白玉楼の庭師として日々鍛錬を重ねている魂魄妖夢。
そんな妖夢の元に、招かれざる客が訪れるのであった。
幽々子「あら妖夢〜。聞きたいことがあるんだけど」
妖夢「なんでしょう。幽々子様」
幽々子「この子って貴方のボーイフレンドかしら?」
そういうと、ある人間を呼び出してきた。
幽々子がそう思ったのも無理はない。
白玉楼に生きている人間が来る事など滅多にないからだ。
妖夢「私にボーイフレンドはいませんよ」
そう言うと妖夢は頬を赤らめる。
幽々子「じゃあ、間違えてここに来てしまったのかしら?」
〇〇「あの、気づいたらここにいて…」
幽々子「あらまぁ。外来人かしらねぇ」
妖夢「外来人が幻想入りすること自体が稀で原理すら解明されていないようで…どこにワープされるのかも分かっていないようです」
〇〇「あの、これからどうすればいいんでしょうか?」
幽々子「うーん。妖夢が世話すれば良いんじゃない?」
妖夢「え?何で私が?」
幽々子「妖夢は植物の世話が出来るんだし、この子の世話もできるでしょう?」
妖夢「植物と人間は全然違いますよ!!」
幽々子「でもねぇ。この子が困っちゃうし」
妖夢「そうですよね。まぁ仕方ないです。私が世話をします。」
〇〇「ありがとうございます。よろしくお願いします」
そしてそれぞれ自己紹介をして、いつもの白玉楼の生活に外来人が加わる事となった。
〇〇「妖夢さんって真面目なんですね」
妖夢「あ、はい。ありがとうございます」
〇〇「あの、僕も手伝うよ」
妖夢「あ、いいですよ。私一人で大丈夫なんで」
〇〇「そうじゃなくて、妖夢が一人で頑張っているのを見ると、何かしないと悪いなって気持ちになるんです」
妖夢「気持ちだけ受け取っておきますね」
妖夢は本当に良い子だ。でも自分も少しは妖夢の役に立ちたい。
そこで料理の練習をするようになった。
〇〇「ああ。難しい…」
妖夢「〇〇さん。それはこうした方がいいですよ。」
そして、妖夢の手が触れる。
とても柔らかい。そして自分は気づいてしまったのだ。
妖夢の事を好きになってしまった。と
そして月日は流れ。
妖夢の助けの甲斐あってか、料理が上手くなった。
もう妖夢の代わりも出来るほどだ。
妖夢「〇〇さん。ありがどうございます」
〇〇「いや、これも妖夢のおかげだよ。そうだ、今度妖夢に手料理を振る舞いたいな」
妖夢「楽しみにしてます」
今度の料理。妖夢が喜ぶように頑張らないと…
そして…
妖夢「あの、〇〇さん」
〇〇「これが僕の気持ちです」
その料理はハートで彩られていた。
いわばこれが妖夢への告白だ。
妖夢「〇〇さん。からかっているんですか?」
〇〇「そんな事ないよ。本当に好きだよ」
妖夢「私が真面目だからって、騙されませんよ」
妖夢は何故か疑っている。もう埒があかない。
俺は次の瞬間、妖夢に抱きついていた。
妖夢「あ、あの」
〇〇「これで分かった?」
妖夢「疑ってごめんなさい。私あなたの事好きだったので…両思いなんて信じられなくて」
本当に可愛い子だ。
幽々子「あらあら」
幽々子は微笑んでいた…