魔女兵器 〜Another Real〜   作:かにみそスープ

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ここから先は一週間に一回の投稿になります。申し訳ありません。


第4節 〜残杯冷炙〜

「女装癖。今度はあそこのクレープ食べましょう」

 

「はいはい、お姫様の言う通りにしますよ〜〜」

 

 傷だらけの『SD事件』を終えて半月ほど経過した。

 その間、特に進展らしい進展もなく、ニャルラトホテプやヨグ=ソトースからの奇襲などもないという拍子抜けな毎日が送ることになる。

 

 それ自体は大変良いことだ。サモントンの領土が侵されたことで食料の輸出料が減るのは目に見えてるし、『方舟基地』がアレンの手によって容易く侵入されたことでマリルは『元老院』に煩い小言を言われて問題などが山積みとなっている。

 もちろんそれはマリルだけではない。サモントンの情報機関である『ローゼンクロイツ』は実質的なツートップであるモリスとセレサが入院したことで現場の指揮が回りにくくなり、今はSIDへの協力を申し込んで構成員が新豊州とサモントンを反復横跳びするという忙しい事態に。

 その中には補佐官試験を受けて、見事に合格したことで巻き込まれたアニーも含まれており、本人は「就職先間違えたかもしれない」とブラック企業に呑まれた新入社員のような濁った目つきで愚痴を吐かれた。とりあえず頑張って、としか言えない自分が歯痒い。

 

 そんなわけで退屈でしょうがない俺は車イスを玉座に、いつも通り踏ん反り返っているラファエルの手足となって新豊州を緩く回ることになったのだ。

 

「ほら、女装癖。早くちょうだい」

 

 未だにラファエルは満足に動けないのでクレープなどの食べ物は全部俺の手から渡すことになる。俗に言う『あ〜ん』という青春真っ盛りな青い光景ではあるのだが、生憎と相手は重症人だ。介護心の方が優って、とてもじゃないがそんな気分には浸れない。

 

 ……まあ、間近にラファエルの顔を見ることになるから恥ずかしいという気持ちはちょっとは湧いてくるんだけど。

 

「なぬっ!? ウイスキー入りのチョコレートだとっ!? ……。ううむ、なんと贅沢な嗜好品か……」

 

 ついでにギン爺も一緒にいたりする。理由は単純。ギンには参謀としての能力がなく、事情で訓練も疎かになっている中だと全くの役に立たないのでお暇を出されたのだ。俗に言う『厄介払い』というやつも同然なのだが、それは口にはしないでおく。俺も同等の扱いなので。

 

「しかし……不気味なくらいに何もないな……。いつもなら何かこう、バァーと周りで起きてないか?」

 

「流石に自意識過剰じゃない? アニメや漫画の主人公じゃあるまいし」

 

「それはそうなんだけどさ……」

 

「まあ主役が組織から蚊帳の外の時点で程度が知れておる」

 

 なんて元々は男だった俺とギン爺が言っても絶妙に説得力がない。突然性別が変わってるなんて基本的には主要人物なのだから、多少は自惚れたってもバチは当たらないだろう。

 

 ……しかしやることが一切ないのは事実だ。適材適所と分かっていても、こうもやることがないと浮き足が立って仕方がない。

 

「そこの黒と赤髪の君。今は時間は空いているかね」

 

 なんて暢気なことを考えてたら尋ね人だ。現代特有の冷たい男ではない俺は、暇ということもあって優しさから応えてあげようと「はい、大丈夫ですよ」と言いながら振り返る。

 

「うおっ、デッカ……!?」

 

 しかし振り返ってビックリ。野太い男性の声のほうに振り返ってみたら、そこには横にも縦にも屈強なダンディズム溢れる男がいた。

 身長は間違いなく2m級だ。下手したら2.5mあってもおかしくないほどに大きく、腕周りも腹回りも逞しく、山のように佇む姿は一目で俺が小人のように思える威圧感を与えて萎縮してしまう。

 

 まさにリアルゴリラだ。モミアゲも顎髭も繋がっていて輪郭が強調されてリアルマウンテンゴリラだ。

 こんな見た目なのに眼鏡はしてるし、大変偉そうな研究者みたいな白衣も着ていてインテリ系に見える。リアルインテリマウンテンゴリラだ。そんな男が俺の目の前に立っていたのだ。

 

「えーと……何か?」

 

「そう萎縮するな。私と君の仲だ」

 

「何よ、女装癖。こんな蛮族と知り合いだったの?」

 

 知らん。こんなインテリゴリラと知り合いだったことなんてない。忘れてたくても忘れられないような見た目だぞ。

 そんな奴を覚えられないなんて、極秘事項か何かで声も見た目も秘匿されてるようなマジモンのお偉いさんだぞ。マリルみたいな。

 

 ……ん?

 ……声も見た目も秘匿されてるマリルみたいな立場のゴリラ?

 

 ——あれ? そんなやつをマリルから一度聞いた覚えが?

 

「勘もいいようだな。そうだ、私は『元老院』の一人である『ブライト』だ。フルネームだと『ブライト・G・ノア』……君に強く惹かれる研究者の一人」

 

「マジで元老院かよ!?」

 

 薄々思っていたことをズバリと突かれてたじろいでしまう。

 

「……気味が悪いのぉ、ブライトという男よ。お前からは知性と理性と野生と本能……それらが入り混じった奇妙な気がある。妖怪ではあるまいな?」

 

「妖怪ではない。人間とも少し言い難いがな」

 

「ならば何用だ。事と次第によっては斬り伏せるぞ」

 

「そんな刃物みたいな目つきをするな、ギンという者よ。私はレンと少々話したいことがあるだけだ」

 

「俺に? 何を言われても貴方と話すことなんて……」

 

「——『播磨脳研』と言えば興味は持つか?」

 

 その言葉は俺の思考と身体を止まらざる得ない。だってそれを知ってるのはスクルド、ファビオラ、そしてマリルなどのSIDの極一部だけのはず。

 いや、場所自体は誰でも知っているだろう。だけど俺相手にそれを会話の一枚目に出すということは……ファビオラの一件や事情を暗に知っていることを裏返しでしかない。

 

 ……そういえばマリルが元々『播磨脳研』はブライトが所属していた場所とか言っていたっけ? 精神系影響系異質物の権威を取るために退所したとかも。その線から知ったのか?

 

「あそこは元々私がいた場所だ。少々手間は掛かるが、調べようと思えば調べることができる。手を出そうと思えば手を出すこともな」

 

「……何が言いたいんだよ」

 

「今あそこではニューモリダスの件で意識不明となっているスクルド•エクスロッドという子をSIDが匿ってるらしいな。脳波を常に観察していつでも意識が目覚めてもいいように丁重に……」

 

 ……どうやらマジで調べたらしいな。いくら『元老院』の一員とはいえマリルがそんなことを漏らすわけがない。

 

「……スクルドに何か良からぬことがあっては嫌だろう? 例えば突然行方不明になるとかな」

 

「お前……っ!」

 

「ならば返答を聞こう」

 

「……っ! 元老院っていつもそうだよな……! 俺のことをなんだと思ってるんだ!?」

 

「決まりだな。ついてきてもらおう、君一人でな」

 

 

 …………

 ……

 

 

「ここなら視線も声も晒されにくい。私の奢りだ、好きなだけ頼むといい」

 

「…………ここただのファミレスっすよね?」

 

 警戒心を募らせに募らせながら、ブライトに案内されたのは町のどこを歩いても1km以内には点在するであろう某イタリアン風ファミレスチェーン店だった。

 座席はトイレの設置のためか、それとも建造上空いてしまった部分にトイレを置いたのか定かではないが、その不自然にある柱の影となっており、確かにここなら人の視線には普通は晒されにくいだろう。普通なら。

 

「ねぇ、あの二人……パパ活って奴かしら? にしては安上がり……」

 

「若いのにお金に困ってるのかしらね……。あの年代だと……そのアレがあるから……。新豊州でも格差があるのかしらね……」

 

 ……そりゃこんなゴリラ丸出しとかいう個性しかない大男がいたら、どんな場所にいようと悪目立ちするわ! 頭も尻も隠せない図体だもん! 柱の影程度で存在感を消せるなら、FPSなんて苦労しねぇよ!

 

 店員共々お昼でお茶を楽しむ主婦にも変な視線を送られてる……! 別にイヤらしいことなんてしてないのに……! そういう視線を送られると恥ずかしくなる……!!

 いやまあ、確かにお金には困ってはおりますが……!! 借金娘の身ではありますが……!! それとこれとは話が別! 俺にも守りたい貞操というか……譲っちゃいけない男の意地って物があるんですよ、奥さん!!

 

「とりあえずは食事でもしながら話そうではないか。注文は決まったかね」

 

「ええっと……じゃあミラノ風ドリアと旨辛チキン……それと小エビのサラダとレモンスカッシュで……」

 

「飲み放題はつけなくていいのか? 巷の女子は長話をする際に必要だと聞くが」

 

「いや、それはいいっす……」

 

 ちなみに現代のファミレスは過去にあった大規模な感染対策の影響ですべてタブレット端末によって注文をすることになっている。人件費も削減になるし、飲み放題も注文した際に発行される番号を入力すれば店員の確認要らずでドリンクバーも利用可能だ。

 さらにスモークガラス越しではあるが個室みたいな感じで区切られており、これでもかと感染症やプライバシーなどを徹底している。一人利用でも利用しやすい空間造りであり、経営者の陰ながらの努力が見え隠れしている。

 

「では私はエスカルゴのオーブン焼きとペペロンチーノ大盛りにしておこう」

 

 ……意外と見た目の割には庶民派だな。『元老院』っていうからマリルみたいに傍若無人だとばかり思っていたが……。

 

「本題に入る前に少し世話話でもしようか。学校などを含んだ日常生活に不満はあるかね?」

 

「えっ? いきなりなんですか、その質問? 質問の意図が全然分からないんですけど」

 

「これでも私は新豊州の教育プログラムの基礎を立てた第一人者だ。君のような『七年戦争』で家庭環境を失い、孤独になった子供に適切な教育と環境を提供するために情報収集は欠かせん」

 

「初耳なんですけど……」

 

「公表してはいないからな。嘘だと思うならマリルにでも聞けばいい」

 

 いや、今この場で話すメリットもデメリットも一切感じないから信じるんだけど。……見た目ゴリラなのにすごいことしてるな。

 

「だったら……ありがとうございます。俺がこうしていられるのは……少なからず貴方とおかげということだから」

 

「感謝せずともいい。私は君を実験動物として扱ってる。それだけで私には十分だ。むしろ君は私を恨んだり憎んだりしてくれたほうがいい。その方が研究的には価値がある。心理的問題で異質物実験に影響を及ぼすかどうかも測れるからな」

 

「異質物実験に影響って……それで悪影響とか出たらどうするんですか?」

 

「感情に良し悪しなどない。毒が薬になる様に、怒りを原動力として前に進む人間もいる。逆もそうで愛ゆえに人を傷つける退廃的な思考になる人間も。どんな感情を持とうと何かしらの影響を持つ。ならば少しでもサンプルが多い方が情報として有意義なのだよ」

 

「随分と熱心ですね……。マリルはそんな積極的じゃないのに……」

 

「あいつと私は異質物研究の権威は違うからな。私は分類としては『精神影響系』のだ。俗に言う『ミーム汚染』というものを担当していて、人の深層心理などの内面には機敏なのだよ」

 

 ミーム汚染の権威って……。そりゃ随分とすごいというか物好きな研究者なことで……。

 ミーム汚染は無意識に言葉、風景、画像を別の物として認識が変わってしまうことだ。例えばも何もなく、カボチャを見たら何故か反省を促すダンスが過ったり、野獣という言葉に対して某先輩が出てきたり、猫と聞くと何故か「ヨシ!」と言ってるのが出てきたり……とまあ、そんな感じと思っていただければいい。

 

 そんな曖昧な物を研究してるなんて……そりゃ俗世に関心を持つのも納得がいく。女子のファミレス事情を知ったり、新豊州の教育に熱心だったり、そういう一面の裏返しとも言える。

 

 ミームとは常識を変える概念だ。常識を知らなければ非常識が分からない以上、俗世について調べるのも研究の一環としてはある種当然とも言える。真理とは常識を疑うこととか何とかハインリッヒも言っていたし。

 

「元老院って意外と生真面目なんだな……」

 

「……君に一つ忠告しておこう」

 

「何でしょうか?」

 

「君は人を疑うことを覚えろ。私の言葉を真に受けすぎだ。世話話をして君の警戒心を解こうという腹積りならどうする?」

 

「え!? じゃあ今騙されてるの!?」

 

「それは君次第だ。何を本当と思い、何を嘘と思うか。そこまで教えるほど私は寛容ではない」

 

 くそ、大人特有の言いくるめかよ……。

 そうやって全部分かった風な口で聞かれるのは多少ムカつく。

 

「……さて、品物が届いたところで本題に入ろう」

 

 ゴリラの言葉通り壁に備え付けられてる受け渡し口から注文した料理が運ばれてきた。これも感染対策の一環として残った物であり、こうして内部で構成されてる機械のレールに乗せればヒューマンエラーも起こしにくいから人件費も削れて、よりリーズナブルなサービスを提供できるという経営者も利用者もwin-winな仕組みだ。奢りとは言え、学生の懐事情だと非常にありがたい。

 

「最初に言っておく。今回、私が君を呼んだのは『播磨脳研』に関連する物だが、決してスクルド•エクスロッド関することじゃない。そこに今から行こうとしているバイジュウについて話す」

 

「バイジュウが『播磨脳研』に? いったい何の用で?」

 

「そこまでは知らん。……だが私は彼女を少々知っていてな」

 

 ゴリラがバイジュウのことを知っている? それはとても意外なことだ。

 そりゃ確かにバイジュウは20年前の人だから、南極での一連がなければ普通なら35歳ほどだ。マリルの年齢は聞いたこともないし、聞くことも怖いが、下手したらバイジュウはマリルと同い年かそれ以上ということもあり得るくらいにはバイジュウの眠っていた時間は長い。

 

「彼女は元々『七年戦争』以前に存在していた国家『中華人民共和国』……つまりは『中国』出身の子だ」

 

「それは何となく知ってます……。名前が中国のお酒に似てるとか何とかで子供に弄られてますし……」

 

「そんな彼女の父親は大変優秀な研究者でな。私も知人であり、バイジュウについては小耳に挟んでいた。同じ『フリーメイソン』の一員としてな」

 

 ——『フリーメイソン』。その言葉は俺も知っている。

 過去に存在していたと噂される秘密結社であり、世界の権力者を手中に世界を監視していた……的な与太話があるオカルト溢れる団体のことだ。正直話の種になれば程度で知っているだけで、実在に関しては全く興味がない。むしろ架空の組織だとも思っているほどに。

 

 だからといって聞き逃していい単語ではないの確かだ。『フリーメイソン』という言葉自体、過去にあった『OS事件』で回収したドルフィンの音声データでも言及されている。資金援助のために申し出を受けたとか何とか。

 

 そんな『フリーメイソン』の一員としてこのゴリラがいた? しかもバイジュウの父親も?

 俄には信じ難い情報ではあるが、異質物が当然となった現代では思い込みだけで疑問を否定するのは自殺行為だ。

 

「故に彼女が南極で見つかったという情報を聞いた時は驚いたものだ。20年も経っているのに、その姿は若く美しいまま……穢れなど知らぬ純情を保ったままということに」

 

「……やらしい事でも考えてるんですか?」

 

「そういう意味じゃない。現代では情報という情報は汚染され尽くしている。科学技術も異質物ありき、兵器も異質物ありき、挙句にはSIDも含んだ学園都市の情報機関にはお抱えの『魔女』がいるときた。この世は既に人間だけの技術では到達できない異質な力に侵されているのだよ」

 

 ……まあそういう意味では確かに俺も穢れてはいる。

 俺は元々は男だったはずなのに、あの地獄を境に女の子になってしまった。これを情報の汚染という捉え方をすれば、ゴリラの言葉通り現代で真っ当な情報を保ったままの物なんて少ないに違いない。

 

「……マリルからは聞いているか。現代の『ミーム汚染率』はどのようになっているのかを」

 

「『ミーム汚染率』……?」

 

 残念ながらそんな言葉をマリルから聞いた覚えなんて、出来の悪い俺の頭でも一切記憶していない。

 

「……聞いてないようだな。では話そう。君になら知られてもよい」

 

「ははっ……随分と買い被っているようで……」

 

「2000%を超えている」

 

「………………はい?」

 

「ミーム汚染率は『2000%』だと言ったのだ。あくまで最終結果である半年以上前の数値ではあるが、その時点でこの値が出ている」

 

 …………ちょっとよく分からない。桁違いだということは聞けば分かるが、果たしてその値がどれほどの意味を持つのか肌身や脳内で実感できない。

 

 2000%——。そんな数字を聞かれてパッと例えなんて思いつくわけがない。例えが思いつかない以上、当てはまる解答も自分の中にはないのだから規模なんて掴めはしない。

 そもそも2000%とはどういうことだ。一割二割とかの表記なら二百割あるということだ。そんなの数値のほうがおかしいに決まっている。

 

 それに……それに…………。

 

「……それとバイジュウに何の関係があるんですか」

 

 そう、今話してるのはバイジュウについてだ。だというのにいきなりミーム汚染の話をされても、彼自身から口にした本題から離れてるのではないかと疑問に思ってしまう。

 

「いや、それが大いに関係ある」

 

「えっ?」

 

「先ほども口にした通り、現段階におけるミーム汚染率は2000%を超えている。この数字は簡単に例えるならば『世界が生まれ変わった回数』と言ってもいい」

 

 世界が……生まれ変わった? いったい何を言ってるんだ?

 

「100%を達成するたびに、世界は一度そのすべてが生まれ変わると仮定しよう。そう……例えばどこかのある時間、ある空間で終末的光景があったが、それが無くなったと考えてほしい」

 

 終末的光景が無くなった——。

 その言葉で俺の背筋である記憶が呼び出される。忘れたくても忘れない地獄の光景を。

 

 だからなんだ。それとこれと今は関係ない。俺が聞きたいのは……俺がわざわざアンタみたいなゴリラについてきたのは……っ!!

 

「だから……バイジュウと何の関係があるんだよっ!!」

 

「……ならば結論だけ言おう」

 

 そう言ってゴリラは眼鏡を整えると、深く息を溢して溜息でもするかの様な重苦しい声で告げた。

 

「バイジュウの『記憶』は、そのミーム汚染で『世界が生まれ変わった』前の記憶を宿してる可能性が大いにあるということだ」

 


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