「……小日向さんごめんな?やっぱり俺のせいだ」
「ッ!?違いますッ!悪いのはきっと、私の、せいです」
俺は小日向さんの話を聞いてやはり、事の発端は俺にあることが分かった。原因は俺にあると小日向さんに伝えるとそれを小日向さんは否定した。……そして、小日向さんは自分の想いを喋り始めた。
「私が悪いんです。私が、響に伝えてたら、私が、響に秘密にし、てなかっ、たら……」
「小日向さん……」
すると、小日向さんはまた響のことを思い出したのかまた泣き始める。多分、今の小日向さんでは家に戻ることが難しいだろう。彼女は立花さんとの喧嘩でかなり傷心していて俺の家から出るのは難しいだろう。
「……小日向さん、貴方はもう寝た方がいい」
「私、響に、謝りたい。仲直り、したいよぉ……青空さん」
「小日向さん、今日はもう休むんだ。きっと疲れてるから少し寝て頭をスッキリさせた方がいい」
「グスッ……すみません青空さん……」
そして、俺は小日向さんをとりあえず自分の布団に連れていき、小日向さんを寝かせる。しばらくして、小日向さんは泣き疲れたのかそのまま眠ってしまった。
「……響」
「やっと眠ったな。しかし、立花さんは……いや、もう分かってるだろ俺。これは原因はやっぱり俺なんだよ」
そう言って、俺は床に座り込む。……きっと、昔の俺ならばそんなことは関係なく、ただ小日向さんの幸せの為になんでもしただろう。だが、現実はこの有様で最悪の状態だ。俺と言う存在が今のこの状況を作ったのだ。こんなことになるなら俺は……
「死んだほうがいい……」
──ブーッブーッ
「……着信だな。連絡先は……知らない番号だ」
俺のスマホに電話がかかってきて、その相手の番号は知らない番号であった。俺はこれはもしかしたら詐欺か勧誘のどちらかかなっと思いながら電話に出た。
「はい。もしもし、青空です」
『あ、青空さん?初めまして。俺、XXと言うものです』
……なんだこのふざけた自己紹介。俺はそう思いながら電話を切ろうとする。
「誰かは知らないですけど、イタズラ電話なら切りますよ?」
『なッ!?ちょっ、ちょっと待ってくれッ!ゴフッ!……やべぇ、やっぱりこっちに移動するだけで吐血するから嫌なんだよ。『早く要件をいいなッ!あたしだって早く春に会いたいんだよッ!』分かったって。要件を簡潔に言うぞ。……自分に向き合え。小日向さんを諦めるな。お前の想いはそんなものじゃないだろ?』
「……お前は何が言いたい」
『簡単だよ。自分の想いから逃げるな。それはお前の原点であり、お前自身を動かす理由だ』
「お前、誰なんだよッ!俺の何が分かるッ!」
『分かるさ。だってお前は俺なんだから。お前の先輩に感謝しろよ?本来なら出会う機会もなかったんだから。じゃあな……俺』
そう言って謎のXXは勝手に電話を切った。一体あれは誰だったのだろうか……まるで俺のこと知っていて、見透かしているかのような、そんな言い方だった。正直、俺は自分の弱さについて指摘されてふざけるなとは思たが……
「確かにその通りだ。俺は弱い。そして、何よりも自分とまだ向き合えきれていない。でも、それでも俺は……」
「……んぅ……青空さん」
「小日向さん……」
すると、小日向さんがどうやら寝言で俺の名前を言ったようだ……。そして、俺は小日向さんの寝顔を見ながら優しく髪をさわる。俺の想い、か……
「……そうだよな。やっぱりどんなに関係を持っても、俺の気持ちは変わらない……よし。……もしもし立花さんか?あぁ、そうだ。今から……そうか、公園だな。分かった」
そして、俺は玄関に向かい、準備する。どうやら俺は遠回りをし過ぎたのかもしれない。でも、それは確かに簡単なことだった。俺はただ……
「……何処に行くんですか、青空さん」
「ッ!?小日向さん、起き」
俺は後ろから声がする方に振り向こうとした瞬間、小日向さんが抱きついてきた。どうやら小日向さんは起きてしまったようだ。そして、小日向さんは俺に言う。
「行かないでください。私を1人にしないで……」
「小日向さん。俺は行かなくちゃ行けないんだ。離してくれ……」
「……嫌。私、青空さんと一緒にいたい。今だけは、一緒にいたいの」
俺は小日向さんを見る。小日向さんはまるで、子供見たいにわがままを言った。きっと、今上手くやれば、小日向さんを堕とすことが出来るかもしれない。だが、それは歪んだ考えだ。だから俺は優しく小日向さんの頭を撫でる。
「悪いけど、今日はダメだ。我慢してくれ」
「……嫌」
「……俺は立花さんと話をしてくる」
「絶対ダメ。行かせない……」
「大丈夫だ小日向さん。俺を誰だと思ってるんだ?」
「……二股男」
「ウグッ……た、確かにそうだけど、立花さんと仲直りしたいんだろ?」
「……はい」
「大丈夫だ、俺が何とかする。だから小日向さん」
「笑ってくれ。俺は小日向さんの笑顔が大好きだから……」
♬
「ゴフッ!……やっぱりギャラルホルンの移動が身体的にキツい」
「大丈夫か蓮。あたしもやっぱり……」
「気にすんな。それより奏は翼に会いたいんだろ?なら、行ってくればいい。俺はちょっと身体がズタボロだから休む……」
「ごめんなさいね?貴方まで連れて来て、いくら融合症例だったとしても生身の体だからある程度影響が出るのは前々から知っていたけど……結構酷いのね」
「融合症例じゃなくて融合した人間だけどな。まぁ、シンフォギアのように体の全体を守ってる訳じゃないしな。仕方ない」
「……それでこっちの世界の貴方は大丈夫だったの?」
「んー……知らんッ!」
「…………はぁ」
「え?ため息酷くない?まぁ、こっちの世界の俺って絶望感が凄いのを聞いたから要件だけ話した。まぁ、俺なら分かるだろ」
「貴方自体が会いに行けばいいのに……」
「それじゃあ逆効果だ。考えてもみろ、童貞にリア充のイチャイチャぶりを見せつけてるようなもんだ。……それに、これはもう1人の俺の物語だからな」
「そう、ならいいわ。私も奏と春を見にいくわ。それじゃあね、もう1人の青空」
「あぁ、またな。マリアさん」
小日向未来〈好感度90%〉
彼が離れていく気がする……。私の前から……。でも、彼は私に笑ってくれと言った。その姿とその顔は5年前の……
???〈?〉
やっぱり俺なんだよなぁ?
次回タチバナ ヒビキ
完結した後……どうしよ?
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調BADEND
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響BADEND
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後日談(˙꒳˙ )
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未来日記
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新小説:俺の幼なじみ(響)はヤンデレです