ジェダイ(仮)と理想主義者(笑)と退職(無断)者の小話。 作:夭嘉
どっちって言えばいいのかw
初のドラマ編\(^q^)/
マンダロリアン編&ボバ本編w
来月のアソーカが楽しみね♡
エンドアの戦いから数年が経ち、私達家族は旅を続けていた。
そんな最中、私はアソーカに呼ばれてある星に来ていた。
「なんで私が……?」
「貴女がシスだからよ。」
ここはアナキンとルークが作った、ジェダイを育てる学校だ。ルークの今の生徒は、ヨーダと同種族のグローグーだけ。
アナキンは私が来ると聞いて、他の生徒を連れて別の星へ行っている。今回こそ会えると思ったのに、アニーはまた私を避けた。やっぱり、まだ私に会いたくないらしい。
「私に見せつけたいわけ?」
「ジェダイの存続を選んだのは貴女でしょう?」
「わざわざ確認させなくても……」
「でもホッとしたんじゃない?」
ぐうの音も出ずに不貞腐れていると、誰かが近付いてくるのを感じた。
それはアソーカも同じなようで、私達は竹林の上を見る。しばらくすると、N-1スターファイターが降りてきた。全く知らない機体と、そのパイロットに、私はアソーカに怪訝な顔を向ける。
「もしかして仕組んだ?」
「いいえ。けど、貴女の興味を引くはずよ。」
降りてきた人物に、私は思わず笑みを浮かべる。
私は“マンドー”と呼ばれるその男に、見覚えがあった。
以前アソーカの迎えでコルヴァスへ行った時、私はマンドーとすれ違っていた。彼は身動きせず、私に敵意があると分かっていながら素通りさせた。あの時、また会う気がしていたから、私も楽しみにしながらアソーカの下へと向かった。
こうしてまた巡り会えて、マンドーはやはり特別だと確信した。
「あら、どこに行くの?」
「ちょっとイタズラ。」
「程々にね。」
竹林を抜け、私は離れたところからマンドーの様子を伺う。
マンドーに奇襲をかけようとすると、誰かに背中を叩かれた。振り向くと、R2-D2が私にイタズラを止めろと怒る。イタズラ好きなドロイドが何を言っているんだか。
「何?茶々入れやめろって?あんたもよくやるでしょ。」
不満そうなバイナリーを鳴らされ、私は踏み留まる。
興が削がれた。
「じゃああんたが案内してあげて。」
R2が文句を言っているけど、私は知らない。
私はアソーカに呼ばれただけ。何も告げられず、ここに来いと言われたんだ。ただでさえ機嫌が悪いのに、これ以上振り回されたくない。
アソーカの下へ戻り、帰ると言って去ろうとすると呼び止められた。
「ルークには会っていかないの?」
「私には関係ない。」
再び背を向けた私に、アソーカはまた声をかける。
「お客様よ。」
「………」
マンドーを案内するはずのR2が、アソーカの下へと来る。
彼はどうしても子供に会いたいらしい。
「面白くない。」
「エレノア……?」
「子供の敵がどれだけ危険か、あの男に思い知らせてやる。」
グローグーを脅かす存在は、ギデオンだけじゃない。あの子はフォース感応者だから、ジェダイの道を選べば私が敵になる。私はジェダイの宿敵、シスだから。
その事実を知るべきだ。
「彼を甘く見ない方がいいわ。」
「ただの人間でしょ。」
「ええ。けど、彼は弱くはない。油断しないことね。」
唇を噛み、アソーカに背を向ける。
私は元ジェダイで、シスだ。ただの人間に負かされるはずがない。場数も技量も私が上なんだから。
「………気に入らない。」
そして、私は赤いライトセーバーを起動させる。
刹那、私の一太刀はマンドーのアーマーに防がれていた。彼のアーマーは、マンダロリアン・アーマーだ。ベスカーは、プラズマの刃を防げる。
でも、私の方が技量は上だ。マンドーの足を払い倒れたところで、彼の首にライトセーバーの刃を添えた。同時に、腹部へブラスター・ピストルの銃口を突き付けられる。
膠着状態になったところで、アソーカが止めに入ってきた。
「そこまでよ。」
「………」
「アソーカ・タノ」
「2人共、離れなさい。」
私はライトセーバーを収め、マンドーから離れる。
離れると、彼は私を見て怪訝な顔をした。
「………この女は何だ?」
「貴方はどう見える?」
アソーカの質問返しに、マンドーは私を見る。
側から見れば、私はライトセーバーを持っているからジェダイだ。ルークがライトセーバーを振るう姿を見ているから、彼もそう思わざるを得ない。
だけど、私はジェダイじゃない。
彼の顔をジッと見てやると、アソーカに答えを促した。
「あんた達の同類ではなさそうだな。」
「正解。彼女はエレノア・クラウド。またの名を“ダース・ルシル”。聞いたことがあるでしょう?」
「帝国に手を貸した戦犯か。」
「そうだよ。私はシス。大昔からの、ジェダイの宿敵でもある。」
私の言葉に、彼はアソーカを見る。
答えを問うようなマンドーに、アソーカは私の言う通りだと断言した。
「………グローグーを殺しに来たのか?」
「まさか。もう私には関係ない。心配しなくていい。そもそも、ルークが殺させないから安心して。」
「待て!!」
マンドーが追いかけてくるが、私はシスの秘術を使い姿を眩ませる。
宣言通り、グローグーを殺すつもりはない。ジェダイは滅んだし、私もアプレンティスは持たないことにしている。私が最後のシスだから。
何より、アソーカの言う通り、ジェダイの存続を選んだのは他でもない私だ。
ただ、興味はある。
カレラン・ベクや他のジェダイ・マスターが重宝した子供は気になる。
「気になるのか?」
心を読んだかのように、ルークが隣に来て茶化す。
「未だに納得できない。なんでグローグーが認められて、模範的だった私が評議会に認められなかったのが……」
「エレノア、それは違う。」
「何が違うの?」
「何に置いても、体裁というものはある。僕の父が、評議会に認められなかったように。父はパルパティーン議長と親しかった。貴女のマスターだって、本当は認めてくれていたはずだ。」
私のマスター、フィストーは最初から最後まで私を否定した。もっと謙虚になれ、力を求めるな、夢を持つな、と。だから、決別した。
故に、自分らしくいられる道を進んだ。
「もう関係ない。評議会はないし、ムカつくジェダイはいない。」
「エレノア………」
「帰る。」
山を降りて、私はシャトルを目指した。
グローグーの記憶を覗けば、あの評議会の真意が分かるかもしれない。でも、今更だ。何を考えていたとしても、当時のジェダイ・オーダーはもうないんだ。
私は自由を手に入れたのだから。
心も、身体も、縛る存在はいない。
「マンダロリアン………」
その時、N-1スターファイターが離陸したのが見えた。
機体が去るのを眺めていると、シャトル前でアソーカに声をかけられた。
「彼は子供の為に会わない選択をしたわ。」
「へぇ。」
「残念そうね。」
「別に?私には関係ない。」
吐き捨てるように言って背を向けると、呼び止められた。
「ねぇ、なぜシスになったの?」
その質問に、私は思わず振り返る。
その問いは私が共和国の独房にいた時に、アソーカがしてきた問いと同じものだ。
「答えは変わらない。“ジェダイを滅ぼしたかったから”だよ。なんで同じ質問をするわけ?」
「あの時のエレノアとは違うからよ。だから、もう1つ同じことを言うわ。“自分に嘘を吐くのは簡単よ。でも、友達に嘘を吐くのは難しい”。」
「独房でもここでも、私が嘘を吐いていると?」
私の問いに、アソーカは笑みを浮かべる。
アソーカは大人になり、私の嘘を見抜けるようになった。いつまでも子供じゃない。それは、ルークもだ。
「またね。」
シャトルに乗り込み、私は家族の下へと向かった。
そう、自分に嘘を吐くのは簡単だ。何もかもなかったことにすればいいんだから。でも、友達は違う。誰も簡単に騙されてくれない。
フィストーも、私の嘘に気付いていたかもしれない。
今となっては、確かめる術はないけど。
早く娘に会いたい。
フェラスとステファニーこそが、私の理想の幸せなのだから。
continue……