマトが立っている
その足は黒い海と一体化しているようだ
1107:名無しちゃん
これでティアマトを倒して、ハッピーエンドだ
マーリンは、そのために来たらしい
1108:名無しちゃん
マーリンは問う
多くの命を育み、多くの命に愛された
しかし子供達は去っていった
彼女は、ずっと愛していたかった
彼女は、ずっと側にいたかった
はたして、母は間違っていたのだろうか?
1109:名無しちゃん
愛していると、側にいると、そう答える事はできない
そうすればティアマトの行いを認める事になる
人類を滅ぼそうとした事も、ラフムを生み出した事も
その行為を肯定すればティアマトは、また同じことを繰り返すだろう
1110:名無しちゃん
理解も、同情も、共感も、ティアマトへ示せない
なぜならば藤丸くんは人類なのだから
1111:名無しちゃん
神ではなく人だからね
親ではなく子なんだ
1112:名無しちゃん
神としての在り方を、人類は認められない
ティアマトの在り方を、藤丸くんは認められない
1113:名無しちゃん
「人は、あなたを愛せない」
それが藤丸くんの答えだ
愛しているなんて、けして言えなかった
1114:名無しちゃん
ロンゴミニアド起動
聖槍ーー抜錨
1115:名無しちゃん
藤丸くんは、お別れを言う
さようなら、原初の女神
ーーー
ーー
ー
1120:名無しちゃん
ただいまー
1121:名無しちゃん
藤丸くんの帰還だ
黒泥から脱出してきたぞ
1122:名無しちゃん
ティアマトの魂をロンゴミニアドに格納
封印を完了した
1123:名無しちゃん
後に残ったのは、ティアマトの肉体にあたる黒泥か
冥界の穴に溜まっている
1124:名無しちゃん
やっと終わったのか
これでカルデアに帰還できる
1125:名無しちゃん
いや、待て。ウルクの男達は、どうする
男だけじゃ子供は作れないだろう
人類は絶滅するぞ
1126:名無しちゃん
ギルガメッシュなら性転換薬くらい持ってるだろう
それを飲ませれば解決よ
1127:名無しちゃ
いいこと考えたぞ!
男性も妊娠できるようにすればいい
1128:名無しちゃん
雌雄同体か。名案だな!
これで未来の人類は、男女の差で困らなくなる
1129:名無しちゃん
特異点の外と繋がれば、他の女性もいるだろう
ともかく、この特異点は修復されるはずだ
本来ならばね
1130:名無しちゃん
藤丸くんが聖槍を抜いて
今はウルクの大杯に特異点は支えられている
そのウルクの大杯は、ギルガメッシュの手の内だ
1131:名無しちゃん
北米特異点の時と同じか
エジソンは聖杯で特異点を維持しようとしていた
ギルガメッシュは聖杯で、特異点を維持している
1132:名無しちゃん
人理修復のために
そしてカルデアへ帰還するために
ギルガメッシュを殺す必要がある
1133:名無しちゃん
ラストバトルだ
不意討ちの、宝具ビーム!
1134:名無しちゃん
だまして悪いがー!
1135:名無しちゃん
ここで死んでねー!
1136:名無しちゃん
男達を連れてギルガメッシュが逃げたぞ!
黄金の船に乗って、空を飛んでいる!
1137:名無しちゃん
ギルガメッシュが高笑いしている
俺らの行動など、お見通しだったようだ
1138:名無しちゃん
ギルガメッシュが剣を掲げている?
いや、あれはドリルか
1139:名無しちゃん
ギルガメッシュと言うよりも
ドリルの魔力増大! 宝具か!?
1140:名無しちゃん
ギルガメッシュは宝具の所有者であって
宝具の真名解放は出来なかったんじゃないのか?
1141:名無しちゃん
真名解放ではなく、宝具を全力稼働させているだけか
ドリルを回転させている、それだけで空間が歪んでいく
1142:名無しちゃん
乖離剣エア
かつて混沌を天地に別けた、原初の地獄らしい
ティアマトを討った褒美として、見せてくれるそうだ
1143:名無しちゃん
褒美なら聖杯くれよ!
ティアマトを倒したのは俺らだろ!
1144:名無しちゃん
キリシュタリアによる惑星轟と、藤丸くんのロンゴミニアドだ!
天地から挟んで、あの黄金の船を撃ち落としてやれ!
1145:名無しちゃん
山のような亡霊が現れ、身代わりになっていく
あれはウルクの民か
1146:名無しちゃん
亡霊が地上にも現れたぞ
俺らに襲いかかってくる!
1147:名無しちゃん
藤丸くんの下へ集合!
キリシュタリアとヒナコは居るな?
1148:◆キリシュタリア
ノ
1149:名無しちゃん
地震のように冥界が激しく揺れている
大地が粉々に砕けて冥界の底へ。黒泥も落ちていくぞ
1150:名無しちゃん
無敵スキルで回避できるけど、足場ごと崩れていく
地形ごと破壊されるか
1151:名無しちゃん
冥界の底は真っ暗だ。光も届かない
なんだ、あれは?
1152:◆キリシュタリア
あれは冥界の底にあるという深淵だろう
この深淵からアプスー神とティアマト神は生まれたと云う
管理していたエンキ神も居ない以上、落ちたら戻って来れないだろうね
1153:名無しちゃん
ダメじゃないか!?
脱出する方法はないのか?
1154:◆キリシュタリア
さきほどから惑星轟を乱射しているが、効果はないようだ
こうなれば、リッカの盾を信じるしかないだろう
1155:名無しちゃん
空間の断層によって刻まれた大地が、崩壊していく
巨大なドリルで上から粉砕されているようだ
1156:名無しちゃん
こんな宝具があるのなら
あの王様、最初から使えよ!
1157:名無しちゃん
奥の手という奴だな
最初から深淵へ落とすつもりだったのだろう
ティアマトと俺ら、その両方を
1158:名無しちゃん
クタ市は最初から
俺らの墓標だったというわけか