416がんばります!(中身はアラサーお兄さん) 作:UNAG3
現在、2058年12月25日の朝 …今日はクリスマスだ。 ちなみに今日と12/31・1/1は休みを貰ってるので銃を握らなくてもいい、やったぜ。 最近はやたらとキツさが増えていて…、疲労を感じないとはいえ、嫌になってくる。
突然だが、クリスマスとはっ! イエス・キリストの降誕祭である! でも誕生を祝う日であって、イエス・キリストの誕生日ではないよ、知ってた? 俺は知らなかった。
今はそんなことはどうでもいい、この姿で初めてのクリスマスなのだ。 ――…よっしゃ! サンタコスしてキャッキャッするぞ~! ケーキとか七面鳥とか食べたい!
「リーダー、テンション高くないですか? なんで?」
「おいおいMG4よ… 女の子がクリスマスにはしゃがないでいつはしゃぐんだ?」
「クリスマスってはしゃぐ行事でしたか?」
「お祝いの日なので、そう解釈出来るには出来るのですが… 難しいですね。」
MG4とG36Cよ、そんな細かいこと気にするとハゲるぞ? こういうのはその時のテンションじゃん?
現在、XM8はツリーを探しに、MP7は衣装を貰いに行ってる。ここは研究所なのでツリーなんてないが、「見た目がツリーならいいでしょ?」ということで適当に持ってきてもらう。衣装の方は先日に一部男性スタッフにコスプレして欲しいと懇願されたので、了承したら「衣装を用意するから当日に来てくれ」とのことなのでMP7に行ってもらっている。 衣装チョイスが非常に気になるが…
「お~い、クリスマスツリー持ってきた! 飾り付けようぜ~」
「おっ、来た来た。 以外に早かったな。」
クリスマスツリー(仮)を探しに行ったXM8がMP7より早いとは…
「それがさぁ、クリスマスの準備してるところがほかにもあって、事情を説明したらちっこいの一つ分けてくれた。」
やっぱ、俺たち以外にもクリスマスムードはあったんだな~。 スタッフだって人間だもん、クリスマスはロボットだけが気にする日じゃないもんな! あとでお礼言わなきゃ。
「これって小さいですけどクリスマスツリーですよね⁈ 私、初めて見ました! かわいい~」
G36Cがツリーを見てちょっとだけはしゃいでいる。 はぁ~、おまかわ。
「あとは衣装だけだな~、どうする? 先に飾りでも探すか?」
ツリーが来たので早めに飾りつけすることをみんなに提案する。
「えっ? 衣装って何ですか? というかツリーといい、私に内緒で色々やってましたね⁉」
「ん~、この流れだと大体分かると思うけど、みんなでクリスマスパーティするからよろしくね。」
ちなみにクリスマスパーティーのことをMG4とG36Cには話してない。 別にサプライズをしているわけではなく、催しが突発なだけであって…XM8とMP7が知っているのはその場に居たからであって…。 いいじゃん、みんなで楽しもうよ! ウェ~イ!
すでにXM8とG36Cは借りたツリーに飾りつけを始めている。そうそう、G36Cみたいにただ楽しむだけでいいのにな~
「えぇ~… この場で仲間外れなの私だけですか? はぁ…」
「MG4さんもこっちに来て! 一緒に飾り付けしましょうよ~」
MG4はなんやかんや言いつつ、みんなに交じる性格なので俺は特に気にしない。 ほら、文句言いながらXM8とG36Cに交じり始めた。
ツリーの飾りつけはすぐ終わりそうだな~。もうちょっと大きいのを予想していたが、結果は俺と大きさが変わんないサイズがやって来た。
「あの~? 飾りってこれしかないんですか?」
G36Cは飾りの種類に不満の様子。実際、飾れるようなものを俺が用意したけど、これら全部ツリー用じゃないしなぁ…
「ごめんね、本当はクリスマスパーティーをする予定はなかったから急ごしらえで用意したんだよ。次はちゃんとしたツリーと飾りを用意するからさ? 今回はそれだけで我慢してね。」
「そうだったんですか… いえ、クリスマスパーティーが出来るだけで私は嬉しいです! ありがとうございます、リーダーさん♪」
おぉ、小隊組んでから2ヶ月ほどだが初めて見るテンションだなぁ~、でも喜んでくれて何より! 俺はすでに満足である!
「なら私が今から飾りを探しに行くか? 大体、クリスマスってのは夜からだし、今からなら時間が余ってる。」
「あっ、なら私も一緒に行きます!」
「私もセーフティ役として着いて行こうかな。」
「それだったら俺は留守番してるわ、くれぐれも迷惑かけないようにね~」
俺以外の3人が飾り探しの旅に出た、俺はMP7の帰りを待たなければならないのでお留守番だ。
やっぱり俺の用意した飾りは不評だったか… がんばって探したり、自作したんだけどなぁ…
「ただいま~、衣装貰ってきたよ~。 …どうしたのリーダー? 落ち込んでるように見えるよ?」
すれ違いで帰ってきたMP7は、落ち込んでいる俺を見て不思議そうにしていた。
「これがクリスマスツリーかぁ、初めて見た。けど、思ったよりちょっと小さいね。」
「たしかに。 …思ったより小さいわ、コレ。」
やっぱりみんなはツリーを見るのは初めてなんだな、俺は前世?で見たし、クリスマス経験?もある、はず… 既視感があるから経験はあるはずなんだよなぁ、俺も初めてだったらどうしよう! ちょっと恥ずかしい///
で、だ。 この衣装はなんだい? こっちも劣らず小さいぞ? …主に布面積がよぉ! 誰だこんなもの用意したのは⁈ これって性夜を過ごす用じゃ… もしかして全部これか?
あっ、全部が同じではないみたいだ、少しだけ安心…。普通のザ・サンタみたいな服、チューブトップのミニスカワンピース、顔だけ出せるトナカイの着ぐるみ、サンタ風の赤白バニー、そして俺が最初に見つけてしまったサンタ風ランジェリー。 こんなのスケスケ大事件だよ! てかコレ、単体では隠せないから下着も用意しないといけないヤツだ⁉
ホント、ランジェリーってなんだよ… 誰が持ってきたんだよ、一応ここ職場だぞ? 常識を疑うね。
「ねぇMP7? 中身確認した?」
「ううん、私は袋で渡されたのをそのまま持ってきただけだから。 …ってこれはこれは。」
どうやら中身は今初めて見たようだ。コイツでさえリアクションに困っている様子、これ普通にセクハラで訴えること可能じゃね? 俺らにも感情はあるんだぞ⁈
ま、まさか人形が感情を持っている理由ってこれの為じゃ…? いや、人間ならやりかねんぞ、人類は‟暴力とエロ”で発展したと言われているからな!
どうせこんなものを着せて、いやらしいことする気でしょ⁉ エロ同人誌みたいに!エロ同人誌みたいに!
「ねぇねぇ、リーダーがこれを着た姿見てみたいな。」
MP7がスケスケ衣装をもって、俺に着てくれとほざいた。 いや、オマエが着ろよ。
「嫌だ。 そんなの好き好んで着るかよ。」
「え~、良いじゃん。女の子同士だから恥ずかしがらなくてもいいのに~」
ハイ出ました、「同性だから大丈夫」。コイツからは薄々ホモの気配を感じていた、もはや確定濃厚といってもいいだろう…。
MP7は俺に対してのみやたらとボディタッチをしてくるので、前々から警戒はしていたが… この2人きりのチャンスを狙ってきたようだが、俺はホモに屈しないぞ! 俺はノンケだ!
「で、スケスケランジェリーの下着ってない? それ一つじゃ隠したいところも隠せない。」
「え! 着てくれるの⁈」
「着ないわボケ。」
MP7はまだ諦めてないらしい。とりあえず、スケスケ単体ではありませんように!
「ん~、やっぱり見当たらないね、もしかしてコレだけかも?」
「うわぁ~… まじかぁ…」
よし、これを使用するのは止めよう! 用意されたもの全部着るっていう約束なんてしてないし、俺は用意された衣装を着ることを了承したからノーカン。
「ねー、リーダー?」
「ん、何?」
「このランジェリー以外なら着てもいいんでしょ? 他の衣装を着たリーダーを見てみたいなぁ~、なんて?」
「別にいいけど? てか着るつもりだし。」
「マジで⁈」
なんだコイツ… いつも以上にテンション高くて面倒だな。 俺はランジェリーを他人に見せるのが嫌であって、それ以外の衣装なら全然かまわない。むしろ、せっかく美少女の身体になったんだ、かわいく着飾らないと損ですよ!損! 何着ようかな~?
「ポピュラーなサンタ服からいこうかな?」
クリスマスと言ったら、やっぱりこれだよね~。 ザ・サンタみたいな感じで普通に落ち着く、露出は皆無だけどそれでいいじゃんって思うわ。さてお着替えしましょ~ …って、MP7が俺の着替えをガン見してるんだけど? やっぱり今日のお前おかしいわ。
「誰が着替えを見ていいと言った? 着替え終わるまで、ちょっと廊下出ていろ。」
「そんなぁ~!」
とりあえず変態を部屋から出して自身のプライバシーを保護する。MP7と俺しか居ない状況の中、目の前で着替えするもんか!
あれっ? これ、ちょっとサイズ大きい? 俺とG36CとXM8はだいたい165㎝、俺たちより10㎝くらい離れてそうなMG4とMP7じゃマトモに着れないだろう。 …もしかして、ブカブカな服を着た女の子が好きというフェチか?
「もう着替え終わった? 入っていい?」
「もういいよ~」
ドアの向こうからMP7が話しかけてくる。ちょっとがっつき過ぎ、みんな帰ってくるまで放置したほうがいいかもしれない。 でも、これまでのお礼ということで中に入れてあげよう、俺は優しいからな、感謝しろよ?
「お~、リーダーが可愛いから普通のサンタ服でも十分可愛く見えるよ。」
「お褒めの言葉ありがとさん。」
まぁ、俺が可愛いのは当然だし~? 俺に似合わない服があったらその服が悪いだろ位、容姿への自信があるわ。
いや~、可愛さって罪ですかね? そしたら俺に人権残ってますかね?
「でも、ちょっと大きいね? 私じゃ着れなさそう。」
「やっぱりMP7には厳しそうだよね~。 でも、袖と裾を捲ればなんとか着れそうだよ?」
「ねぇねぇ! これ着て、これ!」
MP7は、俺に着てもらいたいであろう衣装を俺に見せてくる。 サンタ風ミニスカワンピースかぁ…、クリスマスコスプレでは定番っちゃ定番だな。むしろ出回りすぎてデフォルト感がある。『女の子がするサンタコスならコレッ!』みたいな? なんだか新鮮さがないよね~
「わかったよ… ほらっ、さっさと出ていけ。」
「ねぇちょっとだけならいいでしょ~? 私たち女の子じゃん?」
「うるせぇ」
部屋から追い出そうとする俺に粘るMP7だが無視して追い出す。
さて、この衣装は先ほどと違って小さいな。 布面積が少なくて露出が多いからだろうか? おっ⁉これパッド入りじゃん! 俺は邪魔だから巨乳から貧乳にクラスチェンジしたけど、見た目だけ考えたらやっぱりあった方がいいよね~
しかし、チューブトップだから引っかかるところがない俺としてはちょっと着るのは嫌かなぁ…? それなりに締め付けないと一気にストンだぜ? しかも肩出し衣装だからブラとか見えちゃう、まぁ俺は付けてないから問題ないけど他の子たちだと大問題であろう。 さて着るか…
「ん? これちっちゃくない? 胸隠すとパンツ見えるし、パンツ隠したら胸見えるんだが…」
パッド付いてる部分を胸に持ってくるとスカートの端が股下まで来るんですけど⁈ このスカート、外側が透けてるフリフリだから、俺の場合はパンモロ状態になってしまう…
『その話詳しく‼』
「――⁈」
扉ごしにMP7の大声が聞こえてビビった。 え? なんでMP7に聞こえてた? …収音機能で部屋の音を聞いていそうだな、コレ。
アイツ、変態さが露骨に出てるけど、性能ピカイチなんだよなぁ…
この衣装はMG4かMP7のどちらかだと思う、あいつらも俺と同じく貧乳組だし。XM8? アイツは見た目は違うがG36系だぞ?これで分かるな?
MP7に、この姿は見せるわけにはいかないから脱ごう…
「MP7、入っていいよ~」
「待ってましたー! ……あれっ?」
俺に呼ばれたMP7はメッチャ嬉しそうに部屋へ入ってきたが、一瞬で表情が変わる。どれだけ期待してたんだよ… なんだか見てて面白いなコイツ。
「なんで脱いでるの⁉ 楽しみにしてたのにぃー!」
「いや、今までの流れで見せると思うか? …それじゃあ、次はこれ着るか~」
俺は傍に置いていたトナカイの着ぐるみを手に取る。まぁ露出は皆無だが可愛い、なんかパジャマみたいで俺は好き。 パーカーみたいになってて、被るところがトナカイの顔になってる。 あらやだカワイイ~、角も耳も赤いお鼻もあるよ!
「あの、リーダー? 私を追い出さなくていいの? 今から着替えるように見えるけど?」
「ん? これを着るところ見られても問題ないし。」
こいつ、ここで俺が脱ぐと思ってるんじゃ…? これ服、どうみても上からでも普通に着れるっぽいぞ? ほらっ、すっぽり入った。
「……」
「どうだ? 可愛いトナカイさんだぞ~」
「可愛いは可愛いけど… なんだかなぁ…」
「いつもみんなで着替えしてるから、着替えや下着姿なんていつでも見れるだろ? てか、いつも見てるじゃん何で?」
最初からだけど、気になったことを聞いてみた。 いつも着替えはみんな同じ部屋でやってるし、下着でウロチョロだってみんなしてるのに… そのおかげで俺は女体に無反応になったんだがな!
「いつもと違った雰囲気の服をこれから着ますよっていうギャップが良いんでしょ⁉クリスマス衣装なんて1年に一回だけだし、私たちなんていつも手術衣かミリタリー系、だから私は特別感を感じたいの‼リーダーがいつもと違う服にドギマギしながら普段の服を脱いで、恥じらいながらも服を着る!この素晴らしさを味わいたい気持ち分かる⁉」
「いきなり早口になったね。俺、半分うまく聞き取れなかったよ?」
ごめん、マジで途中からMP7が言ってること分かんなくなってきた。俺、高性能ロボットなのに処理できなかったよ… しかしこのMP7がなぁ、コイツも俺とMG4と一緒で「見た目クール」側なのに、第一印象壊れちゃうよ。
「言ってることよく分からなかったけど、とりあえず最後のコレ着るから… 部屋から出て行ってもらえる?」
「お゛ね゛か゛い゛た゛か゛ら゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛‼ これから何でも聞くからお着替えみせてぇ~」
「え、やだよ、何言ってんの?」
「そんなぁぁぁぁぁ⁉ せめて音だけでも! 視界は塞ぐから!布と肌が擦れる音だけでも!」ガシッ
「余計に嫌になったわ! さっさと出ていけ‼ ――セイヤッ!」ヒョイッ
MP7には強制的に退室してもらう。なんでも言うこと聞くと言われてもMP7相手だとなんとも思わないんだよなぁ… すまんな、お前は俺のタイプじゃないようだ、恨むなら自分の
邪魔者は追い出したし、最後のバニーでも――ってこれどう着るんだ? インナーの構造上、普通のパンツがはみ出てしまうけど、今回の衣装はスカートが付いているから最悪はみ出たままでいいだろう。 誰かが覗こうとするならボコればいい。
問題はトップのほうだ。コイツ、肩に紐がねぇ! あれってブラストラップで落ちないようにしてるんじゃないの?しかも生地が柔らかいからなのか胸元が動く、なんなら萎れるくらいには柔い。え?絶対動いたらポロリしちゃうじゃん。 ヌーブラとかの下着をセットで用意しろよなぁ~
文句もこれぐらいにして試しに着てみるか、こんな機会滅多にないしな。 とりあえず下着類は用意されてないからストッキングから、それから網タイツ…。 なんでこれらは用意してるんだ? カフスと襟もしっかりあるし… 見えないところも用意してくれよ、着るのこっちだぞ?
やっぱり胸がスカスカなんだけどぉ⁈ ほら、動いた瞬間に俺のフェンス・〇ブ・ガイアがチラ見えしちゃうもん。 ……どうやらこのバニーは俺の手に負えない代物のようだ。
……まぁこれまでにしておこう、俺にバニーは無理だということが分かったのが今回の収穫だと思おう。
「お~い! リーダーがバニー着るって? どんなのかちょっと見せて…よ?」
「へっ?……」
XM8に率いられた飾り収集メンバーが唐突に部屋へ入って来た。え⁉ せめてノックしろよぉぉ! ちょっ⁉マジあり得ない‼
俺はとっさに胸元を隠し、自分のフェンス・オブ・〇イアを守った。 …あ、あぶねぇ~、見られてないよね?
「あ、ごめん。 取り込み中だったようだね。」
「だから、ノックしようって言ったじゃないですか!」
「いやだって…、私ら同性だよ? そんなこと気にする?」
「そういうのは関係ありません! いいですかXM8さん、気遣いというものは――。」
G36Cに説教を受けるXM8、そのまま怒られ続けろ! 後ろにいたMG4が近寄ってくる、なんだ?
「リーダーがバニーですか… ――ふっ、スカスカ(笑)ですけどd アガッ⁈」
MG4が煽って来たので、何かを言い切る前にヘッドバットを鼻頭に決めてやった。
【オリジナル設定の解説コーナー】
ゴースト小隊の身長(イラストと所持銃からざっと計算)
・M416:165.6㎝
・MP7 :145.8㎝
・XM8 :164.8㎝
・G36C:168.2㎝
・MG4 :151.5㎝
ちなみに胸部の大きさは
G36C>XM8>MP7≧MG4>M416 になってます。
XM8はイラスト見ても分からなかったのでG36Cの派生ということで隠れ巨乳属性にしました。 みんなは隠れ巨乳なボーイッシュはどうかな?