東方恋愛録   作:変遷ST

4 / 4
古明地さとり編

古明地さとり…地霊殿の主で心を読む能力を持つさとり妖怪。

そのため、人からは恐れられている。

 

さとり(久々に買い物に里まで出てきたわ。しかし…)

A(さとり妖怪だ…)

B(心読まれているんだろうな)

さとり(心が読めるのもいい事ばかりではありませんね)

 

さとりにとって、さとり妖怪だと恐れられるのは何回も経験していることだが、やはりどこか傷ついているところもあるのだろう。

 

〇〇「あの。」

さとり(話しかけてきた!?)

〇〇「ちょっと聞きたいことがあるんですが」

さとり「どうかしたの?」

〇〇「あのここって何処でしょうか?」

さとり「ここって人里以外ないでしょう」

 

何やらおかしい。さとりはその男の心を読んだ…

どうやら察するに外来人だ

 

さとり「ふーん。貴方気付いたらここにいたってわけ?」

〇〇「はい。そのようです」

さとり「貴方は知らないうちに幻想入りしてしまったみたいだね」

〇〇「幻想入りって?」

さとり「貴方は元いた世界と違う世界にいるってわけ」

〇〇「うそぅ。これからどうすれば?」

さとり(外来人に遭遇するとは厄介わね)

さとり「貴方は行き場が無いんだし、私について来なさい」

〇〇「はい。」

 

〇〇(この人、可愛いなぁ)

さとり(!?)

さとり「貴方、何でこの私を可愛いって思ったのよ!!」

〇〇(なんでバレた?)

さとり「ふふふ。私はさとり妖怪。人の心が読めるんだよ」

〇〇「凄いですね」

さとり「うぅ…やっぱり貴方はおかしいわ。さとり妖怪の私を恐れるどころか可愛いって思うなんて…」

〇〇「あの、僕の気持ちは知ってるのに、君の気持ちが分からないのはずるいよ。教えて、僕の事どう思うか」

さとり「さぁ、どうなんでしょうかねぇ」

 

徐々に恋心を寄せるさとりと、それに全く気が付かない鈍感な男。

そんな日々が続いた。

 

さとり(はぁ。まさか人間に恋をしてしまうとは…しかしあの人も最近可愛いって思ってくれなくなっちゃった。からかったのが悪かったのかな?)

それでも収まらない男への恋心。さとりは告白しようと覚悟を決めた。

 

さとり「あの、どうしても伝えたいことがあるんだけど…」

〇〇「どうしたの?」

さとり「好き」

〇〇「えっ!?」

そしてさとりは男の心を読んだ。

何と、男はさとり大好きと考えていたらしい。

 

さとり「私の事好きだったの?」

〇〇「うん。さとりに迷惑かなって思って頑張って考えないようにしてたけど、まさか好きとは言われるとは思わなくて…」

さとり「それなら良かったわ。私、貴方に嫌われたかと思って…」

 

男はその瞬間、さとりに抱きついた

 

〇〇「両思いだったね」

さとり「そうだね。これからもよろしくね」

 

その恋の熱さは、地霊殿の熱を遥かに上回るものだった…

さとり「私、貴方のこと好きになっちゃった

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。