Memory of the starlit sky 作:ワッタン2906
どうも、ワッタンです。
さて、まずはお知らせからです。
知ってる人も多いと思いますが改めてお知らせです。
この度実は新しい小説を書き始めました。
そしてしばらくは、その小説を優先的に進めていきます。
なので、
週週一投稿で、
新作+Memory or Ghost
をすると思われるので、誠に身勝手ですがご理解の程よろしくお願いします。
それでは、第二十七話をどうぞ!!
休日のショッピングモールは人が多かった。
見渡す限り人に人。
おそらくこのショッピングモークが出来たばっかということもあり、一般的なショッピングモールの集客数より多いと思う。
そんな人混みの中を、美咲先導の元歩いていた。
「あの、美咲さん? やっぱり一人暮らしにお金を使わすのはいけないと思うんです」
目の前を歩く、美咲に声を掛ける......が、
美咲は足を止めない。
「大丈夫、大丈夫。そんなに高いものじゃないから」
そんなことを俺に言いながら。
それに若干の不安を抱きつつ歩き続け、
エスカレーターに二人で乗る。
(ま、良い機会かもな......)
とはいえ、一人暮らしだと言っても金銭の余裕はかなりある。
仕送りは相変わらず来ているし、何より例の豪華客船のバイト代。
実はあの中には、新社会人もビックリな程の値段が入っていた。
流石に三桁はいってなかったが、明らかに平凡な高校生が貰ってはいい値段ではない。
封筒をもらって中身を確認した瞬間、真っ先に黒服さんへと返したのだが、
「日頃のお礼です、何時もこころお嬢様をありがとうございます」と、頭を下げられたら強くは出れず、渋々受け取ったのだった。
とはいえ、今現在欲しい物がなかった俺はこのまま貯金をしようかと、思っていた。
だけどその矢先、美咲に詰め寄られ今日のショッピング。
これ幸いと。
どうせ使わないのだから、誰かの為に使おう。
と先程美咲に話した消極的な考えを改める、とはいえ、
(とはいえ、あんなパンケーキみたいなのはコリゴリだけどな)
何時ぞやか美咲に奢ったパンケーキ。
あれを奢った後にもやし生活になったのは記憶に新しい。
あんな感じのように色々な規格外の物を奢りたくはないなと思う。
あれは若干トラウマだ。
一つ上の階へと辿り着き、美咲がエスカレーターを降りたので俺も降りる。一直線に目的地に向かっていることから、どうやら行きたい所はもう決めてたらしい。
脇目も振らず歩いていく美咲の後を見失わないように後を追う。
人の波をかき分け歩くこと数分。
一つの店の前で立ち止まる。
その店はほどんどの男子高校生が入らないと思われる店の名前だった。
「着いたよ、ここだよ」
──────────────────────
「なんというか、意外なんだけど」
「何が?」
「いや、美咲がこんな趣味をやってるとは思ってなかった」
「うーん、なんだろうね。日頃のドタバタから解放されたくて、頭空っぽで出来るやつ趣味がないかなーって、そして惹かれたのがこれだった」
そんな会話をしている間も、彼女は商品を取って品定めしている。
美咲が眺めている商品......それは羊毛。
美咲に連れられ、辿り着いた店は『手芸店』だった。
何故、この店に着たのかそれは。
「あー、......なるほど、だから羊毛フェルトか」
それは美咲の趣味が羊毛フェルト作りだったからだ。
本当に意外。
美咲がそういうハンドメイドが趣味ということに。
人は見かけによらないというのはこういうことなのだろうか。
そんなちょっとだけ失礼なことを考えている間も、美咲は真剣に羊毛を眺めている。
「というか、羊毛って値段どれくらいなの?」
「物にもよるけど、安いのだったら百円かな」
「へー、普通に安いな」
「うん、後はニードルとかだけど。これもそんなに高くないよ。全部そろえて......五千円あれば余裕で出来るよ。 連音もやってみたら?」
「うーん......、考えとく」
「それ、絶対しないやつじゃん」
とまあ、こんなやり取りをしながら美咲の買い物を俺は眺めていた。
そして店に入ってから三十分後に店から二人とも出た。
店から出た美咲の手には、紙袋が握られている。
勿論、支払いは俺だ。
「んで、買いたい物は買えたのか?」
「うん、一応。ココの店でしか売ってない限定品があったからよかった、よかった」
そう言いながら、美咲は買ったものを肩から掛けているショルダーバックに入れていた。
バックへと買ったものをしまうと、美咲が口を開く。
「さてと、お目当ての物も買えたし、次の店行こっか」
「......やっぱり?」
何となく想像は出来ていた。
折角ショッピングモールに来たのだから、
流石に一つの店で終わるわけないなと。
そして仮にも俺達は高校生だ、欲しい物なんてごまんとある。
「うん、当然でしょ。一応これでも華の女子高生だからね、あたし」
「......はあ、分かりましたよ。とことん付き合うよ」
「うん、じゃあ行こ」
「分かった」
そう言うと、再び美咲は歩き出した。
今度もはぐれないように、美咲先導の元新しい目的地へと歩き出した。
──────────────────────
「ほい、美咲」
「ありがと、いやーありがとね、連音。」
買ってきたシェイクをベンチへと座っている美咲へと手渡す。
手芸店を出てから二時間ほど経っていた。
あれから、服屋やアクセサリーショップを回り、
美咲の横に置かれているショルダーバックは、買ったもので膨れていた。
「......いやまあ、今回に関してはこっちにも非があったからな、気にすんな」
「......もうキグルミつけたままでは飛びたくないな......」
そんなことを言う美咲は、どこか虚ろな目で遠くを見ていた。
これは相当トラウマになっているようだ。
「......ほんとにすまんかった」
そう言うと同時に空腹感を感じる。咄嗟に現在時刻を確認した。
ここに来たのが9時前。
そしてショッピングモールに着いてから二時間ほど経っていた、
つまり昼時。
それはお腹も空く。
「......さてと、そろそろ時間もいい感じだし、何か食べるか?」
美咲にそう尋ねると、
彼女は飲んでいたシェイクを口から離した。
「......ぷはぁ。うん、そうしよっか」
「何食べる? あ、勿論お代は払うよ?」
「えっ、いいの?」
「おう。 というか美咲の方こそ良かったのか? 俺がお金出したのは手芸店だけだし.....」
そうなのである。
俺がお金を出したのは、手芸店で買った物のみだった。
てっきり、他の店でも俺が奢るのかと思っていたので驚いた。
「いやまあ、流石にそこまであたしは酷くないよ。 ....それに連音に奢ってもらうのは一つだけって決めてたし」
「へ? そうなのか?」
「うん、それに幾らお金があるとはいえ、まだあたしら学生だし。そうやすやすとお金を出してもらうのは悪いよ。....まあ、食事は奢ってもらえるなら、そのほうが嬉しいけど」
(あ、食事は別なんだ)
その言葉に少しだけ苦笑する。
美咲はというと、飲みかけだったシェイクを口につけていた。
「.....そっか。 よし、分かった。それじゃあ食べに行こうか」
俺がそう言うのと同時に、美咲がシェイクから口を離し、ベンチの横にあったゴミ箱にシェイクのごみを入れていた。
どうやらのみ終わったらしい。
「分かった、じゃあ連音、ゴチになりまーす」
「はいはい、任せれた」
そう言うと、俺たちはそのままショッピングモールにあるフードコートへと一直線に向かった。
筈だったのだが、
その店の前に通りすぎようとした時、俺は足を止めていた。
「連音?」
先程と変わり、俺が美咲の先を歩いていた為、
俺の後ろから、美咲が訝しげな声で話しかけてきた。
だけど、俺の耳にはその声が聞こえてこなかった。
なぜその店の前で止まったのか分からなかった。
人に言えば笑われるかもしれない。
だけど、俺はその時感じた。
「......」
ゆっくり足取りでその店の中へと入る。
後ろから、驚きの声を聞こえた気がしたが、そんなの関係なしに店の中を歩く。
その店の中は、人々に色々な音を聞かせる物がいっぱい並んでいた。
本来なら少しは立ち止まって吟味をするのだろうが、俺はそれにも目をくれず、
店の奥へと進む。
そして見つけた。
と同時に直感する。
このギターが俺を呼んでいたのだと。
まず目に引かれるのは、その形。
いわゆる変形ギターと呼ばれる形だった。
ボディの色は、日菜と見たあの星空の色だった。
どこか明るく感じる夜空の色。
「....」
「あれ、そのギターって....香澄の....」
後ろから声がする。
どうやら美咲は後を追いかけて来たようだ。
「....お前が呼んだのか?」
そのギターに手を伸ばす。
その値札には、
『ランダムスター』
たった七文字のギターの名前。
その名前にどうしようもなく運命を感じていた。
はい、ということで遂に連音君の新しいギターです。
さて、ここで注意事項。
実際に作中色のランダムスターは恐らくないです。
なので、そこはご了承ください。
今回はデート回のような何かでした。
次の話もデート回っぽい何かなのでよろしくお願いします。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました。
感想、評価等貰えると凄くやる気出るので、是非とも清き一票を。
それでは、次のお話でお会いしましょう。
(「うぇるかむ to OUR MUSIC♪」最高でした!! 美咲が可愛かったよー!!)
新作
こっちも更新したよ
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