体が揺すられるからなんだと思ったら白滝が目のハイライトを消してこっちを揺すっていた。怖い・・・嘘だけど。
「ねぇ礼二君、ハジメ君を落としたのは槍山君なんだよね?」
「ん?ああ。アイツが最初橋にいる時に南雲に火球を当てて、俺が助けた後に俺の〝右手〟を攻撃してきてな。南雲を落としてしまった。」
「そっか・・・やっぱりそうなんだね。」
「要件はそれだけか?俺は寝るぞ。」
「あ、待って。どうして槍山君がハジメ君を攻撃したのか分かる?」
「はっ?そりゃお前だろ白滝。」
「えっ、私?それに白滝って・・・。」
「彼奴はお前に色欲を、南雲に嫉妬を強く持っていた。まあ純度は薄かったが量は多かったな。下級とはいえ悪魔が顕現しかかってたし。」
「じゃあ・・・ハジメ君が攻撃されたのは・・・私が原因・・・?」
「そうだな。」
あ、白滝崩れ落ちた。まあいいや放置しとこう。俺が寝るのに邪魔にはならんし、誰かが回収するだろ。八重垣とかが。もしかしたら勇者かもしれんがそこはどうでもいい。寝る。
「香織!起きたばかりで勝手に行動しないで・・・どうしたの香織!?大丈夫?」
言ったそばから八重垣が来たな。よし安心して寝れる。まあ来なくても寝るが。
「何サラッと寝ようとしているの!状況を説明しなさい礼二君!」
「えぇ?面倒。」
「面倒じゃない!」
「はぁ・・・。
揺すられて起きた。
南雲落とした奴を確認された。
落とした奴の動機が白滝だと教えた。
今ここ。おけ?」
「・・・あー、OKよ。それで責めるのは・・・まあ、お門違いかしらね。」
「じゃあもう寝てもいいか?」
「寝る前にひとつ聞かせてちょうだい。」
「ん?」
「どうして南雲君が・・・その・・・亡くなったのに何でも無さそうにしているの?南雲君は友達だったでしょう?」
「ん?言ってなかったか?アイツ生きてるぞ?それで悲しむなんて意味がわからん。じゃあおやすみ。」
「・・・・・・・・・?えっ?南雲君生きているの!?ちょっとどうゆう事なの説明しなさいってもう寝てる。しかも起きないのだけど!?硬っ、え、礼二君硬すぎないかしら?どうやって香織は礼二君を起こしたの?
あーもう!香織!起きなさい!南雲君は生きているそうよ!良かったわね不安に思わなくてもいいかもしれないわ!」
「本当雫ちゃん。」
「うわ、ビックリしたぁ。」
「ねぇ雫ちゃん。本当にハジメ君は生きてるんだよね?嘘じゃないよね?」
「え、えぇ多分大丈夫よ。礼二君はあまり喋ろうとしないけれど、喋る事に嘘は無いわ。その労力が無駄だから。そんな事をするぐらいなら寝る時間を増やそうとするわよ、彼。」
「そっか。じゃあ何確証を持ってるんだね。今すぐ聞きたいけど今寝たんじゃ絶対起きないから、4、5日経ってから揺すってみよう。多分それぐらいで起きてくれると思うから。」
「・・・ねぇ香織。その知識はどうやって知ったのかしら?」
「え、南雲君と訓練してる時はそれぐらいのペース起きてたよ?」
「あ、そう言うことなのね。安心したわ。」
「でもハジメ君が生きているとしても、助けが要るはず。今まで以上に訓練してハジメ君を助けに行かないと!」
「・・・えぇ、そうね。私もそれに付き合うわ。絶対に助け出しましょう。」
「うん!一緒に頑張ろう!」