[図書室]
「やはり、ない。」
机一面に本や地図を広げた学園長が呟いた。
「世界地図どころか、有史以来どこにも貴方の出身地の名前は見当たりません。」
「貴方、本当にそこから来たんですか?」
怪訝な顔で学園長が訪ねてきた。
「嘘をついてるんじゃないでしょうね?」
「嘘なんてつくわけないじゃないですか。」
「……それもそうですね。」
「こうなってくると貴方が何らかのトラブルで別の惑星……」
「あるいは異世界から招集された可能性が出てきましたね。」
やっぱりそうデスヨネー
「貴方、ここへ来るときに持っていたものなどは?」
「身分証明になるような、魔導車免許とか靴の片方とか……見るからに手ぶらですけど。」
そういえば携帯も財布も無いや。
「まあ見るからに手ぶらです。」
ポケットにも何も入ってない状態です。
「困りましたねえ。」
「寮分けが出来てない以上どこの寮にも置いておくわけにはいかない。」
「しかし、保護者に連絡もつかない無一文の若者を放り出すのは教育者として非常に胸が痛みます。」
「私、優しいので。」
……なんか胡散臭いなぁ
「う~ん……………そうだ!」
「学園内に今は使われていない建物があります。」
「放置されてから大分経っていますが、大丈夫でしょう……多分。」
今聞き捨てならないこと言いませんでした?
「昔、寮として使われていた建物なので掃除すれば住めるんじゃないんですか?」
「まあ、中の様子はしばらく見ていないですけど……」
本当に大丈夫なのかなー?
「なんかいい加減じゃないですか?」
「そ、そんなことありませんよ。」
「ともかく貴方をそこに泊めてあげましょう。」
「あ~なんて優しいんでしょう、私!」
うわー、とてもわざとらしい!
「ナ、ナンテヤサシインダー(棒)」
「では善は急げです、寮へ向かいましょう。」
学園長がそう言うと広がっていた本が本棚に自分で飛んで戻っていった。
「少し古いですが、趣のある建物ですよ。」
……すごく嫌な予感がするんですが?
To Be Continued
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[news 称号:主人公を獲得]
[news 称号:漂流者を獲得]
[news 称号:廃棄物を獲得]
[news 称号:家無き者を獲得]
[news 称号:監督生の獲得条件を解放]
【主人公】
物語の主に与えられる称号。
「いつから君が主人公と勘違いしてたんだい?」
【漂流者】
異世界にたどり着いてしまった者に与えられる称号。「元の世界に戻れるとは思うな。」
【廃棄物】
世界から見捨てられたモノに与えられる称号。
「捨てられた方がマシな事もあるさ。」
【家無き者】
帰る場所が無くなってしまった者に与えられる称号。「帰る場所などもう無い。」