俺だ。青空だ。俺は今、仕事を終えて月読さんと暁さんと一緒に居酒屋ににいる。ここの居酒屋は暁さんが教えてくれたいいお店なんだとか……確かにここは個室もあってメニューも豊富だ。しかし、現状を言わせてくれ……どうしてこうなった。
「あ、蓮さんは何を飲むデスか?私はとりあえずビールデスけど」
「俺もビールで大丈夫なんだが……なんで暁さんは俺の隣に座ってるのかな?」
「もちろんッ!この5年間何してたか教えて欲しいデスッ!あたしは怒ってるデスよッ!調もなんで教えてくれなかったデスかッ!」
「きりちゃん……今すぐ蓮さんの隣から離れるか、きりちゃんの生活事情を暴露するか……どっちがいい?」
「ご、ごめんなさいデス……そっちの席に戻るデス……」
俺達はテーブル席に座っていて、俺と月読さんが向かい合っている状態だった。そして、月読さんに何故か脅された暁さんは俺の隣を離れて、月読さんの隣に座った。……話されたくないって事は暁さんは今どんな生活をしてるんだ?
「なぁ、月読さん。俺、暁さんの生活事情気になるんだが……」
「きりちゃんの部屋は大体カップラーメンで部屋着はTシャツに、下はパ「や、やめるデスッ!これ以上は絶対にダメデスッ!」……きりちゃんが大学生になってだらしなくなったのが悪い」
……どうやらあまり聞いてはいけない話だったようだ。すると店員がビールを三本持ってきて机に置いた。……置いたのはいいが……これ、グラスじゃなくてジョッキだよな?
「それじゃ乾杯するデスよッ!乾杯デースッ!」
「「か、乾杯……」」
「……蓮さん、きりちゃんお酒強いから……」
「……財布はある程度入れてきたから大丈夫だ」
こうして、この前とは違って暁さんを含めた3人で話を始めた。話を進めていく中で色々な事が分かってきた。2人が何故別々に住んでいるのか……それはやはりマリアさんが絡んでいたらしい。2人の話によると1人でやっていけるようにと自立を促しているようだ。
「全く……マリアは過保護デス。だから独身なんデスよ……」
「ん……マリアは私達を気にしてるんだからそんな事言わないの」
「だって……辛いデスよ……マリアはクリス先輩や翼さんを見る度にため息をつくデスよ?あおいさんが結婚した時だってマリアはあおい……貴方だけは信じてたのに……って言ってやけ酒してたデスよ……」
……どうやらこの話は俺には重い話だった。それ以外にも、大学に入るまでの出来事、風鳴さんと雪音さんの赤ちゃんの話、現在のSONG本部の状況など、色々な事を話した。……周りのみんなは変わっていくのに対して俺は……
「何も変わってない……か……」
「およ?蓮さんどうしたんデスか?急に暗い顔になって……まるで冷蔵庫に1年以上置いたじゃがいもみたいデスよ?」
「……まさか、そのじゃがいも」
「へっ?……か、仮の話デスよッ!仮のッ!」
「……ならいいが」
「れんさん……にゃにかあったんですか?」
暁さんは不思議と俺を見て、話す側から聞く側に変わって俺を見ていた。月読さんも同じように俺の話を聞こうとしているようだが、月読さんの顔は少し赤かった……酔い始めてるな。
「……まぁ、俺が本部を辞めてからの5年間を思い出していたんだよ……聞きたい?」
「聞いてみたいデス……」
「わたし…も……」
「それじゃ話そうか……昔の話を……」
そう言って、俺は本部を辞めてからの出来事を色々と話した。家の店を作るまでの話や、その間に起きた出来事……そして失恋を忘れる為に沢山の所を放浪したこと……今まで話せなかったことを沢山2人の前で話した。別に俺が救われる話ではないのに……。そうして、俺が話を終えると暁さんと月読さんは黙ったままだった。
「これが過去の話さ……まぁ、過去の事だから何か話せば変わるかなって思っただけだけど……」
「「…………」」
「面白くもなかっただろ?昔の俺と今の俺は違う……って話だ」
「……蓮さんはバカデスね。あたしや響さんよりも大バカデスッ!」
「……たしかに、れんさんはちょっとおバカさん……でも……」
すると、月読さんは俺に近づいて優しく頭を撫で始めた。そして、俺の耳元で囁く。
「れんさんはがんばった……」
「俺は……頑張った……のか?」
「うん……だって、れんさんはいつもがんばりやさんだもん……」
「……そうか。ありがとう……月読さん」
「ん……ん〜〜♡」
「……し、調ッ!そろそろ帰るデスよッ!」
すると、暁さんが急に月読さんに帰るように言ってきた。暁さんの顔は少し赤く恥ずかしいそうにこちらを見ていた。……よく考えたらこれ……月読さんが俺に迫ってきてるように見えるよな………………嫌な予感が……
「れんしゃ〜ん♡」
「あー……また調が甘々モードになったデス……こうなると調は頑固デスよ……」
「……抱きついて離れないんだが」
「蓮さん……諦めるデスッ!」
「……締まらないな」
「れんしゃ〜ん……しゅきぃ♡」
こうして、俺を含めた3人での飲み会が終わった。あれから何とか月読さんを引き剥がして、暁さんに頼んだ。何だか疲れた……でも 、前よりも少しスッキリした気がする……俺は……頑張ったのか……そうか……。そう思いながら俺は1人家に向かって帰るのだった。
♬
蓮さんが帰った後、あたしは調をおんぶして調のアパートに向かっている途中だった。
「きりちゃ〜ん♡」
「はぁ……調…あれだけお酒は程々にって言ったばかりじゃないデスか……」
「やぁ〜……だってぇ〜れんしゃんが〜」
「分かってるデスよ……邪魔はしないデス。調は5年間ずっと蓮さんの事を思っていたんデスから……次は調の番デスよ」
「ん〜きりちゃ〜ん〜……ありがと〜♡」
そう言って、あたしは夜道を歩く………あたしはいつでも味方デスからね……調。
月読調〈100%〉
この思いに気づいた時には既に彼はいなかった。もう諦めるようとした……でも、諦めかけた時に彼を見つけた。だから私は……
暁切歌〈40→50%〉
調はいつも明るく振る舞ってたデス。けど何処か何か覇気がないような……そんな感じな事がたまにあったデス。でも最近の調はとても幸せそうデス……よかったデスね。
次回図書館の新人……
完結した後……どうしよ?
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調BADEND
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響BADEND
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後日談(˙꒳˙ )
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未来日記
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新小説:俺の幼なじみ(響)はヤンデレです