【猿山】ハードコアディメンション・ヴァルガ総合スレpart178【蠱毒】
1:以下、名無しのダイバーがお送りします
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378:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
今日も苦行するかってヴァルガに絶界行したら開幕で消し飛ばされたんだが
379:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>378
避けないお前が悪い定期
380:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>378
ヴァルガにダイブする時は初手回避ってママから教わらなかったのか?
381:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
草
382:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
騙されて悪質ミッション踏まされたとかじゃなく自分で行ったのか、なら自業自得だわな
383:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
でも上級者の動画見てると俺もいけるかも、って思うようになるよな、それでいざ行ってみたら開幕天誅は耐えてリスキル狙いに天誅返しして気持ち良くなってるとどっかから飛んでくるビームで天誅されるんだよ
384:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>383
頭幕末かよ、つーか別ゲーの話題はNG
385:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>379
>>380
いや何度も苦行で潜ってんだからそんぐらいわかるわ、なんかインした瞬間に拡散波動砲みてーなのが飛んできて避けようにも逃げ場がないから無敵切れた瞬間にそのまま蒸発させられたわ、クソゲー
386:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
拡散波動砲……あっ(察し)
387:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
ああうん察したわ、それはお前のエンカ運が屑運だったから諦めろ
388:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>385
すまん俺が悪かった、それ撃ってきたクアンタ、個人ランク39位のSSSランだからFOEみたいなもん
389:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
ヤバイとは聞いてたけど個ラン二桁クラスまでいんのかよ……(絶望)
390:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
フリーバトルがしたいって要望出した奴が悪いんだよ
391:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
シャ○子が悪いんだよ
392:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
なんでもかんでもシャ○子に罪を擦り付けるのはやめろ
393:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
つってもあのFOEさん練習場所として根城にしてるっぽいからなあ……ソロ専って聞いたしもう会った時点で諦めるしかないだろ
394:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
FOEさんは基本俺らみたいな低ランは相手にしないから本当ただの巻き込まれ事故で草枯れる
395:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
枯れる草も生えてねえだろ
396:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
なんかそのFOEさんとエンカウントして生き残ったFランダイバーがいるらしい
397:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
そりゃ会っただけなら生き残るでしょ
398:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
オーガとか会った瞬間に斬られるからな
399:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>398
オーガに斬られる時点でお前の腕が上手い定期、あいつ喋ってること翻訳するとFOEさんと同じで見込みのある奴だけ襲ってるっぽいからな
400:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
いや、俺も噂で聞いただけなんだけどそのFランダイバー、ログイン2日目のアカウントらしいぞ、しかも2回ヴァルガに行って2回とも生還してるとか
401:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
マ?
402:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
流石に嘘乙、って言いたいけどGPD復帰勢とかもいるからな
403:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
ログイン2日目(GPD18000戦勝率8割)
404:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>401
噂の出所は知らんけどマギーさんに初心者のフレが2人増えたとか聞くしそいつらじゃね?
405:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
>>404
また剛運チャートか壊れるなあ……
406:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
ガチ初が運だけで生き残れる場所じゃないし3分の壁超えてんなら素質はあるな、勿論ランダムエンカでFOEさんがほとんど消しとばしてくれて自分は生き残る剛運引き当てたんだろうけど
407:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
なんか前にFOEさん使ってMPKしてた奴と一緒にいたっぽいしそいつらじゃねえかな
408:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
ガチ初ならあんま特定とか晒しみたいなことすんなよ
409:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
そもそもガチ初とか関係なく晒しと特定は禁止だからな
410:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
そもそもガチ初がなんでこんな猿山に潜ろうと思ったのかこれもうわかんねえな
411:以下、名無しのダイバーがお送りいたします
むしろ猿山とはいえガチ初に堂々とMPK見せつける奴の方がヤバいと思うんですがそれは
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「ふ、ふふ……ふふふ……」
ディメンション・シュバルツバルト──常闇に覆われ、鬱蒼とした森の奥深くにその居を構える洋館のようなフォースネストで、話題を取り扱うディメンションさながら阿鼻叫喚といった様子のスレッドを眺めつつ、その女性はくぐもった笑いを浮かべていた。
「うふふ……あはは……あーっはっは! ゲホッゲホッ!!!」
「お嬢様、いい加減その高笑いはやめた方がよろしいかと……」
「ゲホッ……余計なお世話でしてよセバスチャン、これが笑わずにいられまして?」
赤みが強いブロンドを、白いリボンでツインテールに結えた赤い瞳の女性は悪役のような高笑いをあげようとしてむせ返りながらも、傍に立つセバスチャンと呼んだ燕尾服に身を包んだ、褐色の肌に青髪といった出で立ちの少年を静止する。
かつて、ロータス・チャレンジという高難度クリエイトミッションが存在した。
チャンピオン率いるフォースランキング、堂々の頂点たる「AVALON」も、戦術や戦略の構築にこそ重きを置いて、常に始まる前から戦を制し続けてきたフォースランキング次席、「第七機甲師団」も数度挑戦してクリアが叶わなかったそのミッションを、人々はクソゲーと罵りながらも打開策を拓くべく、あらゆる手を使ってあの難攻不落の要塞を突破してきた。
だが、最近のGBNといえばどうだ。
停滞している。ゲームシステムこそ大幅に進歩しても、プレイヤーの本質はGPDから、いや、それ以前に流行したゲームから何一つ変わってはいない。
かつてブレイクデカールなどというチートツールが流行した理由はその痕跡が運営ですら掴めなかったという秘匿性で後ろめたさを覆い隠したことが大きな理由だが、その根底にある感情はただ一つだ。
楽をして勝ちたい。
かつて流行したゲームがそうであったように、負けた試合における自分の立ち回りを振り返ることなく、組んだ相方に全ての責任を押し付けて煽り倒す不逞の輩が横行したように、勝負が絡むツールで複数人のチームが生まれれば、その敗北という屈辱、そこにある自らの負い目から眼を覆いたくなってしまう気持ちは、女性──ダイバーネーム「アリア」にも理解できるところは確かにある。
だが、人間はいつも挑戦することで前に進んできた。
誰かが環境構築を見つけるのを待つのではない。
手探りで重ね続けた敗北に枕を涙で濡らし、ハンカチを噛みちぎり、それでも尚困難に挑み続けた者こそが明日の栄光と戦場の環境、覇権を我が手に収める。
故に、挑戦者とは常に気高く、そして飢えた存在でいなくてはならない。
少なくとも、アリアはそう確信している。
そう、例えるのなら世界を変えるために、率いた軍勢はことごとく壊滅し、己一人という状況に追い込まれて尚革命の志を絶やすことがなかったあのマクギリス・ファリドのように、常に他の誰かではなく自らに責任を問い続け、手負いの餓狼のごとく逆境にこそ己の勝利を信じて疑わないその闘志こそ、今のGBNに、否、人類に欠如している、剣二振りのみで厄祭戦を終結へと導いた英雄、アグニカ・カイエルの魂に他ならない。
握り締めた拳に力を込めて、アリアは熱く、セバスチャンと呼んだ少年へと幾度も繰り返してきた持論をぶちまける。
「そう、初心者でありながらあのハードコアディメンションに自らダイブし、ましてや生き残って帰ってくる……これ以上アグニカな行いがあると思いまして、セバスチャン?」
「なんですかアグニカな行いって、それに僕はセバスチャンという名前ではないと」
「お黙りなさいセバスチャン、ああ……わたくし、いたく感動いたしましたわ、これほど心躍らされたのは一体いつ以来のことかしら」
いくつもの記憶が、そこに伴った身悶えするほどの興奮が、アリアの脳裏でスパークしては消えていく。
FOEさんと呼ばれていたあのクアンタの改造機に喧嘩を売って為す術もなく完封された哀しみも、「獄炎のオーガ」の二つ名を欲しいままにするトップランカー、オーガと言葉は無用とばかりに剣を交えて斬り裂かれた屈辱も、そして巡り合った先進気鋭の天才少年ーー「ビルドダイバーズのリク」が手にした新たなる剣にその身を裂かれた驚愕も。
全てが愛しく、かけがえのないアグニカ・カイエルの魂に溢れた戦いであった。
その、幾度重ねたか知れない敗北にすらアリアは心を躍らせ、何千、何万……いや、それすら乗り越えた未来の果てに彼らを打倒し、やがては不動のチャンピオン、クジョウ・キョウヤに挑みかかり、掲げる黄金の剣の切っ先にその首級を掲げんと、興奮と屈辱の狭間で悶え、ハンカチを何枚も喰いちぎりながらも、諦めの二文字とは無縁に、ただ己の描く理想をその手に収めるべく燃えてきた女なのだ。
端的に表現すれば頭のネジが一本か二本外れているともいう。
「……戦いたいですわね、あの、アグニカの魂を継ぐ者たちと」
だが、今はまだ早い。
セバスチャンと呼ばれた少年が哀れみを込めた目と共に差し出してきたエナジードリンクをティーカップに注ぎながら、仮想の刺激が舌の上で弾ける感触と、現実のそれと違わぬケミカルな味わいにアリアは舌鼓を打つ。
きっと、アグニカの魂を継ぐそのダイバーたちであれば名を上げて、すぐに自分の領域まで成り上がってくることだろう。その時、その瞬間にこそ互いが至高の領域にまで高め合ったアグニカンスピリットをぶつけ合い、至福にして至上、それこそ天にも昇る心地の戦いを味わえる。
「楽しみですわねセバスチャン……ふふふ……おほほ……おーっほっほ! ゲホッゲホッゴホッッッ!!!!!」
「お嬢様ああああっ!!!!!」
だから炭酸飲料飲んでる時に高笑いなんかするなと言ったんですとばかりに盛大にむせ返ったアリアの背中を摩りながら、暫定セバスチャンことダイバーネーム、「ミツルギ」は深い溜息を吐き出す。
多分明日も自分はセバスチャンと呼ばれ続けるのだろうし、アリアに目をつけられたそのダイバーについても自分が調べる羽目になるのだろう。
厄介ごとへの予感と、目をつけられた挙句勝手にアグニカ・カイエルの魂を継ぐ者だと決め付けられた名前も知らない誰かに同情を寄せながら、ミツルギはアリアの咳が治まるのを待つのだった。
尚、これは二人の間でそう珍しくもない日常の一幕であった。
FOEさんもバエりングお嬢様もベクトルが似通った人なのですわ