「え...新第五鎮守府提督...?」
「あぁ...すまない、挨拶がまだだったね?君に手紙を送った司令長官[犠忠正義]だ。これからの君の上官になる。」
淡々と話すその司令長官とやらに俺は食い気味で
「待て待て、いやいや待ってください。司令長官さん?まずなんだ?その提督ってのは」
と言うと司令長官はさっきの女性を見て
「まさか大淀君...」
と、あきれたように言うと
「司令長官の口から説明された方がよいかと。」
と、にっこりと笑う。
「はぁ...まぁいい。分かった。説明しよう。」
と、あきらめたような表情で説明を始める。
「まず、最近のニュースなんてのは見るかね?善志くん。」
「まぁ、それなりに」
「では、二年前に現れた深海棲艦のことは知っているだろう?」
「えぇ、最近なんかは三分の一を取り返したとか...」
そう俺が言ったとたん司令長官は食い気味で
「あれはデマだよ。」
「....え?」
「五分の一どころか十分の一取り返しているかどうかだ。」
「なんでそんな...」
そう聞こうとしたとき
「いろいろあるのさ、で、納得してくれるかい?」
めんどくさそうだなぁ...そう思った。俺は
「あ...やっぱいいです。」
と、即座に断っていた。
「お、おぉそうか。てっきり...。」
何もかも
回りくどく感じた俺は
「そういうのはもういいので、提督とは何か、俺は何のために呼ばれたのか、何をすればいいのか、
その三つに対して答えて下さい。」
「わかったわっかた、答えよう。まず提督はその深海棲艦を艦娘を率いて倒すという人物のことだ。そのためどれだけ艦娘に順応出来るか、などの資質がある。
次に君がなぜここに呼ばれたのかだが一般人の中でも君は異様に提督としての資質を持っていたため、試験的に一般人を提督にするのに都合がよかったからだ。
そして最後に君には横須賀第五鎮守府の司令官、提督になってもらう。」
その話を聞いて疑問が浮かぶ、普通そのような役職に就くものは軍学校などで育成されるはずだ、なぜただの一般人を運用しなければならない...?
「なぜ、一般人をその提督?とやらにするための試験運用をしなきゃならん。もっと適材適所、いい人材なんかいるだろう?」
「その、いい人材とやらが艦娘に殺される事案が頻発に発生しているからだ。軍人というのはどうも艦娘を物として扱うことしかできんらしい。」
そう司令長官が言うとともに大淀が俺に紙の束を渡してきた。
そこに書いていたのはまぁひどいもんで、暴力だのなんだのと...
「なんだ、艦娘ってのはそんなにしつけが必要なバケモンかなんかなのか?」
「彼女も艦娘だよ」
司令長官はそう言い大淀の方を指さす。
「は?おいおい何もいねぇぞ?そんな[しつけが必要そうなバケモン]は。」
俺は否定したかった、そんなはずがないと。
「大淀君だ....。否定したいだろうがね。」
「...おい、何言ってんだしつけなんていらないだろう?」
「そうだね。普通暴力を振るう必要なんてないのだよ。」
真剣な目で俺を睨みながら、俺の先の何かに期待したように。
「わかったよ受けよう、その話。」
決意した、いくら今まで惰性だけで生きていようが関係ない。
背後にいた大淀の涙に誓って、艦娘を救うと。
「いい笑顔だ。ではこれが第五鎮守府の資料だ。第五鎮守府は元ブラック鎮守府と呼ばれる、君がさっき見た資料のような行為が横行していた鎮守府だ。艦娘たちはモノのように扱われ、人間というものに対して強いトラウマを抱えている。命の保証はできない。いいね?」
「どうせ、惰性だけで生きてきた人生だ。いつ捨てようが悔いはない。」
「迎えは手配してある。幸運を、終わりなき戦いに終幕を。」
そう言い司令長官は敬礼した。
青年移動中
「えぇ...」
鎮守府についたとき俺の目に飛び込んできたのは半壊した学校のような建物だった。
いかがでしょうか。第二話少し大淀の情緒がおかしい気もしますが、まぁすっと流していただければ嬉しいです。これからどうなっていくんでしょうか、結構無知な提督な気がしますが果たして....
次回!目の奥に決意を見た曇りの日!
なのです!はわわわ...司令官さん大変なのです!