それでは、早速始めていきます。
「……ふふ、もうすぐだ。もうすぐで私達の計画が実行に移される」
私は目の前にいる多くの兵達を見ながら静かに笑った。最初こそ苦労したものの、
「こうなれば、後は平行世界をも手中に収めるのみ。くく……それが実現した時の事を考えるだけで笑いが込み上げてくる……!」
今私の目の前にいる兵達のように平行世界の者 達が私の手となり足となる様を想像し、私が新しい玩具を手に入れた子供のように楽しさと嬉しさを感じていると、「陛下」と白い鎧に身を包んだ一人の騎士が膝を折りながら私に話し掛けてきた。
「『ブラスター・ブレード』か。計画は順調か?」
「はい。現在、『ディメンジョンポリス』のユニットらが時空に穴を開けるために攻撃を行っています。穴が開くのも時間の問題かと」
「そうか」
「しかし、陛下……平行世界の『惑星クレイ』の者達を配下に加えたいのはわかりますが、人間達まで配下に加えようとなさっているのは何故なのですか?」
「……知りたいか?」
「是非に」
『ブラスター・ブレード』が頷いた後、私は再び兵達へ視線を向けながら静かに口を開いた。
「簡単な事だ。我々には及ばないまでも人間達も中々の力を持つと聞く。それならば、人間達を手中に収め、その力を私達のために利用させてもらう。それが人間達を手中に収めようとしている理由だ」
「…………」
「くく……これも全て平行世界から『
「陛下の仰る通りです」
『ブラスター・ブレード』が恭しく一礼をしながら私の言葉を肯定していたその時、「陛下」と私を呼ぶ声が聞こえ、私はそちらに視線を向けると、そこには両肩に青き球体を付けた白い身体のユニットの姿があった。
「『ハーモニクス・メサイア』か。『時空間憑依者』についての研究はどうだ?」
「はい。研究の結果、地球との繋がりを作る手段もわかりましたし、私もユニットを地球に住む人間に憑依させられる方法を完全に会得し、現在、一度に一人までなら憑依させられるようになりました」
「ご苦労。ならば、その第一号は私となろう」
「畏まりました」
『ブラスター・ブレード』と同じように『ハーモニクス・メサイア』が膝を折りながら私に傅いていたその時、突如衝撃波が私達を襲った。
これは……くく、いよいよか……!
「陛下、これは……」
「ああ。恐らく、時空に穴が空いたのだ。さあ行くぞ、私達が支配するべき世界へ……!」
「「はい」」
『ブラスター・ブレード』と『ハーモニクス・メサイア』が共に頷いた後、私達の視界は白い強い光によって包み込まれていった。
いかがでしたでしょうか。ここからは惑星クレイ編、μ's編、Aqours編、ニジガク編の四つに分けて書いていきます。よろしくお願いします。
そして最後に、今作品についての感想や意見、評価などもお待ちしていますので、書いて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
それでは、また次回。