小日向未来を堕としたい   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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嘆き、くるりクルリとまワり……


タチバナ ヒビキ

俺は小日向さんを置いて家を出る。公園までの距離はさほどなく、歩いて行けるのだが、雨が降っているため少し時間がかかりそうだ。

 

「……あんなことを言って家を出たが、なんかちょっと恥ずかしいな」

 

もう俺も20代後半を迎えているので、昔みたいにあんなことを言ったのはなんだか少し照れくさかったのだ。やがて、公園に着くと黄色い傘をさしている女性がこちらを見ていた。

 

「少し遅かったですね。蓮」

 

「今は雨も降ってるからね。とりあえず何処で話そうか?」

 

「なら、私の家で話しましょう。それなら邪魔もされませんし」

 

「分かった」

 

「嫌がらないんですね。家に行くことに……」

 

「まぁな。それにケジメもつけないといけないからな」

 

そして、俺は立花さんに案内されて立花さんの家に向かった。向かっている途中に立花さんが俺に話しかけてきた。

 

「……未来はその、大丈夫でしたか?」

 

「あぁ、今の所はな。ただ、情緒不安定だったのは確かだが……」

 

「そう、ですか。アハハ……やっぱり辛いなぁ。未来も昔はこんな気持ちだったのかなぁ」

 

「…………」

 

やがて、しばらく歩くと大きなマンションがあった。立花さんはそのままそのマンションに入り、俺も同じように中に入る。

 

「セキュリティ対策はバッチリだな」

 

「それは、まぁ、未来と一緒に同居してるんで……着きましたよ」

 

「……階段上がらないんだな」

 

「私の部屋は1階ですから。どうぞ」

 

そして、俺は立花さん……いや、立花さんと小日向さんが同居している部屋に入る。するとそこに広がっていたのはなんて言ったらいいのだろうか、女の子らしい……そんな部屋だった。

 

──ガチャリ

 

「ッ!?立花さん」

 

「そんなに驚かないでください、蓮。今は何もしませんから」

 

「……今は、ね」

 

「とりあえず、そこの座布団に座ってください。今からお茶を出しますから」

 

俺は立花さんが飲み物を持ってくる間、辺りを見渡す。こうして、改めて見るとやっぱり2人は同居しているんだなと分かる……ってあの写真は……

 

「お茶持ってきましたよ」

 

「ッ……ありがとうってなんで俺の隣に座るんだ?」

 

「私が座りたいからです。いいじゃないですか〜私達一線をこえた仲なんですから」

 

そう言って、立花さんは俺の腕をぎゅっと抱きしめて腕組みの状態になる。しかし、俺はそうはさせないと立花さんの頭にデコピンをした。

 

「痛ッ!な、何するんですかッ!」

 

「今から話し合いをするって時にそれはダメだ。これは立花さんと小日向さんの話だ……だから話を逸らそうとするな」

 

「……分かりました」

 

そして、立花さんは俺から少し距離を置き、話し始める。

 

「蓮は知ってますよね?未来から話を大体聞いてると思いますから」

 

「あぁ、そしてその原因が俺だと言うことも……」

 

「そうです。しかも、未来は私に黙って蓮に会ってたんですよ?そんなの許さない……私は絶対に許さない」

 

「立花さん。何故、そこまで俺に固執する……俺は君みたいに強くもなければ世界も救えない男だ。そんな俺の何がいいんだ?」

 

「そんなの簡単です。貴方が私に生きる意味をくれたからです。ただ、それだけ……」

 

すると、立花さんは急に立ち上がって写真立ての中からある写真を取り出す。それは見覚えのある懐かしい写真だった。写っていたのは笑っている立花さんと変なお面をした奴が2人でツーショットをしている写真だった。

 

「……え、誰?」

 

「誰って、蓮だよ?」

 

「……いやいやいやいやいやいやいやいや、そんな訳ないだろ〜。まさか俺が立花さんに会ってるなんて……」

 

「前に縁日の話をしましたよね?……って言っても5年前の時に話しただけですけどね」

 

まさか、俺が原作前に立花さんと会っているとは初めて知った。そんな驚きをしている間に立花さんは話を続ける。

 

「私……蓮に本部で会った時から何となくこの人かなって思ってたんです。でも、蓮は未来のことが好きできっと違うんだなーなんて思いながら過ごして、蓮がいなくなった後に気がついたんです。この人が、いや、私を救ってくれたのは蓮なんだって。私は後悔しました」

 

「立花さん……」

 

「私は泣きました。やっと見つかったって思ったのに、気がついた時にはいなくなって、それなのに私は……って、そこから私は蓮を一生懸命探しました。その為に警察官にもなって、自分を磨いて素直になればって……」

 

すると、立花さんの様子が変わる。それはきっと悲しいようで、寂しい……そんな風に感じた。

 

「でも、現実は違いました。私が蓮に会った時には調ちゃんもいて、未来もいて、みんな私に黙って蓮さんに会ってたんです。そんなの、許せますか?」

 

「それは……」

 

「だから私は誰よりも先に貴方を愛したかったんです。最速で、最短で、真っ直ぐに……だって、不公平じゃないですか。私が、私だけがこんな思いするなんて……」

 

「…………」

 

「これが今の私です。自分でも分かってます、歪んでますよね?結局は私は呪われてるんだなって……」

 

すると、立花さんは急に俺を押し倒して急に服を脱ぎ始める。立花さんの服はボタンが全開で下着が見えてしまっている状態だった。

 

「だから、私……もう蓮以外は何もいりませんし、必要ありません。だから、蓮……私だけを見て、調ちゃんや未来じゃなく私だけを……」

 

そう言って、立花さんは俺の唇に自分の唇を近づけてキスをしようとしてくる。もし、あの時電話がなければ俺はこのままいくところまで行っていたのだろうか。確かに立花さんの言いたいことも分かる。そんなことをされれば誰だって嫌だろう。でも、俺はその想いには答えられない……

 

「ダメだ」

 

「え……」

 

「立花さん。俺が好きなのは正直嬉しかったよ」

 

「ッ嫌」

 

「ただ、俺はやっぱり」

 

「聞きたくないッ!やめてッ!言わないでッ!」

 

「小日向さんのことが……」

 

「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ。聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない。私だけを愛してよッ!未来じゃなくて私を……愛してよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「好きなんだよ。大好きなんだ……だからごめん、立花さん」

 

 

 




立花響〈好感度120→100%〉

次回リセット

完結した後……どうしよ?

  • 調BADEND
  • 響BADEND
  • 後日談(˙꒳​˙ )
  • 未来日記
  • 新小説:俺の幼なじみ(響)はヤンデレです
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