416がんばります!(中身はアラサーお兄さん)   作:UNAG3

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説明回です、ちゃっちゃとお話進めます。


第3話 話は聞かせてもらった!人類は滅亡する!

まじかよ⁉いきなり起きたら見た目は美少女、中身はロボットとか誰の需要があるねん。しかも宿っている魂とやらはアラサーのリーマンやぞ、しかもミリオタだし…なんか悲しくなってくるよ。なんでこんなことになっちゃったんだろう?…

あれっ?そもそも俺は起きるまで何してたんだ…俺は誰だ?名前は?家族は?友人は?だれだ?ダレダ?ダレタ?dareda?dar-------------------------------------------------

 


「おい⁉何があった⁉緊急停止をしろっ!」

 

白衣の女性が声を上げる。急いで指示を出す。

 

「緊急停止開始!どうやら情報処理能力がオーバーフローした模様、処理が高速ループしたようです。」

 

近くのスタッフが命令に答え、人形の緊急停止を掛けた。

 

「とりあえずメンテナンス室に持っていけ。順調に感じたんだがな…やはり気が早かったみたいだな、私は。」

 

どうやら女性の方は反省するかのような反応をしていた。

女性の指示を聞いた周囲のスタッフは即座に行動し、役割を振り始める。

 

「分かりました。よし、メンテナンス室にお姫様を運んでくれ。再起動の準備をするから機材の用意を――」

 

すぐさま緊急停止を受けた人形を複数人の男性スタッフが台車に持ち上げる。どうやら見た目によらず、重量があるらしい。台車に乗せられた人形はメンテナンス室に運ばれていった。

 

「再起動はどうしますか?保険の為にも思考リミッターを搭載したほうが良いのでは?」

 

先ほど指示を受けた男性は女性に意見をする。

 

「いや、それではこの計画の意味がないんだよ。やってしまえばどこにでもいる人形になってしまうからね。」

 

さぁ、わたしたちも行こうか、と男性に言って部屋を後にした。


「やぁ、調子はどうだい?先ほどは悪かった、こういうことは不慣れなんだ。許してくれ。」

 

起きて早々、謝られた。俺何かした?それともされた?

 

「俺はいったい何を?射撃をしたことは覚えているんですが…」

 

「うん、そのあと君は情報を処理できずにフリーズしてしまったのさ。」

 

「情報ですか?」

 

う~ん?情報?…ああぁ!自分がだれだか思い出せないことだ!思い出せるのは男でリーマンでミリオタ関連ぐらいかもしれん…やばーし、ショックより羞恥心が上回ってきたぞ。いらんことだけ覚えてやがる、こんちきしょー‼

 

「君に現状を説明をしたいのだが、良いかい?」

 

「はぁ、分かりました。お願いします。」

 

俺の拒否権は無いように感じる。自身がロボットだったのは良しとしよう。見た目好みの美少女になり、銃を持って世界の危機に立ち向かう系ロボアクションなんでしょ?いいじゃんカッコいい‼

 

「では、先ほども言った通り君は簡単に言うとロボットだ。戦術人形というAIを搭載した戦闘マシーンというのが分かりやすいかな?」

 

美少女ターミネーターに憑依した感じですかねこれは…異世界TS転生ではなかったようだ。しかしこの世界の技術すごいなぁ。あ、説明続けてください。

 

「この世界ではロボット…自動人形というのが存在していてね、戦闘モデルと民生モデルの2つにカテゴライズされる。もちろん君は前者にあたる、まぁ後者でも改造すれば戦闘用にコンバート可能だけどね。」

 

説明を聞いた限りだと俺のような自動人形とやらの存在はマイナーっぽい感じがする、自分が考えられる限りAIロボットなんぞ戦争にうってつけだ。おそらくそれが民生モデルとやらに落とされたんだろう。

 

「自動人形はどれぐらいの数が存在しているのですか?1000体ぐらいですか?」

 

「おおよその数は正直分からない、なんせ生存している人類より多いのだからね。君たちはその人類を補うために開発・量産されたのだから――」

 

うそっ⁉もう何回目の驚愕反応だろう。さすがにもう驚かないぞ、びっくり耐性できてきたするわ。

 

「あの?この世界では何が起きたんですか?人類より自動人形が多いなんて…」

 

「世界規模の事件さ…。30年の間に2回、それだけで人類は滅亡に向かってしまったんだよ。」

 

な、なんだってー!?というか、この世界詰んでいるじゃないか?明らかにドミノかジェンガ並にダメになってるっぽい。

 

「もっと詳しく話を伺っても?」

 

なんかパソコンみたいな端末いじり始めたんだが、お話聞かせてクレメンス。

 

「それなら…ほれ、データを送ったから好きに閲覧してくれ。」

 

頭に情報が流れてくる。しかも膨大な情報、なのに染み渡るように記憶に蓄積されているの感じた。さすがロボットだ!なんともないぜ!

どれどれ――

 

2030年 北蘭島事件:埋め立てられたはずの北蘭島遺跡内部にて、大規模な「コーラップス」の流出事故が発生。流出した「コーラップス」は周囲の物質を崩壊させながら莫大なエネルギーを生み出し、破滅的な大爆発を引き起こした世界規模の大災害。

 

2045年 第三次世界大戦勃発:「北蘭島事件」により地球の大部分が汚染され、人類の生存可能圏が大幅に失われた結果、列強各国は自国の保全を第一とする政策を推進するようになった。やがて利害関係の対立により外交摩擦が激化、国際関係は修復不可能なレベルに悪化する。三度目となる世界大戦が勃発した。

 

2051年 第三次世界大戦停戦:核兵器による地上の更なる汚染、国家の衰退によるPMCの台頭、そして人類に代わる労働力である「自動人形」の出現。もはや国家に行政を行うだけの力は残されておらず、国内の都市運営も不可能となっていた。そのため、国家は首都や産業集積地など重要な都市のみを直轄管理し、それ以外の都市については、入札により権利を獲得したPMC(民間軍事会社)に都市運営を委託するようになる。

 

どうやら先ほど言っていた事件とやらは【北蘭島事件】と【第三次世界大戦】らしい。

ふむふむ――こりゃあダメだわ。やっぱりこの世界詰んでる。

 

ちなみに現在2058年。自分のいた世界ではなさそうだが、未来がこんな事態になっているとは…すこし悲しいなぁ。




【オリジナル設定の解説コーナー】

オリ主が誕生したのはドルフロ本編開始の4年ほど前になります。

第1世代戦術人形:2041年から2057年までの期間に「鉄血工造株式会社」「I.O.P社」の両社で量産、ロールアウトされた戦術人形。多くの軍に採用されて戦術人形の基礎を作った。

第2世代戦術人形:開発は2050年ぐらいの戦争末期から開始、2053年に試作機がロールアウトする。量産が開始したのは2055年ぐらいから。

オリ主【第2.5世代戦術人形(仮)】:ベースは第2世代戦術人形であるが開発コンセプトがまったく違うためカテゴライズが不明。開発は2054年からであり4年の歳月をかけて試作1号機の起動実験が開始された。
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