転生したらカップルになりました!……私じゃなくて装者たちが   作:神咲胡桃

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創の軌跡楽しー!

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ケーキとゲームとお味噌汁

「デデス!?凛菜さん、そのハメ技は卑怯デス!」

「フハハハッ!勝負の世界は非情なのだよ!」

 

どうも、ただいま現実の非情さを教えている百合白凛菜です。

今私が何をしているのかというと……

 

「くぅ!これが戦いというものなのデスか……」

「ハハハハッ!貴方のようなひよっこが、私に勝てると思うなぁ!」

「……切ちゃん、それに凛菜さんも、これゲームですよ?」

「毎度毎度騒がしい奴らだな、まったく……」

 

クリスちゃんのお家でゲームしてまーす!

 

「デース!?また負けたーー!」

 

さっきからデスデス言ってるこの子は、暁切歌。

シンフォギア『イガリマ』の装者で、金髪巨乳というどこかのSAKIMORIさんが羨んでいる1人。

特徴としては、やっぱり語尾だよね。『デス』という語尾は、何故ついたのか気になったことがあったので聞いてみたら、本人も気づかぬうちに付いてたって。ええ……?

そしてすごく活発で、好奇心旺盛。この子の前向きさには、私も何度も助けられたし、他の装者の子たちも助けられたと思う。

 

「ったく、飽きないのかねぇ…」

「えっと、すいませんクリス先輩。切ちゃんがお騒がせして」

 

そして、クリスちゃんと話している子が、月読調。

シンフォギア『シュルシャガナ』を纏う装者で、黒髪ツインテ貧乳ロリという紳士の皆さんが騒ぎ出すだけでは収まらず、路上で盆踊りし出しそうなほどの女の子である。

切歌ちゃんとはとっても仲良しで、響ちゃんと未来ちゃんみたいな関係である。

前は無口に人見知り、無表情だったんだけど、そこはやっぱり装者の皆である。皆と関わる中で、徐々に改善されていった。

そしてこの子、すごい女子力が高くて、家事なら大抵のことをこなせるらしい。

 

「はい、これで勝ち」

「デ、デース……」

 

そんな彼女たちと私が、何故クリスちゃんのお家にいるのかというと…まあ、特に理由もなく、誘われたからである。

 

朝、暇だからと散歩に出かけると、クリスちゃんの家に向かっている2人に出会ったのだ。話を聞いた限り、クリスちゃんとお泊り会をするのだそうだ。

どうせなら一緒に遊ぼうと、その流れで誘われたのだ。

もちろん急な話だし、クリスちゃんにも悪いだろうから断ろうとしたんだけど、そのクリスちゃんが喜ぶからって2人に言われた。どういう事だろうね?

 

「おーい。ケーキ切り分けたから、休憩しよ?」

「デース……」

 

私に負け続けた切歌ちゃんは、調ちゃんの言葉に反応する気力もないようだ。

まあ、私もゲームは好きでそれなりにやってるからね。そう簡単に負けてあげるほど、優しくはない。

 

「切ちゃん、大丈夫?ケーキ食べない?」

「た、食べるデス……!調のケーキ……」

 

そうなのだ。なんとこのケーキ、調ちゃんが手作りだというのだ。しかも丸々ワンホール1つ。しかも飽きないように半分は普通のショートケーキで、もう半分はチョコクリームという親切設計。

見た目はほとんどお店と変わらない。これが女子力の差というものなのか……?

あの子(・・・)と比べても、遜色ない気がする。

 

「「「いただきます(デース!)」」」

「どうですか…?」

 

まずは一口。……こ、これは!

 

「「美味しい(デース!)」」

「美味いな…」

「良かった……!」

 

フォークがスッと入るほどに柔らかく、尚且つふわふわのスポンジ。甘すぎずこってりしないクリームが、絶妙にマッチしてとてもおいしい!

切歌ちゃんやクリスちゃんも同じ意見らしく、次々とケーキを口に運ぶ。

 

「……ってクリスちゃん、口の周りにクリームついてる。ちょっと動かないでね」

「ぐむ……!?」

 

横を見れば、クリスちゃんの口の周りにはクリームがくっ付いていたので、ティッシュを取って拭ってあげる。

 

クリスちゃんの過去を考えれば仕方ないのだけど、食べ方がすごく汚い。

最近は改善してると思っていたのだけど、これはそろそろちゃんと教えた方が良いのかもしれない。

 

「はい、できた」

「~~~ッ////」

 

顔を真っ赤にしたクリスちゃんが、私を睨みつけてくる。とはいえ、ちょっと涙目になってるからそこまで怖くない。むしろ可愛い。警戒してるワンちゃんみたいだ。

 

「よしよし」ナデナデ

「なッ!?なんだよ……////」

「はっ!?撫でたい衝動が、つい……」

「ゥゥゥゥ……///」

 

やっぱり可愛い(確信)

そんなことを思いながら、前を向くと正面から2つの視線を感じた。

 

「じーーーーーーー」(◎_◎)

「ジーーーーーデース」(◎_◎)

 

正面を向くと、調ちゃんと切歌ちゃんが(◎_◎)みたいな顔で見つめてきた。ちょっと怖いな……。

しかしいったいどうしたのだろうか?この2人がこんな顔で見つめてくるなんて……あ。

 

もしかして、やっちゃったかな?

実は私、この3人が怪しいとみている。

別に怪しいと言っても、罪を犯してるとかいったものではなく、この3人つき合ってる疑惑が私の中で浮上している。

 

クリスちゃんは前々から、2人のことを後輩として可愛がっていた。

2人も、そんなクリスちゃんを先輩と慕っていた。

過去の戦いで、その事からすれ違いになったこともあるけど、今ではこうやってお泊り会をするほど仲がいいのだ。

 

他にもある。この前、切歌ちゃんと調ちゃんが抱き着いてきた時があった。

甘えたがりな時期なんだろうし、そこは別にいいのだけど、その時近くにいたクリスちゃんが、頬を可愛らしく膨らませていたのを憶えている。

 

そしていざ自分が抱き着かれた時は、顔を赤くしてわたわたしながらも、まんざらでもない顔で2人の頭を撫でていた。響ちゃんだと容赦なく叩いていたけど。

 

女同士で3人というのは、何とも特殊だけど、同性婚も認められてきている今の世でそれを口にするまい。

クリスちゃんは可愛いしね。

 

「それにしても、このケーキホント美味しいね。調ちゃんが作ったんでしょ?」

 

話は戻り、切歌ちゃんたちに見つめられ続けるというのも、どうにも落ち着かないので、話題を振ってみる。

意外にもすんなり話題は変わった。

 

「はい……その、お菓子作りとかにも、興味があったから」

「それでここまでの出来ってすごいよ。……調ちゃんは良い奥さんになりそうだね~」

「…ッ////……それは…だ…す…クリ…きり……んなさ……のため…から

 

私は普通に褒めたつもりなのだが、調ちゃんは顔を真っ赤にして縮こまってしまった。

やっぱり可愛い。具体的には、ギュッて抱きしめて頭をなでなでしてあげたいぐらいには可愛い。

 

「凛菜さんは料理とかするデスか?」

「まあ、それなりにはするよ」

「私、凛菜さんの料理食べてみたいデス!」

「別にいいけど…時間があったらね?」

「ホントデスか!?じゃ、じゃあ!お味噌汁作ってほしいデス!

「「ブッ……!?」」

 

うん?味噌汁?なぜに?

……そう言えば、「毎日味噌汁を作ってください」ってプロポーズの言葉があったような……でもまあ、切歌ちゃんが私に言うことはないでしょうし、気のせいか!

話変わるけど、このプロポーズの言葉ってなんかの漫画が元なんだっけ?まあいいや。

 

ただ、切歌ちゃんの要望の時に、クリスちゃんと調ちゃんの肩が勢いよくはねた気がするのだけど、これも気のせいかな?

 

「味噌汁か~良いよねあれ。温かいし作るの簡単だし、何より何入れてもおいしい……でも切歌ちゃん、味噌汁好きなの?」

「え、えーとデスね……好きデス!」

「……おい」

「ん?どったのクリスちゃん?」

「ゲ、ゲームでもしようぜ。というかするぞ」

 

クイックイッと袖を引っ張られる感覚に、横を見ればクリスちゃんがゲームのお誘いをしてきた。

そんなにゲームがしたかったのかな?

 

というわけなので、手始めに某小乱闘ゲームを切歌ちゃんも含めてすることに。

私は、スカウターみたいなのを顔に付けてジャケットを着た2足歩行のトラを使い、結託して襲い掛かってくる2人から逃げ回り、遠くから銃をチュンチュン撃つ。

 

「ハハハハッ!そらそらそら!かかってこいやー!」

「ちょっ!?遠くからチクチクずるいぞ!」

「それが戦いじゃーい!」

「ふっふっふ。隙ありデ「甘いわ!」デース!?」

 

切歌ちゃんのキャラが近づいてきたので、反応してすぐに回避&反撃。

重量級の像のキャラとはいえ、チクチクした攻撃でダメージが溜まっていたので、すぐに吹っ飛んでお星さまとなった。

いかん。撃墜されたキャラの顔が薄く背景に出てくると笑ってしまう。

 

次はトラックやスポーツカーに乗り、アイテムで妨害する有名な某レーシングゲーム。

見る專だった調ちゃんも参加することになった。

ちなみに3レース中、全て調ちゃんが1位という結果に。

 

「ぐぬぬ……」

「デース」

「調ちゃんがこんなに強かったとは……」

「……♪」

「調ちゃんそのキャラ好きだね」

「タコリングって名前だったか?」

「イカと思ってたデス。しかしタコデスか……そいつとは仲良くなれそうにないデス」

「何かあったの?」

「私が前にタコを解体しようとした時に、誤って噴き出した墨が切ちゃんに命中しちゃって……」

 

不覚にも笑いそうになってしまった…というかタコを解体って、調ちゃんが逞しすぎる。

 

そして、再びレースが開幕するのだが……。

 

「うげ!?誰だよ空き缶投げてきたやつは!?」

「ごめーんクリスちゃん。当たっちゃった?」

「あ、アイテム置いておこう」

「デス!?調のタコが墨を吐きやがったデス!」

「切ちゃん、それ黒のペンキだよ?」

「しかも引っかかった!?やはりタコは敵!滅殺あるのみデース!」

「美味しいのに……」

「まさかの食用デース!?」

 

次はゾンビモノのFPSゲーム。意外と難易度が難しいと噂のゲームだ。

 

「デデス!?ぞ、ゾゾゾゾゾゾンビデスよ調ー!」

「よしよし」ナデナデ

「クリスちゃんも大丈夫?」

「だ、だだだだ大丈夫に、きき決まってんだろ!…ギャアアア!」

「デーーース!?」

 

切歌ちゃんとクリスちゃんはこういうホラーは苦手なのか、この様子である。だったら雰囲気とか言って部屋を暗くしなければいいのに。

それにしても調ちゃんが平気なのは、ちょっと意外だ。

 

ともかく、震えるクリスちゃんを抱きしめてあげながら、ゲームを進める。

すると突然、画面全体にゾンビの顔が映し出された。

 

「「ギャアアア!!」」

「…クリス先輩。こんなに怖がってても、ゾンビを撃ち抜蹴れるなんてすごいですね……」

「普段から銃を扱ってるからかなぁ」

 

次は音楽に合わせて、太鼓を叩くリズムゲーム。

 

「デス、デス、デース~♪」

「切ちゃん変な音頭とらないで!リズム感覚が狂うから!」

「その語尾ってホント何なんだ……謎すぎる」

「ぐお!?またミスった!」

 

急に切歌ちゃんが自身の語尾で変な音頭を取り始めた。

しかも全然流れる音楽に合ってないから、聞いてる私たちのリズム感覚が思いっきり狂う。なのに、本人は全然間違えないというね。

クリスちゃん?元々間違え多かったし、合わないんじゃない?

 

そんなこんなで、私たちのゲーム大会は過ぎて行った。

 

 

「あ~!楽しかったデース!」

「そうだね~」

「私も、楽しかったです…」

「まあ、良かったんじゃねえの…?」

 

そろそろ良い時間になってきたので、私たちはゲームを終わりにすることにした。

私としてもちょうどいいので、ここらでお暇するとしよう。

切歌ちゃんと調ちゃんはお泊り会の為に来ているので、帰るのは私だけである。

 

「私はそろそろ帰るよ。3人とも、今日はありがとう」

「デス!」

「ありがとうございました……」

「まあ、なんだったら別に来てもいいからな……」

「フフ……あ、そうだ。調ちゃんのケーキまだあるかな?少し持って帰りたいんだけど。どうせなら、あの子たち(・・・・・)にも食べさせてあげたいし」

「分かりました。ちょっと待っててくださいね」

 

そう言って調ちゃんは台所に向かっていく。

 

その時、苦い顔をしながらクリスちゃんが話しかけてきた。

 

「なあ、あたしはまだ、認めてるわけじゃねえからな」

「……大丈夫だよ。あの子たち(・・・・・)はもう前とは違う」

「そりゃ、あたしだって分かってはいるけどよ……」

「……心配してくれてるの?優しいね、クリスちゃんは」ナデナデ

「……からかうんじゃねえ。アイツらとはちゃんと話して、大丈夫だってことは分かってるっての……///」

「ぅ~!クリス先輩ばかりずるいデス!?私も撫でてほしいデス!」

「これでいい?」ナデナデ

「はぅ~」

 

その後、ケーキを持って戻ってきた調ちゃんの頭も撫で、ケーキを片手に私は家に帰るのだった。

 

 





凛菜さんが鈍感だと思った人は、高評価とお気に入り登録を!

作中のゲーム紹介
・小乱闘ブレイクブラザーズ
国民的大人気ゲーム、様々なゲームのキャラクターを操作して、戦いの覇者となれ!

・某有名なレーシングゲーム
カートやバイクの他にも、トラックやレーシングカー、救急車に消防車と様々なパーツを組み合わせ、空き缶やペンキ、手榴弾などのアイテムを駆使してチャンピオンを目指せ!

・ゾンビモノのFPS(R-15指定)
次々と襲い来る恐怖に、君は打ち勝てるか!?

・リズムゲーム
音楽に合わせて太鼓を叩け!これで君も太鼓マスター!


凛菜さん一口メモ

凛菜さんはゲームをちょくちょくしているぞ!
ただ最近は仕事のせいで積みゲーが増えているが、同居人がもっぱらプレイすることが多い。





この小説の甘々度(砂糖基準にすると?←あんま気にしないでいいよ)

  • 砂糖が止まらないんだけど……
  • ふ~ん。甘いじゃん
  • おいどうした!もっと砂糖寄越せ!
  • 装者は元々砂糖溢れ出てるよね
  • 凛菜さん、もっと砂糖を恵んでくれ
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