ジェダイ(仮)と理想主義者(笑)と退職(無断)者の小話。   作:夭嘉

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おはこんばんにちはw
早速書き上がったので、投稿です!

今回はアオスネヘフム様のリクエストです!
エレノアが結婚したジェダイカップルを見た反応集ですw

全部出すと切りがないので、オリ主夫婦(笑)にご協力いただきましたw

楽しんでいただければ幸いですw
では、どうぞ\(^q^)/




【リクエスト回】結婚する方法

ここは、次元の狭間の世界だ。

 

そして、ここはあらゆる世界、あらゆる時代のジェダイ寺院へと繋がっている。しかし、次元の扉がいつ開くのかは誰にも分からない。その答えを知るのは、フォースの意志だけ。

 

否、偶然かもしれない。

 

その扉が、今開かれた。

 

最初に足を踏み入れたのは─────

 

 

「………嫌な予感しかしない。」

 

 

“エレノア・クラウド”

 

ジェダイと共和国に背を向け、シスに与した少女だった。彼女は力を求めて、かつての同胞を殺め、罪なき者や弱き者を虐げてきた。後にエレノアは“ダース・ルシル”と名乗り、ジェダイと敵対することを公言した。

 

ダース・ルシルはバカンス先でプロ・クーンと戦った後、憎き敵を葬る為に再びジェダイ寺院へと踏み込んでいた。

 

開けた空間に出たエレノアは、中の壁を見回す。

 

壁には、ジェダイが施した独特なデザインが描かれていた。

 

 

「あっ!!」

 

 

その声に、エレノアは振り向く。

 

エレノアと反対側の通路出口に、黒髪のジェダイが立っていた。彼女の名は“アリス・レイン”。後にジェダイ・マスターの称号を授かり、ルーク・スカイウォーカーの師にもなるジェダイだ。

 

アリスとエレノアは、以前も同じような異次元空間で、最初で最後の対談で顔を合わせていた。アリスは余裕の態度だったが、エレノアは彼女に対して敵意剥き出しだ。この空間に踏み込み、エレノアは来訪した際の記憶と感情を思い出したのだった。

 

更に、彼女の隣には身なりが綺麗な中年の男がいた。

 

エレノアは、男のことを知っていた。

 

 

「ダンタム・ルード議員、なぜここに?」

「はて?私も不思議に思っているよ。」

 

 

“ダンタム・ルード”

 

彼は元老院議員の1人で、アミダラ議員とは異なり過激派として知られていた。ルード議員の出身惑星、経歴も、彼女にとっては必要知識の一部だ。エレノアにとって、元老院議員も嫌悪の対象だからだ。

 

そこで、エレノアは違和感を抱く。

 

彼女の知るルード議員は、もっと若い。だが、目の前のルード議員はエレノアの知るルード議員より少し老けていた。もっと疑問なのは、アリスと一緒にいることだ。

 

 

「どういうこと…?」

「彼が老けて見えるのは、私とあんたの時代が違うからじゃない?」

「時代……?」

「だって私達、あんたの時代から20年くらい先の未来から来てるし。」

「私達………?」

 

 

エレノアは、アリスの言葉に反応する。

 

 

「もしかして、あんたの結婚相手って………」

「うん、ルード議員だよ。」

「………」

「おーい、エレノア?」

「彼女は混乱しているようだ。」

「ダンタム、あれは混乱しているんじゃなくて、戸惑ってるんだよ。」

「同じだろう。」

「名前呼び……?そんなに深い仲なの……?は…?意味分かんない………」

 

 

エレノアは激しく動揺する。

 

彼女は“結婚して幸せに暮らす”という平凡な夢を掲げて、シスに与した。ダース・シディアスやドゥークー伯爵の任務は難なく遂行するが、相手探しに難航していた。恋人は何人かいたものの、結婚までには至っていない。

 

だが、エレノアはあることに気付く。

 

 

「あんた何歳?」

「女性に年齢を聞くのは失礼だよ。」

「誤魔化すな!あんたからシスの力を感じるんだよ!どんな術を使ったわけ!?」

「私が使ったんじゃないし不本意だから。」

 

 

アリスの言葉の節々に嫌悪感が混じっていて、エレノアは1つでも彼女の嫌がるものを見つけて嬉しそうに笑う。

 

 

「シスを甘く見るから、」

「ここ何!?」

「今度は誰!?」

 

 

言葉を遮られ、エレノアは怒りをその声の主に向ける。

 

アリス達が来た通路出口から、今度は黒髪をお団子にした女性が現れた。彼女の名は“サマンサ・ホーガン”。アリスやエレノアとは違い、自分の人生を選んでオーダーを去ったジェダイだ。

 

驚く3人を余所に、更にサマンサの後ろからデヴァロニアンの男が現れる。

 

 

「おいサム、付き合えって言うから来て……なんだここは?」

「ここはフォースが強いジェダイ寺院。貴女達も寺院に呼ばれたんだよ。」

「へぇ。私はサマンサ・ホーガン。こっちが旦那のシカトロ・ヴィザーゴ。」

「知ってる!私アリス・レイン!その節はありがとう!」

「どの節も知らねぇよ!」

 

 

アリス達4人が仲良く談話している側で、エレノアは拳が震えていた。

 

 

「なんで………」

「「「「ん?」」」」

「なんで私だけ結婚できてないの!?」

「それは……」

「ねぇ……?」

 

 

アリスとサマンサは顔を見合わせる。

 

 

「そういえば、サマンサはいつの時代から来たの?」

「私は……ここは何の時代?」

「クローン戦争中。」

「私は10年くらい先かな。」

「!?」

「子供もいるんだ。ほら、可愛いでしょ?レスリーっていう娘なの。」

「娘っ!?」

 

 

エレノアは絶句する。

 

彼女は自分だけ独身なことに、ショックを受けていた。進んで結婚相手を探していたのは、エレノアだけだ。それなのに、彼女は未だ独身だった。

 

しかも、サマンサとヴィザーゴの間には娘がいるのだ。

 

 

「ねぇ殿方の2人、あの子にアドバイスしてあげたら?」

「いらない!!」

「経験者の言葉は聞いた方がいいよ。」

「ヴィザーゴから何か意見は?」

「相手を探す前に、地盤固めをした方がいいんじゃないか?シスってのもなぁ……」

「エレノア、シスやめたら?」

 

 

サマンサの一言で、エレノアの怒りのボルテージは上がっていく。

 

 

「新参者のくせに…!」

「ダンタムに至っては、エレノアと似たり寄ったりだから力になれるかもよ?」

「アリス、全然違うぞ。私の場合はアリスしか追っていない。婚活すらしてない上に、縁談は全てキャンセルしているんだぞ。」

 

 

ルード議員の惚気とも言える勝ち組発言に、エレノアは赤いライトセーバーを起動させる。

 

 

「もういい!その幸せを不幸に変えてやる!」

「それただの嫉妬じゃん!」

「レイン!火に油を注ぐな!」

「ルード議員!アリスを黙らせてください!」

「みんな失礼すぎ!私はエレノアが性格悪いなんて一言も、」

「あんたが一番性格悪いんだよ!」

 

 

エレノアの言葉に、サマンサ達は心の中で激しく同意する。

 

その時、サマンサが機転良くあることを言う。

 

 

「でも、アナキンとパドメだって10年越しに結ばれたんだから、今は結ばれなくても未来で結ばれるんじゃない?」

「確かに!」

 

 

ルード議員とヴィザーゴは待たされた経緯もあり、サマンサの意見を肯定する。

 

しかし、アリスはそれをぶち壊してしまう。

 

 

「まずシスをやめないと、」

「おいレイン!」

「あっ」

「全員殺してやる!!」

 

 

怒りが最高潮に達したエレノアは、殺意MAXで赤いライトセーバーで襲いかかってくる。

 

アリスとルード議員、サマンサとヴィザーゴは、それぞれ違う通路に逃げ込む。

 

やがて、4人は元の世界、元の時代に帰っていった。

 

この巡り合わせは一同の記憶には残らなかったが、エレノアに大きな変化をもたらした。ジェダイ寺院で惑わされたと思い、彼女は更に強いシスの術を作り出した。それが後々厄介になるとは露知らずに、夢の為に改良を続けていったのだった。

 

そして、誰もいなくなったそのジェダイ寺院では、2人の人物が嘆いていた。

 

 

『今回も失敗ね。』

『仕方ないよ。未来は簡単に変えられない。』

『ええ、分かってるわ。でも、私は信じています。』

『フォースと共にあらんことを、“ペダム”。』

 

 

ペダムと呼ばれる人物と、もう1人の人物は、静かに姿を消した。

 

未来は、選択次第で分岐する。

 

何を選ぶのか、それは──────

 

 

continue……

 

 

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