アズールレーンT   作:BREAKERZ

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【自作】偽りの英雄譚

ーカインsideー

 

カイン指揮官は、分厚い雲と岩場ばかりの僻地のような場所に立っていた。

 

「(ーーーーここは、一体・・・・?)」

 

『(兄ちゃん・・・・?)』

 

「(っ! フーマっ!?)」

 

声が聞こえ振り向くと、自分と同じサイズになったフーマがソコにいた。

 

「(フーマ、ここは・・・・?)」

 

『(ここは、俺の故郷ーーーー〈惑星O−50〉だ!)』

 

「(っ! ここが、フーマの故郷、なのか?)」

 

フーマに言われ、カイン指揮官は目を見開いた。

この僻地のような場所が、フーマやウルトラマンオーブ、さらにルーブ兄弟の故郷である事に。

 

『(こんな殺風景な場所だけじゃなくて、ちゃんと街や政府は存在しているよ。そしてここは、『戦士の頂』だ)』

 

「(ーーーー『戦士の頂』・・・・しかしフーマ、何故俺達はこの惑星に?)」

 

そう、二人が何故、平行世界にある〈惑星O−50〉にいるのか、ソレが分からなかった。

 

『(・・・・どうやら、『アイツ』に呼ばれたようだ。俺達〈O−50〉のウルトラマンに力を与える存在ーーーー『オーブの光』にな)』

 

フーマが指差した方に目を向けると、青白い光がリング状となっている物体が、空に浮遊していた。

 

「(・・・・・・・・・・・・・・・・)」

 

カイン指揮官が、『オーブの光』と呼ばれたソレを見上げていると、ソレが一瞬光ると、カイン指揮官とフーマの頭の中に『声』が響き、二人の視界が光に包まれたーーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー綾波sideー

 

「・・・・ニーミ」

 

〈鉄血〉の総統閣下アイゼーン・マコットラーがウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツとなり、カイン指揮官達トライスクワッドを倒してから、およそ一週間が経過したアズールレーン母港の営倉。

 

「くっ・・・・ううっ・・・・あぁっ・・・・!」

 

「・・・・ぅ・・・・っ・・・・!」

 

綾波は営倉の中で、ゼェ、ゼェ、ゼェとヘッドの上で粗い呼吸をするニーミとプリンツ・オイゲンを訪ねた。

営倉の中は十七畳の広さがあり、二つのヘッドと二つのソファチェアと小さなテーブルが設られ、テレビに浴室にトイレまであり、ちょっとしたホテルの一室ようでそれなりに快適に過ごせる作りとなっていた。よくとあるロリコン艦船‹KAN-SEN›やカイン指揮官への重い恋慕を持った艦船‹KAN-SEN›達を収容しているので、営倉も改築したのだ。

しかし、二人はそんな営倉のべッドの上で苦しそうに身悶えているのだ。

 

「・・・・・・・・」

 

綾波は、苦しんでいる二人に何もしてやれない自分に、無力感と歯痒さ、そして自分の不甲斐なさの気持ちでいっぱいになった。

 

「あや、なみ・・・・」

 

「っ、ニーミ!」

 

苦しんでいたニーミが朧気に手を伸ばすと、綾波はその手を取った。

 

「ぅっ・・・・!」

 

「ニーミ・・・・!」

 

ニーミとオイゲンの首に巻かれているチョーカー。コレに赤い線が走る時、ニーミとオイゲンが苦痛に苛まれる。

このチョーカーこそが、ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツがダメージを受けると、その激痛と苦痛を全てーーーー“〈鉄血〉艦船‹KAN-SEN›全員に肩代わりさせているのだ”。

ニーミ達が苦しんでいると言う事は、アイゼーン・マコットラーがまたウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツに変身して戦っている事を意味している。

綾波は忌々しそうにチョーカーを睨む。できる事なら、ニーミ達を苦しめるこのチョーカーが引きちぎり、自慢の対艦刀で粉々に粉砕してやりたい。

しかしーーーーそれはできない。

この母港に戻ってすぐ、明石に夕張といった工作を得意とする艦船‹KAN-SEN›によって結成された艦船‹KAN-SEN›の新たな兵装に武器を開発する『アズールレーン母港・科学部』が、オイゲンとニーミのチョーカーを調べて見た所。確かに、何かの受信をする装置のような機能が組み込まれており、コレがニーミ達を苦しめている機能であると分かった。それと、盗聴機能と発信機機能も本当に付けられており、さらにはーーーー遠隔操作による『爆破機能』まで付いていたのだ。

爆弾を解析してみた所、その威力はかなり高く。人間よりも遥かに頑丈な艦船‹KAN-SEN›の首と胴体を永遠に離れ離れにさせる程の威力を持っているのだ。だからこそ、綾波はこの忌まわしいチョーカーを破壊したくても破壊出来ずにいるのだ。

 

「・・・・・・・・スゥ・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

二人が大人しくなり小さな寝息を立てていた。漸く苦痛と激痛が収まり、眠ったのだろう。

 

「綾波ちゃん・・・・」

 

「綾波・・・・」

 

ジャベリンとラフィーが営倉にやって来る。どうやら長く居すぎたようだ。一応捕虜扱いになっている二人と、あまり長くいる訳にはいかないのだ。

綾波はニーミの手を優しくニーミの胸元に置き、毛布をニーミにかけると、ジャベリンとラフィーもオイゲンに毛布をかけてあげると、今日の見張り役であるロリコ・・・・アーク・ロイヤルと、銀髪をリボンで結んだポニーテールに金色の瞳をし、服装、サーベルやフリントロック銃といった、海賊の衣装がちりばめられている艦船‹KAN-SEN›、『ロイヤル所属 重巡洋艦 ドレイク』と交代した。

綾波達はそのまま営倉のある区画から離れ、未だ眠ったままのカイン指揮官のいる医務室へと向かっていた。

 

「ユニコーンは指揮官の所にお見舞いですか?」

 

「うん。フーマさんも意識が戻らなくて、タイガさんとタイタスさんが寝ずに見ててくれているよ」

 

「・・・・早く起きてくれないと、ニーミ達が持たないかも」

 

「ニーミちゃんとオイゲンさんだけじゃないよ。鉄血の艦船‹KAN-SEN›の子達だって、こうしている間に苦しんでいるんだよね?」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

ジャベリンの言葉に、綾波だけでなく、ポーカーフェイスなラフィーですら心なしか不快そうに歪んでいるように見えた。

先日のウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ(略してオーブダーク)こと、アイゼーン・マコットラーの卑劣な作戦によって敗北したカイン指揮官とフーマ。

急ぎ母港に戻った後、カイン指揮官は集中治療室へ。ニーミとオイゲンのチョーカーの解析に、エンタープライズとクリーブランドが残った島への救援と復興の要請等。それはもうバタバタした状態が続いた。

それから数日が経ち、島での復興が漸く一段落し、エンタープライズとグリーブランドが母港に戻ってきた。

 

「ーーーー綾波。ジャベリン。ラフィー」

 

「三人共、暫くぶり!」

 

「っ! エンタープライズさん! グリーブランドさん!」

 

そしめ二人と合流し、カイン指揮官がいる医務室に入ると。

ミルクティーベージュの髪をショートボブにし、後ろ髪は長い三つ編みに纏め、カチューシャで髪飾りをし、服越しだがメリハリの効いたモデル体型の艦船‹KAN-SEN›『ロイヤル所属 空母 イーグル』である。イーグルはいつもの服装ではなく、女医のような白衣を着ており、いつもはキリッとした金色の瞳をクールでキツそうに見える眼差しが、今はカイン指揮官を心配そうに見つめている。

さらにハーマイオニーもおり、いつものメイド服ではなく、今は少しサイズが小さい看護服でその豊満な胸とグラマラスな肢体をピッチリと包んでおり、黒のハイソックスで絶対領域を作った服を着用しているのである。

二人はベッドで眠っているカイン指揮官の上着を脱がし、聴音器で検査していた。

ベッドの近くではベルファストとイラストリアスとユニコーンが沈痛な顔を浮かべていた。

 

「ーーーーエンタープライズ様。クリーブランド様。お帰りなさいませ。復興の方は?」

 

「ああ。一段落したので戻って来られた・・・・」

 

「でも、島の人達の心までは、復興できなかったよ・・・・」

 

二人の顔色が優れない。

二人の迅速な避難誘導で死傷者が出なかった不幸中の幸いだったが、オーブダークと怪獣の戦いに巻き込まれ、多くの島民達が家と船を失ったのだ。それまで築いてきた思い出等が破壊されたような物である。彼等の心の傷は簡単には癒えないだろう。

 

「イーグル。指揮官は?」

 

「・・・・怪我は完治しているが、意識が戻らない。まだ暫くはこのままね」

 

「ーーーーあれから、鉄血総統は各国家陣営で派手に戦っているようだな?」

 

「はいです。色々やっているようなのです」

 

クリーブランドの問いにイーグルが苦々しい顔で応え、ハーマイオニーを悲痛な顔でカイン指揮官を見つめる。

エンタープライズの言葉に綾波がスマホのテレビを起動させると、その映像を全員に見せ、一同は視線を険しくする。

映像に映し出されたーーーーウルトラマンオーブダークの活躍を特別番組で報道されていたのだ。

〈鉄血〉の海岸の街に現れた『深海怪獣グビラ』によって海岸に置かれていた古城が破壊されると、ウルトラマンオーブダークが現れ、グビラと戦い倒した。

それを皮切りに、オーブダークは各陣営に現れる怪獣と戦っていた事を報じられる。

〈アイリス〉の首都の郊外の山から現れた『古代怪獣ゴモラ』と戦い。

〈ヴィシア聖座〉の首都の地下から出現した『地底怪獣テレスドン』と戦い。

〈サディア〉の首都の空に『宇宙大怪獣ベムスター』が空から現れての空中戦。

〈東煌〉の首都に『宇宙竜ナース』が飛来し、これを撃破した。

それだけにとどまらず、落下しそうになったセスナ機を助けたり、氷山にぶつかりそうになったタンカーを守ったり、風船を手放した少女風船を手に取って返したり、木から降りられなくなった野良猫を助けたりと、怪獣騒動以外でもウルトラマンとして活躍していた。

それら全てを特別番組で放送され、ゲストとしてやって来た、鉄血総統のアイゼーン・マコットラーが話をしていた。アイゼーン・マコットラーはガタッも立ち上がると、司会者を無視して大仰に話し出す。

 

《世界は今まさに、セイレーンだけでなく、怪獣による被害で混乱しております。ーーーーその混乱を打ち破る為に現れたこのウルトラマンこそ! 我らが希望! ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツなのです! 今日も〈北方連合〉に現れた怪獣を見事に撃破したその姿は! まさに『英雄』と呼んでも差し支えないのです!!》

 

そう。先程までニーミとオイゲンが苦しんでいたのは、オーブダークが〈北方連合〉で『冷凍怪獣ペギラ』と戦っていたからだ。

自分の活躍を自画自賛しまくるアイゼーン・マコットラーに、全員が不快そうに眉根を寄せる。

画面の中のアイゼーン・マコットラーはソレを知る由もなく、次々とベラベラと司会者等に構う事なく喋り、さらに大仰な身振り手振りで話を進める。

アイゼーン・マコットラーの後ろではビスマルクを含めて数人の鉄血艦船‹KAN-SEN›達が控えており、首に赤いスカーフを巻き、顔には濃い目の化粧が施されていた。彼女達もニーミとオイゲンと同じく疲弊している筈なのだが、どうやら化粧で誤魔化しているようだ。

 

《ーーーーそう! まさにウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツこそが! この星に舞い降りた我らの『希望』! 我らの『光』!! 我々〈鉄血〉は彼を支持し! 彼と協力し手を取り合い! 彼と共にこの星の人々を守る事を誓いましょう!! コレをご覧になっている皆様! アズールレーンや奴等と協力するウルトラマンを気取るあの三人は偽物です! 騙されてはいけません!! 奴等はここ数日、他国が怪獣の被害に遭っていると言うのに助けに行こうとしない酷い組織です!!》

 

自分がそうさせた癖に、身勝手な言葉を喚き散らすアイゼーン・マコットラー。

と、次の瞬間・・・・。

 

ーーーードゴォォォォォォォォォンン!!

 

母港の重桜寮で爆発が起こった。

 

「・・・・何か起きましたか?」

 

ベルファストが通信機で連絡すると、ケイトの慌てた声が響いてきた。

 

《あぁベルファスト!? 〈鉄血〉総統の番組見た!?》

 

「ええ。今見てます」

 

《その放送を見て赤城と加賀がプッツンしちゃって、【〈鉄血〉、潰す・・・・!】って、言い出しちゃって! 今抑えている所! 私達だけじゃなく、高雄に愛宕、翔鶴と瑞鶴も抑えてくれているけど、長く保たない!》

 

ケイトの報告を聴いて、ベルファストが小さくため息を吐く。こんな番組を見て、現場にいたあの二人が大人しくできる筈が無いとも思っていた。

実際、ベルファスト自身も腸が煮えくり返っている所なのだから。

 

「何とか抑えておいて下さい。ご主人様が眠っているのに〈鉄血〉と事を起こすのは“まだ”早いです」

 

“まだ”、と付ける辺り、ベルファストも赤城と加賀の心境に理解を示しているようだ。

そんな事も知らず、アイゼーン・マコットラーは番組司会者の事なんて構わず、段々ヒートアップしていく。

 

《我々〈鉄血〉は! この星に新たな防衛組織〈ノイ‹新›レッドアクシズ〉を結成するつもりです! この星の海をセイレーンから取り戻し! この星の平和を! 我々〈鉄血〉と築いて行こうではありせんかっ!! さぁ! 国家よ! 戦士達よ! 我の元に集え! この偉大なる〈鉄血〉総統閣下アイ・・・・》

 

と、ソコまでアイゼーン・マコットラーが喚くのを聴くと、もう聞くに堪えないと言わんばかりに、綾波はテレビを切った。グリーブランドが辛抱たまらず声を張り上げる。

 

「ーーーーよくもまぁここまで言えた物だね!」

 

「番組で出されたオーブダークの映像は、ほんの一部始終ーーーーそれも、“オーブダークがカッコよく戦っている場面だけを使っています”」

 

ベルファストがキッパリと言った。

そう。オーブダークが〈鉄血〉でグビラと戦って以降、アズールレーンは各陣営に現れたオーブダークの戦闘の詳細な情報を貰っていた。

何故まだアズールレーンに加入してもらっていない陣営から情報を貰っているのかと言うとーーーー“オーブダークが怪獣との戦いで起こす被害が半端ではないからだ”。

テレビではカッコよく戦っているように見せているだけである。

ゴモラとの戦いでは、ゴモラの突進を正面から受け止め、さらに尻尾攻撃も耐えきり、その尻尾を掴んでジャイアントスイングで投げ飛ばし、郊外にいたゴモラをわざわざ〈アイリス〉の首都に投げ飛ばし戦い、首都の一部を瓦礫に変えた。

テレスドンでは、テレスドンが吐く火炎を自分の剣、オーブダークカリバーから放つ火炎技をぶつけ、その飛び火で〈ヴィシア聖座〉の首都の三分の一を火の海にした。

ベムスターとの飛行戦の最中、ベムスターを地上に叩き落とし、〈サディア〉の歴史的文化遺産である建物の一部を破壊した。

ナースとの戦いでは、円盤形態になったナースの光線を乱射し、オーブダークはそれを真正面から受けるが、〈東煌〉の家や畑が光線の二次被害を受けてしまっていた。

しかも、オーブダークがゴモラの突進に尻尾の攻撃。テレスドンの噛み付き。ベムスターの爪。ナースの光線と言った攻撃を真正面から受けている為、そのダメージは全て鉄血艦船‹KAN-SEN›達が負担しているのだ。

 

「ーーーーこのままヤツの好きにさせていては、無用な被害が出る上に、いずれ鉄血艦船‹KAN-SEN›達の命に関わるな」

 

「何か方法ないの?」

 

『鉄血艦船‹KAN-SEN›達が付けているチョーカーさえ無くなれば、あんなヤツ俺達が片付けられるのになぁ!』

 

『ベルファスト嬢。エディンバラ嬢とシェフィールド嬢が〈鉄血〉に潜入捜査に行っているが、報告は来ているのかな?』

 

「いえ。お二人が何かしらの情報を得て来てくれれば良いのですが・・・・」

 

と、ベルファストがそう言ったその時ーーーー。

 

「・・・・・・・・・・・・う、うぅっ・・・・!」

 

『っ!』

 

その場にいた全員が、うめき声を上げたカイン指揮官に目を向けると。

 

「・・・・あ、ここ、は・・・・?」

 

『・・・・アズールレーン、母港か・・・・?』

 

『トモユキ! フーマ!』

 

『カイン! フーマ!』

 

『指揮官/ご主人様/お兄ちゃん! フーマ(様/さん)!』

 

カイン指揮官とフーマが目を覚ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーシェフィールドsideー

 

「ーーーーアソコが、グビラによって破壊された古城ですか。ねぇシェフィ、この辺りに何か手掛かりがあるんですか・・・・?」

 

「分かりません。ですが。〈鉄血〉の本部で手掛かりが見つからない以上、後はここしかありませんよエディンバラ」

 

〈鉄血〉の首都にて、何かしらの情報を得ようと髪型や髪の色等を変えて潜入捜査をしていたシェフィールド(髪を下ろし、金髪に染めて眼鏡を掛けた)とエディンバラ(眼鏡を変えて茶髪に染めたポニーテール)。だが、〈鉄血〉の本部で目ぼしい情報は見つからず、【総統閣下は、よく海岸の街の古城に行っていた】と言う噂を聴いて、首都から離れたこの場所に来ていたが、無惨に破壊された古城跡だけで何も無く。シェフィールドは小さくため息を吐いてこの場を離れようとする。

がーーーー。

 

「ん? どうしましたエディンバラ?」

 

「・・・・シェフィ、あれ」

 

シェフィールドはエディンバラが街の裏路地に入ろうとする外套に身を包んだ見た事ある人物、否ーーーー宇宙人を見つけた。

マグマ星人だ。

 

「・・・・もしや・・・・」

 

「手掛かり、発見したかも知れません!」

 

二人はマグマ星人を追うと、街から離れた古びた家屋に入っていくのを見つけ、家屋にコッソリ入り、リビングらしい場所に近づいてみると、マーキンド星人もおり、ボロボロのソファや椅子に座りながら愚痴を零していた。

 

『全く、酷え目にあったぜ!』

 

『本当ですよ! 〈鉄血〉総統、嫌、『チェレーザー』め!』

 

「ーーーー何のお話ですか?」

 

『『ん?ーーーーゲェっ!? ノーパンか』』

 

ーーーーパシュンっ! パシュンっ! パシュンっ! パシュンっ! パシュンっ!・・・・。

 

『『ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアっっ!!!』』

 

「し、シェフィ、一応、もしかしたら情報を持っていそうなんだから、程々にね・・・・」

 

シェフィールドの姿を見て悲鳴を上げそうになるマグマ星人とマーキンド星人は、シェフィールドがサイレンサー付き拳銃(弾丸はゴム弾)で撃っていき、エディンバラがおずおずと忠告したのであった。

 




マグマ星人とマーキンド星人。シェフィールドにエディンバラと奇妙な腐れ縁が生まれたな(笑)。
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