Memory of the starlit sky 作:ワッタン2906
ようやく最近自分の文章の癖が若干分かるようになってきました。
実は、今週は投稿できないかなと思ってたんですが、(主にボックスガチャのせい)、何とか書けました。字数は相変わらず、ちょっと少ないですが.......
それでは気を取り直して、第六話をどうぞ!!
「おお〜、確かにこれはうまいですな〜」
モカが俺のギターを聴きながら、そんなことを呟き、パンを頬張る。そんな様子を見た俺は、ギターの手を止め思わずモカに、
「それは、俺のギターとパンの味どっちなんだ?」
と、尋ねていた。
ライブの日から一週間が経っていた。美咲曰く、「ハロハピ」は、ライブハウスでライブをする為に、路上とか公園でのライブをしているようだ。俺はその目で見た訳ではないが、どうやら結構人気のようだ。近々また、ライブハウスでライブが出来るだろう.......と、俺はそう考えている。
そんな感じで、今日は俺がCiRCLEのシフトの日だった。そしたら、たまたま初めて、モカが所属しているバンド「Afterglow」が俺がシフトに入っている時に、初めて練習に来た。そして、俺のシフトが終わる間際リサさんと同じように、ギターをモカの目の前で弾いてるのだった。
「というかモカ、お前それでパン何個目なんだ?」
リサさんとは違い、タメ口で話す。聞くところによるとリサさんは、俺の一個上だそうで、(何となく雰囲気で分かったが)モカは俺と同学年だった。
「ん~.....七個目?」
そんな答えが返ってくる。
「それは流石に、食い過ぎじゃないのか?」
(流石に七個て.....成人男性でもそんなに食えねぇぞ)
そんなことを思いつつ、モカに尋ねると、
「フフフ、モカちゃんはひーちゃんにカロリーを送ってるから大丈夫なのだ〜」
と、そんな答えが帰ってきた。
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「へっくしゅん!!」
「ひまりちゃん、大丈夫?」
「ひまり、風邪引いたのか?」
「.......大丈夫?」
幼なじみの少女三人に心配される。
「うん、大丈夫.......これは多分、きっとモカがまた良からぬ事を話してるに違いないよ!!」
心配されながら少女は、恐らくこのクシャミの原因であろう、幼なじみの少女の事を話した。
「そういえばモカのやつ、「先帰ってて」って言ってたけど、なんかあんのかな?」
「うーん、.......バイトじゃない?」
「.......でも、それだといつもみたいに、途中まで一緒に帰るよね」
「あ、確かに!!」
「「「「うーん.......」」」」
そんな会話を、モカの幼なじみ四人は、帰りながらしていた。
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「ひーちゃん?」
モカの口から、俺が知らない名前の人が出てきたので思わず尋ねる。
「ひーちゃんは、うちのバンドリーダーだよ」
話を聞くと「Afterglow」は、そのひーちゃんが、モカ達の幼なじみと一緒に居る為に、作ったバンドらしい。そしてAfterglowの意味.......夕焼け。それは、バンド結成した時によく練習していた場所が、夕焼けが照らす屋上の上だったから.......だそうだ。
「ふーん、そうなのか」
モカの話を聞き、俺は思う。
美咲達のバンド「ハロハピ」は、世界を笑顔にする為に結成したバンド。そしてモカ達のバンド「Afterglow」は、居場所を作る為に作ったバンド。こうして聞くと、バンドの結成する理由は色々とあるようだ。
(Roseliaには、どういう理由があんのかな?)
そんなことを思っていると、
「ほうなんでふ(訳:そうなんです)」
モカが、パンを食べながら喋る。
「いや、飲み込んでから喋れよ」
そう言うと、モカはパンを食べ終え呟く。
「早く食べないと、鮮度が落ちるのだよ連音君」
「何だよそれ、魚じゃあるまいし.......」
苦笑いを浮かべながら、そんな会話をしつつ、モカがパンを「山吹ベーカリー」と書かれた袋からパンを取り出して、パンを食べるのを横目で見ながら今練習している曲を、練習する為ギターを構えた。
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「病院?」
今日も日課の星空の下でギターを弾いていると、恐らくバンドの練習の帰りである美咲がやって来た。そして、美咲から病院でライブしたことを告げられた。
「いやいや美咲、病院でライブって何で?」
「あーと一応、連音もウチらの関係者だからいいか、えっとね」
美咲によると、「ハロハピ」のベースの子.......はぐみは、ソフトボールのチームに入っているらしい。実はそのチームのメンバーが、車の事故にあい病院に足の手術の為に入院したそうだ。 その結果、手術は何の問題もなく、成功したそうなのだが、その子はまだ車椅子で過ごしており、未だに自分の足で歩いておらず、なおかつ笑顔が戻ってない。そして、そんな状況を、こころが見逃せるはずもなく.......、あれやこれやと、その子の為に、何かと手を尽くしているそうだ。
「んー、なるほどなぁ......その子は怖いんだろうなぁ」
「.......うん」
美咲が、俺の言葉に相槌を打ってくれる。
「そんな怖い経験をしたから、自分の足はもう歩けない.......だから、リハビリをする意味もない.......だから、笑うこともできない.......」
そこまで言うとふと思う。自分がその子の立場だったら、どうするだろうか。事故で利き手が怪我をしたとして、またギターを弾こうとするだろうか。.......いや、考えるでもない。そうなったら俺は.......
「きっと勇気が出ないんだよ」
「へっ.......?」
そんなことを考えると、美咲がポツリと呟く。美咲の方に顔を向けると、美咲は星空を見上げながら、再び呟く。
「.......きっとあかりちゃんは、連音の言う通り怖くて歩けなくて.......自信がないんだよ。だからあたし達は、あかりちゃんの為に、勇気を出す演奏をする、そう思ってるんだ.......まぁ、精神論なんだけどね」
「そっか、うん。美咲達のバンドなら出来るよ」
「ありがと.......っていうか、あたしはバンドに入らないからね!!今回のこれでコレっきり!!」
「あー、はいはい。ソウデシタネー」
俺はそう言うと、新しい曲を練習し始める。俺の言葉に少し拗ねていた美咲が尋ねてくる。
「それって、新しい曲?」
ギターを弾きながら、美咲に答える。
「うん、そうそう。聞いた事ある?」
「いや、聞いたことない。どんな曲なの?」
「うーん、強いて言えば、
「へぇ.......今度、ちゃんと全部聞かせてよ」
「りょーかい」
そう言いながら、俺は新しい曲の練習へと集中した。そんな様子を、美咲は黙って見入り、その二人の様子を星空の光が照らしていた。
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二人がギターを弾いて聞いていた頃────
「CiRCLE」からの帰り道、ある少女が家へと帰っていた。その少女は、月明かりの光によって長い銀髪を照らしていた。少女の名は、「湊友希那」。Roseliaのボーカルであり、プロ顔負けの歌唱力を持つ少女。
(私.......何故.......引き受けなかったの?待たせて、どうするの.......?)
そんなことを思いつつ自宅へと着くと、隣の家の前に誰かが居た。その人物は、よく知ってるも何も、幼なじみの少女。
「リサ.......」
「あれ?友希那じゃん。おかえり〜、今帰り?」
「ええ、.......所でリサ、今日はあこと燐子でお茶会だったそうね。あなた達、今日練習しないつもりなの?」
友希那は疑問に思いリサに尋ねる。
するとリサは、いつものように笑顔を浮かべ答える。
「みんな家でやってるってさ。アタシもこれから!!」
「そう、ならいいわ。.......私は何をしても、《FUTURE WORLD FES.》に出る。私はそれしか考えてないから」
(私にとっての音楽は、Roseliaだけじゃない.......Roseliaはフェス、ひいてはコンテスト出場の手段だったはずよ.......)
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友希那はそれだけを言うと、玄関の扉をあけ自宅へと入った。その場には、リサだけが取り残される。
(友希那、顔色が悪かった.......それに、聞いてもないことを話すなんて変.......)
「友希那.......」
リサはそう呟き、隣の家を見上げる。と、同時に友希那の部屋に明かりが灯る。きっと友希那はこれから、寝るまで歌の練習をするのだろう。
「.......中、入ろ」
リサはそう呟き、玄関の扉を開け自宅へと入った。
ここから、シリアスなパートに入ってきます。まあ、概ね原作通りなんで、そこまでシリアスチックにはならないと思います。
そして、今回試験的に、
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↑をちょっと活用してみました。多少これで見やすくなったはず.......
それでは、次の話でお会いしましょう。
(ローソンコラボの美咲のキーホルダーが全然当たらん!!)