ジェダイ(仮)と理想主義者(笑)と退職(無断)者の小話。 作:夭嘉
レイママの名前は資料によって「ミラミル」と「ミラミア」の2択だったんですけど、ウーキーが後者だったので「ミラミア」にしました笑
細かい設定はスルーでwwwwwwwwww
帝国が停戦を約束してから、15年くらいが経った。
ルークは新ジェダイオーダーを設立し、怖いくらいに映画の脚本通りに進んでいる。
一部を除いて。
その一部というのが、“デイサン”という存在だ。彼はパルパティーン皇帝のクローンで、失敗作の烙印を押された者だ。正確にはクローンではなくストランド=キャストという、1人以上のドナーがいるクローンらしいけど、詳しくは知らない。
ジャクーの決戦が終わって、デイサンが現れたあの日─────
私の計画が始まった。
あれから何年も経ち、デイサンは妻子ができた。私と同じように守るものができて、本当の愛情を覚えた。私と違うのは、フォースの両面を熟知しているということ。
デイサンに家族ができるところまでは、筋書き通り。唯一違う点は、私がマスターだということ。遠隔的とはいえ、デイサンとは師弟関係ができた。これが将来どうなるかは分からない。
そして最近、シスの信仰組織の動きが怪しい。
良くないことが起きなければいいけど……
そんな中、私は巡り巡って戻ってきたジェダイ・ホロクロンをテーブルに置いて、溜め息を吐く。
「どうした?」
「ジェダイ・ホロクロン。帰ってきたの。」
「何か問題なのか?」
「何も問題ないよ。」
ソファーに倒れるように座ると、ダンタムも隣に腰を下ろす。
「問題ないなら、なぜ溜め息を吐く?」
「デイサンと関わってるのに、こうも順調だと不安で……」
「何も気に病むことはない。君ならすぐ異変が分かるだろう。」
「そうだね。よし、開くよ。」
フォースを使い、テーブルにあるホロクロンを持ち上げる。それからホロクロンを開け、データを開く。ホログラムが映し出され、映像のデイサンはいつもと違って強張った表情をしていた。
「パパー!ぎちょーが呼んでるー!」
「あぁ、今行く。」
ビリーに呼ばれ、ダンタムは私にアイコンタクトをして玄関へ向かう。
どうやら元老院議長が直々に来たらしい。このホロクロンのことは議長には言っていない。言えば何かが変わってしまうかもしれない。それはダンタムも承知している。
だから、しばらくはビリーを連れて離れてくれるはずだ。恐らく、首都惑星に行くだろう。私と離れているし、あの星にいるなら危ない目に遭うことはないはずだ。
私は構わず映像を見ることに専念した。
『マスター・レイン、この映像で言うのも何ですが、お久しぶりです。本当なら直接連絡したいが、それはできない。分かっている。だが、これを見たらすぐに助けてほしい。』
デイサンに、否、デイサン達に何かあったようだ。
『計画の妨げになるかもしれない。だが、どこかのシス信仰組織に娘のことが漏れた。私とミラミアは覚悟ができているが、娘だけは救ってほしい。何度か振り切ってはいるが、もう限界だ。時間がない。どうか、娘を救ってくれ。』
映像は、そこで終わった。
デイサン達が危ない。でも、これがいつの記録かは分からない。私とデイサンで、そういう連絡方法を選んだせいだ。
今悔やんでも仕方ない。
近い将来、デイサンの娘には役目がある。
彼女は何もしなくてもデイサンが救う。だけど、デイサンとミラミアは代わりに死ぬかもしれない。シスの信奉者は盲信的で、目的の為ならどんな非道徳なこともやる。
私にできることはやろう。
家中の鍵を閉め、私はリビングのカウチに胡坐する。瞑想でフォースと繋がり、何が起きているのか知る為に声を探した。主にシスに関して知りたいけど、暗黒面と繋がる気はない。
探っていく中、ルークの声が聴こえた。
「あれ?アナキン………?」
後ろに倒れ込んだルークに、手を差し伸ばすアナキンが見えた。場所はどこかは分からない。でもルークの様子が見えたということは、きっと何か関係ある。
あと、因縁のジャクーの砂漠が見えた。アンカー・プラットが、デイサンの娘を引き取っている。つまり、“レイ”がジャクーに置き去りにされる場面だ。
とりあえず、レイは大丈夫そうだ。
だけど、デイサンとミラミアは助けないと。
「さて、次行くか。」
目を開かず、私はそのままフォースの幻影を使う。
目を開くと、目の前にオーチがいた。
「どこから…!?何者だ!?」
「よく知ってるでしょ?私はアリス・レイン。あんた達を止めに来た。」
「貴様……!」
ブラスターを向けられる前に、私は思いっきりフォース・プッシュする。
私がいるのはオーチの船、しかもコックピットらしく、デイサンの気配を追ってきたはずなのに肝心の彼が見当たらない。どうやらまだデイサンを見つけられていないようだ。
中のオーチを沈めてから船を出ると、そこはジャクーの砂漠だった。少し先にニーマ・アウトポストが見える。あのアンカー・プラットがいるところだ。
「どうしようかな………」
デイサンと直接会わずに助けるには、限界がある。
オーチがデイサンと出会すまで待つしかない。
2人を助けたい。これは純粋な気持ちだ。計画の為じゃない。遠隔とはいえ、デイサンとは師弟なんだ。
私は最後まで、師としての責任を果たす。
絶対に2人を見捨てない。
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