ASSASSIN SCHOOL   作:くろとら

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すいません。プールの話は③まで続くことになってしまいました。


7話 プール②

「うひゃあ、やっぱこの学校すげぇな!! 街のプールより凄いんじゃねぇ!?」

 

 競泳パンツを履いた池が驚きの声を上げる。確かに、池が喜ぶのも無理もない。俺だって内心は驚いているし、喜んでいる。何故なら、目の前にはあまり見たことの無い屋内プールが広がっているからだ。

 更に、屋内プールということもあり、水面にはゴミや虫の死骸などは1つも浮いていなかった。小学校の時は毎日のようにゴミや虫の死骸などが浮いており、嫌々入っていたことを思い出す。

 

「なぁ、女子は? 女子はまだなのかっ!?」

 

 鼻をふんふんと鳴らしながら、池は女子生徒たちを探し出す。この、光景を女子生徒が見たら確実にドン引きするだろうな。実際、同性である男子生徒の一部だって池の行動に若干引いているように見える。

 

「着替えに時間がかかってるんだろう」

 

「まぁ、女子はこうゆう着替えだと結構時間が掛かるしな」

 

 俺と綾小路の意見に、池はガクリト肩を落として落ち込んでしまった。

 

「なぁ綾小路、音無。もしもだぞ、俺が血迷って女子更衣室に飛び込んだらどうなると思う?」

 

「まぁ、女子に袋叩きになるのが妥当だろうな」

 

「その前に、俺たち平常な男子が止めるからそんな目には合わないと思うぜ」

 

「……リアルなツッコミはやめてくれよ」

 

 俺と綾小路の言葉に池はブルブルと身体を震わせた。

 まぁ、池が女子更衣室に飛び込む前に俺たちが引き止めればいいのだが、飛び込んだとしても女子生徒たちにボコボコにされるのがオチだろう。

 まぁ、そうなれば池は即退学になってしまうだろう。

 

「おっ……おい!! 来たぞ!!」

 

 1人の男子生徒が声を上げた。

 その時、1年D組の男子たちはいっせいに女子生徒たちの方向に視線を移した。勿論、その中にも俺はいる。

 俺だって、男だ。巨乳と言われている長谷部や佐倉にだって興味がある。更に少し仲の良い櫛田や井の頭やみーちゃん、などにも興味がある。

 

 しかし、男子全員が願っていたことは叶うことは無かった。

 

「長谷部がいないぞ!? それに、佐倉もだ!! これは、一体どうゆうことだ博士!?」

 

「みんな!! う、後ろだ!!」

 

「ンゴゴゴゴゴ!?」

 

 そう。出て来た女子生徒たちの中には長谷部と佐倉の姿は無かったのだ。全員が2人の姿を探していると、池が声を上げた。

 池の言葉に、全員が顔を上げた。すると、見学用スペースに長谷部や佐倉や軽井沢などの数名の女子生徒の姿があった。

 なるほどな。女子生徒も馬鹿ということでは無いということだな。あれだけ、朝から大騒ぎしていれば池や山内の目的は分かっているはずだ、だから、それを防ぐために予め教師に体調不良を訴えて見学したということだろう。

 

 この、事実に池と山内と博士などの数名の男子生徒はその場に頭を抱えて崩れてしまった。更に、池や山内は「巨乳を──」などと、叫び出してしまった。

 それを聞いていた長谷部は俺たちに聞こえる声で「キモっ」と一言発した。

 

「池……今は、悲しんでいる場合じゃない!! 俺たちには、まだ多くの女子がいる!!」

 

「そ……そうだよな!! 確かに、山内の言う通りだ!! こんな所で落ち込んでる場合じゃないよな!!」

 

「「と……友よ!!」」

 

 勝手に芝居を始めた、池と山内の2人は互いに男同志の友情を確かめ合い、互いに熱い抱擁を交わした。

 

「ねぇ? 2人とも、何やってるの? なんか、楽しそうだね!!」

 

「「く……櫛田ちゃん!?」」

 

 そんな、馬鹿らしい芝居をしている2人の間に割ってはいるように、Dクラスの天使である櫛田が近づいてきた。

 学校指定のスクール水着を着た櫛田の姿は俺たち思春期の男たちにとって毒と同じようなものだ。

 

 櫛田はクラスの中でもスタイルはいい方だろう。胸はDかEぐらいだろうか。俺は池や山内では無いので詳しくは分からないが、少なくともそこら辺の女子よりは立派なものを持っている。

 

 そんな、櫛田の水着姿に俺たち男子は下心が漏れないように、ひたすら心を無にした。

 

「あれっ? どうしたの、音無くん、天を仰いでちゃって?」

 

 そんなことをしていると、みーちゃんが不思議そうな顔をしながら声を掛けてきた。俺はみーちゃんの水着姿を少し見てからこう心の中で呟いた。

 

 みーちゃんの水着姿ね。スタイルなどは圧倒的に櫛田や長谷部の勝ちだが、意外にあの部分は一般的の女子高生よりは大きいだろ。だが、そんなことを思いながら、みーちゃんの水着姿を見ていると、段々と己の欲求が高まってきてしまった。ここは、心を落ち着かせなければならないな。

 

「ねぇ、音無くんって何か運動とかしてたの?」

 

 心の中で瞑想をしていると、櫛田が横から現れ、聞いてきた。

 

「まぁ、中学最後の年にパルクールを始めてたから、そこそこトレーニングもしてたしな」

 

「へぇ〜、そうなんだ。パルクールなんって凄いよねみーちゃん!!」

 

「うん、音無くんが物から物に飛び移る姿を見てみたいな!!」

 

 櫛田とみーちゃんは2人して、俺の身体をじっくりと見てきた。確かに、こう異性に自分の身体を見られると少し緊張するな。なんか、女子の気持ちが分かるな。

 

「まぁ、パルクールが見たいなら、後で見せてあげるよ、簡単なものだけどね」

 

「それは、楽しみだねみーちゃん!!」

 

「うん!!」

 

 俺が、パルクールを見せると言うと2人は嬉しそうな顔をしながら言った。

 なんか、こんなに期待されると今からでも見せてあげたいという気持ちになってしまうな。

 

 俺がそんなことを考えていると、櫛田とみーちゃんは近くで綾小路と話している堀北の元に向かって行ってしまった。何だろうな.こう、急に関心が無くなると少しテンションが下がるな.

 

 

 

 

「おーい、お前ら集合しろ!!」

 

 そんなことを思っていると、いかにも体育会系のマッチョな身体をした体育教師が集合をかけた。俺たちは一斉に体育教師の元に歩いて行く。

 

「Dクラスの見学者は16人か.他のクラスと比べ随分と見学者が多いな.だが、まぁ今回はいいだろう。何故なら、次回からは正当な理由がない限り見学は認めないからな」

 

 この、体育教師の言葉に一部の女子生徒たちが反応した。恐らく、これからも男子たちの視線が逃れるために休もうと考えていたのだろう。

 だが、その理由なら、普通に教師だって認めてくれると思うが。

 

「早速だが、準備運動が終わったら直ぐに君たちの実力を見たい。直ぐに泳いでもらう」

 

「あ……あの先生、俺実は、あまり泳げないんですけど.?」

 

 すると、1人の大人しそうな男子生徒が恐る恐る手を挙げた。どうやら、この男子生徒は泳ぐのはそんなに得意じゃないようだ。

 この、男子生徒の行動を皮切りに1人.また1人と手を挙げた。どうやら、このクラスの男子生徒はほとんどが泳げないらしい。

 

「ふむ。だが安心してくれ、俺が担当するからにはお前らを夏までには泳げるようにしてやる。だから、安心してくれ」

 

「いや、別に俺たちは泳げなくっても大丈夫ですよ。第一、この学校にいる限りは外には出られないし、そもそも、海にも行かないので」

 

「なるほど、確かにそうだな。だが、それじゃいかんな。今は泳ぎがどれだけ苦手でも構わないが、確実に夏までには克服させてやる。絶対にだ。それに、泳げるようになれば、女子からもモテるし、いずれ役に立つ。必ずな……」

 

 確かに、男子生徒の意見は真っ当な意見だろう。この、学校に在籍してる間には外にも出れないし、泳げないなら絶対に海には行かないだろう。なら、今頑張って泳げるようになっても意味が無いだろう。

 

 だが、何故この体育教師は夏までに意地でも泳げない生徒を泳げるようにしたいのだろうか。確かに、今のうちに泳げるようになれば水の災害などが発生しても簡単に命を落とすことはないだろう。だが、そんなことが起きるのは、何万分の一の確率だろう。

 

 そして、もう1つ引っ掛かることがある。それは、体育教師が泳げるようにさせる期間が夏までということだ。確かに、海の季節は夏だ。だが、この体育教師の言い方だと、今年の夏までには俺たちが泳げないようになってなければ行けないような言い方だ。

 

 そう考えれば、今年の夏に何か特別な行事かイベントがあるのだろう。

この、作品は書き直した方がいい?

  • 書き直しやがれ!!
  • 別に書き直さなくってもいいんじゃね?
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