今んところは所属する方が多いっぽい?
今回は少し短め
広い荒野の中に1台の車両が走っていた。
「♪〜♪〜...」
歌を口ずさみながら運転している紺色の髪の少女【モスティマ】はトランスポーターという仕事をしている。
普段は遠くの地方へと行くことが多いため、滅多にこの場所を通ることは無いのだが…なんの気まぐれか彼女はある場所へと向かっていた。
「♪〜...?」
荒野の中を走っていると、視界の端に人影が映った。顔が隠れているが...男だろうか
(これは...ふふ、珍しいね)
面白い予感を感じ取った彼女は、男の近くへと寄っていった。
...
(...どうしたものか)
アレックスは荒野の中を彷徨っていた。行くあてもなく、あったとしても道のりが分からない状態、土地勘が全く無いため完全に迷っていた。
いっそ適当に方向を決めて移動するかとこのイケメンヒジキモンスターは考えていた。
(...ん?)
なにかが近づいてくる音がしていた、アレックスはその方向を確認すると1台の小型の車両がゆっくりとこちらへと近づいていた。
アレックスの元へと来るとその車は停止する。
車両をよく見てみると、それはトラックの様で後方が布に覆われている。
(...輸送車両か?)
観察していると突然窓が開き、中の人物が姿を表す。
「やぁ、こんなところを1人で歩いてるなんて...一体どうしたんだい?」
1人の少女が話しかけてきた。大人びた雰囲気の、どこか読めない少女という第一印象を抱いた。
...
「へぇ〜、単独であのチェルノボーグから抜け出したのかい?すごいじゃないか」
「...随分すんなりと信じるんだな」
「一応これでも配達人だからね、色んな人をこの目で見てきているからホントかウソかを見抜くのは得意なのさ」
アレックスは彼女との接触の後、事情を話して相乗りをさせてもらっていた。
幸運な事に彼女はこの一帯の土地に詳しいらしく、今のアレックスにとっては救世主のような存在だった。
「そういえば君、出身はどこなんだい?」
移動の最中に、モスティマと互いに質問をし合っていた。
「出身は...アメリカという場所で、海沿いにある土地に住んでいた。」
「なるほど、アメリカって地名は知らないけど海が近いんだね〜...ぜひ見てみたいよ」
「...今は行かない方がいいぞ」
「え?どうしてだい?」
「...今、あの場所は謎の病が流行っているからな」
まあ、あの場所へと行くには恐ろしく遠い道のりなんだが...
「鉱石病とは違うのかい?」
「ああ、やっかいな狂犬病のようなものだ」
ブラックライトの説明に困ったが、適当にそれっぽい病を例えに出して教えた。
「そうなんだね、それは少し残念だな...」
そんなふうに話をしながら2時間程が経っていただろうか、少し休憩をするためにモスティマは停車させた。
「...ああ、そうだ。君は何処か向かう場所はあるのかい?」
軽く食事を済ませたモスティマは、彼に1つ質問をする。
「...無いな、今は完全に放浪している」
「そっか〜、なら私と共にトランスポーターでも...て思ったけど、君に配達は向いて無さそうだねぇ」
彼女は少し悩む仕草をしていたが、すぐに何かを思いついたようだ。笑顔のままアレックスに語りかけてくる。
「なら、君にピッタリのいい所がある。ちょうど私もそこへ向かう途中だったし、一緒に来てみたらどうだい?」
「...?それは一体どこだ?」
「それは行ってみてのオタノシミさ」
モスティマはそれだけを伝えると再び目的地に向けて走り出した。
...
「到着っと〜」
「...移動都市のような、随分大きな場所みたいだが、ここは?」
アレックスの質問に彼女は変わらず笑顔のままで答えた。
『ここはロドスだよ。』
...なんだと?
一応入るとしたらロドスなんだろうか...ただアレックスさんチームで動くの絶対無理なんだよね。