俺だ。青空だ。俺は今、ホテルの一室で月読さんと疲れを癒している。……まぁ、今の俺は疲れが取れるよりも月読さんがどうして俺にキスやをしてきたのか気になるのだが、それはまぁ、置いておこう……とにかく今は楽しむことにしよう。
「……この部屋は広いですね」
「あ、あぁ……横になって大の字になりたいな」
「……子供見たいですね」
「大人は辛いからな」
そう言って、俺と月読さんはしばらく過ごしていると、月読さんがある提案をしてきた。
「蓮さん……まだ5時ですけど大浴場に行きませんか?」
「……どうしてだ?」
「私……シャワーを浴びてある程度は海水が取れたんですけど……海の塩の匂いが……」
「……そうだな。それじゃあ行くか」
そして、俺と月読さんは大浴場に向かう……しかし、月読さんもあんなことがあった後だ。大浴場でゆっくりしたいのだろう。やがて、大浴場の前に着くと、俺と月読さんは後で部屋に合流しようと言う話になり、お互いに別れて大浴場に入った。
「しかし、最近は本当に色々あった……」
俺は服を脱いで裸になり、ドアを開くと大きな大浴場が広がっていて、俺は体を洗ってゆっくりと肩まで湯船に浸かった。
「ふー……生き返る……」
ここ数ヶ月、本当に色々あった……月読さん、暁さん、マリアさん……そして、小日向さんに立花さん……本当に色々あった。暗い話にはなったり、バイトで雇ったり、怒られるし、脱童貞になるし……今考えたら俺の人生は呪われているのではないのだろうかと思う程だ。……そろそろ上がるか。
「やっぱり大浴場はいいな……考えることがさっぱりするよ」
俺はこれからのことにしっかりと向き合って行かなければ行けないと思った。それにはまず……立花さんと話をしなくちゃな。そして、俺は大浴場を出て、浴衣に着替え始めた。
♬
俺は浴衣に着替えた後、部屋に戻ると月読さんが浴衣姿でくつろいでいた。
「あ、蓮さん……もう上がったんですね」
「月読さんは意外と早かったね……ってもうお酒を飲んでるのか?」
「まぁ……今日は色々とありましたから……」
そう言って、月読さんはお酒を飲む。月読さんの姿は浴衣で湯上がりのせいか、お酒のせいか、何処か色っぽく……体が火照っていた。そんな姿に俺は月読さんから目を背ける。
「……蓮さん何処見てるんですか……」
「し、仕方ないだろ……俺だって男だ……今の月読さんの姿なら誰だって綺麗だと言うからな……」
「……ありがとうございます」
「…………」
そして、俺と月読さんは部屋静かにくつろぐ……すると、月読さんが飲み終わったお酒を置くと、月読さんは俺に近づいてただ一言……潤んだ瞳で俺を見ながら静かに……
「蓮さん好きです」
「…………月読さん、からかうのは……」
「貴方のことが好きです……私と付き合ってください」
「……月読さん」
月読さんは俺に付き合って欲しいと俺に告白をしてきた。きっと、前の俺ならば月読さんの告白に対してもしかしたら……なんて思ってしまうのだが……俺には……
「俺は……月読さんと付き合うことが出来ない……」
「……やっぱり未来さんですよね……」
「それは……」
俺は月読さんに真実を伝えることが出来なかった。何せ、俺は今は小日向さんが好きかどうかで言えば好きなのだが、この前……立花さんとの1度だけの肉体関係をもってしまい、今の俺の心は多分歪んでいて、純粋な月読さんの恋心を受け取ることが出来なかった。
「分かってます……蓮さんが小日向さんが好きだってことも……私の恋が叶わないってことも……でも、私は……」
「月読さん……俺はもう月読さんが知っている俺じゃないんだ……だから……すまない」
俺はそう言って頭を下げる。きっと、これが正しいのだろう……これ以上は確実に男として最低だ。
「……蓮さんの気持ちはよく分かりました」
「月読さん……ごめん……」
「……でも……私、大好きだった……大好きだっ、たの……」
「月読さん……」
その後、俺はただ月読さんが泣き続けるのをただ見ているしか出来なかった……
♬
「……グスッ……蓮さん、もう、大丈夫です……」
「……本当か?」
「はい……もう落ち着きましたから……」
しばらくして、月読さんが泣き止むと、俺はとりあえずもう一度大浴場に向かおうとした。
「……何処に行くん、ですか?」
「……大浴場だよ。月読さんも1人になりたいだろ?それに……振った相手とずっといるのは苦しいからな……」
「…………はい」
そして、俺は部屋を出て大浴場へと向かった。月読さんには悪いことをしたかな……でも……俺は向き合うことをしなければ……
♬
私は蓮さんが大浴場に向かった後、落ち着こうとお酒をちびちびと飲んでいた……美味しくない……
「……失恋…………蓮さんもきっと……」
──ブーッブーッ
「……蓮さんのスマホ……名前は……響、さん」
私は蓮さんのスマホを見ると、そのホームに出てきたのは響さんの名前だった。蓮さんは今まで響さんに連絡を……いや、そもそもあったことは1度も無かった。それに私は不信感を覚えて、私は……
「……蓮さんスマホのパスワードもつけてない…………もしもし、響さん?」
蓮さんのスマホで私は響さんに電話を始めた。
『あ、蓮……じゃなくてどうして調ちゃんが出てるのかな?』
「蓮……それはこっちのセリフです。なんで、響さんが蓮さんの連絡先を知っているんですか?」
私はこの時、何もせずにスマホを無視しておけばよかった。そうすれば私はこれで蓮さんのことを諦めることが出来たのに……
『知ってるの何も蓮さんの初めての相手は私だよ?』
「……え」
『調ちゃんは何も知らないんだね……なら私がいーっぱい教えてあげる……私が蓮さんにやったこと……そして、これから私がやること……』
月読調〈好感度100%〉
オリ主に振られた調……彼女は目的を失い、消失感に浸る……しかし、そんな彼女を狂わせる本当の真実を響から聞かされる……
次回堕ちた天使の寵愛……
完結した後……どうしよ?
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調BADEND
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響BADEND
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後日談(˙꒳˙ )
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未来日記
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新小説:俺の幼なじみ(響)はヤンデレです