【完結】魔法少女奇譚   作:ふーま

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魔女の短剣が貫くものは

さやかが決断した、その日の夜のこと。

さやかと杏子は、人気のなくなった建設現場にと来ていた。

二人のソウルジェムは、魔女の気配を探知して、闇の中でぼんやりと輝いている。

ソウルジェムの光に照らされたさやかの表情は、緊張しながらも力強いものだったが、対照的に杏子の表情はどことなく不安気だった。

 

「本当にいきなり魔女でいいのかい?

 いくら“前”の経験があって、さっきまで戦闘訓練してたとはいえ、あんたにとっては初陣だぞ。

 こいつは積極的に動くタイプの魔女じゃなさそうだし、もうしばらくは監視にとどめておいてもいいんだぞ」

 

杏子は、その前に何度か話した懸念をもう一度述べた。

“記憶”を見ているせいもあるが、どうにもさやかを危なっかしく感じていた。

だがさやかの決意は揺るがなかった。

 

「大丈夫。

 それに、ワルプルギスの夜が来るなら早く力をつけないといけないしね」

 

さやかが急ぐ理由はいくつかあった。

一つは話に出したワルプルギスの夜の襲来。

実際のところ“前”のさやかはそのことを知らなかったのだが、“前”の杏子はほむらに共闘を持ちかけられてその話を聞いていた。

杏子に聞いた話と、その魔女の規模を聞き、さやかは早く力と経験を積むことを求めていた。

他にもいくつか理由はある。

一つは、悩んでいるうちに“以前”倒したこの魔女の出現時期が来てしまったこと。

例え動きが少ない魔女とはいえ、犠牲者が出るかもしれない事態を見逃すわけにはいかなかった。

一つは、さやかの両親が忙しい時期もいつまでも続くわけではないこと。

夜まで魔女狩りに費やせるのは今だけであり、時間を無駄にはできなかった。

そして最後に、ほむらとのこと。

結局、ほむらの制止を振り切って契約してしまったのだ。

ほむらが杏子に託したと聞かされても罪悪感は大きい。

学校でも、時折隠しているようでも心配そうな表情を覗かせるほむらに対して、しっかり考えるためと理由をつけて半ば避けるようにしてしまったのだ。

結局、決断したことはまだ伝えてはいなかった。

明日、学校で会ったら話すつもりだ。

だが、その前に、魔法少女になる覚悟として戦いに望み、勝利しておきたかった。

共に戦う覚悟と力を持って、かの友人に向き合いたかったのだ。

これらの理由から、杏子も強くは反対できなかった。

もっとも、最後の理由だけはさやかの胸の中にしまわれていたのだが。

 

「心配してくれてありがとう。

 でも、使い魔でいくら経験を積んだところで魔女は別物。

 どっちみち魔女と戦いをしないことには始まらないんだから」

 

さやかは杏子に告げるが、それはまるで自分に言い聞かせるようでもあった。

そしてさやかは魔女の結界へと飛び込んでいく。

 

「ちっ。

 まあ、あんたの言うとおりではあるがな。

 気を抜くなよ!」

 

それを見た杏子も後に続く。

 

(この魔女は“影”の魔女だったはず。

 “前回”はさやかが特攻して無理矢理撃破したし、あの感じなら私一人でも余裕で勝てた。

 けど、“影”…神野陰之…マミの時のような何かが起こらなければいいけど…)

 

その心中に、嫌な予感を抱えつつ。

 

 

 

 

 

そこは一面がぼんやりとした白い光につつまれたような空間だった。

そこに影のように黒く、葉のない木々が立ち並んでいた。

テレビで見た冬のヨーロッパの森のようだとさやかは思った。

落葉した黒い白樺の森、そんなイメージが浮かぶ。

雪はなく、寒さもなく、けれど冬の夜を思わせるような、しん、とした空気があった。

そして、白く照らされているのに、闇夜の中にいるようにその木々には影がなかった。

ざり、ざり、と二人の少女の足音だけが響く。

それに続くのは彼女達の影だ。

魔女のいる場所まではまだ距離があるらしかった。

そのまま無言で、影の向きを頼りに光源であろう方角へと二人は進む。

影の木々はざわめきすらしない。

森の中腹といえる場所まで来たところで、途中からさやかの前を歩いていた杏子が、ぴたりと足を止めた。

 

「さやか」

 

「うん」

 

警戒するようなその声に、さやかも武器のサーベルを構えて応える。

これまで静かだった森が、ざわり、と胎動し、その枝を、幹を凶暴な牙を持った動物の顔を持つ触手へと変えて少女達へと襲い掛かった。

 

「はあっ!」

 

一斉に襲い掛かってきた使い魔を、杏子は武器である多節槍を振り回してなぎ払う。

魔法で自在な数の節に分解でき長さも調節できるそれは、円のような動きで使い魔を全く寄せ付けなかった。

さやかはその円の影響を受けない中心で、杏子と背中合わせになり撃ち漏らしを警戒していた。

すると、使い魔のほうもこのままでは勝ち目がないと悟ったのか、何本もの木が蠢き絡まりあって象ほどの巨体を作り出し、二人に向かって突進してきた。

そこに、さやかも剣を大きくしながら飛び出していく。

 

「試させてもらうよ、“筋力増強(ブースト)”!」

 

さやかの一太刀は、迫る使い魔の巨体を真っ二つに叩き斬った。

二つに割れた部分はさらに別れ、犬の頭を持つ無数の触手となってさやかに迫る。

それに呼応するかのように周囲の木々からも使い魔がさやかの背後を取ろうとする。

だが、さやかは動じることはなかった。

 

「はああ、“神経融合(ブレイク)”!!」

 

全方位から迫る使い魔、それがさやかにはゆっくりに見えた。

そして剣を元の大きさに戻してそれらを一体ずつ切り捨てる。

それはさやかの視点から見たものであって、外からはさやかが高速で動いているのが分かっただろう。

使い魔を一掃したその姿を見て、杏子は、ヒュー、と口笛を吹いた。

訓練で見せてもらい、実際に打ち合った技だがこうして見るとまた圧巻だった。

 

「流石だねえ、あんたの固有魔法、『治癒力強化』の応用。

 “筋力増強(ブースト)”と“神経融合(ブレイク)”か」

 

「まあね、今日身についたばかりでここまで使いこなせるとは思わなかったわよ」

 

使ったさやかも不思議だったが、実際魔法少女の武器の扱いや固有魔法というのはそういうものらしいとキュゥべえも言っていた。

武器の扱いや、魔法少女の願いに関連して使えるようになる魔法については無意識で刷り込まれるらしい。

もともと魂の、願いの具現化であるがゆえのことであり、魔女に遭遇して突発的に魔法少女にならざるを得ない状況下における救済策でもあるという。

さやかの固有魔法は、上条恭介の回復を願ったことによる治癒魔法の強化。

その応用が先ほど使った二つの技だ。

魔法少女は人ではなく、肉体と魂は別である。

その認識を持つことで、魔法少女は肉体の限界を超えた力を無理矢理使うことが可能となるが、強化された肉体とはいえ限界以上の力を使えば反動でダメージを負い動けなくなってしまう。

しかし、さやかの魔法ならばその反動によるダメージをすぐに回復させることができるのだ。

筋力増強(ブースト)”は筋力を無理矢理引き出す技、“神経融合(ブレイク)”は神経を無理矢理いじって反応速度や行動速度を上昇させる技だ。

本気で使えば体内組織の破壊や崩壊を導く諸刃の剣であり、さやかほどの治癒力がなければ使いこなせない。

理論としては分かる、しかし、どうしてそんな応用技が自然に使えたのか、その名前がするりと出てきたのかはさやかには分からない。

杏子との訓練で無意識に使い、一本取ったことでようやく気づいたのだ。

 

「まさか、こんなことができるようになったのは神野陰之の仕業か?」

 

そのとき杏子はそう言った。

さんざん色々としてきたあの魔人が、契約の場にいたあれが何かしたと思うのも無理は無かった。

その言葉に答えるように、路地裏の暗がりから神野陰之が現れていった。

 

「いいや、それは美樹さやかの“願望”が呼び起こした力だよ。

 もしかしたら、いつか、どこかで、誰かが願った力か、誰かが使った力か、上手くいかなかった願望を成功させるために、受け継いでいるのかもしれないがね。

 もし、何かがそれを与えたとすれば、それは私ではなく…いや、やめておこう。

 それは、“君達”の物語ではないからね」

 

くつくつと嗤いだした魔人をいぶかしげに眺めていた少女達であったが、問い詰めようとすると魔人は消えた。

その、誰かの“願望”がよこした差出人の無いメッセージカードのように、それはもはや何も答えようとはしないのだった。

 

 

 

そんなことを思い出しつつも二人は使い魔を危なげなく蹴散らして結界を進んでいく。

そして、魔女のいる場所へと到達する。

そこは、“かつて”二人が見たのと同じ光景だった。

白い背景に、自分すら影で覆われたかのごとく黒く見える世界。

白い夜を黒い太陽で照らしたがごときその光景。

黒い日光を受けて黒檀のように黒くたたずむ自由の女神の腕の根元にさやか達は立っていた。

その腕の先にいる祈る姿を変えない影の魔女と、その魔女が祈る先にある世界を黒く照らす赤いともし火を見つめていた。

“前回”はさやかがダメージを省みず突っ込み、傷つきながらも魔女に達して倒した。

この魔女自体は動かず、先ほど倒してきた使い魔や、木をその体から生やして攻撃してきていた。

それほど速くはないが数が増えると突破するのは難しくなる。

 

「作戦通りに行くぞ」

 

「「先手必勝!」」

 

杏子の掛け声と共に二人が並んで駆け出す。

敵の動きが遅いなら横や後ろへ回り込もうとする使い魔は無視し、息を合わせた二人で前の敵を切り払い魔女へと突破する、そんな作戦だ。

さやか一人ではずたぼろにならなければたどり着けなかった魔女。

だが、杏子と並んで駆けることで前に敵は無く、無傷で魔女の目前に迫ることができた。

さやかの気分は高揚していた。

魔女から影の木が伸びるも、二人でばらばらに切り裂く。

魔女に隙ができる。

 

「もらったー!」

 

勝利を確信したその時、ぞわり、と祈りを捧げている魔女には似つかない怒気が二人を襲った。

次の瞬間、魔女を庇う様に足元から巨大な影の樹が現れ、魔女を襲おうとした二人の武器はその樹へと突き刺さる。

 

(まずいっ!)

 

杏子は深々と突き刺さった槍を抜くのを放棄し、下がって新たな槍を召喚する。

 

「くっ」

 

「さやかっ!?」

 

だが、さやかは枝に捕まってしまった

さやかの武器は剣であるが故、より樹に近い位置で止まり、また経験の少なさが仇となり下がるのが遅れたのだ。

その隙に枝はさやかの手足に、胴体にまとわりつく。

枝に絡まり身動きの取れないさやかの影に魔女から影の触手が伸びる。

 

「さやかっー!!!」

 

杏子は急いで救出に向かうものの、樹から、魔女から伸びる無数の枝が変化した影の犬が邪魔をする。

明らかに“以前”より、さきほどよりも数が多い。

まるでその樹もまた魔女本体であるかのように、倍近い数で迫る。

見通しが甘かったことに後悔し、半狂乱となって多節昆と化した槍を振り回すが前に進むことができない。

影の犬は主人にどこまでも忠実に、その身を散らして盾となった。

その間に影の触手はさやかの影に絡みつき、それを体から引き剥がそうとする。

ブーストを掛けるも、がんじがらめに絡みつく影を振り払うことはできなかった。

 

(私の本当の願い、見つけられて、覚悟もできたのに、こんなところで終わっちゃうのかな…

 恭介ともっといっしょにいたかったな…)

 

影を奪われたら自分はあの魔女の眷属へとなりさがる、という実感と、諦めがさやかを支配する。

 

(結局、突っ走って迷惑ばかりかけてばっかりだったね。

 あたしって、ほんとバカだ。 

 ごめん、まどか、杏子。

 そしてほむら、あんたには一言謝りたかったな)

 

さやかの眼から涙が溢れ出す。

だが、さやかの影が奪われようとするその時、

 

「『我が友の影を奪うこと能わず』!」

 

突如として飛来した釘がさやかの影に突き刺さり、魔女の影を跳ね飛ばした。

 

「えっ」

 

突然のことに呆然とし、影の支えを失ってぺたんと座りこんださやかをよそに、もう一度その声が響く。

 

「『汝の影を用いること能わず』!」

 

その釘は魔女へと飛来し、その体に突き刺さる。

それと同時に繰り出されていた影の使い魔は吸い寄せられるように引っ込み、あとには影の大樹を背に動けなくなった魔女だけが残った。

 

「間に合ってよかったわ」

 

ぽかん、とする二人の前にゆっくりと現れたのは、大振りの短剣を左手に、右手に先ほど飛んできたのと同じ釘を持ち、以前見た魔法少女服の上に黒いマントを羽織ったほむらだった。

 

「これは“魔呪の釘”といってね、罪人の手足を打ち付けた磔刑の釘に、闘争と破壊を統べる火星の理力を込めた、強力な魔除けよ。

 縫いとめ、封じる効果はばつぐんのようね」

 

短剣を構え、警戒を崩さないながらも、さやかと杏子が無事なのを見て安堵した表情で笑う。

 

(『かつて一時的とはいえ神の影すら縫いとめたのだ。

 これくらいはたやすい。

 それよりも、順当に力をつけているようで何よりだ』)

 

(お褒めに預かり幸いよ)

 

一瞬、さやかにはその笑顔が左目を酷く顰めた左右非対称なものに見えたが、すぐに元に戻った。

 

「ありがとよ、ほむら。

 しかしすげー技持ってるな、お前。

 これどうなってんだ?」

 

身動きのできない魔女を見て、杏子が感嘆の声を漏らす。

 

「とある“魔術師”に師事したおかげよ。

 銃じゃああなた達にも当たってたし、引き出しを増やしておいて正解だったわ」

 

あとで私にも教えてくれよ、などと杏子がほむらと話している横で、さやかは肩を落として身を震わせていた。

 

「なんでよ…」

 

ぽつり、とさやかがつぶやく。

 

「なんで助けてくれるのよ。

 私はあんたの警告を無視して魔法少女になった。

 それに、あんたに別れ際酷いことを言ったのに、なんでそんな顔を向けてくれるの!

 何も分かってなかったのは私なのに。

 以前、あんたの警告を聞かず魔女になった私なのよ!!!」

 

さやかは以前見た記憶を思い出し悲痛な声を挙げる。

杏子もそのいきさつを知っているが故にばつの悪そうな顔をしている。

ただ、ほむらはさやかの手を取り、やさしく微笑むのだった。

 

「わたしもあなたと同じだからよ、さやか」

 

「えっ…」

 

涙に濡れた顔を上げたさやかに、ほむらは思いを告げる。

 

「実は私も大切な人を助けたいと思って魔法少女になったの。

 そしてそのために今も戦い続けてる。

 あなたが私の願望の邪魔になったことがあったのも、それを恨んだのも事実。

 けれど、私だって自分のためにあなたを見殺しにしたり、彼の腕を治す機会を力付くで奪ったこともあったのだからお互い様よ。

 それに、私だけ大切な人と一緒になれて願望が叶っても、あなただけが報われないのはさびしいじゃない。

 だから、泣くんじゃないの、あなただって大切な友達なんだから」

 

「ほむら…ありがとう」

 

さやかはほむらの手をとって立ち上がる。

 

「あんたも、他人のために祈ったんだな…」

 

杏子はその様子を見てしみじみと言う。

 

「その人と一緒にいられること、それが私の幸せだったからよ。

 あなたもそうだったのでしょう。

 私たちは似たもの同士なのよ」

 

「そうかもな。

 なら、似たもの同士の魔法少女姉妹。

 “末の姫”と一緒に歩んでみるってのは、どうだい?

 頼りになる姉が一緒なら、どんな悲劇だって超えられると思わないか?」

 

杏子がにかりと冗談めかして笑う。

さやか一人ではボロボロになった。

二人でもさやかはもう少しで死ぬところだった。

けれど三人なら、こうして共に無事で立っていることができたのだ。

ほむらも微笑む。

 

「ええ、頼りにしてるわ、“お姉ちゃん”」

 

そう返されて、杏子は赤くなる。

だが、そこに水をさすように彼女達の頭にしわがれた声が響く。

 

『小娘ども、お涙頂戴の寸劇もよいが、まず目の前の相手を片付けろ。

 いくら私が作った呪具といえども、油断は禁物ぞ』

 

「なに、この声?」

 

さやかの問いにほむらはため息をつきながら応える。

 

「さっき話した“魔術師”よ。

 詳しくは戦いの後で話すわ。

 とりあえず彼の言うとおりにしましょうか。

 さやか、任せたわよ」

 

「うん、わかった」

 

さやかの眼にはもはや弱さはない。

ほむらとの仲直りが、最後の影を彼女の心から取り払っていた。

そして、ゆっくりと前に歩き、樹を回りこんで魔女の正面に立つ。

ほむらと杏子は脇で警戒を崩さずそれに従う。

祈りを捧げる姿で固まる影の魔女に対し、さやかは優しく言う。

 

「あんたも、誰かのために祈ったのかな。

 それで、“あの時”の私みたいに報われずに絶望して魔女になっちゃったんだね。

 あんたには悪いけど、私達はその先に行かせてもらう。

 自分達の“願望”のためにあなたを殺していく。

 身勝手かもしれないけど、あなたに誓うわ。

 私たちは、あなたが掴めなかったものをつかんでみせるとね」

 

そういうと、さやかは剣を眼前に掲げて一瞬祈るように眼をつぶり、そして剣を振りぬき、魔女の首を刎ねた。

影の人型が崩れ、戦いの終わりを感じた。

だが、

 

『小娘共、まだ終わってはおらんぞ!』

 

ぞわり、と魔女の背後に残っていた樹が胎動する。

先ほどまでただの影に、魔女の使い魔に過ぎなかったはずの樹が強烈な気配とともにざわめきだした。

そのざわめきは、魔法少女達の耳には、次のように言っているように響いていた。

 

 許セヌ、許セヌ!

 ワガ子ヲ、マタシテモ奪ウカ!

 貴様ラノミガノウノウト生ヲ謳歌スルノカ!!

 

そして、ざあっと空気が塗り代わり、茫、と視界が真っ白に狂った。

影の枝には満開の桜の花、結界の自由の女神が持っていた松明は月へと変わり桜を照らし、背景は黒く塗り変わった。

闇の中に突如現れた夜桜の雪のような白という幻想的な光景に、猛烈な敵意と恨みの気配が蔓延し、あまりにも禍々しい雰囲気を持って魔法少女達の前に立ちふさがった。

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