ジェダイ(仮)と理想主義者(笑)と退職(無断)者の小話。   作:夭嘉

46 / 95


ふと下らないネタが浮かんで、走り書きしましたwww


チャットの導き【IF】

 

もし、ウィルズ銀河にチャットがあったら………?

 

────────

 

某日、アリスはルークの訓練の合間に、辺境の惑星でチャットを開いていた。

 

 

Allie〈はじめまして〉

King〈はじめまして〉

 

 

「何こいつ、Kingって……太々しそう。」

 

 

VDR〈はじめまして〉

Allie〈ようこそ、VDRさん〉

King〈はじめまして、VDR〉

LS〈はじめまして〉

Allie〈こんにちは、LS〉

 

 

「LS!ルークが来た!」

 

LSは、Luke Skywalkerのイニシャルで、アリスはAllieという名前でチャットをしていた。もちろん、アリスもルークも互いがチャットを開いていることを知っている。

 

 

King〈VDR、何の仕事をしているんですか?〉

VDR〈陛下、白々しいのでやめましょう〉

Allie〈陛下?〉

King〈実は私はVDRの上司なのだ。Kingという名前でやっているから、陛下と呼ばせている〉

 

 

「2人共、乗りがいいのかな。」

 

 

Allie〈へぇ〉

LS〈それで、2人の職業は?〉

VDR〈陛下は主にデスクワークだが、私は取り締まりが主だ〉

LS〈取り締まり?何の?〉

King〈銀河には従わぬ者が必ず存在する。VDRはそういった者達を捕まえ、罰するのが仕事だ〉

Allie〈何だか物騒だね〉

King〈ルールは守る為にある。守らねば、それ相応の罰も仕方ない〉

 

 

「ルールは破る為にあると思うけどなぁ…」

 

 

King〈最近悩みがあるのだが、聞いてくれないか?〉

LS〈どうぞ〉

King〈何年も前から部下にしたいと思っている女性がいるのだ。しかし、その女性にはとことん嫌われていて、どうしても向こうから声をかけてほしいのだが……〉

Allie〈何か嫌われるようなことをしたの?〉

King〈断じてしていない!ただ、脅しをかけたことはあってだな……〉

 

 

「彼女、私の境遇と似ているなー。シディアスにストーカーされているみたい。Kingはストーカーじゃないとは思うけど、既視感が半端ないわ。」

 

 

Allie〈それは嫌われるね〉

VDR〈代わりに私が出向いたのだが、それでも断られた経緯がある〉

LS〈もうやめたら?〉

King〈無理だ〉

VDR〈左様。陛下、打ち明けてもよろしいですか?〉

King〈許可しよう〉

VDR〈本当のことを言うと、陛下が欲しがっているのはあるジェダイなのだ〉

 

 

「あれ?まだ生き残りのジェダイがいたんだ。」

 

アリスは他にも生き残りのジェダイがいると知り、あわよくば情報を聞き出そうとした。

 

 

Allie〈ジェダイってまだ生きてたんだ。名前は?〉

LS〈僕達なら、何か情報を提供できるかも!〉

 

 

アリスの意図を読み取ったルークも、Kingと VDRに情報を聞き出そうとする。

 

 

King〈名前は言えん。確かなのは反乱軍と共にいるということだ〉

 

 

「私が知らない間に、ジェダイが反乱軍に………」

 

 

VDR〈反乱軍と共に行動していて、陛下のことは完全に拒んでいる〉

LS〈お気の毒に……〉

King〈非常に残念だ。その者がこちらの手を取れば、我らは更に力を増すというのに……〉

Allie〈反乱軍にコンタクトを取ったら?〉

VDR〈不可能だ。反乱軍がどこにいるかも分からん〉

 

 

反乱軍の所在を教えるわけにはいかず、アリスは考え込む。何か良い方法はないか、と。そこで、妙案が浮かんだ。

 

 

Allie〈ねぇ、裏ルートに情報を求めたら?〉

LS〈Allie、ちょっと待って〉

Allie〈LSうるさい。裏ルートなら、すぐに情報入るんじゃない?〉

King〈なるほど、確かに良い案だ〉

LS〈Allie!〉

Allie〈何!!〉

 

 

ルークは違和感を感じ、必死にアリスを止める。

 

だが、アリスはルークを睨むようにチャットを返した。

 

 

VDR〈仲が良いな〉

Allie〈良くない!〉

King〈楽しくなってきたぞ。ここで余も打ち明けよう〉

VDR〈陛下!いけません!〉

LS〈実は本物の王様だったりしないよな?〉

King〈ご名答だ、LS〉

 

 

ルークとKingのやりとりで、アリスはようやく気付く。ズレてはいたが、ルークの勘は正しかった。更に、アリスは今までの会話を思い出して、顔を青くさせる。

 

 

Allie〈King、あんた皇帝じゃないよね……?〉

King〈2人共鋭いな。左様、余は皇帝ぞ〉

Allie〈あんたパルパティーン皇帝か!!!〉

VDR〈ここで叫ぶことか?〉

Allie〈うるせぇあんたはヴェイダーだろ。最悪〉

 

- LS Expulsion -

 

 

やっと事実が分かり、アリスは先にルークをキックした。

 

 

King〈もしやアリスか!?〉

Allie〈黙れクソジジイ。この屈辱は必ず返す〉

VDR〈レイン、自分で情報提供したことを忘れたか?〉

 

- Allie Log out -

 

 

アリスはヴェイダーの最後のチャットを見ず、即刻ログアウトしたのだった。

 

その数日後、アリスがアドバイスした通り、皇帝は行動を起こした。行手行手に賞金稼ぎやシンジケート、ギャング、帝国軍が現れた。その理由は、アリス・レインの懸賞金額が跳ね上がったからだ。

 

そして、アリスのストレスは溜まる一方だった。

 

───────

 

ハッとして目が覚めると、いつものホーム・ワンだった。ルークは瞑想していて、私はソファーで寝てしまったらしい。R7曰く、私は爆睡していたという。

 

 

「アリス?」

 

 

ルークが不思議そうに見てくるけど、私は何でもないとはぐらかす。

 

 

「ただ夢を見ただけ。」

 

 

ルークの部屋を後にして、私はパッドを開く。

 

嫌な夢だった。他人だと思っていたチャットの相手が、まさかシスの2人だなんて最悪だ。夢で良かった。

 

なんで私がシスとチャットしなきゃいけないわけ?

 

 

「わーお………」

 

 

反乱軍の情報部が仕入れた新しいデータを見て、思わず固まった。

 

夢と同じように、私の懸賞金が跳ね上がっていた。しかも、夢で見た額の2倍。本当に冗談じゃない。

 

あいつ、私の夢までストーカーしたりするの?

 

そんなことあるはずないよね……?

 

 

continue……

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。