ASSASSIN SCHOOL 作:くろとら
学校生活2日目。授業初日ということもあり、授業の大半は勉強方針等の説明する時間オリエンテーションで終えた。
この、学校の先生たちのほとんどは、フレンドーでとても親しみやすかった。このことには、ほとんどの生徒が拍子抜けした顔をしていたのを覚えている。
しかし、拍子抜けしてしまうのも無理はないだろう。実際俺も、国が主導しているということもあり、先生たちは全員厳しいという印象を抱いていた。だが、蓋を開けてみればフレンドーで親しみやすい先生たちばかりということは俺たち生徒にとって衝撃的なものだったと思う。
そして、この学校が進学校ということや授業初日ということもあり、流石に居眠りや遅刻してくる生徒はいないと思ったが、呆気なくそれは裏切られてしまった.昨日コンビニの前で2年生の先輩たちと揉めていた須藤と池と山内は堂々と遅刻して登校して来た。山内は遅刻したのにも関わらずそのまま机にして居眠りを始めてしまった。更に言えば、遅刻や居眠りはしていなかった生徒のほとんどは、端末をいじっており、一切先生たちの話を聞いていなかった。
真面目に先生たちの話を聞いている生徒は平田や櫛田などの極小数の生徒たちだけだった。
ここで1つだけ気になることがある。それは、居眠りをしている生徒や遅刻してきた生徒に何も注意をしないことだ。いくら義務教育を卒業したと言っても、普通ならば一言だけでも注意をする筈だろう。しかし、先生たちはそれらの生徒をスールして話を続けた。
この、先生たちの対応を見て、俺は殺せんせーが言っていたことを理解した。
4限目。Aクラスの担任であり英語を担当していた────真嶋 智也先生の話が終わり、緩んだ空気のまま昼休みに突入した。真嶋先生も他の先生と同様に授業が終わっても居眠りなどをしている生徒に何一つ注意をせずに退室してしまった。
4限も終わり、昼休みに突入するとクラスメイトたちは友だち同士で昼食を済ますために食堂に向かったり、机を移動し班になって弁当を食べ始めたりしていた。
因みに俺はと言うと、何一つ誘いの言葉は無かった。昨日連絡先を交換したみーちゃんは知らぬ間に教室にいなかった。恐らく、いつも一緒にいる井の頭や櫛田と共に食堂に向かったのだろう。
俺は仕方ないと思い、コンビニに向かおうとし、席を立った時平田がクラスメイトたち向かって言った。
「えっーと、僕はこれから食堂に行こうと思うだけど、誰か一緒に行かない? 大勢の方だと楽しいし」
2日目で既にクラスのリーダー格となった平田が椅子から立ち上がり、言った。本当に平田には感心をする。昨日の自己紹介の提案もそうだが、よく緊張もせずに言えるものだ。
俺は平田の言動を感心ながら、手を挙げようとしたその時──「私も行く!!」 「私も私も!!」 「平田くん、あたしもいいかな?」という女子生徒たちの声で俺の動作は止まってしまった。
どうやら、教室に残っている女子生徒たちのほとんどは、平田目当てだったらしい。
しかし、平田は同性とも食べたかったのか、俺と後ろの席の──綾小路 清隆に視線を移した。
「音無くん、綾小路くん、これ────」
「ねぇ、そろそろ、行こうよ平田くん」
平田が俺と綾小路の名前を呼び終えた瞬間に、見た目がギャルぽっい女子生徒────軽井沢 恵が平田の手を引っ張り連れて行ってしまった。
なんとも、空気をよまないタイミングなんだろうか。こんな絶妙なタイミングだと元から狙っているようにしか思えなくなってしまう。まぁ、偶然だろうけど。
俺はそんなことを思いながら、コンビニに向かうために教室から立ち去った。
あれから、俺は教室を後にしてコンビニに向かっていた。食堂で済ましても良かったのだが、あの空気で食堂に行くのは精神的にキツイため諦めることにした。
因みに殺せんせーの話によれば、この高度育成高等学校の生徒は全員が寮住まいということもあり、昼食などはコンビニ弁当や食堂での食事になったりする生徒が多いようだ。中には、自前で弁当を用意する家事スキルが高い生徒もいるようだ。
「ねぇ、君Dクラスの生徒?」
「……ん、そうだけど」
立ち寄ったコンビニで、弁当などを選んでいると、先客としておにぎりなどを選んでいた女子生徒が話し掛けてきた。
会ったことも、話したことも無い相手だったため、少し警戒しながら応えた。
「なら、良かった。実は他のクラスの子たちと話したいって思ってんだ!! 良かったら名前を聞いてもいいかな?」
「Dクラス所属の音無 春馬。君は?」
「私は、Bクラスの網倉 麻子。よろしくね、音無くん」
「あぁ、よろしく」
女子生徒──── 網倉 麻子はBクラスの生徒だった。それにしても、何故彼女は俺に話し掛けてきたのだろう。そこが、少し不思議なところだ。
俺はそれから、話すことも特に無かったため、おにぎりを3個とお茶を籠に入れ、レジに向かい支払いを終えた。
支払いを終え、コンビニを後にすると、外には何故か網倉が立っていた。俺はてっきりクラスに戻っていると思っていたが、一体何をしているのだろうか。
「ねぇ、音無くん。折角だから一緒にお昼食べよ? すぐ近くにベンチもあるし、どうかな?」
「……分かったよ、今更教室に戻っても一緒に食べる相手はいないしな……」
まさかの女子からの昼食をお誘いを受けてしまった。最初は俺も、「ほぼ初対面の女子」 「他クラスの生徒」ということもあり断ろうと思っていたが、他のクラスの授業態度などを聞いてみたかったこともあり、一緒に昼食をとることを承諾した。
網倉に誘導され、道に迷うことなくゴール地点であるベンチに辿り着き、俺たちはゆっくりとベンチに腰をおろした。
一応、初対面の女子ということもあり、ベンチの端の方に座ったのだが、網倉は何故か俺の身体にスレスレの真横に座ってきた。
まさか、網倉はそういった常識が欠けているのかと思ったが、流石に面と向かって言える筈もなく、この事は俺の心の中に閉まっとくことにした。
ベンチに座った、俺たちはそれから意外にも一言も言葉を発することなく食事を取っていた。俺はともかく、あんだけ、ぐいぐい来た網倉が言葉を発しないことには少し驚いた。
互いにおにぎりとサンドウィッチを食べ終わり、飲み物を飲み、一息ついたところで網倉はおもむろに口を開いた。
「ねぇ、今日の授業どうだった? Bクラスはオリエンテーションで終わっちゃったけど」
「Dクラスも同じだな。授業初日だし恐らく全部のクラスが今日はオリエンテーションで終わるだろう。だが、少し気になることがあったな」
「気になること?」
キョトンとした顔で俺を見てくる、網倉。不覚にも可愛いと思ってしまった。
俺は授業を終え気になったことを包み隠さず、網倉に伝えた。授業中遅刻しても、居眠りをしても教師側は一切注意しなかったことを。
「へぇ〜、そうなんだ。それは、気なるね。Bクラスは一之瀬さんのお陰でそんな生徒はいなかったから分からないけど」
「なるほど、Bクラスは優秀なんだな」
どうやら、Bクラスは全員が優秀な生徒ばかりのようだ。それにしても、たった1日でクラスを纏めるってどんだけ凄いんだよ一之瀬っていう生徒は.
「そうかな? ──って、もう時間だ!! また、機会があったら一緒にお昼食べようね。はいこれ、私の連絡先」
「あ……あぁ」
どうやら、何か約束でもあったのか、俺に連絡先が書かれた紙を渡して、校舎に向かって走って行ってしまった。
なんとも、最初から最後まで嵐のような女子だったのだろうか。
網倉の口調が全然分からない。一応この口調で行きますが口調がわかった場合は訂正するので。
ヒロインを追加するなら誰がいい?
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長谷部 波瑠加
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椎名 ひより
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白波 千尋
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神室 真澄