魔女兵器 〜Another Real〜   作:かにみそスープ

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第6節 〜翼は地に落ちる〜

《私は『星尘』。『外宇宙』にある『エーテルの海』の管理者》

 

「えっと…………なんと?」

 

 おかしい。ハッキリと名前を聞き取ったはずなのに、文字や音として認識することが困難だ。ノイズが掛かっているとか、他国の言語とかのそういうチャチな物じゃなくて……もっと恐ろしい片鱗。『言葉』自体の『次元』が違うような感覚に襲われる。しかし、その感覚は決して初めてではない。一度だけ、霧吟の口から出されたあの名を耳にした時の感覚と酷似している。

 

 

 

 ——『ヨグ=ソトース』という名の。

 

 

 

 何故か身体と脳が発音を拒否するように、俺自身では『ヨグなんとか』までしか言えないが、魂ではしっかりとその名を刻み込んでいる。ハインリッヒやソヤが『あの方』や『門』と呼ぶ存在——。決して忘れることはない。

 

 ……それがスターダストと瓜二つの『何か』と似ている。スターダストとオーシャンは『情報生命体』であるはずなのに、目の前の少女はそれとはまた異なる雰囲気だ。

 

 

 

 ——これが『外宇宙』の生命体、という存在なのか。

 

 

 

《……この際、私の名前はどうでもいいでしょう。『外宇宙』の情報は名前だけでも劇薬になりかねない。認識できないのは、まだ貴方が生命体として肉体も精神も正常ということなのですから》

 

『外宇宙』——。その単語に、俺は霧吟が口にした内容を思い出す。

 

 

 

 ——《異形の名は『ヨグ=ソトース』……。本当の意味であらゆる生命の上位に立つ星の外側から来た情報生命体……》

 

 

 

 星の外側——。それこそが『外宇宙』なのか、と。

 

 ……だとしたら彼女は『宇宙人』ということなのか。某SOSの名を持つ団が出る作品にいる『対何とかかんとか用ヒューマノンド何とか』みたいな。

 

 だけど霧吟はこうも言っていた。「そういう概念で捉えてはいけない」と。そして「人間が絡繰の歯車というなら、あれは絡繰という枠そのもの」だとも。

 

 ならば彼女は『宇宙人』という概念で捉えるには些か間違っているということになる。じゃあ、その概念で捉えてならないとなると、そもそも『外宇宙』という物自体が何なのか————。

 

 疑問が疑問しか呼ばない。スケールが違うとかじゃなくて、次元が違うとかじゃなくて——。本能が警鐘するんだ。

 

 

 

 ——それ以上、踏み込んだら戻れないと。

 

 

 

《レンちゃん。貴方は何しにここに来たの?》

 

 スターダストと瓜二つの彼女——。『星尘』は俺を値踏みするように、こちらへと視線を合わせる。その視線はマリルやラファエルみたいな高圧的でもなければ、エミリオみたいに見透かす物でもない。万象を知る超然とした物だ。

 

 

 

「…………えっと」

 

 思い出せ。そして冷静になれ。自我を取り戻すには、経緯を順繰りに遡るのが一番だと訓練で受けている。

 

 今ここにいるのは『方舟計画』として『剛和星晶』に触れているから————。『剛和星晶』に触れているのは、半年近く前に起きた『OS事件』で見た『観星台』や『プレアデス星団にある図書館』についての情報を知りたいから。

 

 …………よし。だいぶ整理はついた。俺は冷静さを取り戻して『星尘』へと今回の実験目的となる『OS事件』で見た『情報』について聞いてみることにした。

 

「観星台、って何?」

 

《古来、中国に伝わる天文台施設のことですね。周公測景台という影を測定するという一種の日時計施設のすぐ北にある——》

 

 ……いやいや、それは知ってる。そんなのはネットで見れば俺でも分かることだ。そして俺が知れるということは、当然マリルや愛衣もその程度の知識は既に持っていて、それを知った上での『OS事件』で『場所も不明、画像では建材料も分からず絞り込む事は不可能……。現状は謎としか言いようがない』と言ったんだ。

 

 後日、二人は一応その『中国』と呼ばれる国があった第一学園都市『華雲宮城』の簡単な調査もしたそうではあるが、成果としては意味がなかったと本人たちが口にしていた。それを踏まえた上で俺は質問したというのに…………。これでは骨折り損だ。

 

《……どうやら望み通りの返答ではなかったようですね》

 

「うん。俺が聞きたいのは君が…………なのかな? …………ともかくシンチェンが持っていた金平糖にあった情報にあった『観星台』についてなんだ」

 

 正確にはシンチェンとハイイーのどちらにも合った情報と言ったほうが正しいけど。

 

《あー、あれですね……。あぁー、あれですか……》

 

「そういえばそんなのあったなぁ」と言いたげに、星尘はスターダストの見た目でシンチェンのように何も考えてなさそうな緩い顔で呟く。

 

 ……さては此奴、見た目はスターダストなのに、中身はシンチェンとかいう残念な美女にカテゴライズされる存在なのか。『外宇宙』の生命体、というそれこそマクロ級な大層な肩書きがあるのに、実態はミクロ級だとでもいうのか。私は『外宇宙』の生命体の中でも最弱……みたいな四天王的な扱いだったりするのか。

 

 一気に実態の輪郭が掴めるような感覚が襲うが、あくまでそれが感覚である以上は錯覚である可能性は十二分にある。俺は細心の注意を払いつつも彼女の答えを待ち続ける。

 

《…………えっと……その……》

 

「分からないんかいっ!!」

 

《…………ごめんなさい》

 

 これじゃあ実験をした意味がないではないか。せっかくマリルがサモントンと面倒な手続きをした意味がないじゃないか。

 

《正確には『分かるはずなのに、探すことができない』って言った方が正しいです。…………あなた方の世界で言うと、インターネットが落ちているというべきでしょうか》

 

「……じゃあ、そのインターネットを直せば分かるってこと?」

 

《そういうことになりますね。『セラエノ図書館』からの応答がないので…………》

 

 

 

 ——セラエノ、図書館。

 

 

 

 その単語を聞いて俺は黙ってしまう。だってその二つの単語は、片方は俺が聞きたかったことで、片方は予期もせぬ人物の名前を冠していたから。

 

 

 

 セラエノ————。それは男の俺——『アレン』と一緒にいた不可思議が人の形を知らず少女の名だ。童話のような色鮮やか服装に身を包み、無機質で無頓着で無感情な瞳で、無表情で素っ頓狂で緊張感皆無という唯我独尊なさまで、俺とアレンの間に入ってきた金髪の少女。

 

 どうしてここでその名前を聞くのか——。疑問になって仕方がない。そして、どうしてその名前が『プレアデス星団の図書館』なんて——。

 

 

 

 …………

 ……

 

 ——《私はセラエノ。プレアデス星団の観測者》

 

 ……

 …………

 

 

 

 …………あっ。ああっ!!?

 

 

 

 …………

 ……

 

 ——《私は星尘。外宇宙にあるエーテルの海の管理者》

 

 ……

 …………

 

 

 

 似てる——。口上も、どことない掴みようのない雰囲気も、今ここにいる星尘とセラエノは非常に似ている。見た目とかの問題ではなく、もっと根本的な部分が。

 

 

 

 まさか、あのセラエノって子は——。星尘と同じで『外宇宙』の生命体とでもいうのか——。

 だとしたら、セラエノが口にした『プレアデス星団の観測者』であり単語と、星尘が口にした『セラエノ図書館』を紐づけるとするならば——。

 

 

 

 

 

 ————おいっ! レン、聞こえてるかっ!!

 

 

 

 

 

 胸にあの痺れを感じて、急速に意識が『現実世界』へと戻ろうと浮上しようとする。これ以上は限界だと警鐘するように。

 

 だけど待ってくれ——。まだ彼女に……星尘から聞かなければならないことがあるんだ。『観星台』でも『図書館』でも『セラエノ』でもない。もっと根本的な概念についてだ。踏み込んだら戻れないと分かりきっているのに、これだけは聞かなければ引くに引けない。

 

「ねぇ——『外宇宙』って何?」

 

《…………それを知るには、貴方のsanityはまだ未熟すぎます。もっと多くのことを……世界を知らなければ、貴方の『魂』は狂気に取り憑かれる》

 

 狂気に取り憑かれる——。それがどういう意味を持つのか、俺にはまだ想像もつかないけど、きっとあの寂しい空間である『因果の狭間』よりも酷く凄惨なものに違いないだろう。

 

《……私が今言えるのはここまでです。これ以上は——》

 

「レスポンス待ち……。つまりはセラエノに聞くしかないってこと?」

 

《……セラエノのことを知っているのですか?》

 

 その言葉に俺は頷く。それに対して星尘は心底驚いたような、意外そうな表情を浮かべると、しばらく目を伏せて考えると、お告げのような神聖な雰囲気を纏っていった。

 

《……でしたらあの人に聞くのが一番でしょう。それが貴方がたにとって一番の近道になるのですから》

 

 

 

 それだけ分かれば十分だ——。

 

 セラエノを追うこと。それが『観星台』も『図書館』のことが分かることに繋がり、同時に一緒にいたアレンの所在についても分かるということだ。これは他の学園都市や情報機関にはない俺だけの情報——。これだけあれば、SID的には方舟実験は成功といっても良いだろう。

 

 追えば謎は分かる。追えばアレンに近づく。そして再びアレンと会うことは、アイツが口にしていた『第七学園都市』についても分かるかもしれないということだ。

 

 

 

「……ありがとう、教えてくれて」

 

 枝分かれしていた目的は、先を見れば全て繋がっていた。セラエノを追うにしろ、アレンを追うにしろ、世界では異質物問題やSSS級犯罪と関わる二人を追えば自ずと解決できるということだ。

 

 今回はここまでだ。胸の痺れが強くなるたびに、俺の魂も薄れて浮上を続ける。彼女も顔も既に輪郭さえ捉えきれないほど霞んでいき、俺はこの世界から出て行く。

 

 

 

 

 

 

《セラエノが動くなんて……。一体どこまでの変化が——》

 

 

 

 

 

 ——去り際、星尘はこちらには訳の分からない意味深なことを呟いていた。

 

 

 

 …………

 ……

 

 

 

『おい、大丈夫か』

 

「…………大丈夫だよ、マリル」

 

 もう慣れっこになった頭痛と倦怠感。とりあえずは身体を起こさねば何も始まらないので、俺は頭痛を我慢しながらゆっくりと起きあがろうとするが——。

 

「……ぁれ」

 

 いつも以上に重くて仕方がない。確かに今まで身体中に鉛が付いた感覚はあったが、今回はそれが二倍にも三倍にも感じる。起き上がるだけで全力を振り絞らないといけないのは初めてだ。

 

「……実験はどうだった?」

 

『何とも言えん。時空位相波動を検知したが、時間が経つと一転して消失、同時にお前は気絶したからな。バイタルも測っていたが、眠るにしては容態が急降下過ぎる上に下降し続けていたからこうして声を掛けたが…………本当に何ともないか?』

 

 ……問題はないとは思う。頭も晴れてるし、身体が酷く重く感じること以外は傷も不調もない。辺りを見回しても前回みたいにシンチェンが出てきてるわけでもないし…………。

 

「うん、大丈夫。無事に実験は終えたと思う」

 

『なら良かった。……ではこれで実験終了となります』

 

『うむ……些か拍子抜けだな……。前回のような事態を期待していたが……』

 

『良いだろう、ブライト。成功は成功なのだから』

 

 ブライトと……もう一人は華音流と呼ばれる人物だろうか。こんな時しか声を聞かないから鮮明に覚えきれはしない。

 

『ちっ……つまらない時間だったな。とんど無駄足だったな』

 

『…………そういうことなら実験は終了としましょうか。では、後処理は任せましたよ、マリル殿』

 

 ギアーズと#Cと呼ばれる人物はそう言って、映像モニター室の明かりは消える。方舟基地の電力消費をやめて少しずつ暗がりを帯びておき————しばし時間が経つと「レン」と、胸のスピーカーではなく直にマリルが顔を合わせて実験フロアに降りてきてくれた。

 

「マリル……実は——」

 

「何かしら有益な情報は得られたんだろう。だが、それは後にしてくれ。ここからが本当の実験だ」

 

 …………えっ? 本当の実験? だって今回の『方舟計画』って、あの『剛和星晶』だけなはずだったんだけど。

 

「いやいや! そんなの聞いて——」

 

「あまり大きな声を出すな。驚くなとは言わないが、必要以上に感情を出すな。まだ元老院が…………特にアイツの目があるかもしれないからな」

 

 アイツとは元老院の誰かのことだろうが、俺は内情に詳しくないからマリルが誰を警戒してるかは想像できない。

 

 ——いや、そんなことはどうでも良くはないけど、重要度としては高くはない。問題はマリルが口にしていた『本当の実験』についてのほうだ。

 

「実験開始はいいけど……レンくんは連投して大丈夫なのかい? 無理そうなら私達は待つよ」

 

「連投とか以前に聞いてないよ!? また実験するなんて!?」

 

「まあ君は分かりやすいからね……。敵を騙すならまず味方から、ということかな」

 

「そういうことだ、レン。元老院の奴らもエミリオほどではないが、相手を見透かす下世話な奴が多くてな……ある意味、本命とも言えるこの実験を悟られるわけにはいかなかったんだ」

 

「……じゃあ、この実験知ってないのって……」

 

「お前とアニーだけだぞ。ソヤもラファエルも知ってるし、ガブリエルもモリスも知ってる。…………それに本命となる『異質物』の所有者もな」

 

「いや〜〜、大分こねくり回して貰ってご苦労様です、マリル長官」

 

 そこで聞き覚えのない声が聞こえてきた。振り返るとそこには明るい茶髪なのか、暗めの金髪なのか曖昧な色黒な少年がおり、その隣にはこれまた見覚えのない白髪の少女がいた。その腕の中には大事そうに『本』を抱え込んでおり————。

 

 

 

「あれは——ッ」

 

 

 

 そして一目で分かった。あれは『魔導書』だ。イルカの時に『魔導書の1ページ』だけを見ただけだが、本能が必要以上に訴えかけてきて分かる。まるで俺の魂の中で永遠に眠り続ける霧吟さえも叫んでいるんじゃないかと考えてしまうほどに。

 

「あれこそが本命だ。魔導書についての詳細は元老院どころか、サモントンでさえも他の情報機関は知らない」

 

「他が知らないって……じゃあ、これはサモントンが保有する異質物ってこと?」

 

「そうだな。しかも我々にとって縁が深くてな」

 

 縁が深い? この魔導書が? だとしたら江森発電所で見た物の大元だろうか。

 

「あの異質物がサモントンで見つかったのは2038年1月の半ば頃だ。場所は海岸沿い…………海流に沿って出てきたのが自然だな。だけど異質物だっていきなり生まれるわけでもない。海流に沿って出てきたのなら、その根本を辿ればどこから来たのか……ある程度は分かるよな」

 

 俺の思考では理解はできないが、納得はできるので、一先ずは頷いて話を聞くことに専念する。

 

「問題はそこにあった。海流を辿った結果…………『ポイント・ネモ』にほど近い場所……つまりは南太平洋側に位置する海流から来たという。そしてこの異質物はどこの学園都市でも『記録されていない』異質物……であれば、どこから流れてきたと思う?」

 

「どこからかって……学園都市じゃないなら、それは南太平洋側のどこかの施設————」

 

 

 

 

 

 南太平洋の、異質物を管理する施設——。

 

 

 

 

 

 その単語について俺でも分かるくらいピッタリに該当する場所が一つだけあった。何せその場所は、そこに記録された音声データに嘘がなければ、文字が読めず効果も不明な『魔導書』と、脳波だけを発し続ける一人の被験体が連れてこられた。その後、オーシャンの情報は入った思考制御型異質物こと『剛積水晶』が搬入された。それがその実験施設が作られた経緯だ。

 

 だけど、その内搬入された異質物の一つである『魔導書』を通して様々な因果で『OS事件』を引き起こしてしまって、俺達はそこにいたアメーバ状の『異形』を打倒して解決したんだ。

 

 

 

 ——事件の引き金となった『魔導書』を回収できないまま、『Ocean Spiral』は崩壊させて『OS事件』は終結した。

 

 

 

 だとしたら、その『魔導書』はどこに行った——?

 

 

 

 

 

「その『魔導書』って、まさか————」

 

「ご想像の通り、半年ほど前に我々が解決した『OS事件』が起こった場所である『Ocean Spiral』が流れてきた物だ」

 

「じゃ、じゃあ!? それ滅茶苦茶な危険物じゃないかっ!?」

 

 俺の危機感はマリルも同意らしく「その通りだ、レン。何も間違っていない」と認める。

 

「だけどサモントンは、『魔導書』を発見した少女のこともあって痛く興味を惹いてしまってな……。特にデックス家の一人であるウリエルが勧めてきた」

 

「ウ、ウリエル?」

 

 聞き覚えのない名前を聞いて疑問に思ったら、すぐさま金髪の少年が「僕のことだよ〜」と言って補足してくれた。……そうか、この子もラファエルの従兄弟の一人なのか。

 

「ここから先は僕が説明するよ。発見した少女は『魔導書』に触れたことで『ある力』に目覚めた…………。その力というのが——」

 

「見せていいよ」というようにウリエルは顎を指すと、白髪の少女は「はい」と頷くと、少女は目を伏せてお腹に力を入れるように可愛らしく「えいっ」と言うと、その姿を変貌させた。

 

 

 

 

 

 

 

 虫も殺せぬような大人しそうな見た目と相反した黒い角と赤い翼。腰部からは尻尾も生えており、その姿は俺が数多のゲームをやっていることもあり、ある単語が脳裏をよぎる。

 

 宝石のように煌めく純粋無垢な赤い瞳。この世の汚れを知らぬような白い肌。そして何物にも染まらぬ美しさを持つ白色で艶のある髪。まるで『天使』のように綺麗すぎるはずなのに、その異様な部分だけが彼女を一転して禍々しく見せる。

 

 その有り様はまさに『悪魔』だ。『悪魔』でありながら『天使』の美貌を持つ少女————。彼女を言い表すなら、この言葉しかあり得ない。

 

 

 

 

 

 

 

 ——『堕天使』。

 

 

 

 

 

 

 

「彼女の名前は『ヴィラクス』——。この力を管理するために『ローゼンクロイツ』に迎え入れられた一員にして、最高権威を持つ『位階十席』の『第十位』さ」


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