416がんばります!(中身はアラサーお兄さん)   作:UNAG3

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第6話 機体変更は主人公の特権

アイエエエエ! リーダー!? オレガナンデ!?

部隊配属とかされるのは、なんとな~く分かってたんだけど、いきなりリーダー任命ですか?…ステーキもびっくりしてると思うんだ。

俺がリーダーとかまだ早いと思うんだよねぇ、何するのか心構えとか全然わからんのですよ。

 

「あの~、俺がリーダーになるんですか?嘘でしょ?」

 

「嘘ではないよ、君が小隊でリーダーになり、今後はチームで動いてもらう。」

 

嘘だと言ってよ!バー〇ィー!

 

「小隊リストを送るから目を通してくれ、明日の7:30に此処で小隊の初お披露目やるから遅刻するなよ。」

 

結構あっさりした感じで部屋から出ていきやがった!うそ~ん、胃がキリキリしてきそう…。ん?なんか部屋の入り口にさっきのスタッフいるんだが。

しかも、こっち寄って来たし…呑気な野郎だ。

 

「なにか言われた?」

 

コイツ…!こっちが本気で緊張&焦ってるのに呑気話しかけやがって!軽く尻を蹴ってやろう。

 

「痛っ⁉なんだい⁉僕、なんかした⁉」

 

「うるせぇ、これだけで許したんだから感謝してくださいよ?」

 

「せめて理由聞かせて欲しいんだけど。」

 

「小隊のリーダーになるそうです、俺。そんな経験ないんですが…あ~胃がキリキリするわ~。」

 

「でも姫様に胃なんてないよね?――ちょっ!?蹴るの止めて!」

 

もう一回蹴りを入れた、コイツムカつくわ。

 

「明日から小隊での行動か~。挨拶とか威厳あった方がいいかな?どう思います?」

 

「威厳なんてなくていいんじゃないかな、これからずっと一緒なわけなんだし。これから家族になるっていう人たちに堅苦しい挨拶なんていらないと思うな。」

 

たしかに…チームは家族だもんな。よくゲームや映画で見てたじゃん。

 

「そっか、じゃあ普通の自己紹介でいいや。もう出たとこ勝負的な?」

 

「姫様はそれが似合うと思うよ。それでさ、これから暇かい?」

 

「えっ⁉なに⁉ナンパですか⁉」

 

「何言ってるんだい…君が前に言ってた身体の調整についてだよ。もう、準備は整ったからこれから来るかい?」

 

おっ、遂に俺の要望が叶ったか!行きますよ~行く行く。


 

やっと来たかぁ、今までは俺のシステム関連ばかりの調整だったからな。ハード面の調整はされてなかったんだよ。

どうやってやるんだろう?分解してパーツ交換とかやるのかな?それとも改造で調整かな~。

 

「じゃ~ん、これが姫様が言っていた要望通りの身体(・・)だけど。どうだい?要望通りに出来てるかな?」

 

おいおい、部品どころか1体丸ごと交換じゃないですか!今の身体どうすんの?主人公機変更みたいなノリでいいのか⁉

 

「え?これ身体丸ごと交換じゃないですか…、てっきりパーツ単位での調整かと…」

 

「いやぁ、本来はそうなんだけどね。実は今の姫様は未完成品なんだよ。で、これが完成品。いやぁ~間に合ってよかったよ。」

 

さも漫画のように後頭部を手で掻いている。やる人が意外に居るんだなぁ~

 

「未完成?どこがです?1ヶ月以上これで動いてましたけど特に大きな不満やトラブルはなかったけどなぁ~。」

 

身体がセクシー美少女だから『ToLOVEる』ではあったけどね。でも今は完全に馴れちゃったよ…悲しいねバ〇ージ…

 

「とあるシステムが非搭載だったんだよ、調整が遅れててね。姫様が戦闘訓練している間に僕たちはずっと仕事漬けさ。」

 

システム⁉なんか俺凄いことになってね⁉さすがに気分が高揚します。あれ?それじゃあ――

 

「もしかして小隊を組むことになった理由って、俺の訓練が終わったからではなく、この身体が出来たから?…あと、システムについて詳しく。」

 

「もちろん!…あ~、ちなみにシステムの解説はあとで博士に聞いてもらってくれ、一応機密だから僕の立場では口外禁止なんだよ。」

 

「分かりました。本題入りますけど、どうやって身体入れ替えるんです?」

 

通信ケーブル的なヤツ使うのかな?それともコピーロボットみたく鼻と鼻をくっつけるとか?

 

「とりあえずそこのベットに寝そべってほしい、あとは僕らで入れ替えとシステム調整するから。」

 

「わ、わかりました。よろしくお願いします。」

 

結局どうするかわからないが専門の人に任せておこう、寝てる間にセクハラしないよね?

 

「よし、それじゃあバックアップの準備するからそのままでいてね。」

 

「このまま身体入れ替えしないんですか?」

 

「普通の人形ならバックアップデータを入れるだけで切り替え終了だけど姫様は特別だからね、いろいろ面倒くさいから大変なんだよ…この作業も下手したら今日中に終わらないかも」

 

「ちょっと!明日の朝から集合かけられてるんですけど⁉俺、リーダーなのに初日から遅刻とか嫌だ!」

 

冗談じゃないよ、初日から遅刻する上司とかマイナス印象でしかない。これからチーム組むのに影口叩かれるとか死にたくなるわ!

 

「これから切り替え作業するから、姫様には少し静かにしてもらうね――」

 

なんか「シャットダウン始めます」って声がどっからか聞こえたんですけど!メッチャ不安なんだけど!せめて直前まで意識がある状態のままで居させてほしい。えっ⁉俺一体どうn――――

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