小日向未来を堕としたい   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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彼女は話したい。


大人になった月読さん……

俺だ。青空だ。1週間前、俺は月読さんをアルバイトの店員として採用した。なにせ、あの月読さんがもう大学生になっている事に改めてびっくりしたよ。……そう考えると5年とゆう月日は長いなと感じながら俺は仕事に勤しんでいた。

 

──ちりんちりん

 

「いらっしゃいませ。2名様でよろしいでしょうか?」

 

「はい」

 

「では、こちらにどうぞ」

 

月読さんの仕事ぶりは正直かなり助かっている。今の俺は昔とは違い、目付きによって怖い印象が強い為にどうも接客には向いていないのだ。常連客にも「店長は接客向いてないぞ。もっと笑え」とは言われたが、いざ笑ってみると今度は「笑い方がヤクザの笑顔だ……」と言われて、結構ショックだったな……

 

「ご注文は何になさいますか?」

 

「俺はコーヒーでこいつはカフェラテで」

 

「かしこまりました。少々お待ちください」

 

月読さんを店員として働く事になって1週間が経つが、彼女は覚えもいいし、今は愛想も良くて、お店の制服が似合う美人さんだ……この1週間で月読さん目当てでやって来るお客さんもいた。しかし……俺はこの1週間月読さんを見ててふと彼女を思い出す……あの白いリボンが似合う俺の初恋の……

 

「蓮さん出来た?」

 

「ん?あぁ。すまない……ほら、出来たから持っていってくれ」

 

「分かりました」

 

……どうやら俺はまた昔の事に引きずっているようだ。俺は、その後もまるであの時の事を、再び思い出したかのように5年前の事を仕事が終わるまで気にしていた……

 

 

そして、午後8時……やっと仕事も終わり店を閉める頃だった。家は基本月曜日は休業日にしているのでゆっくり休もうと思って片付けをしている時にそれは起きた。

 

「…………」

 

「あの……蓮さん」

 

「……なんだ?月読さんもう定時だから帰ってもいいんだぞ」

 

「いえ、今日は蓮さんに用事があったので……この後、居酒屋に行きませんか?私、最近蓮さんとゆっくり話せて無かったから……その、どうですか?」

 

「…………」

 

なんと、月読さんが俺を飲みに誘ってきたのだ。……まぁ、それも確かに分かる。月読さんがアルバイトを始めてから今の今まで、仕事の話しかしておらず、普通の会話などはほとんどしていなかったのだ。……まぁ、今日ぐらいいいか。

 

「いいぞ。月読さんも大人だからな……」

 

「なら、このお店でどうですか?」

 

「……それじゃ、そこに行くか」

 

そうして、俺達はその居酒屋に行く事にした。距離もそこそこあった為、家の駐車場から車を出して、月読さんを乗せて運転を始めた。大体20分程度でその居酒屋に着いたので、俺と月読さんはそのお店に入り、カウンターに向かった。

 

「月読さんは何か飲む?」

 

「それじゃこのレモンサワーがいいです」

 

「レモンサワーか……なんか違和感が凄いな」

 

「……また子供って言いたいんですか」

 

「……まぁ、会ってないと違和感があるからな」

 

そう言って、俺はレモンサワーを頼む。ちなみに今日は俺は酒を飲まない……飲酒運転はしないたちなんでな。そして、しばらくの間沈黙が続くと月読さんから切り出してきた。

 

「……どうして蓮さんは本部を抜けたんですか?」

 

「振られて居心地悪くてやめた……って言った方が正しいかな……」

 

「振られたって……やっぱりそうですか。あの後どうなったか蓮さん知ってるんですか?みんな心配してたんですよ……連絡も取れないし」

 

「俺も1人になりたかったんだよ……」

 

すると、店員がレモンサワーを持ってきて月読さんの前に置くと、月読さんはそのままレモンサワーを飲み始めた。

 

「……やっぱりジュース見たいですね……美味しい」

 

「……今度は1人で行くかな」

 

「ダメです。蓮さんとはもっと話たい事がいっぱいあるんですから誘ってください」

 

「分かった分かった……次の機会があったらな」

 

俺はそう言って、月読さんの頭を撫でると月読さんは気持ち良さそうに目をつぶって幸せそうな顔をしていた。……こうやって頭を撫でるのも久しぶりだな。でも、やっぱり俺は彼女の事が気になっていた……

 

「……月読さん……小日向さんはその……」

 

「……未来さんなら今は私の通ってる大学を卒業して、今は響さんと楽しく同居生活してます」

 

「……そうか……ありがと」

 

小日向さんが元気な事を知ると俺はちょっと嬉しくなった……いや、やめよう。虚しくなるだけだ。違う話題にしよう……

 

「そういえば月読さんはどうやって家の店を知ったのかな?」

 

「学校帰りにちょっとアルバイトを探してて……そしたらたまたま蓮さんのお店を見つけて中に入ったんです……ただ、蓮さんを見つけたのはいいけど中々話しかけにくて……気がついたら……」

 

「3ヶ月経っちゃったのね……なんかごめんね。俺の顔昔より怖くなって……」

 

「そんな事ないですよ。ただ……久しぶりで私恥ずかしかっただけですから……私、まだまだ話たい事が沢山あるんです」

 

「分かったから……そんな嬉しそうな顔でこっちを見るな……たくっ」

 

そうして、俺は月読さんと沢山の事を話した。最近の出来事、俺がいなくなってからの出来事等などの事を沢山話した。特に1番驚いたのはほとんどの装者が引退した事だろう……もちろん月読さんも引退していて、それが理由でバイトを始めたのがそうなのだろう。そのきっかけが、エルフナイン先輩がアルカノイズの無力化に成功したことだ。……やはりそう言った部分でエルフナイン先輩は錬金術師だと改めて認識した……

 

「やっぱり5年は長いな……」

 

そう言って、俺は水を飲む……ここは酒を飲んでカッコつけたいのだが、今日は車で来ているから仕方ないだろう。……だが、1つ誤算だったのは……

 

「れんしゃ〜ん〜♡」

 

「……月読さん。飲みすぎだ……離れて……」

 

「やだぁ〜……れんしゃんといっしょにい〜る〜の〜♡れんしゃんのにおい〜しゅきぃ〜……♡」

 

月読さんは酔うとどうやら甘えるタイプの人のようだ……完全にキャラが変わっているのだが……可愛いから良しとしよう。

 

「れんしゃ〜ん〜♡もっとおしゃけのむぅ〜?」

 

「ほら、帰るぞ……」

 

「むぅ〜……あ〜そうだぁ〜……れんしゃんおうちぃ〜とめてぇ〜♡」

 

「俺の家はダメだ。ちゃんと家を教えなさい」

 

結局、俺はその日の眠った時間は深夜の2時だった……次からは月読さんにお酒は程々にと言っておこう……

 

「れ〜ん〜しゃ〜ん〜♡」

 

「全く……」

 

夜は長い……

 

 

 

 

 

 

 

 




月読調〈好感度──%〉
バイトを始めてから1週間……ずっと蓮さんと話す機会がなく、勇気を出して慣れない居酒屋に行ってほとんど酔うまで飲んだ事ないお酒を飲み……とにかく沢山の事を話した。あぁ……楽しい。

次回怪しげなお調子者……

完結した後……どうしよ?

  • 調BADEND
  • 響BADEND
  • 後日談(˙꒳​˙ )
  • 未来日記
  • 新小説:俺の幼なじみ(響)はヤンデレです
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