小日向未来を堕としたい   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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彼の勇気


もう一度、彼女とデートを

どうも。俺だ青空 蓮だ。……これを言うのもかなり久しぶりな気がするな。……さて、突然だが、今日は日曜日である。これを言ったら大体の人は分かるだろう。

 

「午前8時50分……早すぎたか?」

 

ただいまの時間は午前8時50分であり、もうすぐ9時になる時間帯だった。そして、俺はこの日、とある人物とある約束をしていた。

 

「……フッ〜

 

「ッ!?ドワァッ!……って小日向さんびっくりさせないで」

 

「ふふっ。ごめんなさい青空さん」

 

そう、その人物は小日向さんである。この前はあんなことがあったので出かける約束もあの件以来今までなかったのだ。

 

「待ちましたか?」

 

「……いや、今来た所だ」

 

「そんなこと言ってますけど、私と会うまでずっとソワソワしてたじゃないですか。15分くらい」

 

「そこは大目に見てくれると嬉しいよ。俺も小日向さんとはかなり久しぶりでちょっと緊張してるんだよ。……それじゃ、行こうか」

 

「はい……」

 

 

そして、俺と小日向さんはブラブラと町を歩く。今回は別に目的地を定めていないのでのんびり歩きながら小日向さんと話しをしていた。

 

「小日向さんは最近どうだ、仕事の方は?」

 

「仕事の方は大分慣れてきましたよ。それに、最近は新しい本も国立図書館に寄贈されたので、また少し忙しくなりますけどね」

 

「そうか。まぁ、もう肌寒い時期だからなぁ……っとそうだった。そう言えば月読さんにバイトのシフトをどうするか聞いてなかったな」

 

「青空さん、今は私と過ごしてるのに他の女性の話はNGです。それに、この前、また響と飲み会しましたよね?なんで私を誘ってくれないんですか」

 

「そ、それは立花さんが2人で飲みましょうって言って、それで……」

 

「言い訳はダメですよ青空さん。罰として今日は私と一緒にショッピングモールに行きます。嫌だとは言わせませんよ?」

 

「……仰せのままに」

 

そして、俺と小日向さんはショッピングモールに向かう。小日向さんと出かけるのは本当に久しぶりだ。だからこそなのだろう……5年という月日は小日向さんを本当の大人として成長していて、昔とはまた違った魅力が溢れていた。そんなことを考えていると、どうやらショッピングモールに着いたようだ。

 

「それじゃあ、まずは服を見に行きませんか?最近のトレンドの服がちょっと気になってて」

 

「あぁ、もちろんいいよ。今日は小日向さんの行きたい所についていくから」

 

「……なら、私の服を選んで欲しいなぁ……なんて」

 

「……俺のセンスで良ければ」

 

「ッ!行きましょう青空さんッ!」

 

その後はただひたすらにショッピングを楽しんだ。小日向さんと俺でそれぞれで試着をして、お互いが気に入った服を買い、その後も色々な店に入って服を見たりして楽しんだ。ただ、ランジェリーショップはやめておいた……色々とあるからな。そして、俺と小日向さんはその後にお腹が空いたので、近くのカフェレストランに寄った。

 

「随分オシャレなお店だな」

 

「そうですね。でも、青空さんのお店の方が私は好きですよ?」

 

「ありがとう。しかし、結構メニューが豊富だな」

 

そう言って、俺はスマホを取り出してメモを取る。これも、自営業者にとっては役に立つことがあるのだ。……って、さっきから小日向さんの視線が……

 

「……あの、青空さん。そのイルカのキーホルダー……」

 

「ん?あぁ、なんだかんだ言って手放せなかったんだよね」

 

「……そうなんですね」

 

「それじゃあ、注文しようか」

 

「はい」

 

俺と小日向さんはカフェレストランで食事を取った後、店を出た。すると、小日向さんがある場所に行きたいといい始めた。

 

「あの、青空さん。私、行きたい所があるんですけど」

 

「何処に行きたいんだ?俺は何処でもいいけど」

 

「分かりました。場所は、水族館です」

 

 

「……ここに来るのも久しぶりだな」

 

俺と小日向さんはあの後、小日向さんの提案で水族館にやって来た。この水族館は5年前とはほとんど変わってなく、それはまるで小日向さんとの初めてのデートを再現したかのようだった。

 

「懐かしいですね」

 

「そうだな」

 

「……私、青空さんとまた、ここに来れるなんて思っても見ませんでした」

 

「俺もだよ」

 

そして、俺は水槽の魚達を見る。魚達は優雅に泳ぎ、とても神秘的だった。すると、俺はふと小日向さんと目が合う。小日向さんは俺と目が合うと恥ずかしそうにしながら顔を逸らした。……思えば長い時間が過ぎてしまた。

 

「綺麗だな……」

 

「そうですね……」

 

一度は失恋し、諦め、忘れようと頑張った……

 

「……でも、小日向さんの方が綺麗だよ」

 

「……そ、そんな恥ずかしいこと言わないでください」

 

しかし、それは無理だった。何度も意識せずに過ごそうとただひたすらにやってはみた。だが、それでも諦めきれなかった。

 

「小日向さん話があるんだ」

 

「…………」

 

だからこそ、俺はもう一度勇気を出して言ってみよう。最初の頃と同じように……

 

「小日向さん」

 

「……はい」

 

だから、俺はあの言葉をもう一度告白する。これが、俺の想い……

 

「小日向さん俺と……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結婚してください」

 

「………………ッ!?え、あ、そ、その……そう言うのは付き合ってからでお願いしますッ!」

 

……やらかした。

 

 

 

 

 

 

 




小日向未来〈好感度90→100%〉
……はい。

最終回小日向未来を堕としたい

完結した後……どうしよ?

  • 調BADEND
  • 響BADEND
  • 後日談(˙꒳​˙ )
  • 未来日記
  • 新小説:俺の幼なじみ(響)はヤンデレです
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