「えぇ...」
その鎮守府を見た俺から出たのはそんな情けない声だった。
~遡ること二日前~
「善志、お前宛てに手紙が来てたぞ。」
と、寝る前に食器を洗っていた俺に爺さんが手紙を渡してくる。
「なんだ?こんなご時世に...」
二年前突如、海から現れた深海棲艦により日本の海域のほとんどが略奪されていたが、
今は深海棲艦とほぼ同時期に現れた艦娘により略奪された海域の三分の一を取り返した。と、今朝のニュースで見た気がする。
食器洗いの手を止め封筒を受け取ってみるとそこには
「なんで海軍のお偉いさまから直々にこんな手紙が・・・」
不思議に思いながら封筒を開け、手紙を取り出し読み上げる。
「明日の一五〇〇に大本営への出頭を命じる。明日の一三〇〇にそちらに迎えを用意した・・・。」
「お前何かやらかしたんじゃねぇか?」
「なんもしてねぇよ!爺さんならわかるだろ?!」
「ふーん、ま、気を付けて行って来いよ。」
本当になんもしてねぇのに・・・。そう思いながら残っていた食器を洗って眠りにつくのであった。
生きて.....善志......
その声とともに飛び起きる。
時刻は朝の六時、寝巻は搾れるんじゃないかというぐらいに濡れている。
まただ、これで何度目だろうか、家族が死んだ日の夢を見るのは、感傷に浸っていても仕方がないのでとりあえず朝風呂に入って汗を流す。
「そういえば今日は大本営とやらに行かなければならないんだったな。」
そう呟いて今日のスケジュールを思い出す。
青年作業中
時の流れとは早いもんで気付けば一三〇〇だ、インターホンが鳴り玄関を開けると初老の爺さんがお乗り下さいと一言、いわれるがままに車に乗り込み大本営に向かう。
「はぁ...なんでこうなった...」
車窓から見えたのはうざったくなるほどの晴天だった
青年移動中
車から出た俺の口から出た一言目は、
「はぁ...でかい...」
という何とも言えないものだった
「貴方が惰在善志様、ですね。」
呼ばれた声がした方向を見るとそこには眼鏡をかけたべっぴんさんが立っていた。
「あ、はい」
と、未だ現実を受け止めきれてない善志が返すと
「案内を任された[
と、言って笑顔で俺の方を向いた大淀という女性を見て、来てよかったかもしれないと思う善志であった。
少女案内中
案内されたとおりに歩いていくと司令長官室と書かれた部屋に案内された。
今から何をされるのか、もしかしたら殺されるかもしれない、などと思いながらそのドアを開けるとそこには一人の老人が手を組んで座っていた。
「よくぞ来てくれた。歓迎しよう善志くん。いや新第5鎮守府提督君。」
にっこりといい笑顔でその老人はそう言った。
第一話読んでいただきたいありがとうございました!
まだまだ至らないところしかないと思いますので!
どうか生暖かい目で見守ってやってください。
出来ればご指摘の方もどんどん言って下さると喜んで直します。
では晴れの日から始まったこのお話が終わるまでお付き合いいただけたらと思います。
〆はこれから出てくるだろう艦娘に任せましょう!
次回!提督が鎮守府に着任した晴れのち曇りの日!
なぁ、提督、俺の出番はまだなのか?