アークナイツRPG『52Hzの獣』トロフィー取得通常プレイ   作:溶けかけアイスの実

14 / 27
2月24日 日刊ランキング総合21位、二次創作16位に入ることができました。皆様のご愛読のお陰です。本当にありがとうございます。

感想も大変励みになっております。重ねてお礼申し上げます。


part7 起死回生③

 忘れた過去が全力で走って殴り掛かってくるゲームの続き、はっじまっるっよー!!

 前回のあらすじですか?まさか今チャートがW娘属性ルートを含んでいるとは夢にも思わなかった事ですかね…

 極稀にキャラ達の親族になることがあるんですが狙って設定しないと難しいんですよね。

 

 ですが前回ではっきりと決めたことがあります。ロストのタイミングですね。

 全メインシナリオ終了後にしようと思っていたのですがそれでは好感度調整が地獄の様になる可能性しか出てきませんでした。

 今も好感度や関係図で地獄になってるんでそこら辺はユルシテ…ユルシテ…

 なので大体8章、レユニオン編終了と同時にロドスを抜けてイェラグに突撃します。

 雪山で暴れれば雪崩で死ねるやろ(8勝)

 一応レユニオン編のエンディングを迎えていますのでトロフィーは取れます。

 

 これからは好感度と関係図には今まで以上に気を使っていきましょう。

 オーウェンちゃんが早く記憶を取り戻してくれれば楽なんですがね…

 やはりチャートを走るにあたって楽な道などないという事でしょうか。

 

 そろそろゲームに集中していきましょう。

 現在は誘拐されている最中ですので今のうちにさっきまでの戦闘で取得できたポイントを割り振っていきましょう。

 前説明した通り精神耐性を取得しておきましょう、余ったポイントで発火を取っておきましょう。

 

 画面が止まっているのは発火のポイントが予想より少なかったので原因を調べている所です。

 先に説明しておきますとスキルツリーを記憶喪失などの理由でリセットがかかった場合、なんと通常のポイントより少ない状態で取得できるようになります。

 様々な要因でスキルツリーがリセットされた時の救済システムです。

 

 問題は所得していたスキルを私も知らない事です。

 オーウェンちゃん早く記憶戻ってくれ…(切実)

 

 現在できる事はWちゃんと会話して時間を稼ぎ救助を待つことです。

 感染生物()がいる限り無限に戦えるオーウェンちゃんですが今ロドスの信用を失う訳にはいきません。

 そんな事したら問答無用で監禁ルート一直線です(3敗)

 

 そうこうしているうちに下ろされて会話シーンが入りましたね。

 いつ救援が来るか分かりません。発火でいつでも縄を燃やせるようにしておきましょう。

 

 

 

 拘束され誘拐されてから暫く運ばれていただろうか。戦闘の音も聞こえなくなり人気が無い所に下ろされた。

 途中まで一緒だったロドスでもレユニオンでもないように見えた少女は無事だろうか、そう考えながら目の前の女性を見る。

 白髪に赤い角の生えた彼女は、効き間違えでなければ私の事を母と呼んでいた。

 彼女の顔をもう一度よく見てみる。先ほどまでより険しい顔をしたどこか既視感のある女性だ。

 …不思議とレユニオンに対して抱くものとは違う懐かしいと言える感情。私は本当に彼女の母親なのだろうか。

 

 やがて彼女は口を開いた。―――私達の事、覚えてないの?と

 

 …待ってくれ、まだいるのか!?私の家族がまだいるのか!?

 混乱する私をよそにWと名乗った彼女は、こう言葉を続けた。

 今まで何してたの?と…難しい質問だ。私にはチェルノボーグ以前の記憶が無い。

 きっと彼女が納得するような説明は出来ないだろう。それでも私はチェルノボーグの事件以前の記憶が無い事を伝えるほかなかった。

 

 これを聞いた瞬間彼女の顔がさらに険しくなった、最早憤怒と言ってもいいだろう。

 Wは何かぶつぶつ独り言を言っていたが結論に至ったのかこう告げた。

 そんな状態のお母さんを戦わせるロドスは信用できないわ。…だから否が応でもついて来てもらうわよ、と。

 それはいけない。あそこには私の過去を知る人がいるのだ。それを知ら無いまま出奔するのは恐らく今後に差し支える。

 

 それにそろそろロドスが追い付いてくる頃だろう。この縄を切るなり燃やすなりして逃げ…燃やす?どうやって?

 そう考えた時に私の体からゴウ、と真っ青な炎が立ち上り縄や衣服を焦がし始めていた。

 まずい、このままでは縄が焼き切れる前に服が燃えて裸になる。とっさに地面を転がり鎮火させるとWが驚いた顔でこちらを見ていた。

 

 拘束が解けた代りにボロボロになり裸同然の自分の体を見て絶句する。

 真っ黒だった。鎖骨の下から黒くて石の様な体。これが人の体なのか、ふとレユニオンに言われた言葉を思い出す。

 ―――化物。そうか、私は本当に化け物だったのか。

 

 見ないでくれW、お願いだ、誰も見ないでくれ!

 そう叫んだ時、視界が黒に染まった。とっさにはぎ取ってみるとそれは誰かのジャケットだった。

 黒地にオレンジ色のラインが入ったもの、Wの物ではない私には大きすぎるサイズ。

 正面に誰か立っている。まるでWから私を隠すように。

 彼と目が合う。オレンジ色の目をしたどこか既視感のある男性、ふと脳裏に彼の面影がある小さな子供が浮かび上がる。

 

「気休めにしかならんだろうが着て下がっておけ。」

 

 後方にロドスが救助にきている、と言うや否やWに切りかかる。

 …待ってくれ、彼女は私の娘なんだ。そう叫んだ私に対してあっけらかんと知っている、と返された。

 知っているとは、どうして。胸中にまさかの可能性がよぎるとWが怒り狂ってこう叫んだ。

 

「お母さんがこんな状態になってるのに何で何もしなかったのよ!この、馬鹿兄貴!!」

 

 あにき、すなわちわたしのむすこ。そっかあ(思考放棄)

 

 ぼんやりしているといつの間にかブローカに抱えられて戦線を離脱していた。

 …皆に、なんて説明しようかな。

 

 

 ああ~~~~^^(チャートが壊れる音)




運営さんエンカク復刻お願いします…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。