魔女兵器 〜Another Real〜   作:かにみそスープ

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この一週間で魔女兵器のエチエチSSも書いてました。
ご興味のある方はマイページの投稿小説にあるので見てください。


第15節 〜遠い日の、遠い場所で〜

 これはウリエル・デックスが語らぬ自身の過去である——。

 

 ウリエルは生まれてから今の今まで基本的に無関心な子だった。それは周りに興味がない、という意味ではなくデックスとしての高貴さを求めての振る舞いだった。

 年不相応の達観的で大人びた態度は同年代からすれば畏怖すべき人間であり、それが名高いデックスとなれば尚更だ。周囲の同年代はウリエルを腫物を扱うように接し、その疎外感からウリエルは周囲への干渉を最低限に済まし、デックス家との付き合い以外では一人きりでいることが多かった。

 

 かといってデックスにおいてウリエルは期待されているかと言われればそうでもない。

 最年長であるミカエルは一人目にして最高傑作と言っていいほどに非常に高い基礎能力、思考、高貴さを身につけ、続くガブリエルはそのミカエルには全て及ばないものの、同時に全てが高い能力を持っていて、逆に二番手としては理想的な人物として育っていった。

 

 そして次に生まれたのが『女性』であるラファエルだった。男性と女性では、語るべきあるいは統治すべき政治の方向性が少々違う。

 デックスは今までの方針から少し変え、後にデックスにおいて最も重要な存在になることは想像しないまま、サモントンの政治におけるサブプランとして育てられてきた。

 

 そんな中、ウリエルは生まれた。

 高い目標として常にいるミカエルとガブリエルの存在は、ウリエルにとってはどう映って見えたのか。それはウリエル自身にしか分からないことだが、決してそれはウリエルにとって良い影響を与えたとは限らない。むしろ比較され続ける毎日に疲れる日々を送ったであろう。責務の重さだけがのし掛かり、デックスという血は彼にとって呪いにしかならない。

 

 ウリエルには公共の場でも、デックスの場でも休まることはなかった。そしてプライベートには友人と呼べる存在はおらず、一人きりで常に卑屈で過ごしていた。

 

 

 

 ——何が『Noblesse oblige』だと。

 

 

 

 そんなウリエルが持てる楽しみは『読書』という一人きりの世界に籠ることだった。休みの日にはサモントンの図書館へと通い、ジャンル問わず漫画から小説、どこぞの誰かが書いたありきたりで毒にも薬にもならない啓発本さえも目にしてきた。それだけが、ウリエルにとって触れられる人間との向き合い方だった。

 

 登場人物に思いを馳せ、登場人物の全ての事情を把握し、作り物であろうと人にはそういう事情があると理解した。

 もちろん物語は実体験には程遠く人生経験において些か薄い物であろう。百聞は一見にしかず、という言葉もあるくらいだ。

 

 だが、逆に言えば『百聞を成せば一見に値する』という可能性も秘めているということだ。ものすごく遠回りではあるが、それだけが幼いウリエルの心を成熟させていった。

 

 何度も何度も、飽きるほどに何度も何度も、同じ本を繰り返し読むことで、ウリエルは知識を深め、心身を育んでいった。誰にも関わることなく。

 

 

 

《あの、読書が好きなんですか?》

 

 

 

 そんな幼い時に、ウリエルはヴィラクスと出会った。それはウリエルが8歳、ヴィラクスが9歳の時の話だった。

 

 ウリエルはぶっきらぼうに「そうだよ」とだけ返したが、それがヴィラクスにとって面白く見えたのだろう。笑顔で隣に座って「珍しいね。私もなんだ」と持参した本をその場で読み始めたのだ。

 

 ウリエルからすれば「なんだ、この図々しい女」というのが第一印象だったが、これが二人にとって今にも続く関係の始まりでもあった。

 

 巡る季節。渡る人々。変わる街並み。

 色々な物が移り行く中、ヴィラクスだけが変わらずに毎度毎度図書館にいて、そして当然のようにウリエルの隣に座って本を読んだ。あるいはテストでもあるのか、プリントや教科書と睨めっこする日もあった。

 

 どうしてこの女は、こんな僕に構ってくれるのか。いや、もしかしたら身分を知ってるからこそ、おべっかを使おうとしているのか。

 卑屈に満ちた少年の心は、生じた疑念すらも自分に都合の悪い認識として捉えてしまう。ある日、ウリエルはそれをヴィラクスに対して口にした。「デックスである僕に何を求めてるんだ」と八つ当たりするように粗暴に。

 

 だがヴィラクスは呑気な顔をして、これでもかと屈辱的な言葉をウリエルに言った。

 

 

 

《あなたデックスなんですか? 見えませんけど》

 

《は?》

 

《どう見ても根暗な子だよ。私と同じ、どこにでもいる》

 

 

 

 それは今までの自分を全否定するような言葉だった。

 

 デックスとして育てられたのに、そんな自分が『どこにでもいる』と言った。自分がどんな苦痛や立場で育てられたかもしれないくせに。その程度の言葉で、この僕を言い表そうというのか。ただの一市民にしか過ぎないくせに。

 

 そう思うと無性に腑が煮え繰り返り、ウリエルは乱暴に押し倒してでも殴ろうかと立ち上がる。だがヴィラクスはそのまま呑気に言葉を続けた。

 

 

《でも本を読んでる時だけ楽しそうだったから、この子となら楽しく話せるかなぁ〜〜って、話しかけたんです。求めてるとしたらそれくらいです》

 

《……なんで、本を見てる時の僕が分かるんだ?》

 

《え? 丸わかりですよ? この世の不幸全部背負ったみたいな感じで顰めっ面してるのに、そんな君が本を読んでる時は救われたような顔で見てましたし……》

 

 

 ——何で、この人はそれだけで僕のことを理解できるんだ。

 

 いや、違う。ヴィラクスだから分かったんじゃない。矮小で中身がないウリエル自身が分かりやすいだけなのだ。それほどまでに自分が薄い人間であると、自分の世界があまりにも小さく閉鎖的であると、その時ウリエルは初めて理解してしまった。

 

 自分の器の程度が知れてウリエルはその時初めて涙を流した。声も上げず、かといって嗚咽なども起こさず、目も赤くならずに静かに涙を流した。まるで目薬を指しただけと言わんばかりの嘘みたいな涙を。

 

 だけどヴィラクスは機敏に反応して心配してくれた。「泣いちゃった!? ごめん!」と自分より一つ年上なだけなのに、母親よりも母親らしく、姉よりも姉らしく優しく抱擁してくれた。

 

 そして泣いた。本当の意味で泣いた。

 ウリエルはヴィラクスの胸元で、やっと年相応らしい感情を見せて泣き続けた。嗚咽を漏らし、鼻水を流して、高すぎて掠れた声でヴィラクスに甘え、ウリエル自身でも知らぬ間に私事を話してしまっていた。その間、ヴィラクスは頭を優しく撫でて静かに頷いてくれた。

 

 

 

 それが2人が初めて出会った話だった——。

 

 その日から二人は交友関係を育むことになる。

 翌日、ウリエルは今まで以上に暇さえあれば、ヴィラクスに会いたいと子供ながらに思って、図書館へと通い詰めた。そして出会った時には偶にウリエルが甘えるのと、読書後の少しの雑談以外は特に会話もすることもなく互いに静かに読書をする日々になった。

 

 別に言葉を交わす必要なんかない。ウリエルはデックスで、ヴィラクスは一般市民の一人。立場の違いこそあれど、二人は共通して読書家であり、むしろ本を捲る音こそが会話ですらあった。それだけでウリエルにとっては十分であり、何もない空虚な毎日を救われたのだ。

 

 

 

 ——そう、ウリエルは救われていた。

 ——だが、ヴィラクスは救われていなかった。

 

 

 

 そんな想像をまだ子供であるウリエルには具体的にできていなかったのだ。

 

 だから、それを知ったのは暫くしてからの事だった。

 ウリエルは毎回図書館に通うが、やがてある疑問に気づいた。図書館でヴィラクスに会うが、彼女は必ずウリエルよりも前に図書館にいて、ウリエルよりも先に帰らずに本を読んでいる。

 

 彼女はいつ頃、家に帰っているのか——。

 そんな素朴な疑問をウリエルは何気なく聞いてしまった。自分がどれだけ配慮がない言葉を口にしたのかを分かっていないまま。

 

 

 

《私、家がないんです》

 

 

 

 そう、ヴィラクスは孤児だったのだ。『七年戦争』によって親を亡くして生まれた戦争孤児。このご時世では大して珍しくもない人間だ。

 しかしサモントンは他の学園都市と違って、生活支援や教育支援が一切行き渡っていない。そのためそういう孤児は新豊州と違って保護されず、自分の食い扶持を稼ぐために郊外に赴いて農作業に励むのだ。一切の学業も学ばずに、その身一つで奴隷のように。

 

 だが身体が弱いヴィラクスでは郊外の農作業には手伝えず、自分の食い扶持さえ稼げなかった。それでも何とかして生きるために、こうして図書館で住み込んで生活しているのだという。

 

 労働時間としては睡眠と休憩以外の全て。

 開館してる間は本や備品などの整理をしたり、トイレ掃除をしたり、司書の資格を取るために勉学に向き合う。

 閉館すれば図書館全ての掃除をして、本の状態確認をし、図書館の防犯面を確認。備品をチェックして不足してる物、あるいは傷がついて使い物にならなくなった物をリストを上げて、後日正式な司書に提出してようやく眠る。

 

 そこまで得られるのは最低基準の生活までだ。

 宿はこの図書館だが、当然寝ることは想定してないのでベッドなどはなく事務所のソファで横になるだけ。

 食事は一日一食。とても満足できるものではなく、服は図書館の窓口に併設されてる寄付受付から頂戴する。

 そして僅かに支給される賃金で、歯磨きやシャンプーといった身を洗う物、寝るための毛布、それにいつか年齢を重ねたら来るであろう生理のための下準備と生活必需品に消えていく。

 

 その実態を知ってウリエルは絶句した。確かにサモントンにはホームレスが多いという話は聞いている。だが、それがこんな自分と大して年齢の変わらぬ子で、しかも目の前で起きているなんて一切想像していなかった。

 

 自分は家さえ帰れば、いつでも3食を口にできるし、寝る時も困ったことなんてなかった。自分は不幸だと、理解者がいないと思っていたのに、目の前にいるヴィラクスはそれ以上の不幸を抱えていた。そしてそれは別にヴィラクスに限った話ではなく、どこにでも普通の不幸だということを肌身で知ってしまった。

 

 その時、ウリエルは初めて自分が甘えていたことを実感した。

 ウリエルは決意する。デックスとして本当にやるべきことは何なのかを。現状を変える策を見出すことを。

 

 

 

 ——だが、決意だけで変えられるほど現実は軽くないのも、その時にウリエルは知った。

 

 

 

 成績は上々。学校では常に全教科成績トップを収めた。だが全世界となると上から二桁前半とウリエル自身が満足できるような内容ではなかった。それに年齢も満たず、政治的介入ができずに胡座をかく日々が続いた。

 

 その間にヴィラクスは司書資格を入手し、ようやくまともな収入を得て、中学から正式に学び舎に編入するようになれた。それに伴い彼女自身は更なる学問と金銭の貯蓄をするために、比較的賃金が高い仕事先を求めてサモントンから出て三年間も『コペンハーゲン王立図書館』へと住み込みで働いた。

 

 しかし、その三年間でウリエル自身は大きく変わることはできなかった。

 だというのにヴィラクスは一人で現状を打開し、一人で周りを変える力を得て先に進む。それ自体は喜ばしいことだが、自分との差を見せつけられてウリエルは今度はコンプレックスを抱くようになってしまう。

 

 なんで自分は何も変えることができないんだろう——と。

 

 

 

 ——時は再び大きく流れ、それは爆発する。

 ——ラファエルが14歳の時に湖で溺れたことで。

 

 

 

 それを境にデックスには『魔力』という物を認識し、それを追い求めるように祖父であるデックス博士は変貌した。

 ウリエルからすれば、デックスの方針転換は今までの自分を努力を無碍にしており、またウリエルが求めていた『変えるための力』を、求めてもいないラファエルが宿した。それがウリエルにとって、どれだけ屈辱的なことだったか。

 

 だが、もう傷つくのは慣れた。それならそれとウリエルも心を変えた。『魔力』を得ることでそこまで変わるというのなら、自分も得ようと。

 幸いにもミカエルはまだ『魔力』を宿していない。自分が次に『魔力』を宿せるとなれば、デックス家はミカエルよりもウリエルを見てくれる。そうすればミカエルと変わって政治的介入もすることができる。そうなればヴィラクスのような無辜なる民を助けることができると。

 

 しかし、ダメだった。年月を重ねてもウリエルは『魔力』を宿すことはできなかった。

 ラファエルはレンと接触したことで『風の魔力』を本格的に操ることができるようになった。それどころかミカエルは『火の魔力』を宿し、ガブリエルは『水の魔力』を宿した。自分には一切の魔力を宿すことないまま、上の従兄弟はウリエルが求めていた『変える力』を手に入れたのだ。

 

 

 

 焦る——。焦り続ける——。

 このままでは、何も成せないまま終わってしまう——。

 

 

 

 そうして年月を重ね、ウリエルは久しぶりにヴィラクスと会った。

 ヴィラクスの年齢は既に14歳。ウリエルは13歳。互いに年季を重ねたことで多少は男女の意識は生まれるかと思ったが、そういうわけもなく今日も今日とて二人して静かに読書に明け暮れる。

 

 ウリエルが唯一休まる時間——。

 そのはずだったのに、ヴィラクスは驚愕の一言と共に一冊の本を見せてきた。

 

 

 

《ウリエル……様》

 

《様? 今更そう呼ぶ関係じゃないでしょ?》

 

《いえ、呼ばないといけません。私……『魔導書』を拾ったことで『位階十席』の『第十位』になってしまったので……》

 

 

 

 ——『位階十席』になった。それを聞いて、ウリエルは名状し難い感情が芽生えてしまった。

 

 喜ぶべきか——。ああ、その通りだ。

 今まで貧しい生活を送っていた彼女は、魔女となり『位階十席』となることでようやく社会的地位を上げることができたのだ。

 

 悲しむべきか——。ああ、その通りだ。

 一度『魔女』になったら、もう戻ることはできない。それは普通の生活はもうできないことを意味しており、

 

 怒るべきか——。ああ、その通りだ。

 何故彼女は『魔女』に選ばれてしまったのか。それは絶大な力を誇るが、同時に劇薬でもある。使い方を間違えれば特異災害である『ドール』となってしまうほどに。

 

 妬むべきか——。ああ、その通りだ。

 自分には力がない。だというのにヴィラクスには力がある。『魔女』としての力がある。ウリエルからすれば、どれだけ渇望した物か。

 

 

 

 なんで、自分には何もないんだ。デックスならまだしも、どこにでもいる少女であるヴィラクスに『魔女』の力が宿るんだ。

 ありきたりとはいえ不幸を背負って生きたというのに『魔女』としての力を宿してしまえば、これ以上の波乱が起こるのは目に見えている。どうか、そのままヴィラクスをそっとしておいて、僕だけが分かるありきたりな幸福としての象徴であってほしいのに。

 

 何故少しでも自分にそれを肩代わりさせてくれない。何故神はヴィラクスへの負担を僕に分けてくれない。デックスなんて名前も、何ならウリエルの名前さえ捨ててもいいというのに。

 ウリエルからすれば、この名は呪いでしかない。だが呪いを背負わねば世界を変えられないのも事実。だからこそこうして生きているというのに、未だに神はウリエルには力を施してくれない。この名を背負う意味がない。

 

 

 

 ——焦燥感がウリエルを襲う。 

 ——なにか、何かしらの『力』が欲しいと。

 

 

 

 再び年月が経ち、ウリエルは一つの『宝石』と巡り合った。

 

 それは平行の面がどこにもない『黒く輝く多面体の結晶体』だった。中身のほとんどが地球上では見られない材質であり、その『隕石』にも近しい存在は何故か発見された時から『金属製の箱』に閉じ込められていたらしい。まるで、この『宝石』に適応したウリエルに施すかのように。

 

 

 

 ——嫌な予感はあった。何故こんな都合よく自分の前にこれが現れたのかと。

 

 だが、今更引くことはできない。どんな物であれ『力』を得るために今までデックスの血を嫌いながら、デックスとして生きてきたのだ。この『魔力』を背負うことを今の今まで夢に見ていたのだ。

 

 ウリエルは意を決して『宝石』へと触れる。

 溢れ出す『魔力』——。同時にチラつく『異形』の存在——。

 

 そこでウリエルの意識は途切れる。まるで精神だけが『乗っ取られた』かのように、ゆっくりと。

 

 

 

 

 

 そこから先は話すことはない。ただ一つだけ付け加えさせていただこう。平行な辺のない四角面による『多面体』というのは名称があることを。

 

 平行な辺のない四角形そのものを『トラペジウム』と言い、それらから成る偏四角多面体のことを俗にこう呼ぶ。

 

 

 

 ——『トラペゾへドロン』と。

 

 

 

 …………

 ……

 

 

 

 ウリエルの過去は終わる。口にすべきではない赤っ恥だらけの連続。誰にも自慢できないし、褒められた物でもない一人相撲。

 

 そんなツケが回りに回って今の現状を呼ぶ遠因となった。

 弱い自分を無理矢理でも変えようと足掻いた結果、元凶であるニャルラトホテプに取り込まれ、自分が唯一心を許したヴィラクスまで操られてしまった。

 

「わざわざ話す事ですか、それ? これだからお子ちゃまは困るんですよ」

 

 

 

 ——それでもいい。所詮は一人相撲。

 ——最後まで知らぬ存ぜぬのままでいい。

 

 ——こんな恥晒しの気持ちなんて理解されなくていい。

 

 

 

「ああ、お子ちゃまさ。だから恥を晒している。だからこんな身になっても、やらなきゃいけないことが僕にはあるんだ」

 

 

 

 ——だからこそ、最後まで我儘を押し通す。

 

 

 

「僕は、ケジメをつけないといけないんだ。今までの僕のすべてに。そのために、君だけは絶対に助け出さないといけない」

 

 

 

 自分が招いた結果は、自分で解消する。

 ヴィラクスを救うのは僕だ。僕がしないといけないことなんだ。

 

 元々独りよがりの恋だった。なら独りよがりにやってやろう。

 

 それが最後まで一人きりで奮闘した少年に相応しい末路だろうから。


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