魔女兵器 〜Another Real〜   作:かにみそスープ

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第8節 〜凍解氷釈〜

 バイジュウは過去の自分自身とミルクの前に立ち、その手に武器を見覚えがない銃剣を構える。

 ここは記憶の世界。どんな現実であろうと、ここでは記憶にある情報が最優先で処理されて現実を侵食する。故にバイジュウの武器は今までの『ラプラス』とは違う得物が二つも握られていた。

 

 左手には『ラプラスMk-II』と現在開発段階中のラプラスの後期型。

 セラエノとの戦闘で後手に回ってしまったことを深く後悔したバイジュウが、より精密で高度な計算を可能にするために改良した逸品であり、従来であれば『引力』と『斥力』を両手の銃剣で別々に計算して行っていたが、それを統合して片手だけでその二つの発生を可能にした。

 おかげで演算もより一層複雑に同時進行でやらなければいけなくなり、半ば絵空事の話ではあったが、幸か不幸かセラエノが叩きつけた『プラネットウィスパー』の影響で脳神経が活性化——。いや『進化』してそれを実行する計算能力を会得しており、その絵空事を現実にすることを可能にしたのだ。

 

 そして右手に握るもう一つの銃剣の名は『モルガン』——。

 こちらも現在バイジュウが開発中の新型銃剣であり、基本的な型番はラプラスと同じだ。これは生産ラインを極力増やさずに、予算の問題とメンテナンスの相互性をクリアするための策であり、また規格が同じなら統合などの改造で機能をまた集約できる拡張性にも期待してのことだ。

 

 その機能は今は見せることはできない——。

 何故なら『情報』がまだ足りてないからだ。モルガンの機能を100%発揮するためには、モルガンの学習AIに敵となる存在の情報を叩き込まなければ意味がないのだ。

 

《予測パターン。演算開始》

 

『良い子だ。なるべく早くしてください』

 

 モルガンの機械音声に、バイジュウは優しげに声をかけて両手の銃剣を影へと向ける。この機械音声が『演算終了』を告げた瞬間にモルガンは真価を発揮する。

 それまではモルガンはただ見た目が銃を模してカッコいいだけの刃物だ。できれば学習AIが完成する前に倒せるような弱い敵であってほしいものだ。

 

 そう願いながらバイジュウは攻撃を開始しようとするが、影は一向にバイジュウのことを獲物にしない。うっすらと感じる視線は肌身で伝わるが、敵意といった害をなす意識はバイジュウを透き通っているのは分かる。

 

 

 

 ——こいつ、私のことを狙っていない?

 

 

 

 バイジュウの予測は的中した。

 異形を模した影はただ記憶の観測者であるバイジュウではなく、記憶の住人であるミルクとバイジュウを狙って飛び掛かってきたのだ。

 

「左右に分かれて脱出を測りましょう!」

 

「分かった!」

 

 バイジュウの指示にミルクは応じ、2人は支え合いながら立つのがやっとという状況で意地と根性を張って異形の左右を取ろうと機敏に動く。

 しかし手負は手負だ。従来の機動力は失っている今では、影はすぐさまにバイジュウかミルクのどちらかに立ちはだかって行手を阻む。その間にもう片方が一つしかない出入り口から逃げ出そうとするが、それに機敏に気づいて間合いを詰めていく。それの繰り返しだ。

 

 そもそも狭い電機制御室では2人で逃げようとしても機動性を十全に発揮できないし、怪我をしているなら尚更だ。制御室のスイッチや機材を散乱させてでも走らないとまともに動けはしない。

 

 このままではいずれ2人とも疲弊して動けなくなってしまう。そうなれば影に蹂躙されて死に絶えるのは目に見えている。

 

 この状態で2人の身に何かあれば——。何かあれば————。

 

 

 

 何かあれば——?

 ふとバイジュウは疑問に思う。それは素朴な疑問だ。

 

 

 

 ここはあくまで記憶の世界だ。決して過去の世界ではない以上、タイムパラドックスなどの歴史改竄などは起こることはない。

 だというのに影は記憶の住人を狙う。そこに一体何の意味を持つのか。仮に記憶の住人がいなくなれば、どういうことが起きるのか。バイジュウにはそれを考えようとするが情報がなくて予測もできない。

 

 

 

 けど、それでも——ミルクを傷つけることだけは許さない。

 

 

 

『お前の相手は私だ——!!』

 

 

 

 意識されてないなら、それはそれで良い。不意打ちの機会が絶好になるだけだ。

 バイジュウは無防備な影の胴体を容赦なく切り裂いた。切り裂いた感覚は水中で腕を振るような、あるいはイカやタコの軟体動物を捌くような何とも言えない感じだ。

 

 しかしそれでも手応えは手応えだ。影を切り裂いたことで、記憶のバイジュウとミルクは驚きの表情を見せる。何せ二人には観測者のバイジュウは見えていないのだ。彼女達からすれば突然影が切り裂かれて霧散したとなれば驚くのも無理はないだろう。

 

 だが驚くだけではタスクフォースは務まらない。

 影の異変を明確な隙だと判断したミルクはバイジュウの手を引いて、電気制御室から飛び出していった。今ここにいるバイジュウの存在なんて欠片も察知することなく。

 

 何度目かも分からぬ空虚な寂しさ。バイジュウはそれを刹那に振り解いて影の様子を窺う。

 影は苦痛に悶えることなく、切り裂かれたことなんて最初からなかったように元の形に戻る。そして今度こそ観測者であるバイジュウを見つめた。

 

 だが、それでも——その影には『敵意』はなかった。

 

 

 

 ——なんで? なんで敵意を感じないの?

 

 

 

 この影は確かにバイジュウのことを見ている。

 バイジュウが右に一歩とゆらり、左に二歩とさらりと動くと、影も反応して見つめてくるの感じる。影だから視線なんてあるわけないのだが、それでもバイジュウには分かる。バイジュウには『魂』を認識できるから。

 

 疑問が募る中、影は電気制御室から飛び出していった。

 それは逃走する記憶のバイジュウとミルクを執拗に狙う様な、しかし観測者のバイジュウを優しく導くかの様な何とも言えない足取りで駆けて行った。

 

 バイジュウもすぐに追撃に回った。正体が何なのかイマイチ不明瞭だはあるが、それでもミルクに害を成すことだけは絶対に許さない。

 

 須臾に加速——。

 刹那に到達——。

 瞬間に切断——。

 

 セラエノによって脳神経が強制進化されたバイジュウの反射神経はそんじゃそこらの魔女やドールより遥かに凌駕する。恐らくギンにも匹敵しうるほどに。

 

 そしてここは記憶の世界。実体などなく記憶が世界を生み出して侵す以上、そのまま反射神経は運動能力へと変換される。

 

 つまり今のバイジュウはこの世界にいる限りは『最強』に等しい。

 動きを見てバイジュウは理解した。この影は『OS事件』の時にあんなに苦戦していた『異形』と同じだ。最初に戦った状態の異形と同等の身体能力であり、あの時はバイジュウ、エミリオ、ヴィラ、ソヤの四人でも押されていて、レンが奇襲をすることで打開することに成功したほどの強敵だった。

 

 だが今なら貧弱すぎる。こちらに攻撃の意思を見せないとはいえ、無防備同然に豆腐みたいに切り崩して追跡を阻止できる。

 どんなに足早に動こうとしても、それよりも速くバイジュウは動いてその一歩を踏み出させはしない。

 

 

 

 ここまで弱いなら——モルガンに頼る必要はない。

 モルガンが真価を発揮する前に無力化できる。

 

 

 

 電光石火の連撃に影は成す術もなくバイジュウの前に倒れ伏すだけ。

 この記憶で追体験した己の無力さと、『OS事件』での惨めな自分を思い返し、その鬱屈を糧にほぼ八つ当たりも同然に全力で影を切り刻んだ。

 

 

 

 だというのに——それでも影は敵意を見せなかった。

 

 

 

『……っ!』

 

 

 

 あまりにも不吉で不気味な姿に、バイジュウは刃を下ろして距離を取るしかなかった。

 影は無惨に切り刻まれて沈黙をする。再生するのに時間が掛かって、動くにはある程度時間が要することが見て分かった。これでは当分動けそうにない。

 

 目的を履き違えてはならない。あくまで目的は記憶を追体験して『門』の奥にいるミルクとスクルドを助ける手がかりを見つけるためだ。ここで記憶の人物を見失い、その手掛かりを見落としては元も子もない。

 

 バイジュウは多少の迷いはありつつも、影を放っておいて、それが向かおうとした方角へと走っていった。恐らくその先にミルク達がいるだろうという仮定をして。

 

 しかし、あの影は本当に何なのか。

 まず間違いなくファビオラが証言していた記憶に出てきた『蜘蛛』と同等の存在だ。

 

 ファビオラから『蜘蛛』の存在についてある程度聞いている。それがどういう経緯で記憶に現れたかの推測も。

 

 マリルと愛衣曰くファビオラの脳内には『ある種の膨大な情報』が宿主として『寄生』していたと言っていた。

 高密度の情報量と必要数を満たしたエントロピー値。まるで生き物、ではなく生き物であるそれはファビオラの体内をゆっくりと『侵食』しようとしていたということも聞いたとファビオラは口にしていた。

 

 その『寄生』や『侵食』の形というべきか、その情報の防衛本能というべきか、どうあれそれ由来の攻撃的な面が発露してレン達に襲い掛かってきたのが『蜘蛛』なのだと推測した。

 

 だとすれば『影』もそういう面があるはずなんだ。

 記憶の宿主であるヴィラクス、それと持ち主であるバイジュウかミルク。もしくはそれを発展させてファビオラの『ある種の膨大な情報』を踏まえると、そのヴィラクス、バイジュウ、ミルクがいずれかが寄生したまた別の『ある種の膨大な情報』なのか。

 

 ならは答えはいくつか出てくる。

 バイジュウには『古のもの』の情報が宿っている。そのおかげで白い粒子を乱れ撃つことができるようになったのだ。

 

 だとすれば観測者のバイジュウ自身に攻撃してこない理由も頷ける。

 生物学的には寄生というのは『宿主を生かす』ことが大半だ。でないと自分の生態系を維持できないからだ。

 中には宿主を殺すような寄生もあるが、そんなのは基本的に少数だ。弱いからこそ寄生して生きるしかなく、わざわざ殺すような酔狂な生物はいやしない。

 

 もちろん『古のもの』が後者の可能性だって十二分にありうる。あれらは人間の常識から逸脱した存在なのだから。

 だが最初から『宿主を殺す』ことが目的なら、そもそもとして20年前のスノークイーン基地で魔女としての能力など覚醒させる必要がない。死亡した後に宿主を自分色に染めればいいだけなんだから。今スノークイーン基地で猛威を振るう『ドール』と同じように、バイジュウを物言わぬ人形として侵せばいい。

 

 だから『古のもの』はバイジュウとの『共生』を願っている。故にバイジュウは今の今まで正常で魔女の力を振るえるのだ。

 しかし記憶には『古のもの』にとって不都合な部分がある。それを見られたら困るから

 

 そうだと仮定すれば、一連の流れも一応の納得はできた。

 

 

 

《予測演算30%——。対象の情報を随時更新してください》

 

『……この子、やっぱり企画倒れかも』

 

 

 

 できればその結論をモルガンに示して貰いたかった。それがバイジュウの本音だった。

 モルガンの学習AIは予測演算を完了すれば、対象の情報を正確にバイジュウへと伝達してくれる。攻撃の脅威度から予測、推測される急所から攻撃の有効度から、戦況状況から推測される変化なども対象だ。レンが好きな『ファーストファンタジー』とかいうゲームに出る『ライブラ』に近いものだ。

 

 だが問題は演算能力に割けるスペックにあった。あまりにも遅いモルガンの演算にバイジュウは頭を抱えてしまう。

 片手持ちができ、武器としても扱えるとなれば、どうしても学習AIに裂けるスペックには制限ができてしまう。かといって大型化してしまえば片手剣として持つことができずに本末転倒だし、従来通りに双剣として開発してしまえば戦闘能力が著しく損なわれてしまう。

 

 それがあったら、とりあえずは規格だけは共通にしてペーパープランのままにしていたが、こうして記憶の世界で出してみたら案の定だ。

 思い込みという部分も影響してるかもしれないが、こんなに遅いなら人間の思考だけで同じことは早くできるようになる。

 

 これではただの銃剣だ。やっぱりペーパープランはペーパープランという落胆を抱えながら、バイジュウはついに追いついた。

 

 

 

「暴走する列車の前方に分岐点があるの。左側のレールに仲間達、右側のレールには自分がいる。バイジュウちゃんなら、どっちを選ぶ……?」

 

「————ミルクッ!!!」

 

 

 

 そう、ミルク達がいる場所へと追いついたのだ。

 自分と親友が離れる決定的な瞬間に追いついてしまった。

 

 

 

「私ならね……好きな人を救う——」

 

『ミルクッ!!』

 

 

 

 無駄だと分かっても届かない声が響く。

 ミルクは変わらないズルい笑みを浮かべながら、体当たりで過去のバイジュウを通路へと無理やり突き飛ばした。そのまま階段から転げ落ち、違うフロアまで押し込まれた。

 

 そこは秘密倉庫だ。出入り口は2箇所しかなく、特殊な合金素材で出来ていて戦車の突進や徹甲弾でも傷つくこと。しかも出入りをするには権限を持つ人物が出入り口を外部操作するしかないという代物だ。

 

 一度閉じ込められてしまえば内からも外からも干渉が難しい金城鉄壁のゲート。その奥に過去のバイジュウは押し込まれ、そのゲートに向こう側にはミルクが、華やかで儚い笑顔を浮かべていた。

 

 

 

「次のクリスマスまでには少し早いけど、私が予約を入れてもいいかな?」

 

 

 

 何度も何度も思い出す親友の言葉。何度も爆ぜる感情の数々。

 その言葉を果たすために、バイジュウは山積みになるまでクリスマスプレゼントを準備してきたんだ。絶対にあなたを『門』から助け出してみせると。

 

 

 

「ほら、笑って——」

 

 

 

 そこでゲートは閉じる。ここから先はバイジュウが知らない出来事だ。それも少しだけ事実がズレた状態だ。

 

 何せ一度影から逃げて電気制御室から出ていったのだ。本来の記憶なら2箇所ある出入り口の一つ電気制御室で今のやりとりが行われてバイジュウとミルクは別離をしてしまう。

 

 しかし今ミルクがいるのは、その二箇所のある出入り口のもう一つの場所である『車両保管庫』——。つまりは駐車場とかパーキングエリアとか呼ばれるような場所だ。

 ここで物資の運搬を行い、今バイジュウがいる倉庫へと運び込んで保存しておく。主に研究サンプルとそれらに関連する物を保存するが、『ドール』が襲撃されたのもあって今あるのは古びた本が一冊転がってるくらいであり、移動に利用できそうな車両さえない閑古鳥だった。

 

「よし……。壁の配電を通して監視室の音声システムを制御できた……。あとは引き寄せる手段をどうにか……」

 

 そんな中、ミルクは這いずるように壁へと近づいて配電盤を操作する。配電盤には自身の端末へと繋げてハッキングを行なっており、それで電気制御室へと遠隔操作を可能にした。

 

「……大事な物だったけど、こうするしかないか」

 

 ミルクは腕時計を外して改めて配電盤へとケーブルを繋ぎ直す。そうすると途端に遠くから旋律が響き、ミルクがいる場所まで木霊した。

 

 

 

 それは過去のバイジュウも耳にした音色だ。バイジュウとミルクが一番好きな歌——。

 

 

 

 しばらくすると今度は扉の破壊音が逆側から轟く。

 それは過去のバイジュウが『魔女』として真の覚醒をした瞬間でもある。

 

 今頃雨霰のような光弾を操り、歌に反応して群がる『ドール』をすべて切り伏せて、自分を犠牲にしてでもバイジュウを守ろうとしたミルクの所に向かおうとしているだろう。

 

 だが、それの顛末をバイジュウは知っている。

 この音と共に地震が発生し、突如として地面を裂いて穿たれた槍によってバイジュウの身体は貫かれて絶命した。その後、バイジュウの肉体は保護されて19年間も南極で眠りにつくことになる。

 

 それだけの無力な結果だ。そのことはバイジュウが一番知っている。だから見届けるのはそれではない。

 

 見届けなきゃいけないのは、その後のミルクの行動なのだ。

 

 

 

「……これで少しは時間は稼げるはず……。アイツらが電気制御室に集まってる隙に、バイジュウちゃんが知りたかったこの研究サンプルを届けて記録を残さないと……っ!」

 

 

 

 そこでバイジュウはふと疑問に思った——。

 

 そもそもどうして『ドール』はスノークイーン基地に出現したのか。作為的な物は感じているし、きっと何者かの差金があったのは嫌でもわかる。

 だけど『ドール』は軍隊の様に予め呼びかけして集める様な物ではない。異質物を介して『時空位相波動』を発生させて、その歪みを通して出現をする。それは現代において各地で小規模で発生する『時空位相波動』もそうだし、半月ほど前のサモントンでの事件では夥しい数が空から降り注ぐのをバイジュウは目撃している。

 

 

 

 そして——。そもそもミルクは一体どこで『魔導書』に触れたのだろうか。

 ヴィラクスが『魔導書』を通して記憶を得る以上、必ず過去のどこかでミルクは『魔導書』に触れているはずなのだ。

 

 

 

 そこで『記憶』にノイズが再び奔った——。

 

 

 

 何か、何かおかしい——。

 何か大きな齟齬が脳内のどこかでチラつく。

 

 

 

 ノイズが大きくうるさく響かせ、バイジュウは深い眠りにつかされる。その刹那、脳内で二つの記憶が同時に存在していた。

 

 

 

 同時刻、電気制御室と車両保管庫と存在する『2人』のミルクの姿を——。

 

 

 

『あっ……これは……!?』

 

 

 

 そこでバイジュウは理解した。その違和感と二つの記憶の正体を。

 

 

 

 それは『ミーム汚染されていない記憶』と『ミーム汚染された記憶』という『世界が生まれ変わる瞬間』が重なっている記憶だと。

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