416がんばります!(中身はアラサーお兄さん)   作:UNAG3

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国家資格の勉強に力入れるので投稿頻度下がります!

あとドルフロ飽きそうになってきた、レベリングめんどくさい


第14話 姉より優れた妹などいない

ラボスタッフたちのクリパに参加した俺たち小隊メンバーは、なんやかんやで一時間以上は参加していた。 

本当は食べ物をつまむために参加したのにね… まさかとは思ってたけど、G36Cを除くみんなが食べ物ダメとは思ってなかったよ。 てっきり、ロボットだから必要ないって感じだと思ってたのになぁ~、…残念でした

 

そんなわけで、第一目標であった「ケーキを食べる」は達成不可能になったので、後はみんなでちょっと騒いだり、ゲームしたりして初めてクリパは、意外と早めに終わりました。 ――だってみんな明日も仕事だしね~、もちろん俺たちもだけどね~

 

「…さて、クリパも終わったことだし、ペルシカ?博士の元に挨拶しに行こうか」

 

「ツリーを返しに行く際の方が効率よかったんじゃないですか?」

 

「あ、それは後で思ったわ」

 

MG4の考えは俺も後で思ったよ。 でも、今は研究室に居るって話ということもあって、早めに尋ねた方がいいかな~?なんて思った訳で…

しかも、お相手は偉い人なはず。 博士と呼ばれてる人なんて、うちには早々居ないからね?

 

「XM8さんはペルシカ博士の居場所は覚えてますか?」

 

「大丈夫だよ。それじゃ、案内するから付いてきてよ」

 

てな訳で、XM8に着いて行く俺たち。 ちゃんとたどり着くか不安だけど、一応ロボットだし大丈夫でしょ? それにしてもコイツはどこまでツリーを探しに行ったんだろう? 俺はこっちのほうに訪れた記憶ないなぁ~

 

「ねぇ、XM8ってクリスマスツリーを探しに行ったんだよね? ずいぶんと冒険したんじゃない?」

 

「流石の私でもここまで来ないよ…、私がペルシカ博士と会ったのは私たちの共同部屋から近い場所だよ」

 

「でも、私たちは一度もその人に会ったことないよね? そうして近場で会えたんだろうね」

 

「たまたまだろ?」

 

「今まですれ違いなだけだった可能性も考えられますよね」

 

まぁ、今まで会わなかったことを詮索したところで何かあるわけではないのでスルーしとこ。

そんなことで到着しました、ペルシカ博士の研究室。 …これどうやって入ればいいんだ? インターホンはどこぞ?

 

「どうしたリーダー? 入らないのか?」

 

「緊張でもしてるの?」

 

してないが? われ、緊張してないが⁈

 

「そんなんじゃないけどさ。 …ど、どうやって入るのこれ?」

 

「自動ドアだから近づけばいいだけじゃないですか」

 

「いやいや、いきなり入室するのはマナー違反じゃんよ~、ねぇ?」

 

目上の人の部屋にいきなり入室するのはまずいでしょう? G36Cに目を向けると頷いてくれた、この子は社会経験あるからなのか、俺の考えを分かってくれたみたいだ

 

「でも、インターホンとかそういうの見当たりませんよ?」

 

「たしかにそんなような端子は無いね、もう諦めて入ろうよ」

 

確かにみんなの言う通りだ… もう諦めて入室しよう、インターホン無いのが悪いっていうことで!

 

『よく来たね、話はさっき聞いていたから待ってたよ。特に「M416」、君には紹介したい子たちがいるからね』

 

「――きゃっ⁉」

 

めっちゃビビったぁぁ! いきなり話しかけないでくれよ、油断してたから身体ビクってなったわ! 

うわぁ~絶対にみんな見てたじゃん、超恥ずかしいわ…///

 

「リーダー、「きゃっ」ってなんですかw メッチャ反応が乙女でしたよwww」

 

「うん確かにね、リーダー可愛かったぞ~」

 

「うるせぇ、殴るぞ!」

 

すかさずこちらを煽ってくるMG4と茶化しにくるXM8、こいつらうぜぇ… 

でも、本当のことだから反論もできないんだよなぁ…


 

「失礼します」

 

「やぁ、待っていたよ」

 

俺たちはペルシカ博士の研究室に入ると、聞いた通りの容姿をした白衣の女性が居た。 それってコスプレか何かですか…? しかも、どうやって付けたのか気になるぞ… カチューシャとか付けてるようには見えないしな

 

それに廊下ですれ違った人たちも揃っている。 関係者か何かだろうか? それに見た感じ気を許せる仲にも見える。おそらく紹介したい人たちって、その人たちなんだろうな

 

「初めましてペルシカ博士。 すでにご存じかと思いますが、俺はゴースト小隊隊長のM416です」

 

「うん、確かに私は君を知っているが、こうして会ったのは初めてだね。 私はペルシカリアだ、あまりこの名で呼ばれることは無いんだけどね、これからよろしく」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

みんなペルシカって呼んでたから分からなかったけど、本名はペルシカリアなのか

 

「先ほどはツリーを貸していただいてありがとうございました、今回はそのお礼を伝えに伺いに来ました」

 

「そうだったのか。 いや、礼儀正しい子で羨ましいね、うちの子たちとは大違いだよ」

 

うちの子…? 子供か何かか? 見た目は若い感じだけど20代には見えないな、若干貫禄があるというかなんというか…

 

「ちょっと私たちを引き合いに出さないでくれよ、私たちはお行儀良いぜ?」

 

「別に私たち全員ってことじゃないでしょ? 案外、あなただけかもね」

 

「うるさいなぁ15、私ら姉妹じゃないかよ~」

 

なんか話に入って来たけど、誰ですかこの人たち? 黒髪ロングの人が姉妹って言ってたけど、みんな似てないな… 義姉妹か?

 

「あ~、この子たちは君の姉にあたるのかな? 君も話には聞いてるはずだよね」

 

「え、マジですか…?」

 

この人たち俺のお姉さま達だったわ、てか同じ人形だったよ。どうりで似てないわけだ

 

「リーダーの姉ということは16Lab製のエリートってわけか」

 

「そのようですね、しかもリーダーより先ということは第2世代戦術人形のプロトタイプか先行モデルの人たちでもありそうです」

 

エリートかぁ… 16Lab製の人形は「エリート人形」って言われてるらしけど、本人である俺自体エリートという自覚全くないから言われても首傾げる程度には違和感あるんだよね、まさか俺だけですか⁉

 

とりあえず挨拶しよう、初対面の第一印象をよくするのは大切なのだ。 古事記にも(ry

 

「あの…、初めましてお姉さま方、俺はM416です。 どうかよろしくお願いします」

 

「初めましてだな、私はM16だ。是非とも姉呼びしてくれ」

 

「私はAR-15、姉扱いは止めて頂戴。それ以外なら好き呼んでくれても構わないわ」

 

「はいはい! 私はSOPMOD2、私はお姉ちゃん扱いされたいな!」

 

「わ、私はM4です。よろしく…」

 

わぁーお、十人十色とはこのことだろう。 性格も見た目も一致してねぇ、まぁ俺も姉妹の一人になるから他人のこと言えないが

 

「はい、皆さんよろしくお願いします。 ところで一番上のお姉さまはどなたですか?」

 

俺の質問を聞くと、俺たちゴースト小隊を除く全員がAR-15へ視線を向けた。 視線を受けた本人は居所が悪い表情をしているけど、…大丈夫ですか?

 

「すまんな416、こいつが一番上なんだけど姉呼びされるのが嫌いなんだよ。昔は私も姉呼びしてたんだがなぁ」

 

「うるさいわよ16」

 

ありゃま…15姉さまもといAR-15には何かありそうだな、長女嫌なのか? それとも「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」的なことを言われ続けて嫌になったとか?

 

「それじゃあ、2番目はだれですか?」

 

「私だな。その次がM4、末女がSOPMOD2だ。」

 

やっぱり思った通りだ、モデルになっている銃と来歴っぽいのは似通ってる、みんな元をたどればAR-15だしな。 M16は勿論のことで、M16の派生であるM4とバリエーション違いのSOPMOD2、最後にM4モドキの俺だ。

となると、俺は姉妹というより親戚に近いな。 だってダイレクト・インピンジメントじゃなくてガスピストンだから中身違うし、そもそもメーカーや国すら違う

 

「AR-15さん以外は姉呼びしても大丈夫です?」

 

一応、地雷の確認しとかないとな何かあったら責任取れんぞ

 

「別に構わんぞ、私は言われ馴れてるからな」

 

「私も大丈夫だから安心していいよ?」

 

「私はむしろ呼んで欲しい!末っ子扱いつまんないの~」

 

「では、16姉さまとM4姉さま、SOPMOD2は長くて言いづらいのでSOP姉さまでよろしいですか?」

 

ごめんよSOPMOD2姉さま、貴女のお名前少し噛んじゃいそうになるので略させていただきます。

 

「うん!全然良いよ! やったー!私も姉組だ~」

 

SOP姉さますごく喜んでるわ、そんなに姉の響きが良かったのか? でも、姉っていうよりはやんちゃな妹感の方が強い…

 

「いや~、妹二人いるのに姉呼びしてくれるのがM4だけだったからなぁ…。しかも、『姉さま』呼びとは新鮮な気分だ」

 

16姉さまもSOP姉さまほどではないが喜んでくれているようだ

 

「私がお姉さんか… SOP2が居るのに不思議な感じ…」

 

こちらのM4姉さまは戸惑い?を感じていらっしゃるようだ、例えるなら「親が再婚して義理の妹が出来た」なのかな?知らんけど

 

「見たところ上手く溶け込めているようで何よりだ」

 

「はい、皆さんが良い人でなによりです」

 

そうですね、みんないい人で良かったよ。 しかも、みんな美人だし良いね! 姉妹で街に繰り出したら注目浴びちゃうなってくらい美少女揃い、もちろん俺もだがな!

 

「あの、少し気になっていたことがあるんですけど、お姉さま方ってどこで活動しているんですか?」

 

これメッチャ聞きたかったんだよね、外部の組織で活動しているって聞いてたからどんなところか知りたいな~。もしかすると自分も行くかもしれないし聞いて損はしないだろう

 

「AR-15とM16は国家保安局、後の二人はPMCの『GRIFON & KRYUGER』で活動しているわ。」

 

国家安全保障局? なんの組織だ? 第三次世界大戦後の今って国家運営すら怪しいってことを聞いたことあるけど…、そんな状況で国家保安局という組織を運営可能な国家が残っているとでも言うのか? それか国連の後釜か何かか…、ちょいと気になってしまうな

 

後は後者のPMCは聞いたことある、と言っても「IOP社と提携組んでいる」くらいしか情報無いけどね

 

「聞いた感じだとAR-15さんと16姉さまってお役所勤めなイメージになりますね、公務員とか?」

 

「…全然そんなもんじゃないわよ。やってることは大体、誰かの尻拭いのような職場よ」

 

「そうなんですか…」

 

「まぁな、AR-15の言うことは大体あってる。あっちに行ってドンパチ、そっちに行ってドンパチ…そんな職場だよ」

 

しってた。 てか人形の扱いなんてそんなもんよね、きっと。だって人間の代わりに用意された存在だしね~?

 

「じゃあ、M4姉さまとSOP姉さまの職場は?」

 

「う~ん、私たちは16姉さんたちみたいに常に戦場ってことはないかな? たまに戦闘に参加するけど、ほとんど定期訓練かな」

 

「私はもっと戦いたいんだけどね、みんなが駄目って言うから、いつもつまんな~い仕事してるの」

 

PMCの方が楽なのか? と言っても所詮PMCだろう、やることなんて今のご時世だと警備関係くらいだろう。 あとは対テロ活動になるのかな?

 

「そこのSOP2は少々性格に難があってね、それで戦闘は基本禁止させているの。本人はまったく気にしてないのがアレなんだよね」

 

マジですか…ペルシカ博士が言うならそれなりだろうな、どうせ銃持ったら性格変わる系でしょう。うんうん、よくあるパターンだね

 

「私もAR-15とM16のところ行きた~い」

 

「それは、あなたの性格がもうちょっとマシになってから言うことね」

 

AR-15がSOPMOD2の性格に言及しているから、おそらく全員知っていることなのだろう。ちょっと詳しく聞いてみたいけど、嫌な予感しかしないのでそっとしておこう。 ――俺は空気の読める賢い妹ですから

 

聞いてみたいことは粗方聞いたかな? では、最後に本命の質問をペルシカ博士に聞いてみようっと

 

「少し話題を変えてしまうんですが、今後16Lab製の人形で小隊を編成するって噂を耳にしたんですが…本当です?」

 

ここに居るみんなの視線がペルシカ博士に集まった感じがした、みんなも気になるよね? 特にうちらゴースト小隊はとっても気になります!

 

「ん~…、嘘か本当かと言われたら本当のことだよ。 あくまで予定よ、そのことは忘れないで頂戴ね」

 

マジでした…、思わず仲間たちがいる後ろの方に振り返っちゃったよ! やめて!そんな裏切者みたいな目をしないでみんな!俺たち仲間でしょ⁉

 

 




【オリジナル設定の解説コーナー】

AR-15の姉扱いが嫌な理由は、自分より妹たちの方が優れているからで、どうしても妹に対してコンプレックスを抱いてしまっている。
彼女たちは兵器として造られたので、どうしても後発が優れているのは仕方のないことだが、AR-15にも人のように感情があるせいでやっぱり気にしてしまう。

ちなみに昔のM16はAR-15のことを「お姉ちゃん」と呼んでいて、外見に似合わず姉っ子だった。
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