アポカリプスの末っ子として生まれたオットーは体が弱かった。
オットーはアポカリプス家に生まれるも一族の継承権はなく、武力と力が物をいうこの時代に、体が弱いオットーはおのずとに一族から疎まれる存在となった。
そして、誰からも相手にされなくなってしまったオットーは、先人の遺した書物を読み漁った。
しかし一人で書物を読み漁り、一人で研究を行うオットーを周りの人々は奇異な目で見ており、理解を示そうとするものはおろか、興味を示すものもいなかった。
幼いオットーはそのような目で見られていたことは知った上で一人、書物を読み漁り、研究にのめり込んでいった。主な原動力となったのは置かれている状況への逃避であった。
先人が遺した書物には見たことのない文字が使われている書物が多数あり、オットーはそれを自己流で解読していった。
書物を参考にして研究を行い、何かを作るということは、幼いオットーにとって唯一の癒しとなっていった。
そんなオットーはよく、小さな模型の飛行機を完成させては、屋敷の庭で飛ばしていた。
小さな模型の飛行機が遠く、高く、飛んでいくことで自分もどこか遠くへ飛べるという気がしたからだった。
その模型の飛行機はこの時代にはまだない前文明の先人の知恵が活かされており精工に作られていた。
だがアポカリプス一族の者をはじめとする大半の人々からは、役立たずが外で遊んでいるというだけの認識でしかなかった。
ある日、オットーが模型の飛行機を飛ばしていると、飛んでいる模型の飛行機に向けて小石が投げられ、翼に命中した。
飛んでいた飛行機は浮力を失い、飛べなくなった飛行機は隣の敷地の庭、カスラナ家の敷地の庭の木にひかかってしまった。
それを取ろうと敷地の石壁を登ろうとするも、体の弱いオットーは石壁を登ることはできなかった。
小石を投げた同じアポカリプス一族の者がオットーへ吐き捨てるように言った。
「お前のような役立たずが生きていられるというだけでも幸せなことなのだぞ。
こんな役立たずを兄弟に持った私達の気持ちを少しは省みて欲しいものだ。」
その言葉とオットーの前にある登ることのできない石壁はオットーに己の無力感と孤独感を感じさせた。
己の無力感と孤独感に打ちひしがれているオットーの前にある石壁の向こうから、綺麗な銀髪の小さな頭がひょこんっと覗かせた。
すると綺麗な銀髪の少女が体を乗り出しながら、オットーに話しかけてきた。
「ねえねえ、さっきの飛行機すっごく高く飛んでたね!」
少女は、ヨイショと声を出しながら石壁を登り、木にひかかった模型の飛行機を手に取りチョコンと石壁の上に座った。
「もしかして、この飛行機ってあなたが作ったの?」
「そうだけど…でも…こんなもの…」
それを聞くとその銀髪の少女は驚きと賛嘆のまなざしをオットーへ向け
「すごぉい!あなた、将来は発明家になれるわよ!」と言った。
生まれてこの方、誰からも期待されず、必要とされていなかったオットーにとって、そんな言葉をかけられたのは初めての経験だった。
突如、理解者ができたということにオットーは戸惑った。同時にその少女がオットーにとって特別な存在となった瞬間でもあった。
「この飛行機は壊れてしまったけども、手伝えられることがあれば直すのを手伝うわ」少女はそういうと石壁から下り、手を後ろに組みながら、オットーの元へと近づいた。
「未来の発明家さん、私には、夢があるの…」
少女はこの世界を守りたいという夢をオットーへ聞かせた。
二人は共に同じ道を歩み始めようとしていた。
用語の説明はやるかもしれないし、やらないかもしれない
ていうか情報ソースが中国語なんで、当人もなにそれ!知らない!?となってる部分が多々あるんで書いて良いものなのかという問題が…
用語の説明がないと全く何なのか分からないというのに、ゲーム内では説明してくんないのが困る…