2周目の世界に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第3話 勝負の結果と気づく者達

カズマ「『インフェルノ』!『カースド・ライトニング』!『トルネード』!」

 

アクア「『ウォーター・ウェポンリリース』!『ウォーターレイン』!」

 

次から次へと地面から湧き出て来るカエルを俺は上級魔法で倒していく

 

別に上級魔法を使う必要はないが、あくまで今の自分の力を確かめる為に使っている

 

結果は………うん………俺…強くね?

威力も魔法の規模も前回の世界で撃つよりも格段に上がっている……………今の俺なら中級魔法が平均的なアークウィザードが撃った上級魔法と同じくらいの威力を出せるな

 

前回の世界でウィズから魔法の指導を受けて自分でも鍛えたから無詠唱で上級魔法を使う事ができる………改めて思うが普通に強くなったな…

 

一方でアクアの方は……自ら生成した水を剣や槍、斧、矢など武器の形に変えて発射するだけでなく、大量の水をソフトボールサイズに圧縮させ、それを雨のようにカエル共に降り注ぐ

 

その威力は鉄に穴を開けてしまうほど

ということは当然カエル…だけでなく地系そのものも穴だらけになってしまう

 

別にそこは普通にウォーターレインだけでいいとは思うがアクア曰くこだわりらしい

 

元々アクアは水魔法による攻撃は津波以外なかったが、俺がアクアの攻撃手段を増やす為に試行錯誤アクアの水魔法を研究実験した結果、現在の様な攻撃ができるようになった

 

しかもアクアは無限に近い魔力を持っているため一度発動すれば相手を仕留めるまで撃ち続ける事ができる

 

………駆け出しの街のカエル相手にこんなオーバーキルな攻撃は流石にやりすぎとは思うが……

 

カズマ「アイツもやりすぎだな……けどやるじゃん……こりゃあ負けてられないな!」

 

俺はアクアに負ける事を何よりも嫌う反面……アクアとこうして勝負をする事を楽しんでいる

 

多分向こうも同じだと思う……感だけどな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

 

 

 

 

アクア「私が99匹討伐したわよ!」

 

カズマ「お前数も数えられないくらいバカなのか?俺が99でお前が98だ」

 

あれからしばらく経ち……あらかたのジャイアントトードを討伐した

今口論しているアクアと俺の周りには、穴だらけになったジャイアントトードの死骸が散乱している

 

だがこれは討伐しすぎてしまったな

 

あまり狩り過ぎるとこの辺の生態系が崩れてしまうからここらで終わるべきなのだが

 

カズマ「お前意地張り過ぎだろ……そんなに俺に負けたのが認められないのか?」

 

アクア「カズマにだけは言われたくないわ!私に負けた時はいつも意地張って負けを認めない癖に」

 

あーだこーだ言い争いをしていると

 

カズマ「あ、まだ生き残りがいたのか…」

 

一匹のジャイアントトードが地面から出てきて俺達に向かってきた

 

カズマ「それなら、アイツ仕留めたやつが勝ちって事でいいか?」

 

アクア「異義なし!先手は私が!」

 

カズマ「あ、待て!」

 

俺の静止を無視してカエルに向かって走り出す

 

アクア「こいつを倒して私の勝ちよ!」

 

(コテッ)石にこける→体制崩してカエルに向かって飛び込む→カエルが口を開く→カエルの口の中へゴール

 

カズマ「あ、食われた…」

 

カエルに食われた青髪を見ながら俺は呆けている

 

本当ならすぐに助けるべきだし他の奴が見たら、仲間を助けないクズ野郎と思われそうだがあいにくウチのバカがカエルに食われる姿は見慣れているからな

 

最初の頃は焦っていたが、今では他の食われ方のバリエーションがないのかって考える様になっている

………俺の頭もまともな思考をしなくなったな……前からか…

 

アクア「ブッファ!!カ、カズマざぁん!だ、だずげで!!」

 

カエルに食われたアクアが無理矢理口をこじ開けて俺に助けを求める

 

カズマ「アクア…」

 

そんなアクアを見て俺は

 

カズマ「ガンバレーソイツタオシタラオマエノカチダゾ」

 

笑顔で若干棒読みで応援した

 

アクア「アンタさっき無視した事根にもってるわね!!あ、謝るからだずげで!!」

 

カズマ「しょうがないな…」

 

俺はアクアを口に入れているジャイアントトードに手を向けると

 

カズマ「『トルネード』♪」

 

軽く魔法を唱えて風の上級魔法を浴びせた

 

竜巻を食らったジャイアントトードは竜巻に巻き込まれて空の上へ………アクアと共に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして空からジャイアントトードが降ってきた……地面に落下して絶命したのを確認するため近づく

 

カエルは絶命していて、中から粘液まみれの青髪が出てきた

 

俺はその青髪の肩に手を置くと笑顔で

 

カズマ「はい俺の勝ち…」

 

宣言した

 

アクア「アンタはいつか殺す…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

 

ルナ「えええ!?ジャイアントトードをこんなに討伐したんですか!?」

 

カズマ「ああ、俺とアクアで合わせて198匹……ギリ2百にならなかったがまあいい……それよりこれの買い取りってしてくれるの?」

 

ルナ「あ、はい…ですが買い取り料の方は後日でよろしいでしょうか?量が量ですので……とりあえず依頼料をお渡ししますね…どうぞお受け取り下さい…」

 

カズマ「ん……ありがとさん…」

 

ルナ「所で……アクアさんはなぜ粘液塗れに…」

 

カズマ「狩ろうとしたら狩られかけた……それだけだ…」

 

ルナ「そ…そうですか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

〔アクセルまでの道中を旅するふたり〕

 

???「もうすぐで…アクセルに着きますね…」

 

???「うん…そうね……それと、アクセルの方角から今の……感じた?」

 

???「ええ……アクセル方面から感じたこの魔力は……まさか………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔とある貴族の屋敷の一室にいるふたり〕

 

???「!」

 

???「……どうかしたか?」

 

???「あ、ううん…なんでもないよ………(今の……もしかして…)」

 

 





アクアのウォーター・ウェポンリリースの元ネタは
某英雄王の『ゲートオブバビロン』からきました。
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