魔法少女リリカルなのはStrikerS~竜巻は翼を強くする~ 作:超淑女
古代遺物管理部機動六課。
隊舎の一室。
部隊長室にて一人の少女が机をコツコツと叩いていた。
少女の名前は八神はやて。
この舞台を設立した部隊長だ。
部隊の分隊長は4人いる。
八神はやて。
高町なのは。
フェイト・T・ハラオウン。
自分がはやてで、残り二人は挨拶をした古くからの友人だ。
だが、一人足りない。
「足りない」
「番町皿屋敷ですか?」
そんな言葉に、はやてが眉間に皺を寄せた。
横にいる全長30cmほどの空飛ぶ少女リインフォースⅡ。
その少女ははやての顔を見て黙る。
「たく、あのちゃらんぽらんは……」
訝しげな顔をして時計を見た。
隊員たちは全員揃っているらしい。
挨拶の時間だ。
部隊長が遅れたなど最低だろう。
舌打ちをして、行こうと立ち上がる。
そんな時、部隊長室の扉が開いた。
「はやて♪」
目の前に現れたのは局員。
その局員は楽しそうに、心底楽しそうに挨拶をする。
はやては笑顔で……。
「チッ」
―――舌打ちをした。
彼女、ティアナ・ランスターは部隊の挨拶があるということで食堂に立っていた。
本日付でようやく正式な局員になれる。
兄の無念が遂げられるのだ。
念願の機動六課。
「―――長い挨拶は嫌われるんで―――」
手短に終わらせてくれてありがたいと思った。
その次は自分が所属するスターズの分隊長。高町なのは。
そして他の二人のフォワードの分隊長。フェイト・T・ハラオウンだ。
これからのことを考えながら聞いていると、早めに終わった。
結構、弛めの舞台なのかもしれない。
正直厳しめの方が良かった。
その方が十分、鍛えることができる。
夢に近づけるのだ。
<スバル、ずいぶん弛めじゃない?>
傍に立つ友人に、念話で語りかけてみる。
<アッハハ……でも訓練はすごい厳しいらしいよ>
なら良いけれど、とティアナは視線を檀上に移す。
次はもう一つの分隊らしい。
そして最後の分隊の隊長が立つ。
それを見て、ティアナは目をぎょっとさせた。
他の局員たちもそのようだ。
「きゃる~ん♪」
檀上に立つのは一人の少女。
白いロングストレートの髪をゆらしながら、ピースした手を目に当てる。
フリフリの黒いヘアバンド。
しっかりと局員の女性制服を着ているのがギャップを生む。
「トルネード分隊隊長! アサギ・レヴァインで~す! よろしくぅ♪」
そんな挨拶をして、アサギはウインクをした。
なんか星が出た気がしたが、気のせいだ。
ティアナは自分に言い聞かす。
いや、しかしそれよりも言いたいことがあった。
この部隊で自分は夢をつかめるのか?
「みんなっ、しっかり私に付いてきてねっ♪」
男たちはおろか、女性局員まで息をのむ音が聞こえた。
だがティアナは本能的に感じている。
あのアサギへの違和感を―――
ここは機動六課。
いろんな事件に巻き込まれながら新たな芽が成長していく場所。
それぞれの空を飛ぶため。
翼を与えてくれる場所だ。
「では!私のあいさつはこれでおわりです♪」
―――竜巻(トルネード)にも負けない。
強い翼だ。
―――アニメ・第三話「集結」―――
あとがき
では、とりあえずこんな感じでしたプロローグ!
これからのお話、お楽しみにしていただけたらなによりです♪
では、次回をお楽しみに!