Memory of the starlit sky   作:ワッタン2906

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どうも、ワッタンです。

さて今回の話ですが、私のモチベにより、何を血迷ったか自分のメインの小説と、同じ位書いてしましいました。やっちゃったZE☆

それでは、第五話をどうぞ!!
(あ、今回オリキャラでます)




第五話 ハロハピ

「おお~、やっぱり上手だね~」

 

リサさんが感心したように言ってくる。

このまえコンビニに行った際、お願いもとい脅迫的なことをされ、今日のバイトのシフトの終わり際、Roseliaの練習終えたリサさんに捕まり、こうして約束のギターを目の前で弾いていた。

ちなみに、まりなさんにはリサさんが話を通していたらしく、連れてかれる時にまりなさんに、「今日はもう上がっていいよ、お疲れ様」と言われた。

 

 

この前練習していた曲「HATENA」を最後まで弾き終え、ギターの手を止める。手を止めるとリサさんがパチパチと拍手してくれた。そしてリサさんが尋ねてきた。

 

「やっぱり、上手だね連音君.....ねぇ、いつからギターやってるの?」

 

「えーと、.....初めてギターに触ったのは、四歳の時で、曲を初めて弾いたのは五歳ですかね」

 

「へぇ、そんなに昔から....だから上手いのかー」

 

「まあ、でも正直練習すれば、誰でも上手に弾けますよ、俺以上にギターが上手な人なんていっぱい居ますから」

 

(父さんみたいに......な)

そんなことを思いつつ、今度は俺からリサさんに話しかける。

 

「というかリサさんも、頑張って練習すればすぐ弾けるようになりますよ、現にベース弾けてますから」

 

「ふ~ん、そうかな?.....じゃあもし、アタシがギター弾くことになったら、連音君に教えてもらおうかな~」

 

「......それくらいなら、お安い御用です」

 

そんな話をしていると、時刻は六時半となった。

すると、リサさんが焦ったように言葉を発した。

 

「あ、ごめん、連音君。アタシ今日、これからバイトなんだよね」

 

「あ、そうなんですね」

 

「うん、そうそう」

 

そう言いながら、リサさんは慌ただしく準備をすますと、ベースの入ったケースを肩にかけると、

スタジオの扉に手をかけ、こちらへと振り向く。

 

 

「じゃあ、またね連音君。またギター、聞かせてね」

 

リサさんはこちらにバイバイと手を振りながら、挨拶すると

颯爽と出て行ってしまった。

 

(行っちゃった......俺も帰るかな)

 

そう思うと、貸し出し用のギターを元の位置へと戻し、スタジオの扉を開けた。

 

 

 

「あ、出て来た。お疲れ、鳴宮」

 

「あれ、奥沢?なんで居んの、今日って練習じゃなかったけ?」

 

「うん、その帰り。.....ちょっと鳴宮に渡したいものがあって.....その前にハイ、これ」

 

美咲はそう言うと、俺に微糖の缶コーヒーを渡してくれる。

 

「おっ、サンキュー」

 

そういうと俺は、美咲から缶コーヒーを貰うと、一気に半分ほどあおる。

 

「....で、渡したいものって?」

 

「そうそう、はい、これ」

 

そういうと、美咲は何かのチケットを二枚渡してきた。

何のチケットかを確認すると、どうやらライブのチケットのようだ。

 

「...これは?」

 

美咲に尋ねる。

 

「実はさ、ライブが決まってさ。一応、鳴宮にも助けて貰ったし、そのお礼....かな」

 

「おおー、遂に決まったのか!!、.....分かった、見に行くよ」

 

「うん、ありがとう。日程は、今週の土曜日だからね」

 

「オッケー、了解」

 

(奥沢か.......)

 

こうして、俺の週末の予定が決まった。.......のだが、ここで問題が一つ発生した。

美咲がくれたチケットは二枚、俺が使っても一枚余る。さて、誰と行くべきか........

 

 

 

翌日の学校。

俺は自分の席に座り、美咲から貰ったチケット二枚を眺めていた。

 

(はてさて、誰と行くべきか......?)

 

俺は上京してきたばかりなので、そこまで友達が居ない。

さて、どうするか.......

そんなことを考えていると、

 

 

「よう、レオ何やってんだ?」

 

「亮か.......ちょっとな」

 

こいつの名前は、星川亮(ほしかわりょう)。俺がこの学校でできた比較的仲の良い友達だ。入学初日に話し掛けてくれたのもこいつだったりする。成績は、そこそこできる部類で、何処にも部活は所属してないが、よく色々な部活から勧誘が来るほどの運動神経抜群の持ち主だ。もちろんモテるらしいが、なぜだか彼女を作らない、そんなやつだ。ちなみに、俺の事は「蓮音」って呼びにくいとの事で、レオと読んでいる。

 

「ん、それ何?」

 

亮が俺の持ってるチケットに気が付く。

 

「ああ、これ知り合いに貰ったんだけど、二枚あるから誰と行こっかなーって考えてたんだよ」

 

「へー、.......なあ、行く人が見つからないならさ、俺と行こうぜ」

 

「え、いいのか?」

 

「ああ、.......というかレオ、俺と同じ位に仲のいいやつ居んの?」

 

亮の的を得た発言に、心を抉られ、ピシリと体が固まり、

 

「.......居ません」

 

と、かろうじて呟いた。

 

「だろ?」

 

「.......分かった、ほれ、チケット。日時は、今週の土曜だからな」

 

「オッケー、サンキュー」

 

そんな会話を終えると、チャイムが鳴り教室に、次の授業の担当の先生が入ってきた。生徒達が、それぞれ自分の席へと着く。

こうして、ライブに一人で行くことを避けたのだった。

 

 

「あ、そのライブ、アタシ達も出るよ」

 

「へ、マジですか?」

 

「うん、マジマジ」

 

翌日の、「CiRCLE」でのバイトの終盤、今日も今日とて、練習に来ていたリサさんに呼ばれ、ギターを弾いていた。そして話をしていると、土曜日にライブに行くことを話したら、リサさんにそう返された。

 

「あ、だから最近、ほぼ毎日練習に来るんですね」

 

俺の知る限りでは、ここ1週間程リサさんは毎日練習をしに来ていらしい。らしいというのは、まりなさんから聞いたからだ。そして多分、夜も帰ってから自主練をしているのだろう。

リサさんにそう話すと、少しだけ苦い顔をされる。

 

「うーん、それもあるけど.......アタシが、Roseliaの中で、一番技術が足りてないから.......頑張らないといけないんだ」

 

「.......そうなんですか、.......リサさんならきっと大丈夫ですよ、努力しているのは、俺が知ってますから」

 

少しだけ空気が、重くなってしまったので、あえて明るい声でリサさんに大丈夫と励ます。

 

「.......うん、ありがとう、連音君!!」

 

リサさんはそう言うと、俺と初めて出会った時と同じように、笑顔を浮かべた。

 

 

そして、ライブの当日。

俺は駅前にて、亮を待っていた。

 

「遅い.......」

 

待っていたのだが、亮からLI○Eで、「すまん、ちょっと遅れる!!」と、メッセージが来ていたので、駅前のス○バで時間を潰していた。

コーヒーを飲みながら、美咲から改めて貰ったチケットを眺める。どうやら、今日のライブは、五つのバンドが演奏するそうで、その中には美咲のバンド「ハロー、ハッピーワールド!」と、リサさんが所属してる「Roselia」の名前もあった。

 

(そういや、「Roselia」って、青薔薇って意味だよな.......何で青薔薇何だろう?)

 

そんなことを思っていると、店の外からこちらに手を降っている亮が見えた。

 

「やっと来たか」

 

俺は椅子から立ち上がり、店の外にいる亮と合流する。

 

「すまんレオ、遅れた。中々、妹が泣き止まなくって.......」

 

「ああ、なるほど。それなら仕方ないか.......よし、じゃあ行こうぜ」

 

「おう」

 

そう言うと、俺達はライブハウスに向けて歩き出した。

 

ライブハウスに着き、受け付けにチケットを見せ、会場の扉を開けると人の熱気が、俺と亮を包んだ。みんながそれぞれ、今日のライブの事について騒いでいる。

 

「すげぇ.......」

 

「ああ、.......ほんとだな」

 

俺と亮は、思わずそんな声を呟いた。よくよく会場見回してみると、壁際にはスーツを来た男の人が、居るのが見えた。

 

(うわ、アレってスカウトマンとか、雑誌のライターって奴か?.......美咲達、大丈夫かなぁ)

 

そんなことを思っていると、突然ほっペたに冷たい感触が伝わってきた。

 

「冷た!!」

 

「あ、わりぃ。ほれ、飲みもん買ってきた」

 

隣を見ると、どうやら涼は飲み物を買ってきたらしく、両手にはミネラルウォーターが、握られていた。

 

「あ、サンキュー」

 

そう言って、ミネラルウォーターを受け取った瞬間─────。

 

 

ライブハウスの中の照明が消えた。どうやら、ライブの開始時間になったようだ。騒いでいたお客さんも私語を止め、俺達を含めたお客さんの視線が、ライブのステージへと集まる。

 

そして現れたのは、あの日「CiRCLE」に初めて行った時に見たガールズバンド、Roseliaが現れた。Roseliaが全員それぞれの立ち位置へと着き、ボーカルの銀髪の子が1歩前へと踏み出すと─────、

 

 

周りの空気が一瞬で変わった。そして、何の前触れもなく、演奏が始まる。その瞬間、周りから歓声が上がる。その歓声はまるで、会場に居る人達全員が、心が一つになったような歓声だった。

 

そして曲のイントロ部分が終わり、ボーカルの子が歌を歌い出し、その瞬間、更なる歓声がライブハウスを包んだ。それもそのはずだ、何故なら.......。

 

(本当に、高校生か.......!?)

 

下手なプロ、いや、下手すればプロレベルの歌声が会場の全員を包んだからだ。そしてそれだけではなく、ボーカル以外のメンバーも、全員の演奏技術も高かった。もちろん、リサさんも。

 

「.......なんだ、リサさんちゃんと、上手いじゃないですか」

 

思わず、そう呟く。この前は、自分には技術が足りない言っていたが、今の彼女からは、そんな不安は感じ取れずむしろ、

 

「楽しそうだなぁ」

 

リサさんの顔には、笑顔が浮かんでいた。

ちなみに隣の亮は、ライブに引き込まれていて、俺の言葉には気付かなかった。

 

 

あっという間に、Roseliaの演奏が二曲三曲と終わり、Roseliaの演奏が終わり、ステージの照明が消え最後に大きな歓声が起こった。

 

「.......これがバンド、ライブ!!」

 

ただすごい、それしか言えなかった。すると、隣の亮が話し掛けてきた。

 

「なあ、ライブって凄いな、レオ!!」

 

「.......ああ!!」

 

「所でレオの知り合いって、いつ出るんだ?」

 

「えっと、.......次だな」

 

亮に聞かれ、受付で貰ったライブのプログラムを見ながら答える。すると、答えた瞬間、ステージに照明が灯る。どうやら、「ハロー、ハッピーワールド!」.......美咲達の準備が終わったらしい、ステージの方へと目線を向ける。すると、予想した通り、ステージに向けたお客さんが驚きの声を上げる。それはそうだろう、ステージの上にクマのキグルミが居たのだから。

 

「何だアレ?」

 

「あはは、クマが居るぞ」

 

お客さんが、それぞれ驚きの声を上げる中、その例にも埋もれず隣の亮が話しかけてくる。

 

「なあレオ、あれって?」

 

「.......クマのミッシェル、担当はDJ.......そして俺の知り合い」

 

それだけを告げると、金髪のボーカルの子が話し始めた。

 

「みんな元気ーーっ?あたし達、ハロー、ハッピーワールドよっ!!みんな笑顔になる準備はいいかしら?それじゃあゴー!!」

 

そう言うと、ボーカルの子はいきなり客席へとダイブしてきた。

 

(なっ.......!?)

 

「うわっ、なに、いきなり客席にダイブしてきた!?禁止行為じゃないの?これ!!」

 

近くに居た観客が、困惑の声を上げる。

 

「こころ、バカ!!戻って!!バンドはステージで演奏しないと駄目なの!!」

 

「えー?そうなのミッシェル。仕方ないわね、えいっ!!」

 

「のわあ!?」

 

そんなやり取りがあったかと思うと、ボーカルの子は、ミッシェルへとダイブした。

 

「ははは、何だあのクマ?押し倒されてるー」

 

隣の亮がそんな声を上げるが、俺は今の行動で大体察した。

 

(.......多分、あのボーカルの子が、「弦巻こころ」って子だな、うん。とりあえず.......美咲ご愁傷さまです)

 

「さあ、子猫ちゃん達。私のギターを楽しんでくれ」

 

「根性っ。根性〜っ」

 

「ふえぇぇ.......!」

 

松原さん達の声が聞こえてきたかと思うと、演奏が再開され、ミッシェルがCDをかける。もちろんかかっている曲は、多少のアレンジが入っているが、俺が弾いたあの曲だった。

 

ミッシェルが、CDを流しながらアレンジを掛け、他のメンバーがそれに合わせ、演奏する。ボーカルの子はと言うと、

 

「いえーーい!!みんな盛り上がってるっ?」

 

ステージ上でバク転していた。そんな様子を見たお客さん達は、最初は困惑していたが、徐々に笑顔になっていた。

 

「なんかいーね。このバンド。見てるとつい、笑っちゃう」

 

そんな声が聞こえてきた。

 

(これが、美咲のバンド、「ハロー、ハッピーワールド!」.......なんと言うか、美咲が入ることによってこんなに、音が楽しく感じる.......そんな気がする。言わば、必要不可欠の存在.......かな?)

 

柄にもなく、そんなことを思った。

 

 

それから、あっという間に時間は過ぎ、ライブの終了時刻となった。お客さんが、それぞれ外のドアへと歩き始めた。

 

「いやー楽しかった。ありがとな、レオ」

 

「いやいや、亮こそ、来てくれてありがとな」

 

そんなやり取りをしながらライブハウスのドアをくぐり、受け付けへと戻ってきたその時、

 

「鳴宮様」

 

そんな声が、廊下の端から聞こえ、そちらを振り向く。

そこには、この前会った黒のスーツを着た女性が立っていた。

 

「あれ、あなたは.......弦巻こころの、黒服さん?」

 

「はい、突然すみません。こころ様があなたとお会いしたいとの事で.......」

 

「.......へ?」

 

 

とりあえず、亮には先には帰ってもらい、黒服さんと一緒に、関係者以外立ち入り禁止と書かれた廊下を歩く。黒服さんと歩いていると、

 

「────事──しま─────せ──?」

 

誰かが、話している声が聞こえてきた。話し声からして、一人で話しているようでは無いようだが.......

 

「──には、───せん。──自分────で────たいから」

 

やはり、誰かと話しているようだ。そして俺はこの声を、体感的には、一時間前に聞いていた。

 

(Roseliaのボーカルの子.......?)

 

どうやら、何処かの部屋で何かを話しているようだ。俺はそのまま特に気に止めずに黒服さんの後へとついて行った。この後、これがある事件を起こすとは、この時の俺はまだ知らない.......。

 

 

「ここです、鳴宮様」

 

黒服さんに案内され、一つのドアの前へと来る。

 

「あ、ありがとうございます.......」

 

俺は一応お礼を言うと、恐る恐るドアを開ける。

 

「失礼しま.......「来たわね!!」って、ちょっとぉぉぉ!?」

 

扉を開けると同時に、中から手を引っ張られ中に引きずり込まれる。

そして扉の先に居たのは、まあ予想通り.......

 

「かのちゃん先輩、この人が!!」

 

「う、うん、そうだよ」

 

「ふっ、彼がそうか。ああ、儚い.......」

 

先程初めてのライブをしたバンド「ハロー、ハッピーワールド!」のメンバーだった。

 

「えーと、とりあえず松原さん。なんで俺はここに.......?」

 

「あ、えーと、それは.......」

 

松原さん曰く、俺が弦巻こころの録音した声を基に、ギターでメロディを弾いて、CDに焼いた事を(といっても、焼いたのは黒服さんだが)、話の流れで知ってこころが、「会ってお礼を言いたいわ!!」と、言った為俺はこうして黒服さんに連行させられたらしい。

 

「あー、なるほど.......」

 

(こりゃ、美咲が手を焼くわけだ.......)

 

そんなことを改めて思ってると、ガシッと両手を弦巻こころに掴まれ、腕を掴まれたままブンブンと腕を降った。

 

「今日は、アナタにお礼を言いたかったの!!アナタのおかげで初ライブ成功できたわ!!え〜と.......」

 

「?」

 

突然何かを思い出そうとする仕草の弦巻こころに、疑問を浮かべたが、俺はすぐにその理由を気付く。

 

「.....ああー、俺の名前は鳴宮連音だ。それと、弦巻さん。ライブが成功出来たのは、君達の力だよ。俺は.......ただその後押しをした.......それだけだよ」

 

「.......!!そんなことないわ、レオン!!ねぇ、みんなもそう思うでしょ!?」

 

こころが、ハロハピのメンバーを見回す。

 

「ああ、こころの言う通りだ連音。君のギターのお陰で私の練習が捗ったよ」

 

「そんなことないよ、レオ君!!ね、かのちゃん先輩もそう思うでしょ!!」

 

「う、うん。鳴宮君のお陰で助かったよ、ありがとう」

 

 

口々に、感謝の言葉を本人の目の前で言われ、俺の顔が照れで赤く染まっていくことを感じ、思わず目を逸らし、

 

「ど、.......どういたしまして」

 

かろうじてそう呟いた。

俺が呟くと、再びこころが話し掛けてきた。

 

「それと、あたしの名前はこころでいいわ!!」

 

「.......分かった、これからよろしくな、こころ」

 

「ええ、連音!!」

 

そんな会話をしていると、控え室の扉が空いた。そして、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「や、やっと、終わったぁー.......」

 

そう言いながら入ってきた人物に、労いの言葉をかける。

 

「お疲れ、奥沢」

 

「う、うん。.......って!!鳴宮、何でここに居るの!?」

 

「まあ、ちょっとな」

 

そんな会話をすると、

 

「あ、キグルミの人も来たのね!!ね、どうだったかしら?あたし達とミッシェルのライブは!!」

 

こころがそう言いながら、美咲へと駆け寄る。そんなこころへと美咲が、力無しに呟いた。

 

「.......だからぁ、あたしがミッシェル何だってばぁ.......」

 

そんな様子を俺は、苦笑いを浮かべながら眺めていた。

 

 

 

 

 

ライブが終わり、明くる日の月曜日、俺は「CiRCLE」でのアルバイトへと精を出していた。今日はどうやら、お客さんが少なくとても暇な時間が多かった。

 

(うーん、今日は楽だな.......。偶にはこういう日もサイコーだな)

 

レジでの作業をしながら、今日の晩飯を何を作ろかなと考えていると、

 

「見つけたわ!!」

 

一昨日、俺をハロハピの楽屋へと引き入れた声が聞こえてきた。

(こころ.......か?)

そんなことを思いつつ、作業の手を止め、声のした方へと向くと、ハロハピの五人が勢揃いしていた。

 

「.......何で居んの?」

 

しばらくは会わないと思っていた為、そんな失礼な事を言ってしまう。それに対してこころは、俺の言葉なんか気にせずに答えた。

 

「花音から聞いたの!!、連音がここでバイトしてるって。それにしてもカッコイイ、ライブハウスね!!.......決めたわ!!アタシ達今度からここで練習するわ、そうと決まったらみんな早速練習しましょ!!」

 

「「おー!!」」

 

そう言うと、こころ、はぐみ、薫さんが勝手に奥へと入っててしまう。

 

「ちょっと、こころ!?待って、待って受付は!?」

 

「こころちゃん待ってぇ〜、まだダメだよう.......ふえぇぇぇ.......」

 

俺はそう叫び、松原さんはこころちゃんを追って行った。そして、受付へと残されたのは、美咲と俺だけだった。

 

「はあ、全くあの3バカは.......ねぇ鳴宮、受付ってどうするの?」

 

「へ?、ああ、この紙に.......」

 

美咲がそう訪ねてきたので、受付の紙を渡し、サラサラと必要事項を書いていく。

 

「はい。これで大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫だけど.......というか、奥沢何で居んの?バンド嫌じゃなかったのか?」

 

そう尋ねると、美咲は少しだけ考える素振りを見せ、俺の質問に答えた。

 

「.......嫌だけど何というか、.......ちょっともうちょっと考えたくてさ.......」

 

「そっか」

 

そんな会話をしてると、奥の方からこころが、こちらにも聞こえる声で、

 

「ミッシェル、どこー!!」

 

と、ミッシェルのことを呼んでいた。

 

「はぁ、呼ばれたから、行ってくるね」

 

「ああ、行ってら.......と、その前になあ、奥沢」

 

「何?」

 

美咲を呼び止め、この前から考えていたことを話す。

 

「お前のこと、美咲って呼んでいいか?普通にもう友達なんだし」

 

「ああー、......何だそんなことか.......」

 

そう言うと美咲は、俺が話した事には答えず、廊下の方へと歩いていき、こちらを見ずに答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「後で、飲み物奢ってね。()()

そう言うと美咲は、こころの元へと向かった。

 




何かリサさんが、ヒロインぽくなってしまいましたが、この小説のヒロインは美咲です。次の話の伏線を出すには、リサさんを出すしかなかったんです。悪気はありませんでした!!
後、別にサブヒロインは考えてますので登場までお待ちを。さて、とりあえずこの話で、ハロハピが結成しましたので、色々と、次の話以降から色んなキャラを出せるようになったので、どうか楽しみにお持ち下さい。

それでは、次の話でお会いしましょう

(バンドリ×ローソン!!美咲はゲットしなければ.......)
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