アズールレーンT   作:BREAKERZ

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久しぶりに、アズールレーンの敵達が出てきます。


【誕生】漆黒の巨人

ー〈ヴィラン・ギルド〉sideー

 

〈ヴィラン・ギルド〉の事務所に、チブル星人マブゼからもたらされた『黒い装置』と、ガラス張りのケースの中に、『赤い液体』が入った試験管が置かれていた。

 

『・・・・コレは?』

 

『ーーーー『ベリアル因子』ですね』

 

『なんとっ!?』

 

『『!?!?!?』』

 

ゴドラ星人がガラス張りのケース驚きの声を上げ、スラン星人とザラブ星人も仰天する。

ーーーー『ベリアル因子』。

長きに渡る戦いにて、ウルトラマンベリアルは何度も『光の戦士』に倒され、その時に出た身体の破片から抽出された遺伝子である。

 

『コレが噂に聞く『ベリアル因子』なのか・・・・』

 

『うわぁ〜! 臭いとか凄いんでしょう!?』

 

『コラ! そっちはまだ準備中だっ!』

 

ザラブ星人がはしゃいでケースを開け、チブル星人マブゼが注意をしたその瞬間ーーーー。

『ベリアル因子』から漆黒の煙が溢れ出て、ザラブ星人の顔面を一瞬だけ覆うと、ザラブ星人はケースを開けていた手を離して、再び閉じる。

 

『ぐぅぅぅぅ・・・・あぁっ・・・・!!』

 

苦しそうに呻いたザラブ星人はその場に倒れ、泡を吹いて失神してしまった。

 

『ザラブ!? 泡!? 泡が出てる!?』

 

『大丈夫かっ!?』

 

ゴドラ星人がザラブ星人に駆け寄り、スラン星人が『ベリアル因子』が入ったケースを戦慄したように見据える。

 

『こんな物・・・・本当に使って平気なのか・・・・?』

 

『ハハハハッ! 『実験』の上で『雑魚』か幾ら死のうと問題ないでしょう? そんな訳でぇ・・・・スランくん。ポチッとよろしく♪』

 

『・・・・・・・・』

 

スラン星人は不安そうに起動装置を一瞥する。

 

『おいおいマジかっ!? いきなりやんのか!?』

 

流石にゴドラ星人もコレはかなり危険だと思ったのか、スラン星人を制止しようとする。

 

『・・・・やるしかないだろう。どの道、俺らがウルトラマン達やトレギアと渡り合うには、コレしかないんだからよ』

 

スラン星人も危険だとは分かっているが、自分達がウルトラマンを排除する為にはこの方法しかないと、正に『藁にもすがる思い』で起動装置のボタンを押した。

 

『ーーーーええいっ! なるようになれだ! ポチッとぉっ!!』

 

その瞬間、

 

ーーーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!!

 

『『うわわわわわわわわっ!?!?』』

 

『さぁ、本物のベリアルよりも完璧な個体にしてあげようね。可愛い子よ♪』

 

起動装置が動き出し、ゴドラ星人とスラン星人が抱き合って脅えるが、チブル星人マブゼが楽しそうに言った。

 

『こ、コレで、ウルトラマン達を排除できるのか? 俺達に・・・・?』

 

『ウンウン!』

 

『フォォォォ〜っ!!』

 

『『うわぁああああっ!?』』

 

と、起動装置を見ながら、訝しげに問うスラン星人に、ゴドラ星人も同意するように頷いた。

すると、失神していたザラブ星人が奇声を発しながら起き上がった。

 

『ーーーーコレが『怪獣墓場』かぁ!?・・・・ん? あぁっ! 良かったぁ・・・・生きてるぅ!!』

 

『ビックリさせんじゃねぇよ!ーーーーザラブぅぅっ!!』

 

何やら不穏な発言をしたザラブ星人に、スラン星人がポコっと殴ってから、生還を喜び合っていた。

 

『良かった良かったぁ。ーーーーだが、チブル星人マブゼよ? どうやってウルトラマン達を呼び寄せるんだ?』

 

ゴドラ星人もザラブ星人の生還を喜ぶが、すぐに本題を問うた。

すると、チブル星人マブゼは、

 

『・・・・・・・・あっ、あぁ・・・・えっと・・・・』

 

視線を不自然に泳がせて、思案を巡らせていた。どうやら、ソコまでは考えていなかったようである。

 

『ーーーーソレは私達がしてあげようかしら?』

 

『『『『っっ!!??』』』』

 

突如、その場に響いた女性の声に、一同がビクッと身体を震わせて周囲を見回すと、いつの間にか1人の女性がいた。

色素の無い白い肌、長く白い髪をしている少女。その頭には機械のネコミミのような物を付け、まるでウルトラマンに協力している『アズールレーン』の艦船‹KAN-SEN›のような艤装を装備し、その艤装には吸盤のついた触手があってソレに座り込み、触手とは別に超大型の3連装の砲塔を2門を保有た存在。

 

『あ、アナタは・・・・『セイレーン オブザーバー』!?』

 

『ウフフフフ・・・・』

 

チブル星人マブゼは、この星の人物の脅威とされている、〈セイレーン〉の名を震える声で発した。

 

 

 

 

 

ーカイン指揮科sideー

 

そしてその頃、カイン指揮官達は、着飾ったエンタープライズとベルファスト。女子高生の制服姿をした綾波とジャベリンとラフィーとニーミ。そして、丈の短い浴衣を着たホノルルと共に、アズールレーン母港の祭りを楽しんでいた。

 

「おう! 明石はフランクフルトか?」

 

「ニャハハハハ! 意外と繁盛にゃ! ほれほれ丁稚コンビ、もっともっとジャンジャカジャンジャカ焼くのニャ!」

 

『分かってますよ! 皆さ〜ん! マーキンド印のたい焼きですよ〜!』

 

『いらっしゃい、いらっしゃい! マグマ印のフランクフルトだよ〜!』

 

明マーキンド星人とマグマ星人が焼くたい焼きとフランクフルトは意外と人気が出て結構売れていっており、浴衣姿の明石はホクホク状態であった。

お面屋さんでは、オフニャや饅頭だけでなく、タイガにタイタスにフーマのお面が売られていた。

 

「あらあらホノルル! なんやかんや言って着替えてるじゃない♪ し・か・も、指揮官くんまで一緒だなんて、引っ込み思案のアナタにしては頑張ったわね〜♪」

 

「あ、アンタがこの衣装に着替えろって言ったんでしょう!」

 

「このフラッペ、イケるわね」

 

「これが〈重桜〉のお祭りにでるリンゴ飴かぁ〜!」

 

「・・・・戦利品です」

 

「大量・・・・」

 

セントルイスにからかわれるホノルルと、祭りの料理を堪能するニーミとジャベリン。射的等で景品を取りまくった綾波とラフィー。

 

「お! ホノルル、アッチに金魚掬いがあるけど、やってみるか?」

 

「えっ? あ・・・・そ、そうね・・・・」

 

まだ恥ずかしいのか、たどたどしい話し方になっている。

すると、

 

「ホノルル。コレ、美味しいよ・・・・」

 

片手にフランクフルトにイカ焼き、たい焼きにアメリーーーーではなく、ユニオンフラッグを指に挟み、頭にはオフニャのお面を付け、完全にお祭りを楽しんでいるスタイルのラフィーが、フランクフルトを1本差し出した。

 

「え、ええ。・・・・・・・・(カリッ)・・・・ホントだ、美味しい・・・・!」

 

「後コレもあげる。ーーーー後コレも」

 

ラフィーが次々とホノルルにお祭りの食べ物やおもちゃを手渡していった。

 

「こんなにくれるの? ありがとう・・・・」

 

「(グッ)」

 

はにかんだ笑顔で言うホノルルに、ラフィーは親指を立てる。

すると次は、ノースカロライナとワシントンの出店を見つけた。

 

「うおっ!? ノースカロライナ! なんて素敵なバニーガールなんだ!? ワシントンも素晴らしくセクシーだぞ!!」

 

「あら指揮官。折角のお祭りだから着てみたんだけどーーーーどう? 似合ってる?」

 

「サイコーに似合ってる! 普段そんな格好をしなさそうなワシントンまでしているんだから、尚サイコー!!」

 

「あ、あんまり見てんじゃねぇぞ指揮官! こ、コレは姉貴に無理矢理着せられて・・・・!////////」

 

本人は『無個性』と言っているが、唯でさえ金髪碧眼で長身な上に、ベルファストに勝るとも劣らないナイスバディをしている『正統派美人』のノースカロライナが、コレまたオーソドックスなバニーガール姿で、セクシーなポーズを取っていた。

更に普段は男勝りで、だぜ口調だが、銀髪青眼で姉のノースカロライナと同じくらいの長身ナイスバディ、しかも左の胸元にホクロがあり、セクシーさが際立つワシントンまで、ノースカロライナのよりも露出の高いバニーガール姿でいたのだから、より破壊力が増していた。

二人の姉妹は更に、お互いが正面から重なり合い、豊満な胸が潰れたピースとポーズを取り、アメリカン・・・・もとい、ユニオンドリームを体現したかのような姉妹のプロポーションの破壊力は正に、『オーラムストリウム』が2倍になったような破壊力であると、カイン指揮官は確信した。

 

「お祭りを開催して良かった・・・・!!」

 

《トモユキ・・・・何も泣かなくても良いと思うぞ・・・・》

 

《こんなに美しい程の涙を流すとは・・・・》

 

《流れてる理由は、人によっちゃ最低だけどよ・・・・》

 

美しいドレス姿のエンタープライズとベルファスト、可愛らしい制服姿の綾波達、更にセクシーな浴衣姿のホノルルにバニーガールのノースカロライナとワシントンを見て、カイン指揮官は感涙の涙を流していたが、ソレを呆れた目で見ているトライスクワッド。

 

「ノースカロライナさんとワシントンさんは『ダーツ』なんですね?」

 

「ちょっと投げてみないか? 1人1本だぞ」

 

ワシントンはジャベリン達にダーツを1本ずつ渡し、ジャベリンが自信なさ気に呟いた。

 

「・・・・私、初めてだから上手くできるかなぁ?」

 

「ラフィーも・・・・」

 

「『ゲーム』なら『賞品』があるです?」

 

「勿論♪ あの『的』の真ん中に当てるとーーーー」

 

「真ん中?」

 

と、ノースカロライナが綾波の質問に手を伸ばして『的』を見せた。ニーミを含めて全員が見るとソコにはーーーー。

5メートル程離れ、とても小さな『1等の的』の周りには『残念!』『おしいっ!!』『ハズレ』『ごめんなさい♡』しか無い、完全に『1等』以外がない『的』であった。

 

「ーーーー小さ過ぎませんかっ!?!?」

 

ジャベリンが盛大にツッコミを炸裂させた。ソレに対して、ノースカロライナは冷静に応対した。

 

「『賞品』が物凄く豪華だから、難しくしないとね♪」

 

「『豪華な賞品』って・・・・?」

 

「聞いたら驚くぞ〜」

 

「なんと! 『指揮官とのデート権』よ♪ 2枚しかないから、2人まで当たりだからね☆」

 

ホノルルが聞くとワシントンはニヤリと笑みを浮かべ、ノースカロライナが『指揮官とのデート権』と書かれたチケットを取り出して、パチリッとウインクした。

 

『っっ!!』

 

その瞬間、綾波達やエンタープライズとベルファスト達だけでなく、周りにいた『艦船‹KAN-SEN›』達が反応した。

 

「コレは負けられない戦いですね!」

 

そして、ジャベリン、ラフィー、ニーミと挑戦した。

が・・・・。

 

「うぅ〜・・・・!」

 

「残念・・・・」

 

「後少しだったのに・・・・!」

 

後は綾波とホノルルだけとなった。

 

「良いのか指揮官? 『デート権』なんて」

 

秘書艦になるのが多いエンタープライズと、カイン指揮官専属のメイドであるベルファストは参加を遠慮し、やれやれと苦笑しながら、エンタープライズがカイン指揮官に問うた。

 

「はははは・・・・。まぁお祭りだしこれくらいはーーーーはっ!?」

 

()()()()

 

『っっ!?』

 

と、苦笑していたカイン指揮官は、背後から近づく凄まじい威圧感‹プレッシャー›を感じて振り向き、顔を青ざめた。トライスクワッドやエンタープライズ達も、カイン指揮官の後ろを見て青ざめる。

何故ならソコにはーーーー。

 

「ウフフフ・・・・指揮官様との『デート権』ですって?」

 

「あらあら・・・・それ、お姉さんが貰っちゃおうかしら?」

 

「クククク・・・・遂に指揮官様を私だけのモノにするチャンスが・・・・」

 

「フフフフ・・・・指揮官の『オサナナジミ』である私にこそ、『デート権』は相応しいわ」

 

《ヤベー姐さん達が来たよ・・・・》

 

〈重桜〉が誇るヤンデレ艦船‹KAN-SEN›、赤城。愛宕。大鳳。隼鷹の4人が、不気味な笑みを浮かべながら近づいて来るのを見て、フーマがそう言ってきた。

 

「指揮官・・・・コレは大変な事になってるのです・・・・!」

 

「あぁ。あの中の誰かが『デート権』なんて手に入れたら・・・・!」

 

「し、指揮官が食べられちゃいますぅ〜!」

 

《食べられる? ジャベリン君。彼女達にはカニバリズムでもあるのか?》

 

「いえタイタスさん。こう言うのは比喩的表現で・・・・」

 

《兎に角! 色々な意味でヤバいぜ!》

 

タイガの言う通り、あの中の誰かが『デート権』を手にしてしまえば、カイン指揮官の『身』の危険である。

が、そんな一同にノースカロライナはウィンクをする。

 

「大丈夫よ。ちゃんとあの手の子達への対策はバッチリだから☆」

 

と、言い出し、エンタープライズとベルファストに少し話すと、2人はスマホを取り出して連絡をし、赤城達がノースカロライナの指示で横一列に並び、それぞれワシントンから手渡されたダーツを構えて、ほぼ一斉に『的』に向かって投擲した。その勢いは凄まじく、風切り音がまるで弾丸のようであり、一斉に『1等』に集まりそして・・・・。

 

ーーーーガキンッ!

 

「「「「なっ!!?!?」」」」

 

4人のダーツはぶつかり合い、明後日の方向や地面に落ちたりしてしまった。

 

「・・・・もしかして、コレが対策?」

 

「そう。小さくした『的』に一斉に放たれたダーツがぶつかり合って、お互いに弾け飛んでしまったの」

 

「だから態々、アイツらだけは横一列にしたんだよ。お互いを出し抜く気満々だったしな。ま、コレも姉貴の作戦だが」

 

お互いに責任をなすりつけ合って睨み合っている赤城達を、エンタープライズとベルファスト、そしてカイン指揮官から連絡を受けた加賀と高雄、大鳳の天敵アルバコア、更にシリアスとシェフィールドが4人を連れ出して行った。

 

「助かった・・・・ありがとうノースカロライナにワシントン! お礼に今度2人それぞれとデートしよう!」

 

「あら。ありがとう指揮官♪」

 

「今度上手い飯が食える所紹介しろよ!」

 

と、話が纏まっている所、まだダーツを投げていない綾波とホノルルの番が来て、ホノルルが投げやりな感じで投げたその瞬間ーーーー。

 

ーーーーウウウウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・!!

 

『っっ!!?!?』

 

突然、母港中に鳴り響いた警告音に、カイン指揮官達は全員身体を強張らせた。

そしてすぐに、カイン指揮官が通信を入れる。

 

「ーーーー何だ? 何が起こった?・・・・・・・・何っ!? 母港近海で〈セイレーン〉の艦隊が現れたっ!?」

 

『っ!?』

 

更にカイン指揮官から発せられた言葉に、全員に緊張が走り、中には店の作業を中断し、飲食店等は饅頭達が片付けて始めた。

 

「・・・・分かった。皆! 〈セイレーン〉が現れた。迎撃に出るぞ!」

 

『了解!!』

 

カイン指揮官の言葉を聞いて、全員が動いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーオブザーバーsideー

 

ーーーーアズールレーン母港近海。

 

『オブザーバー、良いの? こんな事に艦隊を使っちゃってさ?』

 

『良いのよ。・・・・トレギアの言葉が本当なら、間もなく訪れる『破滅』。彼等がソレに対抗できるか、精々あの『愚か者達』を使って見定めさせてもらおうじゃない』

 

ピュリファイアーの言葉にそう返したオブザーバーは、出撃してきたアズールレーン艦隊に向けて、進撃を指示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー〈ヴィラン・ギルド〉sideー

 

そして、〈アズールレーン〉と〈セイレーン〉が戦い始めたその頃。

 

『〈セイレーン〉なんかと手を組んで大丈夫なのかなぁ? 綺麗なお姉さんとお近づきになれたのは嬉しかったけど♪』

 

『見た目は最高なんだけどなぁ〜』

 

『ソレよりも、何だぁ? このヘンテコなカメラは?』

 

〈セイレーン〉が〈アズールレーン〉を引き寄せている間、諸々の準備を進めていた〈ヴィラン・ギルド〉の3人は、ザラブ星人が用意したカメラや色々な機器を見て訝しそうにしていた。

 

『こんなんでちゃんと映るのかぁ?』

 

『知らないんですかぁ? 電波ジャックと言ったら俺達ザラブ星人の十八番ですよ! このカメラ、ウチの『名物』なんですぅ!』

 

『ホントかよぉ?』

 

スラン星人が半信半疑に聞くが、ザラブ星人は自信満々に応える。

 

『・・・・チブル。準備できてるか?』

 

取り敢えずスラン星人はカメラはコレで良いと思い、映像通信で、胸らしき部分に大きな蝶ネクタイを付けたチブル星人マブゼに話しかけた。

 

『ーーーー当然です』

 

そして、撮影が開始された。

 

『あぁ、テステステス・・・・映ってるかなぁ?』

 

『あ、バカ! もう配信されてんだよ!』

 

『こっちに来い!』

 

『うわぁ!?』

 

カメラに映りそうになったザラブ星人を退かし、カメラをチブル星人マブゼに向けた。

 

『ーーーーんんっ・・・・ご機嫌麗しゅう。この度我々の存在を脅かすウルトラマン達を、奴らの『同胞』の力を以て、抹殺する事に致しました!!』

 

『よいしょっとっ!ーーーーやれぇ!』

 

『行きます! ぬぉおおおおおおおお!!!』

 

チブル星人マブゼが言うと、ゴドラ星人がカメラを窓に向け、スラン星人が窓を開けると、ザラブ星人が光線銃のような機械を展開させて窓の外・・・・〈アズールレーン〉と〈セイレーン〉が交戦している場所へと向けて発射した。

 

 

 

 

 

 

ーカイン指揮官sideー

 

《トモユキ! 何だあれ!?》

 

「えっ・・・・? 何だぁ!?」

 

〈セイレーン〉と戦うアズールレーン艦隊の中、『指揮官専用艦』に乗って指揮を執っていたカイン指揮官はタイガからの言葉で空を見上げると、空に『黒い光』が煌めくと、その『黒い光』が、戦闘海域の近くに落下し、凄まじい落下音と共に、激しい水飛沫を上げた。

 

ーーーードォオオオオオオオオオオオンンッ!!

 

そして、水飛沫の中からーーーー『黒い巨人』が現れた。

 

「・・・・ウルトラマン、なのか・・・・?」

 

《違う・・・・嘘だろ・・・・!? アレは、あの姿は・・・!!?》

 

()()()()()

 

ソレを見た瞬間タイガは、否、タイガだけでなく、タイタスもフーマめ狼狽えた様に身体を震わせる。

タイガ達とは違い、闇のように漆黒の身体に、赤い稲妻の様なライン、その顔は大きく、その赤い目は凄まじく吊り上がり、カラータイマは闇色、頭のトサカ2両の爪は黄色に染まった、ウルトラマンのような巨人。

 

「タイガ・・・・アレは一体?」

 

《ーーーーアイツは・・・・『ベリアル』。親父であるウルトラマンタロウとその兄弟達、そして多くのウルトラ戦士を手こずらせた、『光の国』な大罪人・・・・『ウルトラマンベリアル』だ!》

 

『ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!』

 

タイガが怒気を込めた声を発すると、『ウルトラマンベリアル』は高い笑い声を張り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

ーチブル星人マブゼsideー

 

「さぁ! 『ウルトラマン狩り』のはじまりだぁ!」

 

チブル星人マブゼは、『ウルトラマンベリアル』を見てから、カメラに向かってそう宣言した。

 




次回。トライスクワッドとカイン指揮官が、『ウルトラマンベリアル』と戦います。
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