カズマ「う……ん………もう朝か…」
小屋の外から聞こえる鳥のさえずりが……半ば眠りの世界から出ていなかった俺の意識を戻す
カズマ「………」
俺は……俺のジャージを被って眠っている隣の青髪を見た………相変わらず俺がいるのに無防備晒すなあ……
俺なら何もしてこないと思っている信頼か?
………しかし……
カズマ「…相変わらず……いい寝顔だな…」
最近の……いや、前回の世界でもこいつの寝顔を見るのが俺の楽しみの一つだ
え?それって俺がこいつの事好きなんじゃないかだって?
ハハッ……ちょっと何言ってるかわからない(サンド○ッチマン風)
とまあ、そんなこんなであれから数日経った
俺達はクエスト受けたりしながらめぐみん達を探した……見つけたよ………けど、声もかけず、近づきもしなかった
理由は2つ
1つはできるだけ最初の世界の様に出会ってそこから自然に仲間にする為……………もう一つは…
………アイツらは俺とアクアの事を知らない……………その現実を受け入れたくなかったからというのもあった
けど……そうも言ってられない……そろそろ時期的にめぐみんと出会った頃だろうから…
……少し名残惜しいが…
カズマ「おい、アクア…」
軽くアクアを揺する
アクア「……う…ん………おはよう〜カズマ〜」
カズマ「ああ、おはよう……さっさと準備しろよ……今日はいつも以上に忙しいからな…」
アクア「?…ああ!…今日ね…」
カズマ「ああ……今日だ…」
△△△△
突然だが、前回の世界でめぐみんと出会う前のある出来事を話さなければならない
めぐみんと出会う前日
アクセルを騒がせたある上級悪魔
そいつはアクセル付近に現れた当時、多くの冒険者に多大な被害を与えた
それを聞きつけた魔剣の勇者(キョウヤの奴)が討伐しようとアクセルを訪れたが、全く手も足も出ずボコボコにされ敗北した
その上級悪魔…ホーストを倒したのが、後に俺とアクアの仲間になるめぐみんだった……それと、倒したわけではないがホーストにダメージを与え、めぐみんに爆裂魔法を撃つ時間稼ぎをしたゆんゆん
本来ならこのふたりはホーストを倒した事を称賛されるはずだが、ふたりはそれを望まなかった
しかも……ホースト討伐に参加していた他のパーティーに口止めをし、しかも報酬金もそっくり渡した
……ホーストは、めぐみんの連れてる黒猫(邪神の片割れ)…ちょむすけを狙ってこの街に来てしまった
つまり、街に被害をもたらしたのは他でもなく自分が、原因だという事に気づき、(ゆんゆんは連帯責任という事で受け取らなかった)称賛も報酬も受け取る資格はないとして…この結果に終わった
そして今日は……まさしくその日
俺とアクアはアクセルの森を駆け抜け、ホーストと戦っているめぐみん達の所へ急いだ
一応作戦としては……俺とアクアがホーストを抑えてめぐみんにトドメをささせてそこからなるべく自然と仲間になる
この作戦でいこうと思っている
そして森をぬけ、ホーストと戦っているめぐみん達の元へ!
カズマ「……は?…」
アクア「……へ?…」
俺達は……めぐみん達の所へ行く足を止めてしまった
なぜなら……目の前の光景に驚いてしまったからだ…
そこには………他のパーティーは居なく…めぐみんとゆんゆんのふたりだけで戦っていた……それなのにホーストを相手に余裕で善戦していた
だが、そこに驚いたのではなかった
・・・
俺達が驚いたのは……その戦い方に……
ゆんゆんは……光の輪…『ライトオブセイバー』をホーストへ放つ
ホーストにぶつかる瞬間……ライトオブセイバーの輪は細かく分離しホーストの身体のあちこちを傷つける
しかも、よく見ると分離したライトオブセイバーには……炎が纏っていた
アレは………エンチャント!?
それだけではない……隣で戦っているめぐみんは……あり得ないほどのスピードと身体能力でホーストを翻弄しつつ杖をぶつける
ぶつけた瞬間……杖をぶつけた箇所が突然爆発した
アレは……爆裂魔法のエンチャント!?
けどそんな筈ない…あのふたりの…この世界でのふたりのあの戦い方はあり得ない!
だってアレは……
・・・・
前の世界でのめぐみん達の戦い方だから…
まさか……
アクア「………倒しちゃったわね…」
それから数分もしないうちにホーストを…ふたりが討伐した
アクア「……ねえ…あのふたりの戦い方って……」
俺は……アクアの問に答えなかったが……めぐみん達の方を見ていた
すると……めぐみんが俺達のいる方に目を向けた
そして………
涙を流しながら俺達に向かって走ってきてそして…
めぐみん「゛カ゛ズ゛マ゛!゛ア゛ク゛ア゛!」
泣きじゃくりながら俺とアクアに抱きついてきた