転生したらカップルになりました!……私じゃなくて装者たちが   作:神咲胡桃

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カップルと言いながらちゃんと付き合ってる訳じゃなかったり、今後の展開よく決めていないと、グダグダですがお付き合いください


本編
転生とカップルとお誘いと


突然だが、私は転生者だ。

前世の死因?知らね。適当に尊死じゃない?

 

おっと、自己紹介もしないとね。

私は百合白(ゆりしろ)凛菜(りんな)。年齢は25歳なんだけど、死んだときの年齢は確かもう50だった気がする。

というのも、天国で会った女神さまってのが優しい人でね。私を赤ちゃんからやり直させてくれるらしい。

あの女神さまには、足を向けて寝られないね!まあ、いるのは天国だろうから、上に足を向けて寝るわけにもいかないんだけど。

 

ただ気になったのは、転生させてもらう瞬間に「私、神様を楽しませて見せますね!」って言った瞬間、すごい複雑そうな顔をしたことだ。

その後、「何故最近はこうも聡い人ばかりなのでしょうか、私ってそんなに分かりやすいのですか?」って小声で自問自答してた。

う~ん、分からん。

 

とにもかくにも、私は無事赤ちゃんに転生し、第2の人生を迎えたのである。

あ、ちなみに私が転生したのは前世から見ていたアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」の世界ね。

 

そして月日は流れ、私は成人し………テロリスト相手に大立ち回りしていた。

 

「ヒィィッ!や、やつだ。死神の遣い(ヘルサイズ)だ!撃てぇ!」

 

私の目の前で、悲鳴を上げながら部下に発砲を命令する男が吐いた言葉に、私はため息をつく。

ほんとさ、なぁにが死神の遣い(ヘルサイズ)だよ。まったく。こちとら美女なんだぞ。

 

少しで足を止めようものなら、即座に蜂の巣にされそうな銃弾の嵐を掻い潜りながら接近。敵の1人の正面に潜り込み、一瞬のうちに足を刈り取り、浮かせたそいつを空中でバク宙のように一回転さしてやる。

 

「え?」

 

おそらく、私が一回転させた男は、自分が一回転させられたことにも気が付いていないだろう。だから、右手の指は銃の引き金を引いたまま。つまり……。

 

「ぎゃあああああ!?」

 

その男が後ろを向いた瞬間、フレンドリーなファイアが発生した。

見た感じ、急所に当たった人はいなさそうである。

 

「な、何なんだこいつはぁぁあああ!!」

 

しかし、何が起こったかも分からない内に、ほとんどのメンバーがやられたテロリストは、あっという間に瓦解。

それからは制圧するのに、5分とかからなかった。

 

「……しっかし、テロなんてするやる気があるなら、もっと別のことにそのやる気を使えばよかったのに…。まあ、恵まれた暮らしをしている私が言っても、説得力が薄いだろうけど、ねッ!」

「ヒィッ!」

 

のんきに語りながら、腰にぶら下げていた刀を投擲する。その刀は、私に飛んできていた銃弾を切り裂き、銃弾を撃ったテロリストのリーダーの顔のすぐ横に突き刺さる。

私が突き刺さった刀を回収した時には、テロリストのリーダーは恐怖で失神していた。

 

「こちらハウンド。テロの制圧を完了しました」

『了解した。アルカノイズも、装者の皆が殲滅したという報告が入った。帰投してくれ』

「了解です」

 

さーて、お仕事は終わりです。早く帰って、可愛い後輩たちを褒めてあげないと。

 

 

テロリストを制圧した私は、ただいまヘリでS.O.N.G.の拠点である、潜水艦に帰ってる。

 

ん?ああ、S.O.N.G.っていうのは、私の職場だよ。私はそこでエージェントとして活動してる。

S.O.N.G.は国連直属のタスクフォースで、主な仕事は超常的な事象への対処、各国での救助活動といったことである。

各国をまたに駆ける組織だから、移動をスムーズにするために潜水艦が拠点として与えられている。

 

「司令。百合白凛菜、ただいま戻りました」

「おう!お手柄だったな、凛菜くん!」

 

私が司令と呼んだこの赤シャツの男性は、S.O.N.G.の司令である風鳴弦十郎。

お人よしと言えるほどに、人情に熱い人だ。もちろん過去にそこを敵に突かれたことがあるんだけど、それでもこの人の性格だからこそ、人望があるのだと思う。

 

「いつものことです。それで、彼女たちは?」

「それなら、そろそろ帰ってくるはず「ただいま戻りましたー!」おっと、噂をすれば、だな」

 

司令室に響き渡る元気な声。

後ろに振り向けば、そこには7人の少女たち。

彼女たちは、シンフォギアという兵装を纏うことができる装者と呼ばれる存在。

 

その先頭にいる茶髪のワンコみたいな少女は、名前を立花響。シンフォギア「ガングニール」を纏う、シンフォギア装者である。人助けという変わった趣味をお持ちで、3度のご飯の後にご飯を食べるような子だ。今までに起きた大きな事件の殆ど…いや、その全ては、この子なくして解決しなかっただろう。

 

「あ!凛菜さん!」

「おーよしよしー」

 

彼女は私を見つけると、ワンコのように駆け寄ってくる。ふむ、まさしくワンコである。

 

「ったく、なーにやってんだお前は」

「ふふっ。立花らしくはあるがな」

「すいません凛菜さん。うちの響が」

 

私に頭を撫でられている響ちゃんに遅れて、着たのは2人の少女と1人の女性。

 

銀髪の少女の名は、雪音クリス。シンフォギア「イチイバル」の装者だ。

小柄なのに胸だけはあるという、わがままというより生意気ボディを持つ少女。私よりも大きいのは許せん少し分けてください。……コホン。彼女はつらい過去を持っていて、敵対していた頃あったけど、今では”友達”と一緒に笑い合う姿をよく見る。

 

次に青髪の女性の名は、風鳴翼。彼女が纏うのは「天羽々斬」

現役の歌手で、世界中に名を轟かせている。彼女の一族はいろいろと訳有で、その事から彼女自身、たくさんの問題に巻き込まれたり、苦悩に悩んだこともあったけど、それを振り切り今ではそんな様子は見えない。なお、胸はクリスちゃんより小さい様子。

 

最後に小日向未来ちゃん。

私の中では「響ちゃんの嫁」というあだ名が付いている。それほどまでに、響ちゃんが大好きな子なのだ。元々は装者ではなかったが、とある事件で装者になったのだ。もちろん、正式に装者になったのはもっと後の話になるのだけど……。ちなみに胸は翼さんと同じ程度。

 

「何か失礼なことを考えてなかったですか?」

「……イエ、ナンデモアリマセン」

 

さらりと心を読まないでくださいよ未来ちゃん。

とりあえず装者はあと3人いるけど、紹介はまたの機会としよう。

 

 

 

 

「あー!疲れたー!」

 

テロリスト捕縛の件に関しての後始末を行い、やっとの思いで家に帰れたのは事件収束から1日立った夜。

それでも、明日から3日間の休みをもらえたのは大きい。

 

「さーてっと、休みはごろごろするぞー!…ん?メール、響ちゃんからだ。えーと、明日未来と出かけるんですけど、凛菜さんもどうですか……うーん、ごろごろしていたいんだけどなぁ」

 

私がこうも渋るには理由がある。

響ちゃんたちは、前世の記憶を持ち尚且つ元から知っている私からしたら、まさしく憧れといってもいい存在だ。確かに転生当初は、彼女たちの誰かとお付き合いできたらなれたらいいなーとは思っていたよ?原作はキャラたちの百合が凄かったし。

普通なら、そんな彼女たちのお誘いに渋る理由はない。

ただ…その……。

 

「気まずい、んだよなぁ……」

 

そう、気まずすぎるのだ。響ちゃんと未来ちゃんだけじゃない。他の子たちと出かけるのですら、渋ってしまうのだ。

ではなぜ気まずいのか?簡単な話である。彼女たちは様々な事件を経て、その絆を強固にした。

その結果、装者たちの間でカップル(・・・・)が誕生した。まあ、本当につき合っているのかって言われたら、確認が取れているじゃない。ただ、見た目ほとんどカップルなのだ。

 

響ちゃんと未来ちゃんを例で言えば、

・プライベートでは基本2人一緒

・未来ちゃんの世話が甲斐甲斐し過ぎる

・響ちゃんは未来ちゃんを陽だまり認定

・逆に未来ちゃんは響ちゃんを太陽認定

・スキンシップが少々(?)過激

               ……etc.

といった感じなのだ。いやまあ、この2人は散々言われてることなんだけど。

 

他の装者についても同様で、

・翼さんとマリアさん

・切歌ちゃんと調ちゃんとクリスちゃん

・キャロルちゃんとエルフナインちゃん

・ガリィちゃんとミカちゃん

・ファラさんとレイアさん

・サンジェルマンさんとカリオストロさんとプレラーティさん(にくっ付く感じでティキちゃん)

といった感じ。なんかもう訳分かんないね!

 

このカップルが基本なのだが、彼女らはなぜか私を誘おうとしてくる。

今回のメールだってそうだ。響ちゃんが懐いてくれているのは嬉しいけど、何故未来ちゃんと行くのに私を誘うの?

2人で行きなさいよ。時々未来ちゃんが私を見る目が怖いんだって、あれ絶対響ちゃんと仲良くしてることに嫉妬されてるよ。

 

とはいえ、このタイミングでメールを寄越してきたということは、私の休みについても把握済みなのか?……怖い。

……仕方ない。気は進まないけど、せっかくのお誘いだ。断るのも悪いので受けるとしよう。

 

それじゃあ、お休み。

 

 

 

 




百合白 凛菜
転生者。25歳。
装者たちの誰かとカップルになりたかったが、結局誰ともカップルになれず、装者たちがいい雰囲気なので、そっちを応援することにした。
経歴に関しては、凛菜を転生させた女神が適当にでっち上げているが、一体どんな経歴にしたのか、みんなから同情されることがしばしば。
弦十郎さんから訓練を受け、緒川さんから忍術を手解きされ、朔也さんにプログラミングを教わり、あおいさんから銃の扱いを学び、了子さんのお仕事についても手伝ったりしていた。
エージェントとして装者たちのサポートが主な仕事。普通の武装した人間や普通の錬金術師なら、1人で制圧できるほどの戦闘能力がある。
その戦闘力から、裏の世界で付いた2つ名が『死神の遣い(ヘルサイズ)』
武器はデュランダルのカケラが混ざった刀だが、基本的に何でも使える。

シェム・ハとベアトリーチェのカップル相手どうしよう

  • シェム・ハ×響
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