ベルが破壊神の御子なのは間違っているだろうか 作:波導の拳士
ヘファイストス様のホームをでる頃には、辺りは真っ暗になっていた。お腹が空いてきたと感じたヘスティアに、ベルが声をかけてきた。
ベル「ヘスティア様、今夜は僕たちの本拠地であるからっぽ島で過ごしませんか?」
ヘス「え? あとはご飯を食べて寝るだけだから、構わないけどいきなり訪ねては迷惑じゃないかい?」
ベル「大丈夫です。それに僕の事を受け入れてくれたヘスティア様を、神様や他の皆に早く紹介したいです。」
ヘス「わかったよ。そこまで言ってくれるなら、今夜はお世話になるよ。」
ベル「はい! ゲートは安全の為、ホームの地下で開きますので急いで帰りましょう。」
ベル達は足早にに帰路に着き、教会地下に入った。そこでベルは魔法を使用する。
【我がハーゴン教団の聖地からっぽ島への扉を此処に! ゲート】
ベルの魔法が発動すると、地下が昼間を思わせるほど辺りが光り、壁に長方形の光る扉が現れた。
その扉がゆっくりと開き始めた、それを確認するとベルはヘスティアの手を取り
ベル「じゃあ、ヘスティア様行きますよ?」
ヘス「ああ。よろしく頼むよ!」
二人で光る扉の奥に入ると、景色は一変する。東方の神社と言われる場所にある、赤い柱の鳥居や狛犬、石畳みの道や丸い石が敷かれた境内、そして木造で出来た神殿が特徴的に見えた。
その境内には、一人の青年が目つきの鋭い男を連れて待っていた。彼こそがベルの神様であり、ハーゴン教団の主神【創造と破壊の神 シドー】である。
ベル「神様! ただいま戻りました。」
シドー「おう! 無事に戻ったかベル。 そちらの少女はもしや神か?」
ベル「はい! 朝一で見つけてファミリアを結成したので、神様やハーゴン様に紹介したいと思い、一緒に連れてきました。神ヘスティア様です。」
ヘス「僕がヘスティアだ! 神シドー、ハーゴン君今夜はお世話になるよ!」
ハーゴ「はじめまして神ヘスティア。ハーゴン教団は貴方の来島を歓迎いたします。」
ハーゴ「此処では何ですので、お城で皆に紹介しますので、私やシドー様に掴まってください。」
ハーゴンがそう言うと、ベルが無言でヘスティアの手をシドーの手に握らせて、自身もハーゴンの手を握った所でハーゴンが声をかける。
ハーゴ「準備ができたようなので、移動します。 【ルーラ】」
ハーゴンが呪文を唱えると、彼らの姿は山頂の神社に姿は無く、北西に建っているお城の玉座の間に転移していた。
玉座の間には、多数の魔物が待っていた。
桃色の体毛を纏った巨大な猿の魔物、無数の蛇が球体の様に絡まり中央に輝く眼を持つ魔物、その二つの魔物が小さく見えるほど超巨大な一つ眼の魔物、杖や武器を持った魔法使いに見える魔物が数体、ガイコツの身体に剣や盾、鎧を纏った魔物達が、お城の広場に集まっていた。
そして彼らは口を開く
「「「「「「「「お帰りなさいませ、ベル神官。」」」」」」」」
ベル「ただいま皆。出迎えありがとう!」
次話はベル君の過去の暴走話をシドーからヘスティアに伝える話を書く予定です。
少し遅れるかもしれません。