Memory of the starlit sky 作:ワッタン2906
まずは、申し訳ございませんでしたm(_ _)m
更新頻度を早くすると、言っておきながら、1週間以上待たせてしまいました。
ほんと、すみませんでしたァァァァァァ!!
それでは、第三話をどうぞ!!
「お、重い.......」
そう言いながら、狭い廊下を歩く。
現在俺は、ライブとかで使う機材を一人で持たされている。
何故、こうなかったのかと言うと.......
「いやー、助かるよ。ちょうど男手が欲しかったのよねー」
そう呟いた女性、───月島まりなのせいだった。
あの後、まりなさんに奥に連れてかれ、機材の搬入を手伝わされたのだった。
「これで.......最後!!」
よろめきそうになりながらも、最後の機材を部屋へと運び入れた。
「お疲れ様、ありがとね」
まりなさんが言葉をかけてくれる。
「.......今度からは、ちゃんと説明して下さい.......」
息が絶え絶えながらも言葉を返す。
「ごめんねー、.......どうする今日はとりあえず、帰る?」
「.......いや、ここまでやりましたんで、最後までやりますよ」
「そう、じゃあコッチ来てくれるかな、仕事内容説明するから」
「分かりました」
そう言うと、まりなさんは部屋を出ていったので、
汗を拭いながら、まりなさんの後について行った。
主に、まりなさんに説明された仕事内容は、ロビーの清掃やお客様の対応や、電話応対、機材の搬入など色々と雑多な仕事内容だった。
どうやら、ライブハウスでのアルバイトが初心者な俺でもこなせそうな内容だ。
「説明は以上だけど.......何か質問ある?」
「いえ、大丈夫です」
「うん、了解。......それじゃあ今日は最後に部屋の案内をするよ」
そう言うと、目の前に座るまりなさんは立ちあがる。気づかなかったが、俺が「circle」の面接に来てから三時間経っており、窓の夕日が大きく傾いている。
まりなさんにつれられ、ついていきスタジオの前を通る、その時だった。
スタジオの中からバンドの演奏と思わしき音が聞こえてきた。
思わず、音の出どころを探す。どうやら、スダジオBと書かれた部屋から聞こえてるくるようだった。外の窓から中を見てみる。そこには、俺と同年代らしき女子高校生達(一人は中学生?)が居た。
普通の演奏だったら俺は足を止めていないだろう。
何せここはスタジオ。演奏の音が響くのは当たり前たがらだ。
だが、何故俺が足を止めたのかというと.......
(あの人.......ギター上手いな)
ただ単に、演奏の中でギターが一際上手だったからだ。
どうやら、水色の髪の子がギターを演奏しているようだった。
しばらく、その演奏を聞いていると.......、
「どしたの、鳴宮君?急に止まって」
先に歩いていたまりなさんが、怪訝そうな顔を浮かべながら近付いてきた。
「あ、すみません。つい、この演奏聞いてました」
「この演奏って.......」
そう言うと、まりなさんはスタジオBの中を見る。
「ああ、この子達ね。この子達は、「Roselia」って言う高校。最近結成されたばかりの、人気急上昇中のガールズバンドよ」
「Roselia.......、今、ガールズバンドが人気なんですか?」
「そうだよ。....ってそっか〜、鳴宮君ってこの街に来たばっかだから知らないのか〜。今この街はね、ガールズバンドが人気なんだよ。というかこの店も、オーナーがガールズバンドを応援したいということで、作ったんだよ」
「へぇー、そうなんですね!!」
そんな会話をしつつ、スタジオの前を後にし、部屋の案内へと戻った。
後ろからは、相変わらず演奏が続いていた。
部屋への案内が終わり、さっき通ったスダジオの前を通ると、そこはもぬけの殻だった。どうやら、Roseliaというバンドの利用時間が終了したらしい。
「あ、Roseliaの人達練習終わってるね.......じゃあ、蓮音君に初仕事。この部屋の後片付け頼める?」
まりなさんが、スタジオの中を覗き込み、俺に問いかけてくる。
俺はその言葉に頷き、
「分かりました」
と答え、部屋の中へと入った。
「ありがとう!!、基本は説明した通りだけど、分からなかったら聞いてね」
そう言うと、まりなさんは受付の所に戻って行った。
「よし、それじゃあ、やりますかね」
そう言いながら気合いを入れ、片付け始めた。
主に片付けの内容は、ドラムセットやアンプを定位置や使われた機材の設定を元に戻したり、中の掃除など様々だ。だが、結論から言うと、今回俺はそういったことをしなくてよかった。どうやら、Roseliaの人達がちゃんと片付けて帰ったらしい。
(どうやら、俺の仕事は無さそうだな.......)
そう思いながら、辺りを見渡す。
すると、壁際にアコギが立て掛けてあるのが目に入った。
壁へと近づき、そのギターを手に取る。
俺は正直、ウズウズしていた。先程、Roseliaのギターを聞き、あんなクオリティの高い音を出されたら、対抗心が燃え上がるのも必然だった。
(.......一曲だけ弾くか)
弾く曲は、この人の曲を初めて弾いた曲、『crossing field』。
弾く曲を決めると、俺は気持ちを演奏する時に切り替え、最初のフレーズを弾き始めた。
(とりあえずバレないようにしないと.......)
弾いていると、歌いそうになるがまりなさんにバレそうになるのでグッと堪え、最後まで曲を引き続けた。
(あの人、.......紗夜より、ううん、紗夜以上にギターが上手い.......)
後ろの扉から、見られてることに気づかないまま.......
無事に演奏欲を発散でき、まりなさんの居るロビーへと戻った。
「まりなさん、終わりましたよ」
「ああ、鳴宮君。お疲れ様。遅かったけど大丈夫だった?」
「...!!だ、大丈夫でしたよ」
片付けをサボって、ギターを弾いていたことを悟らせないように答えた。
幸いにも、まりなさんには、バレなかったようだ。
「そう、なら良かった。じゃあ、今日はもう上がっていいよ。次は、月曜日ね」
「分かりました、お疲れ様です」
俺はそう言うと、「circle」を後にした。
(今日の晩御飯は、うどんでも作るか)
今日の献立を考えながら。
「まりなさん、今の人って.......」
「ああ、──ちゃん、あの子はね新しく入った子だよ。鳴宮君って言うんだよ」
「へぇー、鳴宮君って言うのか.......」
そう言うと、まりなさんに尋ねた茶色の髪の少女は「circle」の出口の方を見ていた。
「.......てな感じで、アルバイトすることになった」
『ふーん、そうなんだ』
電話越しの、美咲の声が疲れた感じで聞こえてきた。
あのバイトの面接から数日が経っていた。
アルバイトの仕事は自分に合っていたらしく、仕事の方は楽しかった。
そして今日も今日とて、星を見ながらギターを弾くために公園へと来ていた。
公園に着いて、ギターのチューニングをしていると、美咲から電話が掛かってきた。
そこで軽く俺の近況報告をし、美咲の本題へと入った。
「で、何で電話してきたんだ?」
『ああ.......ちょっとさ、鳴宮にバンドのことで協力して欲しいことがあってさ』
「協力?.......というか奥沢ってバンドでなんの楽器やんの?」
『.......DJ』
「DJ?」
『うん、DJ』
しばらく沈黙が流れた。
「.......DJって、あのクラブとかで音楽流す、あのDJ?」
『そのDJ』
やっぱり合っていた。
美咲のDJをしている姿を想像してみたが、想像出来なかった。
「.......ま、まあいいんじゃないかな、.....で、協力って何をすればいいんだ?」
『?、えっとね、ちょっと曲作りと、後練習に手伝って欲しくて』
「曲作り?」
『うん、えっとね、.......あたしは
「.......ああ、なるほど、その為の曲作りに俺が必要なんだな。その曲の音を試しに弾いてみる為に」
『うん、そう。そしてできたら、その曲の練習に付き合って欲しくて』
「分かった、いいよ。手伝ってやるよ」
『ありがとう!!』
こうして、俺は美咲のバンドの曲作りと練習の為に力を貸すことになった。とりあえず美咲と相談し、明日放課後に一旦会うこととなった。
美咲との電話をきり、ギターをチューニングをしているとふと思う。
(.......心底やりたくないなら、普通練習とかしたいとか言わないんだけどな.......)
そんなことを思いながら、ギターのチューニングを済ませ、俺は今練習している曲、『HATENA』の練習をし始めた。
───まあ、でも作曲の手伝いね.......
───初めてだけど.......
────楽しくなりそうだ。
実は投稿が遅くなった原因は、私生活が忙しかったのもありますが、蓮音君をどうやってRoseliaのことを認知してもらおうか考えた結果遅くなりました。と言ってもこんな状態になってしまいましたが.......
バンドリのSSを書いてる人達を、本当に尊敬します。
キャラの口調や、ストーリーの構成等。自分もまだまだ学ばないといけないようです。
それでは、次の話でお会いしましょう!!
(蓮音君が最後に弾いた曲分かるかな?)