Memory of the starlit sky 作:ワッタン2906
早速、この小説をお気に入り登録してくれた方、
ありがとうございます!!
正直バンドリSSは好みが別れると思っていたので、
お気に入りつかないかと思ってましたが、ついて良かったです(笑)
それでは、第二話をどうぞ!!
美咲と再び出会った翌日、
「おっ今日は、意外に晴れてるな」
いつもの日課の為に、公園まで歩いている時だった。ふと、上を見上げると、星が昨日よりかは多く見えた。
(今日は、「春の大三角形」見えるかな)
そんなことを思いつつ、いつものように公園の広場に行くと、
俺のいつもの定位置に、帽子を被った人影が見えた。
だが、その帽子には見覚えがあった。
「ん?あれって.......」
そんなことを呟き、人影に近づいて見る。
どうやら、人影は上を見上げて星を見ているようだった。
そしてそこには、俺が予想した通りの人物が居た。
「え、奥沢!?」
俺が声に出すと呼ばれた本人は、
星を見るのを辞め、こちらに振り返る。
「あ、やっと来た。こんばんは、鳴宮」
振り返るや否や俺に向けて挨拶をしてくる。
「こんばんは.......って、おまえ、何でこんな時間にこの場所に居るんだ?」
「えっと.......ちょっと現実逃避を.......」
「現実逃避??.......何で?」
「実は.......」
美咲曰く、話は昨日に遡る。実は昨日俺と出会う前に、ミッシェルのバイト中に、どうやら何かあったらしい。その何かというのは.......。
「えっ、バンド!?」
「うん」
「バンドってあの、ライブハウスやドームとかで演奏するあの?」
「うん、そのバンド」
そんなやり取りを、俺はギターをチューニングしながら聞いていた。
そこまでやり取りをすると、美咲はため息をついた。
「で、まだ話の続きがあって.......」
そこまで言うと、美咲は話の続きを話し始めた。
バンドに誘われたが、そもそも美咲は、バンドをやるつもりはなく、今日誘った張本人にバンドをやらないと言おうとしたのだが、どうやらその張本人は、美咲の学校で『異空間』と言われてる名高い奇人らしく、とても話が通じる相手じゃなかったらしい。そして、あれよあれよのうちにバンドの正式メンバーとして、決定していたらしい。
さらに断れなかった理由として、美咲と同じように誘われた被害者が居た。なので一人だと辞めづらい雰囲気だったことも加え、断るのを諦めた、ということだった。
「.......その、なんだ.......ド、ドンマイ?」
美咲の説明を聞き終え、俺はそう言葉にした。
それは確かに、俺の目から見ても現実逃避をしたくなる話だった。バンドをする気も無いのに、無理やり誘われ、正式メンバーにさせられる。
もし、俺がそうなったその日には、ギターを弾き続け現実逃避をするだろう。
「ホントだよ、.......あたしは、セイシュンだー。とか、そんなアツいのには興味無いのに.......何事にも程々でいいのに.......」
「.......まあ、元気出せよ。決まった物は仕方ないよ」
「.......他人事みたいに言って.......」
「他人事だしな」
俺は苦笑しながらそう言うと、ギターのセッティングが完了したので、とりあえず美咲の為に、俺が良く気分転換する時に曲『シャルル』を演奏し始めた。
あの後、星を見ながら二、三曲程弾いて、公園から帰っていた。だが、自分の家に帰る前に、夜も遅いので美咲の家の途中まで送ることにした。
「ここでいいよ」
「ん、そっか、じゃあな」
「ありが.......って一つ聞きたいことがあったんだった」
「?、何だ?」
「鳴宮の連絡先教えてくれない?」
「いいけど、何で?」
俺はそう言いつつ、ポケットからスマホを取り出す。
「いや、今度からあたしの愚痴を聞いてもらおうと」
美咲の言葉に、再び苦笑する。
「あー、そういうことね。.......分かった、俺で良かったら聞いてやるよ」
「ありがと」
美咲がそう言うと、俺達は連絡先を交換し、お互いの家への帰路についた。
次の日、俺はバイトを探していた。ちなみに学校に関しては、新入生特有の学力テストの授業だった為、午前中で終わっている。作り置きのカレーを昼飯として食べながら、バイトの求人票をネットで検索していた。テストの手応えについては、中学の頃の復習の問題だった為、余裕でテストは解けていた。
(そういえば昨日、奥沢にバイト探してるって言ったら何か言われたな)
カレーを食べながらそう思い、昨日の事を思い出す。
──そっか、バイト探してんだ.......一つ忠告、怪しげなサイトのバイト募集は選ばない方がいいよ。───
という風に、妙に実感のこもった言葉を貰った。
(何だか、よく分からないけど.......大手の求人サイトから探そ.......)
こうして俺は、検索上位で出てきた求人サイトでバイトを探し始めた。
(うーん、中々いいバイト無いな.......)
三十分後、バイトを探しているのだが中々いいバイトがヒットしない。
実は、上京前はコンビニでちょこっとだけバイトしたことがあるのだが、今回は自分の知識を生かせる別のバイトをしてみよう、ということで、検索の条件からコンビニを除外している。
「どうしよかっなー」
そう言いながら、椅子にもたれ掛かり首を後ろに捻る。すると、目にギターが目に止まる。
(ギターか.......うん?待てよ.......)
ある事を思いつき、体制を元に戻し、机に向き直り、検索ワードの中に、
すると、予想した通りライブハウスの求人票がヒットする。ライブハウスのバイトを選んだのには理由があった。
「ビンゴ!!」
俺はそう言うと、求人票の内容を確認し始めた。
すると、ひとつの求人に目が止まる。
「ライブハウス、CiRCIE.......?」
次の日の放課後。
今日までがテストの最終日だったので、学校は昼で終わっていた。
家で昼飯を食べ、ライブハウス「CiRCIE」の前へ来る。
現在時刻は、午後14時前。
「何とか、間に合ったかな.......」
俺はそう呟き、昨日のことを思い出す。
昨日あのサイトでここの求人票を見つけ、即座に連絡を取った。すると、三コール以内で担当の方が電話に出た。バイトをしたいという旨を伝えると、とりあえず面接ということで今日の14時からしてもらうことになっている。
そんなことを考えていると、時刻はちょうど午後14時となった。
「よし!!行きますか!!」
俺は自分に気合いを入れ、
店の中へと入った。
「うん、分かった。鳴宮蓮音君、あなたをアルバイトとして働いてもらいます」
「ありがとうございます!!」
結果として、俺は「CiRCIE」でアルバイトとして働くこととなった。面接の担当者──「CiRCIE」のスタッフの月島まりなさんだ。本来はオーナーの方が、面接を担当するらしいだったのだが、急に来れなくなったらしく、まりなさんが面接を担当し、俺の採用もまりなさんが全権限を持ってるらしい。
「それじゃあ、早速働いてもらうね」
「.......はい?」
まりなさんに急に言われ、思わず素の対応をしてしまう。
「さあ、早速、ゴー、ゴー!!」
「えっ、ちょっと!!まりなさん!!」
まりなさんに手を引っ張られ、店の奥へと案内される。
こうして、「CiRCIE」でのアルバイトが始まった。
そしてこの後の、バイト初日。
俺は話題のガールズバンドと出会うのだった。
このSSは、私のメインのSSと比べで一話あたりの文字数を少なくして、なるべく高頻度で投稿しようと思います。
(メインの方もちゃんと執筆してますよ(震え声))
次回はいよいよ、あの五組のバンドの中で一組が登場します。
それでは、また次の話でお会いしましょう。
(バンドリのストーリーの時系列が分かんない.......)